『白鳥異伝』は、荻原規子が書いたファンタジーで、日本武尊(ヤマトタケル)の伝説を下敷きに、幼なじみだった二人が敵味方に分かれていく古代日本ファンタジーです。勾玉三部作の第2作にあたり、福武書店から1991年12月に670ページで刊行されました。徳間文庫版は上下2冊に分かれています。この記事では、あらすじ・読む順番・第1作『空色勾玉』との関係まで紹介します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 勾玉三部作の第2作。日本武尊伝説が下敷き
- 福武書店1991年12月・670ページの長編
- 徳間文庫版は上下2冊(284ページ+302ページ)
白鳥異伝とは|勾玉三部作の第2作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 荻原規子 |
| 初刊 | 福武書店・1991年12月・670ページ(ISBN 4-8288-4980-7) |
| 再刊 | 徳間書店・1996年7月・598ページ |
| 文庫 | 徳間文庫・2005年10月・上284ページ/下302ページ |
| シリーズ | 勾玉三部作 第2作(空色勾玉→白鳥異伝→薄紅天女) |
| 下敷き | 日本武尊(ヤマトタケル)伝説 |
出典:国立国会図書館サーチ、Wikipedia『荻原規子』(2026年9月2日時点)
勾玉三部作は日本神話を下敷きにしたファンタジーで、土着の勢力と新しく来た神々の対立を共通の枠組みにしています。ただし各作は独立した物語で、主人公も時代も異なります。
白鳥異伝のあらすじ|幼なじみだった二人が、敵味方に分かれる

双子の兄妹として育った
主人公は、村で育った少女遠子(とおこ)です。
彼女には、幼いころから兄妹のように育った小倶那(おぐな)という少年がいます。
引き裂かれる
ある出来事をきっかけに、二人は別々の道を歩むことになります。
小倶那は大王の側につき、遠子は滅ぼされる側に立つ——立場が正面から対立します。
勾玉を巡る旅
遠子は、失われた勾玉を探す旅に出ます。
これは単に力を得るための旅ではなく、引き裂かれた関係をどう扱うかという問いを抱えたままの旅として描かれます。
日本武尊の伝説では、英雄が各地を平定していきます。この小説はその平定される側から見た物語でもあります。
白鳥異伝の3つの読みどころ

1. 神話を裏側から書くこと
日本武尊は英雄として語られてきた人物です。本作はその征服される側に主人公を置くことで、同じ出来事がまったく違って見える構造を作っています。
2. 三部作で最も長いこと
初刊670ページは三部作のなかでも大きな分量です。旅の道のりが長く描かれるぶん、土地から土地へ移動する感覚が強く残ります。
3. 独立して読めること
第1作『空色勾玉』と世界観は地続きですが、主人公も時代も別です。本作から読み始めても筋は追えます。
白鳥異伝の版と入手方法

| 版 | 出版社 | 刊行 | ページ数 |
|---|---|---|---|
| 初刊 | 福武書店 | 1991年12月 | 670ページ |
| 再刊 | 徳間書店 | 1996年7月 | 598ページ |
| 文庫(上) | 徳間文庫 | 2005年10月 | 284ページ |
| 文庫(下) | 徳間文庫 | 2005年10月 | 302ページ |
文庫版は上下2冊なので、文庫で読む場合は2冊必要です。
三部作の読む順番は次のとおりです。
- 空色勾玉(1988年)
- 白鳥異伝(1991年)
- 薄紅天女(1996年)
白鳥異伝の読了時間と難易度
初刊670ページ、文庫は上下あわせて586ページ。一般的な読書速度で10〜12時間が目安です。
古代を舞台にしているため人名や地名に馴染みのない語が出てきますが、作中で説明されるので予備知識は要りません。旅の道行きが物語の骨格なので、区切って読んでも筋を見失いにくい構成です。
白鳥異伝に関するよくある質問
白鳥異伝は何作目ですか
勾玉三部作の第2作です。『空色勾玉』『白鳥異伝』『薄紅天女』の順に刊行されました。
第1作を読んでいなくても大丈夫ですか
大丈夫です。世界観は地続きですが主人公も時代も別で、本作から読み始めても筋は追えます。
何ページありますか
福武書店の初刊が670ページ、徳間文庫版は上284ページ・下302ページの2冊構成です。
何の伝説が下敷きですか
日本武尊(ヤマトタケル)の伝説です。本作は平定される側から描いています。
荻原規子の他の作品は何がありますか
三部作の第1作『空色勾玉』があります。作品一覧は荻原規子のおすすめ・作品ガイドにまとめています。
紙と電子で価格が違います。電子版はセールとポイント還元で実質の支払いが下がることがあります。在庫と価格は変動するのでAmazonで確認してください。
まとめ|英雄伝説を、滅ぼされる側から書いた第2作
- 『白鳥異伝』は勾玉三部作の第2作。日本武尊伝説を下敷きにした古代日本ファンタジー
- 兄妹のように育った遠子と小倶那が、敵味方に分かれるところから物語が動く
- 英雄譚を平定される側から描くことで、同じ出来事が違って見える構造になっている
- 初刊670ページ。徳間文庫版は上下2冊
- 世界観は第1作と地続きだが独立して読める
三部作のどれから入っても構いませんが、分量はこの第2作が最も大きいです。
長編や積んだままの本ほど、聴くと最後までたどり着けます。
- 30日間の無料体験。期間内に解約すれば料金はかかりません
- 数十万タイトルが聴き放題(無料体験後は月額1,500円)
- 通勤・家事・散歩の時間が、そのまま読書の時間になります
※対象タイトル・料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。作品によっては対象外です。最新の条件は公式ページでご確認ください。



コメント