高田大介「図書館の魔女」シリーズの順番を、刊行順での読む順番・単行本と講談社文庫の分冊の整理・既刊が実質何巻か・最新刊『霆ける塔』まで、この1ページで全部整理します。声を持たない魔女マツリカと通辞キリヒトが織りなす、言語をテーマにした本格ファンタジー。第45回メフィスト賞を受賞したデビュー作からの正しい入口がわかります。
最終更新日: 2026年6月14日
まず結論|図書館の魔女の順番はこれだけ押さえればOK
「図書館の魔女 順番」を調べている方が知りたいポイントは、この4つに集約されます。先に結論からお伝えします。
- 読む順番=刊行順でOK。
図書館の魔女(本編) → 烏の伝言 → 高い塔の童心 → 霆ける塔の順に読めば迷いません。前日譚『高い塔の童心』も、世界観に馴染んでから読むほうが味わい深い構成です。 - 「単行本」と「文庫」で巻数の見え方が違うのが最大の混乱ポイント。本編『図書館の魔女』は単行本では上下2分冊、講談社文庫では全4分冊(第一巻〜第四巻)です。「全4巻」という表記はこの文庫分冊を指します。
- 既刊は本編+続篇3作の計4タイトル。2026年6月時点で最新刊は2025年10月刊行の『霆ける塔(はたたけるとう)』。シリーズは完結宣言されておらず継続中です。
- 第45回メフィスト賞受賞のデビュー作。高田大介はこの『図書館の魔女』で2010年に第45回メフィスト賞を受賞して作家デビューしました。
それぞれ下の章で、刊行年・分冊・あらすじまで詳しく解説します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 本編(文庫全4分冊)から最新刊『霆ける塔』まで網羅
- Kindle・単行本・講談社文庫・合本版までまとめて検索
- 続篇『烏の伝言』・前日譚『高い塔の童心』も一覧でチェック
図書館の魔女シリーズとは|順番を知る前に押さえる基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 高田大介(たかだ だいすけ) |
| 出版社 | 講談社(単行本・講談社文庫) |
| ジャンル | 本格ファンタジー(異世界・言語・本) |
| 開始年 | 2013年(本編『図書館の魔女』単行本刊行) |
| 受賞 | 第45回メフィスト賞(2010年)受賞デビュー作 |
| 巻数 | 本編+続篇の計4タイトル(本編は文庫で全4分冊) |
| 完結状況 | 継続中(完結宣言なし・前日譚や続篇が刊行され続けている) |
| 累計発行部数 | シリーズ累計32万部(講談社文庫特設サイト記載) |
| 最新刊 | 『図書館の魔女 霆ける塔』(2025年10月刊行) |
「図書館の魔女」シリーズは、海峡地域の盟主・一ノ谷にある「高い塔」の図書館を舞台にした本格ファンタジー。膨大な知識を持つかわりに声を持たない少女・マツリカ(図書館の魔女)と、鍛冶の里から呼ばれ彼女の通辞(通訳)を務める少年・キリヒトの物語です。手話・文字・暗号・外交交渉といった「言語そのもの」を物語の核に据えた、近年の日本ファンタジーでも屈指の重厚な世界観で知られます。著者の高田大介はこの作品で第45回メフィスト賞を受賞してデビューしました。
図書館の魔女の読む順番|結論は「刊行順」がおすすめ

初心者向け推奨順=刊行順
図書館の魔女シリーズは刊行順で読むのが最もおすすめです。理由は次の3点です。
- 物語の起点はあくまで本編『図書館の魔女』。マツリカとキリヒトの出会いと世界観の根幹がここで提示されるため、最初に読むべきは本編で確定します。
- 続篇『烏の伝言』は本編の登場人物・世界観を前提に進むため、本編→烏の伝言の順が自然です。
- 前日譚『高い塔の童心』はマツリカの幼少期を描く作品ですが、本編で「図書館の魔女」という存在に馴染んでから読むほうが、祖父タイキとの関係や伏線が深く味わえます。時系列が前でも、初読は刊行順を推奨します。
単行本と文庫の分冊に注意
図書館の魔女の順番で最も混乱しやすいのが分冊です。本編『図書館の魔女』は、
- 単行本:上下の2分冊(2013年8月刊)
- 講談社文庫:第一巻〜第四巻の全4分冊(2016年刊)
と、版によって巻数の見え方が変わります。ネット上で見かける「図書館の魔女は全4巻」という表現は、この文庫の4分冊を指したものです。続篇『烏の伝言』も同様に、文庫では上下2分冊になっています。「何巻ある?」と感じたら、まず「タイトル単位(作品単位)」で数えると整理しやすくなります。
図書館の魔女シリーズの刊行順リスト

作品(タイトル)単位での刊行順は次の通りです。分冊は備考にまとめました。
| # | タイトル | 位置づけ | 単行本 | 講談社文庫 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 図書館の魔女 | 本編(デビュー作) | 2013年8月(上下2分冊) | 2016年(全4分冊:第一巻〜第四巻) |
| 2 | 図書館の魔女 烏の伝言 | 本編の続篇 | 2015年1月 | 2017年5月(上下2分冊) |
| 3 | 図書館の魔女 高い塔の童心 | 前日譚(マツリカ幼少期) | 2025年2月 | ― |
| 4 | 図書館の魔女 霆ける塔 | 最新刊 | 2025年10月 | ― |
※「神託の島」という独立タイトルの巻は存在しません。「第三巻」は本編(文庫全4分冊)の第三巻を指します。2025年刊の『高い塔の童心』『霆ける塔』は、本記事執筆時点(2026年6月)でまだ文庫化されておらず、単行本のみの刊行です。
図書館の魔女シリーズ各巻のあらすじ
1. 図書館の魔女(本編・第45回メフィスト賞受賞デビュー作)
シリーズの原点であり、高田大介のデビュー作。鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、一ノ谷の「高い塔」の図書館に暮らす魔女マツリカに仕えることになる。マツリカは膨大な知識を持つが声を持たず、手話と筆談で語る。キリヒトは彼女の通辞(通訳)として、文字・言語・暗号をめぐる外交と陰謀、そして迫りくる戦争の渦中に巻き込まれていく。「言語」を真正面から物語の主役に据えた本格ファンタジーで、単行本では上下2分冊、講談社文庫では第一巻〜第四巻の全4分冊として刊行されています。
なお、第二巻以降の文庫の各巻はこちらから探せます。
(第三巻の文庫はAmazonの「図書館の魔女 第三巻」検索結果からどうぞ。)
2. 図書館の魔女 烏の伝言(つてことづて)
本編の続篇。国を追われた姫君と若者たちが、港町を舞台に活躍する物語。図書館の魔女マツリカの知が再び物語の核となり、本編で築かれた世界観がさらに広がります。単行本は2015年1月刊、講談社文庫は2017年5月に上下2分冊で刊行されました。本編を読み終えた読者が次に手に取るべき1冊です。
3. 図書館の魔女 高い塔の童心(前日譚)
『図書館の魔女』の前日譚。海峡地域の盟主・一ノ谷に「高い塔の魔法使い」と呼ばれる老人タイキがいた。早くに両親をなくし祖父タイキのもとに身を寄せる、まだ六、七歳の孫娘マツリカ——のちの「図書館の魔女」の幼少期が描かれます。海を隔てた潜在的敵国ニザマとの海戦に備える祖父の活躍と、好物の海老饅頭の味の変化から謎を解こうとする幼いマツリカの聡明さが交差する一作。2025年2月19日刊行の単行本です。
4. 図書館の魔女 霆ける塔(はたたけるとう・最新刊)
シリーズ最新刊。囚われた魔女マツリカを救うため、仲間たちが雷鳴轟く山峡の砦を目指す。閉ざされた山城でマツリカは、夜毎降り注ぐ稲妻と奇妙な因縁を背負う砦の主と対面する。一方、故郷ではハルカゼやキリヒトらが山脈を越えて救出作戦を展開——強靭な意志と絆が試される極限状況が描かれます。2025年10月16日刊行・672ページの大長編単行本で、メフィスト賞デビューから続くシリーズの最新到達点です。
- 最新刊『霆ける塔』(2025年10月)は単行本で発売中
- 本編は講談社文庫(全4分冊)・合本版でまとめ買いも可
- Kindle版で電子化も対応・刊行順で一気読みできる
図書館の魔女の作風・読みどころ
図書館の魔女シリーズが「読む順番」を調べてまで読まれる最大の理由は、その唯一無二の作風にあります。
- 「言語」が主役のファンタジー:剣や魔法ではなく、手話・文字・暗号・翻訳・外交交渉といった言語そのものが物語を動かします。声を持たないマツリカと通辞キリヒトの関係が、テーマを象徴しています。
- 重厚な情報密度:本編が文庫4分冊(単行本上下)になる圧倒的なボリューム。世界の地理・歴史・政治・言語体系が緻密に積み上げられ、本格ファンタジー好きを唸らせます。
- メフィスト賞らしい知的興奮:新本格・知的エンターテインメントを多く輩出してきたメフィスト賞のデビュー作だけに、謎解きと論理の快感が全編に通底します。
- 腰を据えて読む長編向き:テンポの速いライト系ファンタジーとは対照的に、じっくり世界に沈み込む読書体験。だからこそ、刊行順に世界観を積み上げて読む価値があります。
初めての方は、まず本編『図書館の魔女』第一巻を手に取り、世界観に没入できるか試すのがおすすめです。
図書館の魔女 順番のよくある質問(FAQ)
Q. 図書館の魔女はどの順番で読むのがおすすめ?
A. 刊行順がおすすめです。図書館の魔女(本編)→ 烏の伝言 → 高い塔の童心 → 霆ける塔の順で読めば迷いません。前日譚『高い塔の童心』はマツリカの幼少期を描きますが、本編で世界観に馴染んでから読むほうが深く味わえます。
Q. 図書館の魔女は全何巻?単行本と文庫で違うの?
A. 作品(タイトル)単位では本編+続篇3作の計4タイトルです。ただし分冊が版で異なり、本編『図書館の魔女』は単行本で上下2分冊/講談社文庫で全4分冊(第一巻〜第四巻)、続篇『烏の伝言』は文庫で上下2分冊です。「全4巻」という表記は本編の文庫分冊を指します。
Q. 図書館の魔女シリーズは完結している?
A. 2026年6月時点で完結は宣言されていません(継続中)。本編4分冊が完結したあとも、続篇『烏の伝言』、前日譚『高い塔の童心』(2025年2月)、最新刊『霆ける塔』(2025年10月)と刊行が続いています。最新刊『霆ける塔』が現時点での最新到達点です。
Q. 図書館の魔女は文庫の分冊だとどう数える?
A. 本編は講談社文庫で第一巻〜第四巻の全4冊、続篇『烏の伝言』は上下の2冊です。本編は全4分冊を合本にした「全4冊合本版」も電子書籍で入手できます。一方、2025年刊の『高い塔の童心』『霆ける塔』は本記事執筆時点では単行本のみで、文庫化はされていません。
Q. 図書館の魔女は何の賞を受賞したデビュー作?
A. 高田大介は本編『図書館の魔女』で2010年に第45回メフィスト賞を受賞して作家デビューしました。メフィスト賞は講談社が主催し、知的エンターテインメント作品を多数輩出してきた新人賞です。
まとめ|図書館の魔女は刊行順で読むのが王道
高田大介「図書館の魔女」シリーズは、声を持たない魔女マツリカと通辞キリヒトが織りなす、言語をテーマにした本格ファンタジー。第45回メフィスト賞を受賞したデビュー作です。読む順番は刊行順(図書館の魔女 → 烏の伝言 → 高い塔の童心 → 霆ける塔)が王道です。
- 巻数の数え方:作品は計4タイトル。本編は単行本で上下2分冊/文庫で全4分冊、烏の伝言は文庫で上下2分冊
- 初めての方:まず本編『図書館の魔女』第一巻から
- 本編を読み終えたら:続篇『烏の伝言』へ
- 最新刊:2025年10月刊行の『霆ける塔』が現時点の最新到達点
- 完結状況:2026年6月時点で継続中
重厚な世界と「言語」の知的興奮を、刊行順でじっくり堪能してください。
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出典・参考情報
- 高田大介『図書館の魔女』シリーズ特設サイト|講談社文庫(最終確認: 2026年6月14日)
- 講談社BOOK倶楽部「図書館の魔女 霆ける塔」「図書館の魔女 第二巻」製品ページ
- 楽天ブックス「図書館の魔女 高い塔の童心」商品ページ
- Wikipedia「高田大介」項目(最終確認: 2026年6月14日)








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