綾辻行人「館シリーズ」を読む順番を、刊行順・推奨順で完全網羅します。新本格ミステリの金字塔『十角館の殺人』に始まる全9作の発売日・あらすじ・読みどころから、最終作として連載中の『双子館の殺人』の最新状況、Huluで配信された実写ドラマまで、この1ページで確認できます。
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館シリーズとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 綾辻行人 |
| ジャンル | 本格ミステリ(新本格ムーブメントの代表作) |
| 開始年 | 1987年(『十角館の殺人』) |
| 完結状況 | 未完。全10作で完結予定(既刊9作、最終作『双子館の殺人』は連載中) |
| 巻数 | 既刊9作(長編は文庫で分冊あり) |
| 累計発行部数 | 750万部超(2024年時点) |
| 映像化 | 『十角館の殺人』Hulu実写ドラマ(2024年)/『時計館の殺人』Hulu(2026年) |
館シリーズは、故・建築家「中村青司」が設計した奇妙な館で必ず殺人が起き、探偵役の島田潔(鹿谷門実)がその謎を解いていく、綾辻行人のライフワークです。1987年に刊行された第1作『十角館の殺人』は、日本ミステリ界に「新本格」ムーブメントを巻き起こした記念碑的作品。各作品は独立した館を舞台にしながら、シリーズ全体を貫く謎が少しずつ明かされていく構成になっています。
結論: おすすめの読む順番

初心者向け推奨順
「刊行順」が最もおすすめです。理由は、後の作品に過去作の事件や人物への言及があり、刊行順に読むことで伏線とつながりを取りこぼさずに楽しめるから。特に第1作『十角館の殺人』から第3作『迷路館の殺人』までは、刊行順に読むことを強くおすすめします。
熟読派向け
シリーズの核心に触れたい方は、刊行は新しいものの作中時系列ではシリーズ序盤に位置する大作『暗黒館の殺人』を、刊行順のなかでじっくり味わうと世界観の深さが増します。まずは刊行順で読み進めるのが王道です。
館シリーズ全9作の読む順番|刊行順

| # | タイトル | 文庫発売 | 時系列メモ |
|---|---|---|---|
| 1 | 十角館の殺人 | 2007(新装改訂版) | シリーズの原点 |
| 2 | 水車館の殺人 | 2008(新装改訂版) | 2つの時間軸 |
| 3 | 迷路館の殺人 | 2009(新装改訂版) | 作中作の多重構造 |
| 4 | 人形館の殺人 | 2010(新装改訂版) | シリーズ異色作 |
| 5 | 時計館の殺人 | 2012(新装改訂版) | 日本推理作家協会賞 |
| 6 | 黒猫館の殺人 | 2014(新装改訂版) | 手記をめぐる謎 |
| 7 | 暗黒館の殺人 | 2007 | 最長の大作・時系列は序盤 |
| 8 | びっくり館の殺人 | 2010 | シリーズ中の小品 |
| 9 | 奇面館の殺人 | 2015 | 既刊最新作 |
各館の詳細
第1作: 十角館の殺人
大学ミステリ研究会の学生7人が、孤島・角島に建つ十角形の館で合宿を行う。やがて始まる連続殺人と、本土に届く死者からの告発状——。「あの一行」で知られる衝撃の叙述トリックが、日本に新本格ミステリの時代をもたらした不朽の名作。シリーズの原点であり、まずここから読み始めるべき一冊です。
第2作: 水車館の殺人
仮面の館主と美少女が暮らす、奇妙な水車館。1年前と現在、2つの時間軸で起きる殺人が交錯します。仮面というモチーフと時間構成の妙が光る、シリーズ第2作です。
第3作: 迷路館の殺人
地下に広がる迷宮「迷路館」に招かれた作家たちが、賞金をかけて作中作のミステリを競作するうち、連続殺人に巻き込まれていく。作中作を用いた多重構造と遊び心にあふれた、ファン人気の高い一作です。
第4作: 人形館の殺人
京都の「人形館」を相続した青年・飛龍想一を襲う、顔のないマネキンと無差別連続殺人、そして脅迫者の影。シリーズのなかでも異色の趣を持つ第4作で、探偵・島田潔に助けが求められます。
第5作: 時計館の殺人
鎌倉郊外に建つ「時計館」。幽霊少女の交霊実験のために集まったオカルト誌の取材班が、密室での連続殺人に直面します。日本推理作家協会賞を受賞した、シリーズを代表する傑作。時間トリックの完成度はシリーズ随一です(文庫は上下巻)。
第6作: 黒猫館の殺人
記憶を失った老人が遺した手記をめぐり、北海道の「黒猫館」で過去の事件の謎を追う。手記の語りを巧みに使った仕掛けが冴える、シリーズ第6作です。
第7作: 暗黒館の殺人
九州の湖上に建つ広大な「暗黒館」。浦登家の異様な一族と、繰り返される惨劇——。シリーズ最長の大作で、文庫では全4分冊。刊行は新しいものの、作中時系列ではシリーズ序盤に位置する、館シリーズの核心に迫る一作です。
第8作: びっくり館の殺人
少年・三知也が出会う洋館「びっくり館」。祖父の腹話術と、クリスマスの夜に起きる密室殺人をめぐる物語。もともとヤングアダルト向けに書き下ろされた、シリーズ中の小品です。
第9作: 奇面館の殺人
雪に閉ざされた「奇面館」で、招待客全員が仮面の着用を強いられるなか、首なし殺人が発生する。仮面と吹雪の山荘という本格の王道テーマを描いた、シリーズ既刊最新作です(文庫は上下巻)。
番外編・関連作品
- ゲーム『YAKATA -NIGHTMARE PROJECT-』(1998年・PlayStation)— 綾辻行人本人が監修したオリジナルゲーム。
- 合本版(電子書籍)— 「館シリーズ14冊合本版」や、分冊作品をまとめた「暗黒館 全4巻合本版」「時計館 上下合本版」などが配信されています。
- ※漫画『月館の殺人』(作画・佐々木倫子)は綾辻行人原作ですが、館シリーズとは別の作品です。混同にご注意ください。
最終作『双子館の殺人』の最新情報
シリーズ第10作にして最終作となる『双子館の殺人』は、講談社の文芸誌『メフィスト』で連載が始まりましたが、2026年6月時点で単行本は未刊行です。著者の体調等により連載が中断しているとの情報もあり、刊行時期は未定。完結を心待ちにするファンにとって、続報が待たれる一作です。最新情報は出版社の公式サイトでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 館シリーズは完結している?
A. 2026年6月時点では未完です。全10作での完結が予告されており、既刊は9作。最終作『双子館の殺人』は連載中で、単行本はまだ刊行されていません。
Q. 館シリーズはどの順番で読むのがおすすめ?
A. 刊行順がおすすめです。第1作『十角館の殺人』から読むことで、後の作品に登場する伏線やつながりを取りこぼさずに楽しめます。特に第1作から第3作までは刊行順に読むことを強くおすすめします。
Q. 館シリーズは何作まで出ている?
A. 2026年6月時点で、第1作『十角館の殺人』から第9作『奇面館の殺人』まで9作が刊行されています。最終作『双子館の殺人』は連載中です。
Q. 館シリーズは映像化されている?
A. 『十角館の殺人』が2024年にHuluで実写ドラマ化され、地上波でも放送されました。続いて『時計館の殺人』が2026年にHuluで映像化されています。
まとめ
館シリーズは、綾辻行人が日本に新本格ミステリの時代を切り拓いたライフワークです。まずは衝撃のトリックで知られる第1作『十角館の殺人』から、刊行順に読み進めるのが王道。各館に仕掛けられた趣向の違いを味わいながら、シリーズ全体を貫く謎に迫ってください。最終作『双子館の殺人』の完結を待ちながら、既刊9作をじっくり楽しむのがおすすめです。
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出典・参考情報
- 各作品の書誌情報: openBD(2026年6月時点)
- 講談社・講談社文庫 公式サイト
- Hulu『十角館の殺人』『時計館の殺人』公式サイト











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