島田荘司の『斜め屋敷の犯罪』を読むべき理由を、わざと傾けて建てられた奇館という舞台・館そのものを利用した大胆な物理トリック・御手洗潔シリーズ第2作という位置づけの3観点で完全解説。
北の海を望む斜めに傾いた館で、次々と起こる密室殺人の謎とは——本格ミステリのあらすじを、ネタバレを最小限に紹介します。
最終更新日: 2026年7月28日
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- 傾いた館「流氷館」を舞台にした密室連続殺人
- 御手洗潔シリーズ第2作の本格ミステリ
- 講談社文庫改訂完全版・電子書籍・中古版すべてチェック可能
斜め屋敷の犯罪とは|島田荘司の御手洗潔シリーズ第2作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 島田荘司 |
| ジャンル | 本格ミステリ/密室 |
| 単行本発売 | 1982年(講談社ノベルス) |
| 定番文庫 | 講談社文庫 改訂完全版 |
| 文庫ISBN | 978-4-06-293265-3 |
| 探偵役 | 御手洗潔 |
| シリーズ | 御手洗潔シリーズ 第2作 |
| 舞台 | 北海道・宗谷の傾いた館「流氷館」 |
| 関連作 | 占星術殺人事件/異邦の騎士 |
『斜め屋敷の犯罪』は、島田荘司の名探偵・御手洗潔シリーズ第2作にあたる本格ミステリです。
舞台は、北海道・宗谷のオホーツク海を望む高台に、わざと斜めに傾けて建てられた西洋館「流氷館」。
クリスマスパーティーの翌朝、施錠された部屋で人が殺され、さらに翌朝にも密室殺人が起こる——傾いた館そのものを利用した不可能犯罪の謎に、御手洗潔が挑みます。
斜め屋敷の犯罪のあらすじ|傾いた館で続く密室殺人

物語の舞台は、北の海を望む高台に建つ、奇妙な西洋館「流氷館」です。
わざと傾けて建てられた奇館
館の主が、意図的に床も壁も斜めに傾けて建てさせたという異様な屋敷。
そこに集められた客たちがクリスマスパーティーを楽しんだ翌朝、施錠された一室で運転手が殺害されているのが発見されます。
出入りできたはずのない密室での殺人——そして翌朝、別の招待客もまた密室内で命を奪われます。
御手洗潔が挑む不可能犯罪
連続する密室殺人に、地元警察は手をこまねくばかり。
そこへ東京から駆けつけるのが、名探偵・御手洗潔と助手の石岡和己です。
「傾いた館」という異様な舞台そのものが、いかにトリックに関わっているのか——御手洗の推理が、不可能を可能に変えていきます。物語には読者への挑戦状も込められています。
※トリックや真相には触れていません。
斜め屋敷の犯罪の3つの読みどころ

1. わざと傾けて建てられた奇館という舞台
本作最大の魅力は、床も壁も斜めに傾いた「流氷館」という、前代未聞の舞台設定です。
傾いた館という異様な空間そのものが、事件の鍵になっているという発想が読者を惹きつけます。
見取り図を眺めながら読む楽しさも、本格ミステリならではです。
2. 館そのものを利用した大胆な物理トリック
建物の構造を大胆に使い切ったトリックは、島田荘司らしいスケールの大きさに満ちています。
「まさかそんな方法で」と唸らされる物理的な仕掛けが、本作の核心です。
大掛かりなトリックを好むミステリファンにはたまらない一冊です。
3. 御手洗潔シリーズ第2作という位置づけ
本作は、『占星術殺人事件』に続く御手洗潔シリーズの第2作です。
名探偵・御手洗の魅力が、より軽快に楽しめる一作になっています。
シリーズを追いかけるうえで欠かせない、密室ものの傑作です。
斜め屋敷の犯罪と御手洗潔シリーズの読む順番

『斜め屋敷の犯罪』は、島田荘司の「御手洗潔シリーズ」の第2作です。
| 作品 | 概要 | シリーズでの位置 |
|---|---|---|
| 占星術殺人事件 | アゾート計画の連続殺人 | シリーズ第1作 |
| 斜め屋敷の犯罪 | 傾いた館の密室連続殺人 | シリーズ第2作 |
| 異邦の騎士 | 記憶を失った男の物語 | 実質的な処女作・重要作 |
『占星術殺人事件』から読んで本作へ進むと、御手洗潔の魅力をより深く味わえます。
大トリックの第1作、密室づくしの第2作——本格ミステリの読み比べも楽しめます。
斜め屋敷の犯罪の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約6〜8時間(講談社文庫改訂完全版)
- 難易度: ★★★☆☆(本格トリックだが、見取り図で状況を把握しやすい)
- おすすめタイプ: 本格ミステリ・密室ものが好きな人/大胆なトリックを楽しみたい人/御手洗潔ファン
見取り図を見ながらトリックを推理すると、いっそう楽しめる一冊です。
密室ミステリの醍醐味を味わいたい方におすすめできます。
斜め屋敷の犯罪に関するよくある質問
Q. 『占星術殺人事件』を読んでいないと分かりませんか?
A. 単独でも十分に楽しめます。
シリーズ第2作ですが、本作だけで密室の謎は完結します。御手洗の魅力をより知るなら第1作からどうぞ。
Q. トリックは難しいですか?
A. 見取り図が用意されているので状況を追いやすいです。
大掛かりな物理トリックが中心で、図を眺めながら推理する楽しさがあります。
Q. 映像化はされていますか?
A. 2026年7月時点で、本作の映像化は確認されていません。
館を使ったトリックの性質上、活字と見取り図で楽しむのに向いた作品です。
まとめ|斜め屋敷の犯罪は傾いた館の密室トリックが光る本格ミステリ
『斜め屋敷の犯罪』は、島田荘司の御手洗潔シリーズ第2作にあたる本格ミステリ。
わざと傾けて建てられた奇館「流氷館」で続く密室殺人——館そのものを利用した大胆な物理トリックが光る、密室ミステリの傑作です。
本格ミステリや密室ものが好きな方・大胆なトリックを楽しみたい方・御手洗潔ファンにおすすめできる作品。
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- 講談社文庫改訂完全版がおすすめ・電子書籍版あり
- 傾いた館を舞台にした密室連続殺人
- 御手洗潔シリーズもまとめてチェック可
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斜め屋敷の犯罪・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 講談社『斜め屋敷の犯罪』改訂完全版 公式書籍情報(ISBN 978-4-06-293265-3)
- 版元ドットコム/各書店データベース
- Wikipedia「斜め屋敷の犯罪」「島田荘司」項目(最終確認: 2026年7月28日)




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