宮島未奈の『成瀬は信じた道をいく』を読むべき理由を、2024年本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』の続編という位置づけ・滋賀の大津を舞台にした青春連作短編という構成・成瀬あかりの成長を周囲の視点から描く趣向の3観点で完全解説。
前作で読者を魅了した成瀬あかりが、高3の秋から大学1回生へと歩みを進める続編を、ネタバレを最小限に紹介します。
最終更新日: 2026年7月22日
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- 2024年本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』の続編
- 滋賀・大津を舞台にした青春連作短編(全5編)
- 単行本・文庫(2026年6月刊)・電子書籍をチェック可能
成瀬は信じた道をいくとは|『成瀬は天下を取りにいく』続編の青春連作短編
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 宮島未奈 |
| ジャンル | 青春小説/連作短編 |
| 単行本発売 | 2024年1月24日(新潮社) |
| ページ数 | 208ページ(単行本) |
| 単行本ISBN | 978-4-10-354952-9 |
| 文庫化 | 新潮文庫(2026年6月24日刊) |
| 舞台 | 滋賀県大津市 |
| 前作 | 成瀬は天下を取りにいく(2024年本屋大賞) |
| 収録 | 全5編の連作短編 |
『成瀬は信じた道をいく』は、宮島未奈による「成瀬シリーズ」の第2作です。
2024年本屋大賞に輝いた前作『成瀬は天下を取りにいく』の続編にあたり、滋賀県大津市を舞台に、主人公・成瀬あかりの高校3年生の秋から大学1回生の年末年始までを描きます。
それぞれ語り手が入れ替わる全5編の青春連作短編という構成で、前作同様、成瀬の姿を周囲の人々の視点から浮かび上がらせます。
成瀬は信じた道をいくのあらすじ|我が道をいく成瀬と、彼女に触れた人々

物語の舞台は、前作から引き続き滋賀県大津市。
高3の秋から大学1回生へ、成瀬あかりのその後
前作で強烈な個性を放った成瀬あかりが、高校3年生の秋から進学、そして大学1回生の年末年始までを歩んでいきます。
本作でも成瀬本人が語り手になるとは限らず、彼女に関わる人々の視点から物語が進む構成が踏襲されています。
語り手が入れ替わる全5編の連作
本作は「ときめきっ子タイム」「成瀬慶彦の憂鬱」「やめたいクレーマー」「コンビーフはうまい」「探さないでください」の全5編で構成されます。
お笑いコンビ「ゼゼカラ」のファンである小学生や、娘の受験を見守る父親など、さまざまな立場の人物が語り手となり、それぞれの日常が成瀬と交わることで少しずつ動いていきます。
一編ごとに視点が変わりながら、大津の街で成瀬という存在が周囲に与える影響が積み重なっていく、連作短編ならではの読み味です。
成瀬は信じた道をいくの3つの読みどころ

1. 本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』の正統な続編
本作は、2024年本屋大賞に輝いた『成瀬は天下を取りにいく』の続編です。
前作で成瀬あかりに心をつかまれた読者が、「その後の成瀬」を追いかけられる一冊として書かれています。
宮島未奈がデビュー作から続けて描く、成瀬という主人公の魅力をさらに堪能できます。
2. 語り手が入れ替わる連作短編の構成
成瀬本人ではなく、周囲の人々の目を通して成瀬を描く——この前作から続く趣向が、本作でも健在です。
小学生から中年の父親まで、多彩な語り手それぞれの人生が丁寧に描かれ、そこに成瀬が関わることで物語が転がっていきます。
連作短編でありながら全体で一つの流れを感じさせる構成が読みどころです。
3. 滋賀・大津のローカルな舞台
前作から一貫して滋賀県大津市が舞台となり、地元の風景や地名が物語に息づいています。
実在の街を舞台にしたローカルな手触りが、成瀬たちの日常にリアリティを与えています。
大津の街を歩くように読み進められる、ご当地小説としての楽しさもあわせ持った一冊です。
前作『成瀬は天下を取りにいく』からの続き|読む順番

『成瀬は信じた道をいく』は続編のため、先に前作『成瀬は天下を取りにいく』を読むのがおすすめです。
| 項目 | 前作『成瀬は天下を取りにいく』 | 本作『成瀬は信じた道をいく』 |
|---|---|---|
| 位置づけ | シリーズ第1作 | シリーズ第2作(続編) |
| 時期 | 中学2年〜高校時代 | 高3の秋〜大学1回生 |
| 受賞 | 2024年本屋大賞 | 本屋大賞ノミネート(第22回) |
| 構成 | 青春連作短編 | 青春連作短編(全5編) |
| 舞台 | 滋賀県大津市 | 滋賀県大津市 |
前作『成瀬は天下を取りにいく』で成瀬あかりと島崎みゆきの関係やキャラクターの背景を知っておくと、本作の登場人物の言動がより深く味わえます。
成瀬の成長を時系列で追えるので、前作 → 本作の順で読むのが最も楽しめる読み方です。
シリーズをまとめて追いたい方は、宮島未奈の作品ガイドもあわせてチェックしてみてください。
成瀬は信じた道をいくと著者・宮島未奈の関係
宮島未奈は、デビュー作『成瀬は天下を取りにいく』で2024年本屋大賞を受賞した作家です。
| 関連事項 | 概要 | 関係性 |
|---|---|---|
| 成瀬は天下を取りにいく | 2024年本屋大賞受賞のデビュー作 | 本作の前作(シリーズ第1作) |
| 成瀬シリーズ | 大津を舞台にした青春連作 | 本作はシリーズ第2作 |
| 舞台化 | 2026年に舞台上演 | 原作の広がり |
宮島未奈は、成瀬あかりという唯一無二の主人公を軸に、連作短編で街と人を描くのが持ち味です。
本作は、デビュー作で確立した作風を受け継ぎながら、成瀬の物語をさらに前へ進めた続編として位置づけられます。
著者のほかの活動や作品情報は宮島未奈の作品ガイドで確認できます。
成瀬は信じた道をいくの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約4〜6時間(単行本208ページ・連作短編)
- 難易度: ★★☆☆☆(読みやすい青春連作短編)
- おすすめタイプ: 前作のファン/青春小説が好きな人/連作短編を気軽に読みたい人
文章は平易で、短編ごとに区切って読めるため、読書に慣れていない方でも手に取りやすい一冊です。
前作『成瀬は天下を取りにいく』を読んでから手に取ると、成瀬の物語をいっそう楽しめます。
成瀬は信じた道をいくに関するよくある質問
Q. 前作を読まずに楽しめる?
A. 本作単体でも読めますが、前作から読むのがおすすめです。
本作は『成瀬は天下を取りにいく』の続編で、成瀬あかりや島崎みゆきの背景は前作で描かれています。
前作 → 本作の順で読むと、成瀬の成長を時系列で味わえます。
Q. どんな構成の小説?
A. 語り手が入れ替わる全5編の青春連作短編です。
成瀬本人だけでなく、彼女に関わるさまざまな人物の視点から物語が進みます。
一編ずつ区切って読めるので、忙しい方にも向いています。
Q. 舞台はどこ?
A. 滋賀県大津市です。
前作から一貫して大津を舞台にしており、実在の地名や風景が物語に登場します。
ご当地小説としても楽しめるのが特徴です。
Q. 文庫版は出ている?
A. 2026年6月24日に新潮文庫版が刊行されました。
単行本(新潮社・2024年1月)に加え、文庫版・電子書籍版も選べます。
持ち運びやすさ重視なら文庫版、すぐ読みたい方は電子書籍版が便利です。
まとめ|成瀬は信じた道をいくは『成瀬は天下を取りにいく』の続編となる青春連作短編
『成瀬は信じた道をいく』は、宮島未奈が2024年本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』の続編として発表した青春連作短編集。
滋賀・大津を舞台に、成瀬あかりの高3の秋から大学1回生までを、入れ替わる語り手の視点から描く全5編で構成されています。
前作のファン・青春小説が好きな方・連作短編を気軽に読みたい読者におすすめできる1冊。
まずは前作『成瀬は天下を取りにいく』から、そして本作へと、宮島未奈が描く成瀬の物語を追いかけてみてください。
- 単行本・文庫(2026年6月刊)・電子書籍から選べる
- 2024年本屋大賞受賞作の続編
- 前作『成瀬は天下を取りにいく』もまとめてチェック可
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成瀬は信じた道をいく・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 新潮社『成瀬は信じた道をいく』公式情報(最終確認: 2026年7月22日)
- openBD 書誌情報(ISBN 978-4-10-354952-9)
- Wikipedia「成瀬は信じた道をいく」「宮島未奈」項目(最終確認: 2026年7月22日)




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