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それでも、警官は微笑う 日明恩 レビュー|第25回メフィスト賞のデビュー作 あらすじ・シリーズ順番・読みどころ完全ガイド【2026年最新】

2026 9/29
ジャンル別 ミステリー メフィスト賞
2026年9月6日2026年9月29日
それでも、警官は微笑う(日明恩・密造拳銃の出所を追う警察小説)レビュー記事のアイキャッチ画像

『それでも、警官は微笑う』は、日明恩が書いたミステリーで、無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない年下の上司・潮崎が、密造拳銃の出所を追う警察小説です。2002年6月に講談社から425ページで刊行された第25回メフィスト賞受賞のデビュー作で、シリーズは長編4作に広がりました。この記事では、あらすじ・シリーズの読む順番・版の違いまで紹介します。

※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。

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  • 第25回メフィスト賞を受賞したデビュー作
  • 2002年刊行・425ページ。武本&潮崎シリーズの第1作
  • 講談社文庫版と双葉文庫版の2種類が出ている

Amazonでそれでも、警官は微笑うを見る →

目次

それでも、警官は微笑うとは|メフィスト賞のデビュー作

項目 内容
著者 日明恩
初刊 講談社・2002年6月・425ページ(ISBN 4-06-211213-2)
ノベルス 講談社ノベルス・2005年4月・398ページ
文庫 講談社文庫・2006年7月14日・576ページ/双葉文庫・2011年1月・501ページ
受賞 第25回メフィスト賞
シリーズ 武本&潮崎シリーズ 長編4作の第1作
映像化 2026年9月時点で確認できず

出典:講談社BOOK倶楽部『それでも、警官は微笑う』、国立国会図書館サーチ、Wikipedia『日明恩』(2026年9月6日時点)

シリーズ第1作ですが、事件は本作の中で決着します。続きを読むかどうかは、読み終えてから決められます。

それでも、警官は微笑うのあらすじ|製造元の分からない銃弾から始まる

それでも、警官は微笑う の物語の入り口を順に示した図

出所不明の密造拳銃

事件の起点は、製造元が特定できない銃弾です。

市販の拳銃でも、既知の密輸ルートの品でもない。つまり「作れる人間」がどこかにいる、ということになります。

組まされた2人の警察官

捜査にあたるのは、無口で無骨な巡査部長・武本と、話し出すと止まらない年下の上司・潮崎警部補です。

性格も階級も噛み合わないこの2人が、密造拳銃の出所をたどっていきます。

5年前の拳銃自殺

追跡の先で浮かび上がるのが、5年前に起きた覚醒剤乱用防止推進員の拳銃自殺です。

過去のその一件と、いま出回っている銃弾がどうつながるのか——ここから話が大きく動きます。

それでも、警官は微笑うの3つの読みどころ

それでも、警官は微笑う の3つの読みどころをまとめた図

1. 噛み合わないバディの造形

寡黙な部下と饒舌な上司という組み合わせは珍しくありませんが、本作では潮崎が「年下の上司」という点が効いています。階級では上、経験では下という、指示を出しにくい関係が会話の摩擦を生んでいます。

2. 銃そのものではなく「作れる人間」を追うこと

押収して終わりにならないのが、この事件の厄介さです。供給源が生きているかぎり同じことが続くという構図が、捜査の切迫感を支えています。

3. デビュー作で425ページを走り切る密度

新人賞の受賞作としては分量があります。それでも、過去の自殺という一点に向かって収束していく設計になっているため、途中で失速しません。

それでも、警官は微笑うの版と入手方法

それでも、警官は微笑う の版や実績を比較した図
版 出版社 刊行
単行本 講談社 2002年6月・425ページ
ノベルス 講談社ノベルス 2005年4月・398ページ
文庫 講談社文庫 2006年7月14日・576ページ
文庫 双葉文庫 2011年1月・501ページ

文庫が2社から出ているのがこの作品の特徴です。中身の本編は同じですが、版元によって解説や造本が異なります。いま新刊で手に入れやすいのは双葉文庫版です。

武本&潮崎シリーズを読む順番

  1. それでも、警官は微笑う(2002年)
  2. そして、警官は奔る(2004年)
  3. やがて、警官は微睡る(2013年)
  4. ゆえに、警官は見護る(2018年)

刊行順がそのまま時系列です。第1作から順に読むのが基本になります。

それでも、警官は微笑うの読了時間と難易度

単行本で425ページ、文庫で500〜576ページと、警察小説としては厚めの部類です。一般的な読書速度で7〜9時間が目安になります。

一方で、警察組織の階級や捜査手順は作中で説明されるため、予備知識は要りません。会話の分量が多く、進み自体は速く感じられるはずです。

それでも、警官は微笑うに関するよくある質問

それでも、警官は微笑うはシリーズ何作目ですか

武本&潮崎シリーズの第1作です。長編は全4作あります。

どんな賞を受賞しましたか

第25回メフィスト賞を受賞しています。著者のデビュー作です。

第1作だけ読んでも話は終わりますか

終わります。密造拳銃をめぐる事件は本作の中で決着します。

講談社文庫版と双葉文庫版はどう違いますか

本編の内容は同じで、版元・造本・解説が異なります。現在新刊で入手しやすいのは双葉文庫版です。

消防士が主人公のシリーズとは別ですか

別のシリーズです。著者にはもう一つ消防士を主人公とした系列があり、本作は警察官が主人公の系列にあたります。

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紙と電子で価格が違います。電子版はセールとポイント還元で実質の支払いが下がることがあります。在庫と価格は変動するのでAmazonで確認してください。

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まとめ|「作れる人間」を追う、噛み合わないバディの第1作

  • 『それでも、警官は微笑う』は、製造元不明の密造拳銃の出所を、武本と潮崎の2人が追う警察小説
  • 第25回メフィスト賞を受賞した日明恩のデビュー作
  • 追跡は5年前に起きた拳銃自殺へつながっていく
  • 武本&潮崎シリーズ全4作の第1作だが、1冊で事件は決着する

厚みはありますが会話主体で進むため、警察小説の入口としても選びやすい1冊です。

その一冊、“耳”で読むという手もあります

長編や積んだままの本ほど、聴くと最後までたどり着けます。

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それでも、警官は微笑う・関連作品の読書ガイド

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