川上未映子の最新刊・新作情報、芥川賞『乳と卵』からヘヴン・夏物語・すべて真夜中の恋人たち・黄色い家まで、代表作と読む順番をこの1ページで完結。映画『すべて真夜中の恋人たち』2026年秋公開など最新の映像化も網羅。
最終更新日: 2026年6月11日
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- 読売文学賞『黄色い家』(2025年に中公文庫化)など最新作を網羅
- 芥川賞『乳と卵』・ヘヴン・夏物語をまとめてチェック
- Kindle・単行本・文庫・中古まで横断検索
川上未映子とは|芥川賞作家にして世界が読む“現代日本文学の旗手”のプロフィール
川上未映子は、芥川賞受賞作『乳と卵』で身体と言葉の交錯を描き出し、長編『夏物語』が40か国以上で翻訳刊行される——日本の純文学を世界へ押し広げた稀有な作家です。
歌手・ミュージシャンとしてデビューしたのち文筆へ。大阪弁の奔流のような文体、女性が生きることの痛みと希望を正面から見据えるまなざし、そして読むたびに更新されるテーマの射程の広さが、純文学読者だけでなく一般読者・海外読者まで巻き込み続けています。
1976年大阪市生まれ。詩・小説・エッセイを横断し、芥川賞のほか谷崎潤一郎賞・毎日出版文化賞・読売文学賞と純文学の主要賞を総なめにしてきました。寡作ながら一作ごとに大きな話題を呼ぶ、まさに「次の一冊が事件になる」作家です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年 | 1976年8月29日(大阪府大阪市城東区出身) |
| デビュー作 | 『乳と卵』(2008年・第138回芥川龍之介賞) ※歌手活動を経て文筆へ |
| 主な受賞歴 | 芥川賞(2007下半期『乳と卵』)・谷崎潤一郎賞(2013『愛の夢とか』)・毎日出版文化賞(2019『夏物語』)・読売文学賞(2023『黄色い家』) |
| 海外評価 | 『夏物語』が40か国以上で翻訳刊行、英語圏でもベストセラー |
| 主な活動領域 | 純文学・詩・エッセイ |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|川上未映子を読むなら

川上未映子は「最新作の話題作から入る」のもいいですが、編集部のおすすめはまず文体の違う2作を読み比べることです。
というのも、芥川賞の『乳と卵』の大阪弁が畳みかける改行なしの語りと、長編『ヘヴン』『夏物語』のまっすぐで切実な物語とでは、同じ作家とは思えないほど読み心地が違うから。短い『乳と卵』でこの作家の言葉の密度を体感し、そのうえで長編に進むと、川上未映子の射程の広さに一気に引き込まれます。
そして2026年の今いちばんの注目は、長編『すべて真夜中の恋人たち』の映画化(岸井ゆきの×浅野忠信主演・岨手由貴子監督)。第79回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、2026年秋の全国公開を控えています。映画公開前に原作を読んでおくと楽しみが倍増する、絶好のタイミングです。
【2026年】川上未映子の新刊・新作情報
最新の長編小説: 黄色い家(2023年2月20日・読売文学賞/2025年11月に中公文庫化)
- 出版社: 中央公論新社
- 受賞: 第75回読売文学賞 小説賞(2023)
- 文庫化: 2025年11月20日に中公文庫として上下巻で文庫化
作品要点(編集部執筆):
「金、家、犯罪、カーニバル!」——1990年代と現在を往還しながら、寄る辺ない少女・花が血のつながらない女たちと“疑似家族”を築き、生き延びるために闇へ踏み込んでいく長編。お金とは、家族とは何かを問う川上文学の到達点のひとつで、第75回読売文学賞を受賞。2025年11月の中公文庫化(上下巻)で、より手に取りやすくなりました。
2026年最大のトピック: 映画『すべて真夜中の恋人たち』が秋に全国公開
長編『すべて真夜中の恋人たち』(2011年単行本)が、岨手由貴子監督・岸井ゆきの×浅野忠信主演で映画化。第79回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、上映後にはスタンディングオベーションを受けました。2026年秋に全国ロードショー予定で、公開前に原作を読んでおきたい一冊です。
次回作・新刊予定について
川上未映子は一作ごとに大きな話題を呼ぶ寡作の作家で、2026年6月時点では『黄色い家』以降の新たな長編単行本は未公表です。最新の刊行イベントは2025年11月の『黄色い家』中公文庫化(上下巻)。今後の新刊・新作情報は、各出版社の公式サイトおよび著者公式サイト(mieko.jp)でご確認ください。
川上未映子の新刊に関するよくある質問

Q. 川上未映子の次の新刊はいつ?
A. 川上未映子は一作ごとに大きな話題を呼ぶ寡作の作家です。最新の長編小説は2023年2月刊行の『黄色い家』(第75回読売文学賞)で、2025年11月に中公文庫として上下巻で文庫化されました。2026年6月時点で次の長編の刊行予定は未公表のため、最新情報は中央公論新社・文藝春秋・講談社などの出版社公式サイト、著者公式サイト(mieko.jp)でご確認ください。
Q. 川上未映子の新作はどこで読める?
A. 全国書店・Amazon Kindle・楽天Kobo・honto電子書籍で発売日と同時に入手可能です。最新の長編『黄色い家』(中公文庫・上下巻)は以下のリンクから購入できます。
Q. 川上未映子のおすすめは?
A. 初めて読むなら短く一気に読める芥川賞受賞作『乳と卵』、長編で泣きたいなら世界的ベストセラー『夏物語』、いじめと生をめぐる物語なら『ヘヴン』、映画公開前に読むなら『すべて真夜中の恋人たち』がおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP10をご覧ください。
Q. 川上未映子の受賞歴は?
A. 主な受賞は、第138回芥川龍之介賞『乳と卵』(2007年下半期)、第49回谷崎潤一郎賞『愛の夢とか』(2013)、第73回毎日出版文化賞『夏物語』(2019)、第75回読売文学賞『黄色い家』(2023)。ほか詩集で中原中也賞・高見順賞、『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞を受賞しています。
Q. 川上未映子の作品で映像化されたものは?
A. 2026年秋に映画『すべて真夜中の恋人たち』(岨手由貴子監督・岸井ゆきの×浅野忠信主演)が全国公開予定で、第79回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品されました。ほか短編集『愛の夢とか』所収の作品を原案とした映画『アイスクリームフィーバー』(2023・吉岡里帆主演・千原徹也監督)があります。
川上未映子の新刊と並んで読みたい代表作TOP10|入門におすすめ

| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 乳と卵 | 2008 | 純文学(芥川賞) | ★★★ |
| 2 | 夏物語 | 2019 | 長編純文学(毎日出版文化賞) | ★★★ |
| 3 | ヘヴン | 2009 | 長編純文学(芸術選奨新人賞) | ★★★ |
| 4 | 黄色い家 | 2023 | 長編純文学(読売文学賞) | ★★ |
| 5 | すべて真夜中の恋人たち | 2011 | 恋愛長編(2026映画化) | ★★★ |
| 6 | 愛の夢とか | 2013 | 短編集(谷崎潤一郎賞) | ★★ |
| 7 | あこがれ | 2015 | 連作小説 | ★★ |
| 8 | わたしは赤ちゃん | — | エッセイ(妊娠・出産) | ★★ |
| 9 | きみは赤ちゃん | 2014 | エッセイ(育児) | ★★ |
| 10 | 春のこわいもの | 2023 | 短編集 | ★ |
1位: 乳と卵(2008)
第138回芥川龍之介賞を受賞した川上未映子の代表作。豊胸手術にとりつかれた姉・巻子、言葉を発することを拒む娘・緑子、語り手の「わたし」——大阪から上京した三人の夏の三日間を、改行なしで畳みかける大阪弁の文体で描く中編。身体と言葉、女性が生きることの痛みを凝縮した、川上文学の原点。短く一気に読めるので入門に最適です。
2位: 夏物語(2019)
『乳と卵』の世界を大きく広げた長編純文学で、第73回毎日出版文化賞を受賞。「産むこと・生まれること」をめぐる根源的な問いを、笑いと哀しみを織り交ぜて描き切ります。40か国以上で翻訳刊行され、英語圏でもベストセラーとなった、川上未映子の名を世界に知らしめた代表作。
3位: ヘヴン(2009)
芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞を受賞した長編。壮絶ないじめにさらされる「僕」と、同じく標的にされる少女コジマの交流を通じて、暴力と倫理、そして「弱さ」の意味を問う物語。読む者の心を激しく揺さぶる、川上文学屈指の問題作です。
4位: 黄色い家(2023)
第75回読売文学賞を受賞した最新長編。寄る辺ない少女が女たちと“疑似家族”を築き、生きるために闇へ踏み込む——お金と家族の意味を問う一作。2025年11月に中公文庫(上下巻)化されました。
5位: すべて真夜中の恋人たち(2011)
校閲者・入江冬子が校正者として黙々と働く日々のなかで、年上の男性・三束さんと出会う繊細な恋愛長編。2026年秋に岸井ゆきの×浅野忠信主演で映画化(岨手由貴子監督・カンヌある視点部門出品)。映画公開前に読んでおきたい一冊です。
6位: 愛の夢とか(2013)
第49回谷崎潤一郎賞を受賞した短編集。ピアノの調べに引き寄せられる二人の女性を描く表題作ほか、日常のすぐ隣にある喪失と愛おしさをすくい取る短編が並びます。短編から川上未映子に入りたい人に。
(7〜10位の詳細レビューは順次追記予定)
- 2026年秋映画化『すべて真夜中の恋人たち』(講談社文庫)
- 最新長編『黄色い家』(中公文庫・上下巻/2025年11月)
- 本記事のリンクからKindle・文庫の在庫と価格を比較
川上未映子の主要作品|代表作の読みどころ
純文学・長編
芥川賞『乳と卵』を起点に、その世界を拡張した長編『夏物語』、いじめと倫理を描く『ヘヴン』、お金と家族を問う『黄色い家』へと連なります。短い『乳と卵』→長編『夏物語』の順で読むと、川上未映子のテーマがどう深化したかを体感できます。
恋愛・連作・短編
繊細な恋愛長編『すべて真夜中の恋人たち』(2026映画化)、谷崎潤一郎賞の短編集『愛の夢とか』、少年少女を描く連作『あこがれ』など、長編とはまた違う川上未映子の表情が楽しめます。
エッセイ
『きみは赤ちゃん』をはじめとする妊娠・出産・育児を綴ったエッセイも人気。小説とは異なる、率直でユーモラスな語り口が魅力です。
川上未映子の新刊・代表作の映像化作品一覧
実写映画
- すべて真夜中の恋人たち(2026・秋公開予定) — 岨手由貴子監督・岸井ゆきの×浅野忠信主演。第79回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品
- アイスクリームフィーバー(2023) — 吉岡里帆主演・千原徹也監督。短編集『愛の夢とか』所収作を原案とした作品
まとめ|川上未映子の新刊で何を読むべきか
川上未映子は芥川賞作家にして世界が読む現代日本文学の旗手。最新の長編は2023年の『黄色い家』(読売文学賞)で、2025年11月に中公文庫(上下巻)化されました。そして2026年は、長編『すべて真夜中の恋人たち』の映画(秋公開・カンヌ出品)が最大の話題です。
初めての方には:
– 短く一気に読める芥川賞受賞作『乳と卵』
– 世界的ベストセラーの長編『夏物語』
– いじめと倫理を描く『ヘヴン』
いま読んでおきたい1冊:
– 映画公開を控える『すべて真夜中の恋人たち』
– 最新長編にして読売文学賞の『黄色い家』(中公文庫)
川上未映子の新刊と合わせて読みたい関連記事
出典・参考情報(川上未映子 新刊情報の確認元)
- 中央公論新社「『黄色い家』特設ページ」(https://www.chuko.co.jp/special/kiiroiie/)
- 中央公論新社「黄色い家(上下)中公文庫」(https://www.chuko.co.jp/bunko/2025/11/207718.html)
- 文藝春秋「夏物語 特設サイト」(https://books.bunshun.jp/sp/natsumonogatari)
- 川上未映子 公式サイト 著作一覧(https://www.mieko.jp/books)
- 映画ナタリー「すべて真夜中の恋人たち カンヌ出品」(https://natalie.mu/eiga/news/667670)
- Wikipedia「川上未映子」項目(最終確認: 2026年6月11日)









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