夏川草介(なつかわ そうすけ)の最新刊・新作情報、ベストセラー『神様のカルテ』シリーズの読む順番(無印・2・3・0・新章)、入門におすすめの代表作までこの1ページで完結。デビュー作『神様のカルテ』から最新刊『エピクロスの処方箋』(2025年)、本屋大賞ノミネートの『スピノザの診察室』、そして映画化情報まで、現役医師として地域医療に従事しながら書き続ける作家の全体像を網羅します。
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夏川草介とは|地域医療の現場から命を描く現役医師作家のプロフィール
夏川草介は「なつかわ そうすけ」と読みます。本名ではなく筆名で、作品の多くが医療の現場を舞台にしているのは、著者自身が現役の医師だからです。本ページではまず、この「医師でありながら小説家」という稀有な立ち位置を押さえてください。
1978年、大阪府生まれ。信州大学医学部医学科を卒業し、長野県で地域医療に従事する現役の医師です。診療のかたわら執筆を続け、2009年、内科医・栗原一止を主人公とする『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞してデビューしました。同作は翌年の第7回本屋大賞で2位に選ばれ、シリーズ累計300万部を超えるベストセラーとなります。以降も、新型コロナ禍の医療現場を描いた『臨床の砦』(2021)や、本屋大賞にノミネートされた『スピノザの診察室』(2023)など、医療と人の生死、そして幸福をめぐる物語を書き続けています。
作風の特徴は、地域医療や終末期医療といった重いテーマを、温かく読みやすい筆致で描き出す点にあります。夏目漱石を敬愛する主人公の文語調の語り口や、現場で患者と向き合う医師の葛藤を、説教臭くならずヒューマンドラマとして読ませる手腕は、現役医師ならではの実感に裏打ちされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | 夏川草介=なつかわ そうすけ |
| 生年・出身 | 1978年・大阪府出身 |
| 学歴・職業 | 信州大学医学部医学科卒/現役医師(長野県で地域医療に従事) |
| デビュー作 | 2009年『神様のカルテ』(第10回小学館文庫小説賞) |
| 主な受賞・候補歴 | 第10回小学館文庫小説賞(2009)/第7回本屋大賞2位(2010『神様のカルテ』)/第21回本屋大賞4位・第12回京都本大賞(2024『スピノザの診察室』)/第23回本屋大賞4位(2026『エピクロスの処方箋』) |
| 累計発行部数 | 『神様のカルテ』シリーズ累計300万部超 |
| 主な活動領域 | 医療小説・ヒューマンドラマ |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|夏川草介を読むなら
夏川草介を語るうえで外せないのが、「現役医師が書く医療小説」というリアリティです。地域医療や終末期医療の現場を、実際にそこで働く著者の目線で描くからこそ、患者と医師の関係や「治すこと」と「看取ること」の間で揺れる葛藤に、ほかの作家にはない説得力が宿ります。編集部としては、まず「神様のカルテ」系と「スピノザの診察室」系のどちらから入るかを意識して選ぶことをおすすめします。
温かい人情ドラマと文学的な語り口から入りたいなら、デビュー作『神様のカルテ』が最適です。夏目漱石を敬愛する内科医・栗原一止が、地方病院で「24時間365日対応」の激務に向き合いながら、終末期の患者やその家族と心を通わせていく物語。独特の文語調の語りと、妻・榛名との温かな夫婦の描写が、医療小説でありながら多くの読者を惹きつけました。
一方、円熟した筆致で「人が幸福に生きるとは何か」という問いを味わいたいなら、『スピノザの診察室』から。京都の町医者・雄町哲郎を主人公に、終末期医療や緩和ケアの現場を舞台にしながら、命と幸福をめぐる哲学的な問いを静かに描きます。本屋大賞ノミネート作にして京都本大賞受賞作、デビューから十数年を経た著者の到達点とも言える一冊です。
どちらの系統にも共通するのは、医療というシビアな現場を、最後まで人間への信頼とともに描くまなざしです。「神様のカルテ」で夏川草介の世界に親しんだ読者も、「スピノザの診察室」の落ち着いた筆致に触れると、同じ作家の成熟ぶりに驚くはず。どちらから入っても、医師作家ならではの読後感が待っています。
- デビュー作『神様のカルテ』からシリーズ順にそろえて読む
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【2026年】夏川草介の新刊・新作情報

最新刊: エピクロスの処方箋(2025年9月29日 発売)
夏川草介の最新刊は『エピクロスの処方箋』で、2025年9月29日に水鈴社(文藝春秋)から発売されました。本屋大賞4位・京都本大賞を受賞し映画化も決定した『スピノザの診察室』の続編で、京都の町医者・雄町哲郎を主人公に、「人が幸福に生きるとはどういうことか」「幸福と快楽は何が違うのか」という問いを、命と向き合う医療の現場から描きます。
- 出版社: 水鈴社(文藝春秋)
- 発売日: 2025年9月29日
- ジャンル: 医療小説・ヒューマンドラマ
- 受賞: 第23回本屋大賞4位(2026年)
本作のISBNは2026年6月時点で当編集部の確認が取れていないため、書影付きの商品リンクはご用意していません。在庫・版の状況は下記のAmazon検索からご確認ください。
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話題作: スピノザの診察室(2023年10月27日 発売/映画化決定)
『エピクロスの処方箋』の前作にあたる『スピノザの診察室』は、2023年10月27日に水鈴社(文藝春秋)から刊行されました。2024年の第21回本屋大賞で4位に入り、第12回京都本大賞も受賞。さらに映画化が決定しています。「神様のカルテ」の栗原一止とは異なる、京都の町医者・雄町哲郎を新たな主人公に据えた、夏川草介の医療小説の新シリーズです。
2026年の動向
2026年6月時点で、最新刊は2025年9月発売の『エピクロスの処方箋』です。雄町哲郎を主人公とする「スピノザの診察室」系の物語が現行の中心となっており、続刊や新作に関する確定的な一次情報は当編集部では確認できていません。最新の刊行情報は、水鈴社(文藝春秋)・小学館など出版社公式サイトや著者の公式情報でのご確認をおすすめします。
神様のカルテシリーズの読む順番|無印・2・3・0・新章をどう読む?

夏川草介の代名詞である『神様のカルテ』シリーズは、2026年6月時点で全5作。刊行順と物語の時系列が一部ずれているため、読む順番を整理しておきましょう。
結論|まずは刊行順、0は最後でもOK
シリーズは刊行順に読むのが基本ですが、第4作にあたる『神様のカルテ0』は主人公・栗原一止らの学生時代や研修医時代を描いた前日譚(短編集)です。本編の人物像を知ってから読むほうが味わい深いため、本編3作を読んだあとに手に取るのがおすすめです。
読む順番(刊行順):
- 神様のカルテ(2009年8月/第10回小学館文庫小説賞・本屋大賞2位)
- 神様のカルテ2(2010年9月)
- 神様のカルテ3(2012年8月)
- 神様のカルテ0(2015年2月/前日譚の短編集)
- 新章 神様のカルテ(2019年1月/大学病院編)
各巻のポイント
- 神様のカルテ(無印): 信州の地方病院・本庄病院に勤める内科医、栗原一止が主人公。「24時間365日対応」の激務のなか、大学病院に見放された末期がん患者と向き合う、シリーズの原点です。
- 神様のカルテ2: 一止のもとに、研修医時代の親友が大学病院を辞めてやってくる。医師としての生き方の違いをめぐる物語で、本編の核心を担う一作です。
- 神様のカルテ3: 妻・榛名の妊娠と、病院を取り巻く環境の変化が描かれる、本編の区切りとなる巻です。
- 神様のカルテ0: 一止の学生時代・研修医時代、そして妻となる榛名の山行などを描いた前日譚の短編集。本編を読んだあとに読むと、人物の背景がいっそう深まります。
- 新章 神様のカルテ: 一止が本庄病院を離れ、信濃大学医学部附属病院(大学病院)へ進んだ後を描く新章。物語の舞台が大きく変わります。
なお、神様のカルテシリーズの個別ハブ記事は本サイトでは未作成のため、本ページ内で順番を明示しています。文庫はいずれも小学館文庫から刊行されています。
夏川草介の新刊に関するよくある質問
Q. 夏川草介の神様のカルテシリーズの読む順番は?
A. 刊行順に読むのがおすすめです。①『神様のカルテ』(2009)→②『神様のカルテ2』(2010)→③『神様のカルテ3』(2012)→④『神様のカルテ0』(2015)→⑤『新章 神様のカルテ』(2019)の順。ただし『神様のカルテ0』は学生・研修医時代を描いた前日譚の短編集なので、本編3作を読んだあとに読むと人物の背景がよくわかります。
Q. 夏川草介の最新刊は?
A. 2025年9月29日に水鈴社(文藝春秋)から発売された『エピクロスの処方箋』が最新刊です。本屋大賞4位・京都本大賞を受賞し映画化も決定した『スピノザの診察室』の続編で、京都の町医者・雄町哲郎を主人公に「幸福に生きるとは何か」を問う医療小説です。
Q. 夏川草介のおすすめは?
A. 温かい人情ドラマと文学的な語り口から入るならデビュー作で第10回小学館文庫小説賞受賞・本屋大賞2位の『神様のカルテ』、円熟した筆致で命と幸福を味わうなら本屋大賞ノミネートの『スピノザの診察室』がおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP8をご確認ください。
Q. 神様のカルテは映画化されている?
A. はい。2011年8月27日に映画『神様のカルテ』(栗原一止役・櫻井翔、妻の榛名役・宮崎あおい)が公開され、興行的にも成功しました。続編『神様のカルテ2』は2014年3月21日に公開され、藤原竜也が新キャストとして加わっています。
Q. スピノザの診察室と神様のカルテはどう違う?
A. どちらも夏川草介の医療小説ですが、主人公とシリーズが異なります。『神様のカルテ』は信州の地方病院に勤める内科医・栗原一止が主人公のシリーズ。『スピノザの診察室』(2023)とその続編『エピクロスの処方箋』(2025)は、京都の町医者・雄町哲郎を主人公にした別シリーズで、より「幸福とは何か」という問いに踏み込んでいます。
夏川草介のおすすめ代表作TOP8|新刊と並んで読みたい名作

| 順位 | タイトル | 発売年 | 系統 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 神様のカルテ | 2009 | 神様のカルテ①(小学館文庫小説賞・本屋大賞2位) | ★★★ |
| 2 | スピノザの診察室 | 2023 | スピノザ①(本屋大賞4位・京都本大賞) | ★★★ |
| 3 | 神様のカルテ2 | 2010 | 神様のカルテ② | ★★ |
| 4 | エピクロスの処方箋 | 2025 | スピノザ②(本屋大賞4位) | ★★ |
| 5 | 神様のカルテ3 | 2012 | 神様のカルテ③ | ★★ |
| 6 | 新章 神様のカルテ | 2019 | 神様のカルテ⑤(大学病院編) | ★★ |
| 7 | 臨床の砦 | 2021 | コロナ医療小説 | ★★ |
| 8 | 神様のカルテ0 | 2015 | 神様のカルテ④(前日譚短編集) | ★★ |
1位: 神様のカルテ(2009)
第10回小学館文庫小説賞を受賞した夏川草介のデビュー作で、翌年の第7回本屋大賞2位に輝いた医療小説。夏目漱石を敬愛する内科医・栗原一止が、信州の地方病院で「24時間365日対応」の激務に向き合いながら、大学病院に見放された末期がん患者と心を通わせていきます。独特の文語調の語りと温かな夫婦の描写で、夏川草介入門に最適な一冊です。
2位: スピノザの診察室(2023)
2024年の第21回本屋大賞で4位に入り、第12回京都本大賞も受賞、映画化も決定した話題作。京都の町医者・雄町哲郎を主人公に、終末期医療や緩和ケアの現場を舞台にしながら、「人が幸福に生きるとはどういうことか」という問いを静かに描きます。デビューから十数年を経た著者の円熟を感じられる、もう一つの代表シリーズの第1作です。
3位: 神様のカルテ2(2010)
「神様のカルテ」シリーズ第2作。一止のもとに、研修医時代の親友が大学病院を辞めてやってきます。医師としての生き方の違いや、地方医療と先端医療のはざまで揺れる思いを描く、本編の核心を担う一作。第1作を読んだうえで進むと、栗原一止という人物の深まりがいっそう味わえます。
4位: エピクロスの処方箋(2025)
『スピノザの診察室』の続編にあたる最新刊(2025年9月29日/水鈴社)。京都の町医者・雄町哲郎を主人公に、「幸福と快楽は何が違うのか」という問いを、命と向き合う医療の現場から描きます。第23回本屋大賞4位。ISBNが2026年6月時点で未確認のため、版・在庫は下記からご確認ください。
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5位: 神様のカルテ3(2012)
「神様のカルテ」シリーズ第3作。妻・榛名の妊娠と、病院を取り巻く環境の変化が描かれ、本編の一つの区切りとなる巻です。第1作・第2作を読んだうえで進むと、栗原夫妻の歩みと医師としての一止の成長が深く味わえます。
6位: 新章 神様のカルテ(2019)
一止が本庄病院を離れ、信濃大学医学部附属病院(大学病院)へ進んだ後を描く新章。舞台が地方病院から大学病院へと大きく変わり、研究と臨床のはざまで悩む一止が描かれます。本編シリーズの続きを追いたい読者に欠かせない一冊です。
7位: 臨床の砦(2021)
新型コロナウイルス感染症の流行下、地方の総合病院でコロナ患者の治療にあたる医師たちを描いた医療小説。現役医師である著者が、現場のリアルな逼迫と医療者の葛藤を緊迫感をもって描いた話題作です。ISBNが2026年6月時点で未確認のため、版・在庫は下記からご確認ください。
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8位: 神様のカルテ0(2015)
シリーズ初の短編集にして前日譚。栗原一止の学生時代・研修医時代や、妻となる榛名の常念岳への山行などを描きます。「0」というタイトル通り本編の前を描く物語なので、本編3作を読んだあとに手に取ると、登場人物の背景がいっそう深く味わえます。
夏川草介の映像化作品について
夏川草介のデビュー作『神様のカルテ』は、2011年8月27日に実写映画化されました。内科医・栗原一止を櫻井翔、その妻・榛名を宮崎あおいが演じ、深川栄洋監督がメガホンをとっています。続編『神様のカルテ2』は2014年3月21日に公開され、一止と対立するライバル医師役として藤原竜也が新キャストに加わりました。
また、最新シリーズの第1作『スピノザの診察室』は映画化が決定しています(2026年6月時点)。公開時期などの詳細は、出版社公式や映画の公式情報でご確認ください。
映画版を映像で楽しみたい方は、Blu-ray・DVDもチェックしてみてください。
- 櫻井翔・宮崎あおい主演の映画版をBlu-ray・DVDで
- 続編『神様のカルテ2』(藤原竜也出演)もあわせてチェック
- 原作小説と読み比べながら楽しめます
まとめ|夏川草介の新刊で何を読むべきか
夏川草介(なつかわ そうすけ)は1978年生まれ、長野県で地域医療に従事する現役の医師作家。デビュー作『神様のカルテ』はシリーズ累計300万部を超え、最新作『エピクロスの処方箋』(2025)まで一貫して、医療の現場から人の生死と幸福を描き続けています。2025年9月の最新刊発売や『スピノザの診察室』の映画化決定など、いま追いかけ始めるのに良いタイミングです。
初めての方には:
– 第10回小学館文庫小説賞受賞・本屋大賞2位のデビュー作『神様のカルテ』 → 文学的な語り口と温かな人情で読ませる、シリーズの原点
– 本屋大賞ノミネート『スピノザの診察室』 → 円熟した筆致で「幸福に生きるとは何か」を問うもう一つの代表作
– コロナ禍を描いた『臨床の砦』 → 現役医師ならではの緊迫したリアリティを味わう一冊
シリーズで読み進めたい方には:
– 神様のカルテシリーズ(全5作)→ 『神様のカルテ』から『新章 神様のカルテ』まで、0は本編後に
– スピノザの診察室シリーズ → 『スピノザの診察室』から最新刊『エピクロスの処方箋』へ
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出典・参考情報(夏川草介 新刊情報の確認元)
- Wikipedia「夏川草介」項目(最終確認: 2026年6月22日)
- 水鈴社『スピノザの診察室』『エピクロスの処方箋』製品ページ
- 株式会社水鈴社 プレスリリース(PR TIMES/2025年)
- 映画.com「神様のカルテ」「神様のカルテ2」作品情報







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