窪美澄の最新刊・新作情報、直木賞受賞作『夜に星を放つ』や『ふがいない僕は空を見た』など代表作、入門におすすめの読む順番までこの1ページで完結。最新刊『君の不在の夜を歩く』(2026年3月)から映像化作品まで網羅。
最終更新日: 2026年6月12日
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窪美澄とは|“痛み”を描かせたら随一の直木賞作家のプロフィール
窪美澄は、人がいちばん触れられたくない場所——性、家族、孤独、後悔——に静かに手を伸ばし、それでも生きていく人々の姿をすくいあげる作家です。
40代でのデビューという遅咲きながら、第8回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞した『ミクマリ』を起点に、山本周五郎賞・山田風太郎賞・織田作之助賞を次々と射止め、2022年には『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞しました。
1965年東京都稲城市生まれ。育児雑誌のライターやエロティックな描写の編集者として長く働いた経験が、市井の人々の生活感と身体性に裏打ちされた独自の筆致を支えています。「きれいごとでは終わらせない」誠実さこそが、窪作品の最大の魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年 | 1965年(東京都稲城市出身) |
| デビュー作 | 『ミクマリ』(2009年・第8回女による女のためのR-18文学賞大賞) |
| 主な受賞歴 | R-18文学賞大賞(2009)/山本周五郎賞(2011)/山田風太郎賞(2012)/織田作之助賞(2019)/直木賞(2022) |
| 代表作 | ふがいない僕は空を見た/夜に星を放つ/晴天の迷いクジラ/トリニティ |
| 主な活動領域 | 純文学・現代小説・家族小説・恋愛 |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|窪美澄を読むなら

窪美澄を初めて読む方に編集部がすすめたいのは、「直木賞作」から入るより「痛みの原点」から入る読み方です。
というのも、直木賞受賞作『夜に星を放つ』はコロナ禍の喪失をやわらかな光で包む円熟の短篇集で、いきなり読むと「やさしい作家」という印象だけが残りがち。けれど窪美澄の本当の凄みは、デビュー作『ふがいない僕は空を見た』に詰まった、目を背けたくなるほど生々しい性と家族の描写にあります。山本周五郎賞を受賞したこの一作を先に通過しておくと、後年の作品が放つ「やさしさ」が、痛みを知り尽くした人の手つきだと分かって、読後感がまるで変わります。
もう一つの入口は、入賞テーマ別に選ぶこと。母娘の葛藤なら『晴天の迷いクジラ』、性別と身体の違和感なら『私は女になりたい』、恋愛の不器用さなら『よるのふくらみ』。テーマがはっきり分かれているので、自分のいま気になっている「痛み」から飛び込むのが、窪美澄を長く読み続けるいちばんの近道です。
【2026年】窪美澄の新刊・新作情報
最新刊: 君の不在の夜を歩く(2026年3月25日発売)
- 出版社: 新潮社
- 形態: 単行本(書き下ろし)
作品要点(編集部執筆):
高校時代に仲の良かった5人。そのうちの1人が自ら命を絶ち、残された4人がそれぞれの挫折と再出発に向き合っていく——宗教二世、小説家、主婦など、立場の異なる人生を横断しながら「いなくなった誰か」の不在をめぐって編まれる長編。喪失と再生を描かせたら随一の窪美澄が、2026年に放つ最新の書き下ろしです。
文庫最新刊: ぼくは青くて透明で(2026年6月16日 文春文庫化)
2024年に単行本として刊行された話題作が、2026年6月16日に文春文庫として登場します。転校先の高校で出会った海(かい)と忍(しのぶ)、ふたりの少年の繊細な関係を描いた青春小説。「ぼくのふつうは、誰にも侵されないぼくのふつう」というテーマを、窪美澄ならではのやわらかな筆致ですくいあげます。
※上記カードは2024年刊の単行本版です。2026年6月16日発売の文春文庫版はAmazonの検索ページからご確認ください。
直近の新作: 宙色のハレルヤ(2025年10月8日発売)
- 出版社: 文藝春秋
- 形態: 単行本
作品要点(編集部執筆):
直木賞受賞後の窪美澄が2025年秋に発表した長編。日常の中で行き場を失った人々が、ふとした出会いをきっかけに小さな救い(ハレルヤ)を見出していく——タイトルの「宙色(そらいろ)」が示すとおり、見上げた空のような淡い希望を織り込んだ一冊です。
窪美澄の新刊に関するよくある質問

Q. 窪美澄の次の新刊はいつ?
A. 2026年は3月に書き下ろし単行本『君の不在の夜を歩く』(新潮社)が刊行され、6月16日には『ぼくは青くて透明で』が文春文庫として発売されます。窪美澄は単行本・文庫を年複数点コンスタントに刊行しており、最新の刊行予定は新潮社・文藝春秋・講談社など各出版社の公式サイトでご確認いただけます。
Q. 窪美澄の新作はどこで読める?
A. 全国書店・Amazon Kindle・楽天Kobo・honto電子書籍で発売日と同時に入手可能です。2026年の最新刊『君の不在の夜を歩く』は以下のリンクから購入できます。
Q. 窪美澄のおすすめは?
A. 初めて読むならデビュー作にして山本周五郎賞受賞作『ふがいない僕は空を見た』、直木賞作から入りたいなら短篇集『夜に星を放つ』、母娘の物語が好きなら山田風太郎賞受賞作『晴天の迷いクジラ』がおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP10をご確認ください。
Q. 窪美澄はどんな賞を受賞している?
A. 2009年に『ミクマリ』で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞してデビュー。その後、2011年に『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞、2012年に『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、2019年に『トリニティ』で織田作之助賞、そして2022年に『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞しています。
Q. 窪美澄の作品で映像化されたものは?
A. 『ふがいない僕は空を見た』(2012・タナダユキ監督で映画化)、『やめるときも、すこやかなるときも』(2020・日本テレビでドラマ化/藤ヶ谷太輔・奈緒主演)、『かそけきサンカヨウ』(2021・今泉力哉監督で映画化/志田彩良・井浦新主演)など、映像化作品が複数あります。
窪美澄の新作と並んで読みたい代表作TOP10

| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ふがいない僕は空を見た | 2010 | 家族・性(山本周五郎賞) | ★★★ |
| 2 | 夜に星を放つ | 2022 | 短篇集(直木賞) | ★★★ |
| 3 | 晴天の迷いクジラ | 2012 | 家族・再生(山田風太郎賞) | ★★★ |
| 4 | トリニティ | 2019 | 女性三世代(織田作之助賞) | ★★ |
| 5 | 私は女になりたい | 2020 | 性・身体 | ★★ |
| 6 | よるのふくらみ | 2014 | 恋愛 | ★★ |
| 7 | ぼくは青くて透明で | 2024 | 青春 | ★★ |
| 8 | 宙色のハレルヤ | 2025 | 現代・救済 | ★★ |
| 9 | 君の不在の夜を歩く | 2026 | 喪失・再出発 | ★★ |
| 10 | アニバーサリー | 2011 | 母性・出産 | ★ |
1位: ふがいない僕は空を見た(2010)
第8回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞した『ミクマリ』を冒頭に据えた連作短篇集。人妻との性愛に溺れる高校生・斉藤くんを軸に、登場人物それぞれの視点から「家族」と「生きづらさ」を多層的に描く。2011年山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた窪美澄の原点。2012年にタナダユキ監督・永山絢斗主演で映画化。
2位: 夜に星を放つ(2022)
第167回直木賞受賞作。コロナ禍を背景に、大切な誰かを失った人々が夜空を見上げる5つの短篇を収めた珠玉の作品集。星座をモチーフに、喪失の痛みをやわらかな光で包み込む筆致が高く評価され、窪美澄に直木賞をもたらしました。窪作品の「やさしさ」を象徴する一冊。
3位: 晴天の迷いクジラ(2012)
第3回山田風太郎賞を受賞した長編。死に場所を探して湾に迷い込んだクジラを見に行く、生きづらさを抱えた3人の物語。中小企業の社長、心を病んだ青年、家を出た少女——それぞれの再生が静かに交差する、窪美澄の代表的な「再生の物語」。
4位: トリニティ(2019)
第36回織田作之助賞を受賞した長編。1960年代の女性向け週刊誌を舞台に、ライター・イラストレーター・専業主婦という三者三様の女性が、それぞれの「働き方」と「生き方」を模索する半世紀の物語。女性の人生の選択を真正面から描いた力作。
5位: 私は女になりたい(2020)
性と身体の違和、そして「女であること」をめぐる切実な問いを描いた作品集。窪美澄が一貫してこだわってきた身体性のテーマが凝縮された一冊で、読む人それぞれの「ふつう」を静かに揺さぶります。
(6〜10位の詳細は順次追記予定)
- 最新刊『君の不在の夜を歩く』(2026年3月・新潮社)
- 直木賞受賞作『夜に星を放つ』(文春文庫で手軽に)
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窪美澄の新刊・代表作の映像化作品一覧
実写映画
- ふがいない僕は空を見た(2012) — タナダユキ監督・永山絢斗・田畑智子ほか出演
- かそけきサンカヨウ(2021) — 今泉力哉監督・志田彩良・井浦新・鈴鹿央士出演(短篇集『水やりはいつも深夜だけど』所収作が原作)
テレビドラマ
- やめるときも、すこやかなるときも(2020) — 日本テレビ/藤ヶ谷太輔・奈緒主演
まとめ|窪美澄の新刊で何を読むべきか
窪美澄は2009年のデビュー以来、R-18文学賞大賞・山本周五郎賞・山田風太郎賞・織田作之助賞を経て、2022年に『夜に星を放つ』で直木賞を受賞した実力派。2026年3月には書き下ろし単行本『君の不在の夜を歩く』が、6月には『ぼくは青くて透明で』の文春文庫版が刊行され、いまもっとも油の乗った時期を迎えています。
初めての方には:
– デビュー作にして山本周五郎賞受賞作『ふがいない僕は空を見た』
– 直木賞受賞作で読みやすい短篇集『夜に星を放つ』
– 母娘と再生の物語『晴天の迷いクジラ』(山田風太郎賞)
テーマで選びたい方には:
– 女性三世代の生き方 → 『トリニティ』(織田作之助賞)
– 性と身体への問い → 『私は女になりたい』
– 喪失と再出発 → 最新刊『君の不在の夜を歩く』
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出典・参考情報(窪美澄 新刊情報の確認元)
- 新潮社「窪美澄 著者プロフィール」(https://www.shinchosha.co.jp/writer/4115/)
- 文藝春秋「第167回直木賞決定 窪美澄『夜に星を放つ』」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000043732.html)
- 本の話(文藝春秋)「第167回直木賞『夜に星を放つ』窪美澄」(https://books.bunshun.jp/articles/-/7317)
- openBD 書誌API(ISBN・出版社・刊行情報の照合)
- Wikipedia「窪美澄」項目(最終確認: 2026年6月12日)










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