『すべてがFになる』は、森博嗣が第1回メフィスト賞を受賞したデビュー作であり、S&Mシリーズの第1作にあたるミステリーです。1996年4月に講談社ノベルス、1998年12月に講談社文庫として刊行されました。孤島のハイテク研究所で、天才工学博士・真賀田四季の部屋から死体が現れるという物語です。この記事では、あらすじ・読みどころ・版の違い・シリーズでの位置まで、ネタバレを最小限にして紹介します。
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- 第1回メフィスト賞を受賞したデビュー作
- 講談社文庫で979円(税込)・524ページ
- ノベルス・文庫・電子書籍版すべてチェック可能
すべてがFになるとは|森博嗣のデビュー作でS&Mシリーズ第1作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 森博嗣 |
| ジャンル | ミステリー・本格 |
| ノベルス | 1996年4月(講談社ノベルス・880円税込) |
| ノベルスISBN | 4-06-181901-1 |
| 文庫 | 1998年12月11日(講談社文庫・979円税込・524ページ) |
| 文庫ISBN | 978-4-06-263924-8 |
| 受賞 | 第1回メフィスト賞 |
| シリーズ | S&Mシリーズ 第1作(全10作) |
| 主な登場人物 | 犀川助教授/萌絵/真賀田四季 |
『すべてがFになる』は、森博嗣が本作で第1回メフィスト賞を受賞し、作家としてデビューした長編です。
1996年4月に講談社ノベルスから刊行され、1998年12月に講談社文庫に収められました。
講談社は本作を「究極の謎解きミステリィ」と紹介しています。
「ミステリー」ではなく「ミステリィ」という表記は、著者と版元が用いているものです。
すべてがFになるのあらすじ|孤島の研究所で見つかった死体

版元が公表しているあらすじの範囲で、物語の入り口を整理します。
孤島のハイテク研究所
舞台は孤島にあるハイテク研究所です。
そこには天才工学博士・真賀田四季が、少女時代から完全に隔離された生活を送っています。
密室から現れた死体
その真賀田四季の部屋から、ウエディング・ドレスをまとい、両手両足を切断された死体が現れます。
講談社の紹介では、この場面は「密室から飛び出した死体」と表現されています。
犀川助教授と萌絵が挑む
謎に挑むのは、犀川助教授とお嬢様学生・萌絵の二人です。
手がかりとなるのは、コンピュータに残されたメッセージでした。
この先がどうなるかは、ぜひ本編でお確かめください。
すべてがFになるの3つの読みどころ

1. 「隔離された天才」という設定そのものが謎になっている
真賀田四季は、少女時代から完全に隔離された生活を送っている人物として設定されています。
つまり読者は、事件が起きる前から「この人物には説明されていない過去がある」と知らされた状態で読み始めます。
| 提示される情報 | 読者が抱く疑問 |
|---|---|
| 天才工学博士である | なぜ隔離されているのか |
| 少女時代から隔離生活 | 誰がそれを決めたのか |
| その部屋から死体が出る | 密室で何が起きていたのか |
謎解きの対象が事件だけでなく人物にも及ぶところが、本作の構造です。
2. 手がかりがコンピュータのメッセージであること
本作の手がかりは、コンピュータに残されたメッセージです。
凶器や足跡ではなく情報そのものが証拠になるという組み立ては、
1996年という刊行年を踏まえて読むと、この作品の位置がよく分かります。
3. 探偵役が大学の研究者であること
犀川は助教授、萌絵は学生です。
森博嗣自身が工学の研究者であった経歴を持つことは広く知られており、
研究室という場のリアリティが、そのまま物語の土台になっています。
すべてがFになるのノベルスと文庫の違い

本作には講談社ノベルスと講談社文庫の2つの版があります。
| 版 | 刊行 | 定価 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 講談社ノベルス | 1996年4月 | 880円(税込) | 4-06-181901-1 |
| 講談社文庫 | 1998年12月11日 | 979円(税込) | 978-4-06-263924-8 |
今から手に取るなら、入手しやすさの面で講談社文庫版が選びやすいです。
文庫版は524ページあります。
なお文庫化にあたっての加筆の有無は公表されていません。
文庫版の書名には「THE PERFECT INSIDER」という英題が併記されています。
すべてがFになるとS&Mシリーズの関係
本作は、犀川と萌絵が主役を務めるS&Mシリーズの第1作です。
講談社は同シリーズを「犀川&萌絵の『S&Mシリーズ』」と紹介しており、
シリーズ名の由来は二人の名前にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | S&Mシリーズ |
| 本作の位置 | 第1作 |
| 作品数 | 全10作(講談社より合本版が刊行されている) |
| 探偵役 | 犀川助教授 |
| 相棒 | 萌絵 |
シリーズ知識なしで読める第1作なので、森博嗣を初めて読む人の入り口として選びやすいです。
シリーズ全体の並びはS&Mシリーズを読む順番ガイドにまとめています。
すべてがFになるの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約7〜9時間(講談社文庫・524ページ)
- 難易度: ★★★☆☆(本格ミステリとしての仕掛けが中心)
- おすすめタイプ: 本格ミステリーが好きな人/メフィスト賞の受賞作を追いたい人/S&Mシリーズをこれから読む人
シリーズ第1作なので、前提知識は不要です。
すべてがFになるに関するよくある質問
Q. すべてがFになるは何の賞を受賞した?
A. 第1回メフィスト賞です。
森博嗣は1996年に本作でメフィスト賞を受賞してデビューしました。
Q. すべてがFになるはシリーズの何作目?
A. S&Mシリーズの第1作です。
シリーズは全10作で、講談社から合本版も刊行されています。
第1作なので、ここから読み始められます。
Q. すべてがFになるのノベルスと文庫はどちらを選べばいい?
A. 今から手に取るなら講談社文庫版(1998年12月11日刊・979円税込・524ページ)が選びやすいです。
先行して1996年4月に講談社ノベルス(880円税込)が刊行されています。
文庫化にあたっての加筆の有無は公表されていません。
Q. すべてがFになるの探偵役は誰?
A. 犀川助教授と、お嬢様学生の萌絵の二人です。
講談社はこの二人を指して「S&Mシリーズ」と呼んでいます。
まとめ|すべてがFになるは孤島の研究所から始まる本格ミステリィ
『すべてがFになる』は、森博嗣が第1回メフィスト賞を受賞したデビュー作であり、
S&Mシリーズの第1作です。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から隔離されて育った天才工学博士・真賀田四季の部屋から、
ウエディング・ドレスをまとった死体が現れます。
コンピュータに残されたメッセージを手がかりに、犀川助教授と萌絵が謎に挑みます。
1996年4月に講談社ノベルス、1998年12月に講談社文庫で読めます。
本格ミステリが好きな方・シリーズをこれから追いたい方におすすめです。
- 講談社文庫版は979円(税込)・524ページ
- S&Mシリーズ全10作の第1作
- ノベルス・文庫・電子書籍版が選べる
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すべてがFになる・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 講談社『すべてがFになる』製品詳細(講談社文庫・1998年12月11日発売・定価979円税込・524ページ・ISBN 978-4-06-263924-8・内容紹介/著者紹介の第1回メフィスト賞受賞およびS&Mシリーズの記載)
- openBD 書誌データ(ISBN 4061819011/4062639246・書名・著者・出版社・シリーズ名・刊行年月・価格)
- 国立国会図書館サーチ 書誌データ(講談社ノベルス1996年4月刊・講談社文庫1998年12月刊)
- 最終確認: 2026年8月17日




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