『燃えよ剣』は、司馬遼太郎が書いた幕末の歴史時代小説で、新選組副長・土方歳三の生涯を描いた長編です。新潮社は本作を「司馬文学の代表作」と案内し、『竜馬がゆく』と並び”幕末もの”の頂点をなす長編と位置づけています。新潮文庫では上下巻で読め、2021年10月には映画が公開されました。この記事では、あらすじ・読みどころ・上下巻それぞれの範囲まで紹介します。
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- 新選組副長・土方歳三の生涯を描いた司馬文学の代表作
- 新潮文庫は上下巻(上592ページ/下560ページ)
- 新潮文庫・文藝春秋の新装版・電子書籍版すべてチェック可能
燃えよ剣とは|土方歳三を主人公にした司馬文学の代表作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 司馬遼太郎 |
| ジャンル | 歴史時代小説・幕末 |
| 主人公 | 土方歳三(新選組副長) |
| 新潮文庫 上 | 592ページ・1,100円(税込)・整理番号 し-9-8 |
| 上巻ISBN | 978-4-10-115208-0 |
| 新潮文庫 下 | 560ページ・1,045円(税込)・整理番号 し-9-9 |
| 下巻ISBN | 978-4-10-115209-7 |
| 下巻の解説 | 陳舜臣 |
| 新装版 | 2020年4月(文藝春秋・ISBN 978-4-16-391194-6) |
| 映像化 | 映画『燃えよ剣』2021年10月公開 |
| 受賞 | 版元公式に記載なし |
『燃えよ剣』は、司馬遼太郎が新選組副長・土方歳三を主人公に書いた歴史時代小説です。
新潮社は本作を「司馬文学の代表作」と紹介しています。
新潮文庫では上下巻に分かれており、上巻592ページ・下巻560ページです。
下巻の解説は陳舜臣が書いています。
2020年4月には文藝春秋から新装版も刊行されました。
燃えよ剣のあらすじ|バラガキのトシが最強の集団を作るまで

版元が公表しているあらすじの範囲で、物語の入り口を整理します。
武州石田村の百姓の子
主人公は、武州石田村の百姓の子でした。
新潮社の紹介では、“バラガキのトシ”と呼ばれた男として登場します。
喧嘩好きと、組織作りの天性
新潮社は土方について、生来の喧嘩好きと組織作りの天性を持っていたと案内しています。
寄せ集めを最強の集団に変える
浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、
土方は当時最強の人間集団へと作りあげます。
歴史に波紋を投じる
そして、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく——
これが新潮社による上巻の紹介です。
下巻は池田屋から函館まで
下巻について新潮社は、元治元年六月の池田屋事件以来、京都に血の雨が降るところ、
必ず土方歳三の振るう大業物和泉守兼定があったと書いています。
新選組のもっとも得意な日々でした。
やがて鳥羽伏見の戦いが始まり、薩長の大砲に白刃でいどんだ新選組は無残に破れ、
朝敵となって江戸へ逃げのびます。
しかし剣に憑かれた歳三は、剣に導かれるように会津若松へ、函館五稜郭へと向かいます。
この先がどうなるかは、ぜひ本編でお確かめください。
燃えよ剣の3つの読みどころ

1. 「剣の話」ではなく「組織の話」であること
新潮社が土方について挙げているのは、喧嘩好きと組織作りの天性の2つです。
| 土方が持っていたもの | 本作で描かれること |
|---|---|
| 生来の喧嘩好き | 個としての強さ |
| 組織作りの天性 | 寄せ集めを最強に変える手腕 |
| 剣への執着 | 最後まで戦場に立ち続ける理由 |
浪人や百姓上りの寄せ集めを、当時最強の人間集団へと作りあげたという一点が本作の核です。
剣豪小説としてよりも、ひとつの集団がどう作られたかの物語として読めます。
2. 「上り坂」と「下り坂」がはっきり分かれていること
上巻は新選組が最強の集団へ育っていく過程、
下巻は池田屋事件を頂点として、鳥羽伏見の敗北から朝敵となって落ちていく過程です。
新潮社が下巻を「新選組のもっとも得意な日々であった」という一文から始め、
そこから敗走を描いていく構成にしているとおり、
上下巻で物語の向きがはっきり反転します。
3. 最後まで剣に導かれること
敗れて江戸へ逃げのびたあとも、土方は止まりません。
新潮社は「剣に憑かれた歳三は、剣に導かれるように会津若松へ、函館五稜郭へと戊辰の戦場を血で染めてゆく」と書いています。
勝ち目が失われた後にどう生きたかが下巻の主題になっており、
本作が長く読み継がれてきた理由と紹介されることが多いです。
燃えよ剣の読む順番|新潮文庫の上下巻で完結

本作は上下巻で完結します。読む順番は上→下です。
| 順番 | 書名 | ページ数 | 定価 | ISBN |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 燃えよ剣 上 | 592ページ | 1,100円(税込) | 978-4-10-115208-0 |
| 2 | 燃えよ剣 下 | 560ページ | 1,045円(税込) | 978-4-10-115209-7 |
上巻は新選組の結成から隆盛まで、
下巻は元治元年六月の池田屋事件以後から函館五稜郭までを扱います。
2020年4月には文藝春秋から新装版(ISBN 978-4-16-391194-6)も刊行されています。
文庫で読むなら新潮文庫、単行本で揃えたい場合は新装版という選び分けになります。
司馬遼太郎の他の作品では、
日露戦争を描いた『坂の上の雲』が全8巻の長編として知られています。
読む順番は坂の上の雲を読む順番完全ガイドにまとめています。
燃えよ剣の映画版
2021年10月に映画が公開されました。これは新潮社の書誌ページの「映画化」欄に記載があります。
監督・出演者については新潮社の公式ページに記載が無いため、本記事では触れません。
映画版と原作の異同も公表されていません。
なお、『竜馬がゆく』と並び”幕末もの”の頂点をなす長編という位置づけは新潮社による紹介です。
2作品の内容上のつながりについては版元が言及していないため、本記事では書きません。
燃えよ剣の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約12〜15時間(新潮文庫 上下巻・計1,152ページ)
- 難易度: ★★★☆☆(幕末史の予備知識があると読みやすい)
- おすすめタイプ: 新選組に興味がある人/歴史時代小説の定番を読みたい人/組織を描いた小説が好きな人
上下巻で1,150ページを超える長編なので、まとまった読書時間を確保できるときに向いています。
ただし史実の流れ(池田屋事件→鳥羽伏見の戦い→戊辰戦争)に沿って進むため、
出来事の順番そのものは追いやすい構成です。
燃えよ剣に関するよくある質問
Q. 燃えよ剣の主人公は誰?
A. 土方歳三です。新選組副長として登場します。
新潮社は「幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男」と紹介しています。
Q. 燃えよ剣は何巻ある?
A. 新潮文庫では上下巻です。上巻592ページ、下巻560ページで完結します。
2020年4月には文藝春秋から新装版も刊行されています。
Q. 燃えよ剣の上巻と下巻はどこで分かれる?
A. 下巻は元治元年六月の池田屋事件以後から始まります。
上巻が新選組を最強の集団へ作りあげるまで、下巻が鳥羽伏見の戦いから会津若松・函館五稜郭までを描きます。
Q. 燃えよ剣の映画はいつ公開された?
A. 2021年10月です。新潮社の書誌ページに「映画化 燃えよ剣(2021年10月公開)」と記載があります。
監督・出演者は同ページに記載が無いため、本記事では触れていません。
まとめ|燃えよ剣は寄せ集めを最強に変えた男の物語
『燃えよ剣』は、司馬遼太郎が新選組副長・土方歳三を描いた歴史時代小説です。
武州石田村の百姓の子”バラガキのトシ”が、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、
浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげます。
下巻では池田屋事件を頂点に、鳥羽伏見の敗北、朝敵となっての敗走が描かれ、
剣に憑かれた歳三は会津若松へ、函館五稜郭へと向かいます。
新潮社は本作を「司馬文学の代表作」とし、『竜馬がゆく』と並び”幕末もの”の頂点をなす長編と案内しています。
新潮文庫の上下巻(上592ページ/下560ページ)で読め、
2020年4月には文藝春秋の新装版も出ています。映画は2021年10月公開です。
- 新選組副長・土方歳三を描いた司馬文学の代表作
- 新潮文庫の上下巻で完結(計1,150ページ超)
- 新潮文庫・新装版・電子書籍版が選べる
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燃えよ剣・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 新潮社 書誌ページ『燃えよ剣(上)』(内容紹介・592ページ・1,100円税込・ISBN 978-4-10-115208-0・整理番号 し-9-8)
- 新潮社 書誌ページ『燃えよ剣(下)』(内容紹介・560ページ・1,045円税込・ISBN 978-4-10-115209-7・整理番号 し-9-9・解説 陳舜臣・映画化 2021年10月公開)
- 国立国会図書館サーチ 書誌データ(新潮文庫 上下巻・文藝春秋 新装版 2020年4月 ISBN 9784163911946・書名・出版社・刊行年月)
- openBD 書誌データ(ISBN 9784101152080/9784101152097・書名・著者・出版社・レーベル・刊行年月)
- 最終確認: 2026年8月21日




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