『ドミノ in 上海(ドミノ イン シャンハイ)』は、恩田陸の長編エンタテインメント小説です。前作『ドミノ』から約20年ぶりに書かれた続編で、舞台は東京駅から上海へと移ります。上海のホテルを起点に、25人(と3匹)の登場人物それぞれの思惑がすれ違い、たった一瞬の偶然から運命のドミノが次々と倒れていく——予測不能で笑える群像コメディ・サスペンスです。この記事では、あらすじ・読みどころ・角川文庫版のISBN・前作『ドミノ』からの読む順番まで、ネタバレを最小限にして紹介します。
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- 恩田陸『ドミノ』の約20年ぶりの続編
- 上海のホテルで25人(と3匹)が連鎖する群像劇
- 角川文庫・電子書籍・中古版すべてチェック可能
ドミノ in 上海とは|恩田陸『ドミノ』20年ぶりの続編
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 恩田陸 |
| ジャンル | 群像コメディ/エンタテインメント小説 |
| 単行本 | 2020年2月(KADOKAWA) |
| 文庫 | 角川文庫(2023年2月) |
| 文庫ISBN | 978-4-04-113320-0(角川文庫) |
| シリーズ位置 | 『ドミノ』の続編 |
| 舞台 | 上海(ホテル・骨董店など) |
| 登場人物 | 25人(と3匹) |
| 関連作 | ドミノ・夜のピクニック・ユージニア |
『ドミノ in 上海』は、恩田陸の人気作『ドミノ』の続編です。
前作から約20年ぶりに書かれ、2020年2月にKADOKAWAから単行本、2023年2月に角川文庫版が刊行されました。
舞台は前作の東京駅から上海へと移り、上海のホテルや骨董店を起点に物語が動き出します。
25人(と3匹)もの登場人物の思惑がすれ違い、偶然が偶然を呼んで連鎖していく——前作同様、群像がドミノのように倒れていくスタイルを受け継いだ一冊です。
ドミノ in 上海のあらすじ|上海で再び倒れ始める運命のドミノ

物語の舞台は、中国・上海。予園(豫園)近くの路地にある骨董店に、裏社会のルートを通じて曰くつきの品が持ち込まれるところから、歯車が回り始めます。
一つの品が引き金になる連鎖
骨董店の主が気を揉むなか、問題の品はなぜか、急成長中のホテルの厨房へと流れ込んでいきます。
ここに、かつて東京駅で奇妙な運命を共にした面々や、それぞれに一癖ある人物たちが上海の街で交差します。
一つひとつは小さな行き違いが、思いもよらない形でつながっていく——それが本作の骨格です。
25人(と3匹)が織りなす群像劇
登場するのは25人の人間、そして3匹の「動物」。
動物園から脱走をたくらむパンダまで巻き込んで、上海のホテルを舞台に思惑と偶然が幾重にも重なります。
誰かの何気ない一手が、別の誰かの運命を動かしてしまう。その連鎖の妙が、読者を一気にラストまで運んでいきます。
ドミノ in 上海の3つの読みどころ

1. 群像が連鎖する「ドミノ倒し」の快感
本作最大の魅力は、多数の登場人物の行動が偶然につながり、次々と倒れていく群像構成です。
一見無関係な人々の思惑が、上海という舞台で一本の線に収束していく瞬間は爽快そのもの。
前作『ドミノ』で確立された「群像ドミノ倒し」のスタイルが、より大きなスケールで展開されます。
2. 東京駅から上海へ——スケールアップした舞台
前作の舞台は東京駅の一角でしたが、本作は上海の街全体へと視野が広がります。
ホテル、骨董店、そして街の雑踏——異国の空気のなかで、人と物が予測不能に動き回ります。
恩田陸ならではの、場所そのものを楽しませる描写が効いています。
3. 笑えるパニック・エンタメとしての完成度
本作は、緊張感のなかにユーモアがたっぷり詰まったパニック・コメディです。
シリアスとおかしみが同居する語り口で、深刻になりすぎず一気に読ませます。
『夜のピクニック』のような静かな作風とはまた違う、恩田陸のエンタメ職人としての一面が存分に味わえます。
ドミノ in 上海の構造|「前作の面々」と「新たな登場人物」の合流

| 項目 | 前作から続く面々 | 上海で加わる面々 |
|---|---|---|
| 立ち位置 | 東京駅で運命を共にした人々 | 上海で暮らす/訪れる人々 |
| 役割 | 物語の連続性を担う | 新たな連鎖のきっかけを作る |
| 舞台 | 前作・東京駅からの縁 | 上海のホテル・骨董店 |
| 効果 | シリーズとしての厚み | 予測不能な広がり |
本作の構造は、前作『ドミノ』から続く登場人物と、上海で新たに加わる人物たちの「合流」で成り立っています。
旧知の面々が再びトラブルの渦に巻き込まれつつ、新顔と動物たちが加わって連鎖が加速していきます。
恩田陸が前作の風呂敷をどう畳むか——その手つきそのものが、本作の読みどころの一つになっています。
ドミノ in 上海と『ドミノ』の読む順番
恩田陸の「ドミノ」は、群像がドミノのように連鎖する2作品のシリーズです。
| 関連作品 | 概要 | 関係性 |
|---|---|---|
| ドミノ | 東京駅を舞台にした群像コメディ | シリーズ1作目・本作の前提 |
| 恩田陸の作品ガイド | 著者全作品の総覧 | 世界観・作風の入り口 |
| ユージニア | 記憶と証言が交錯するミステリ | 恩田陸の別系統の代表作 |
まずは1作目の『ドミノ』を読んでから、本作『ドミノ in 上海』へ進むのが王道です。
前作で東京駅の面々に親しんでおくと、上海で再会したときの面白さが段違いになります。
本作単体でも群像劇として楽しめますが、連鎖の妙を最大限に味わうなら順番どおりがおすすめです。
ドミノ in 上海の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約6〜8時間(角川文庫版・約590ページの長編)
- 難易度: ★★★☆☆(登場人物が多いが群像コメディで読みやすい)
- おすすめタイプ: 群像劇が好きな人/笑えるエンタメ小説を読みたい人/前作『ドミノ』のファン
登場人物が25人(と3匹)と多いため、序盤は誰が誰か把握する集中力が要りますが、テンポの良さで一気に読めます。
前作『ドミノ』を先に読んでおくと、キャラクターの再登場が何倍も楽しめる一冊です。
ドミノ in 上海に関するよくある質問
Q. 『ドミノ』を読んでいなくても楽しめる?
A. 単体でも群像コメディとして楽しめますが、先に『ドミノ』を読むのがおすすめです。
本作には前作・東京駅の面々が再登場するため、前作を知っていると再会の面白さや連鎖の妙が格段に増します。
Q. 『ドミノ』と『ドミノ in 上海』の順番は?
A. 1作目『ドミノ』→2作目『ドミノ in 上海』の順です。
本作は前作の約20年ぶりの続編で、東京駅から上海へと舞台が移ります。詳しくは恩田陸の作品ガイドも参照してください。
Q. どんなジャンルの小説?
A. 群像コメディ・エンタテインメント小説です。
上海のホテルを舞台に、25人(と3匹)の思惑が偶然でつながり、ドミノのように倒れていく予測不能で笑えるパニック・コメディとして描かれます。
Q. 文庫版はいつ出た?
A. 角川文庫版は2023年2月に刊行されました。
単行本は2020年2月にKADOKAWAから出ており、前作『ドミノ』(角川文庫)とあわせて手に取りやすい一冊です。
まとめ|ドミノ in 上海は上海で連鎖する恩田陸の群像エンタメ
『ドミノ in 上海』は、恩田陸の人気作『ドミノ』の約20年ぶりの続編で、上海のホテルを舞台に25人(と3匹)の思惑が連鎖して倒れていく群像コメディです。
東京駅から上海へとスケールアップした舞台で、旧知の面々と新たな人物たちがすれ違い、運命のドミノが再び倒れ始めます。
群像劇が好きな人・笑えるエンタメ小説を読みたい人・前作『ドミノ』のファンにおすすめできる一冊。
まずは『ドミノ』から、そしてユージニアや夜のピクニックとあわせて、恩田陸の多彩な作風を味わってみてください。
- 角川文庫版がおすすめ・電子書籍版あり
- 上海で連鎖する25人(と3匹)の群像劇
- 前作『ドミノ』もまとめてチェック可
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ドミノ in 上海・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- KADOKAWA『ドミノin上海』角川文庫 公式製品情報(ISBN 978-4-04-113320-0)
- KADOKAWA『ドミノin上海』単行本 公式製品情報(2020年2月刊)
- openBD 書誌情報(ISBN 9784041133200)
- カドブン(KADOKAWA文芸)『ドミノin上海』特集記事(最終確認: 2026年7月12日)




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