『FORTUNE BOOK 小さな気づきが未来をひろげる120の言葉』は、原田マハの言葉集シリーズ3作目で、2026年11月11日(水)に徳間書店から出ます。256ページ・2,200円(税込)。
先に、検索して来た方がつまずきやすい点を3つ書きます。
ひとつ目。これは小説ではありません。 原田マハの名前で探すと小説が並びますが、本書は120の短い言葉を並べた言葉集です。Cコードは3冊とも C0095(日本文学、評論、随筆、その他)で、小説・物語の93ではありません。
ふたつ目。3作目で初めて値段とページが動きました。 1作目と2作目は248ページ・1,980円(税込)で完全に同じでした。本作は256ページ・2,200円(税込)です。+8ページで+220円です。
みっつ目。3作目の中身は、まだほとんど公表されていません。 発売1か月前の時点で、openBDに書誌が登録されておらず、版元の紹介文と判型・ページ・価格以外は分かりません。本記事は、確認できる範囲と、確認できない範囲を分けて書きます。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。
- 2026年11月11日・徳間書店・256ページ・2,200円(税込)
- 3年連続11月刊のシリーズ3作目。小説ではなく言葉集(Cコード95)
- 1作目2作目の248ページ・1,980円から初めて動いた
FORTUNE BOOKとは|徳間書店の言葉集・3作目の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 原田マハ(1962年・東京都生まれ) |
| 版元 | 徳間書店 |
| 発売予定日 | 2026年11月11日(水) |
| 判型 | 四六変型判(縦160mm×横112mm) |
| ページ | 256ページ |
| 価格 | 2,200円(税込・本体2,000円) |
| ISBN | 978-4-19-866299-8 |
| Cコード | C0095(一般・単行本・日本文学、評論、随筆、その他) |
| シリーズ内の位置 | 3作目(1作目2024年11月/2作目2025年11月) |
出典:版元ドットコム、国立国会図書館サーチ(2026年10月12日時点)
シリーズ3作の書誌を並べる
3冊を1つの表にすると、何が固定で何が動いたかがはっきりします。
| 1作目 | 2作目 | 3作目(本作) | |
|---|---|---|---|
| 副題 | 明日につながる120の言葉 | 心のままに思い書く120の言葉 | 小さな気づきが未来をひろげる120の言葉 |
| 発売 | 2024年11月18日 | 2025年11月12日 | 2026年11月11日 |
| ページ | 248ページ | 248ページ | 256ページ |
| 価格(税込) | 1,980円 | 1,980円 | 2,200円 |
| 本体 | 1,800円 | 1,800円 | 2,000円 |
| 判型 | 四六変型 160×112mm | 四六変型 160×112mm | 四六変型 160×112mm |
| 厚さ | 29mm | 22mm | 未公表 |
| 重さ | 334g | 292g | 未公表 |
| 製本 | 上製(ハードカバー) | 並製 | 未公表 |
| Cコード | C0095 | C0095 | C0095 |
| ISBN | 978-4-19-865920-2 | 978-4-19-866101-4 | 978-4-19-866299-8 |
出典:版元ドットコム(1作目)、版元ドットコム(2作目)、版元ドットコム(3作目)、徳間書店 ニュース、徳間書店 プレスリリース(2026年10月12日時点)
3冊で固定されているもの
版元は、この3つを変えていません。
| 固定されているもの | 中身 |
|---|---|
| 「120の言葉」という数 | 3作とも副題の末尾が「120の言葉」 |
| 判型 | 四六変型判・縦160mm×横112mm(3作とも同じ寸法) |
| 分類 | Cコード C0095(評論・随筆・その他) |
| 刊行月 | 3年連続で11月(11月18日→11月12日→11月11日) |
→ 形式を固定して毎年11月に1冊出す、という作り方です。書名の副題だけが毎年変わります。
3作目で初めて動いた2つ
| 動いたもの | 1作目・2作目 | 3作目 | 差 |
|---|---|---|---|
| ページ | 248ページ | 256ページ | +8ページ |
| 本体価格 | 1,800円 | 2,000円 | +200円(+11.1%) |
| 税込価格 | 1,980円 | 2,200円 | +220円 |
2年続けて同じだった数字が、3年目で動きました。 1ページあたりの本体価格は7.26円→7.81円です。
→ 8ページ増えた理由は公表されていません。 言葉の数は3作とも120なので、言葉を増やしたわけではないと分かります。
2作目は薄く軽くなったのに価格が同じだった
1作目から2作目への変化は、価格ではなく造本に出ています。
| 1作目 | 2作目 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 製本 | 上製(ハードカバー) | 並製 | — |
| 厚さ | 29mm | 22mm | −7mm |
| 重さ | 334g | 292g | −42g |
| ページ | 248ページ | 248ページ | 同じ |
| 税込価格 | 1,980円 | 1,980円 | 同じ |
ページ数は同じなのに7mm薄く42g軽くなっています。 これは上製から並製に変わったぶんです。それでも価格は1,980円のまま据え置かれました。
→ 2作目は造本を軽くして価格を守り、3作目は価格を上げたという順番です。3作目の製本(上製か並製か)は、2026年10月時点で公表されていません。
FORTUNE BOOKの中身|版元の紹介文をそのまま読む

3作目について公表されているのは、版元の紹介文だけです。全文を引きます。
3作目の紹介文は「言葉は灯台」
言葉は灯台/迷ったとき、立ち止まったとき、その光が、あなたの道を照らす。あなたの道しるべになる言葉集。FORTUNEBOOKは灯台のようにあなたの道を照らしてくれる言葉が詰まっています。心のままに書きとめよう。その言葉は、きっとこれから先の未来を教えてくれる。
出典:版元ドットコム(2026年10月12日時点)
「灯台」が3作目のキーワードです。1作目は「明日」、2作目は「心のまま」でした。
3作目にも「書きとめよう」が残っている
紹介文の中の一文が重要です。
心のままに書きとめよう。
使い方の案内も、2作目と同じ並びで書かれています。
使い方、読み方、書き方は自由です。通して読んでみたり、一日一語読んでみたり、おみくじのように好きなところを開いてみたり、誰かに贈りたい言葉を見つけたら、写真を撮って送ってみたり、好きな言葉や今の気持ちに合う言葉を書いてみたり、メッセージを書き込んで誰かに贈ってみたり……
出典:版元ドットコム(2026年10月12日時点)
→ 「書く」「書き込む」が案内に入っているので、2作目で入った書き込みの性格は3作目にも引き継がれていると読めます。ただし「言葉のとなりのページが余白になっている」といった具体的な誌面の説明は、3作目については出ていません。
2作目は「あなたと私のコラボBOOK」だった
2作目の紹介文には、著者自身の言葉として次の一文が置かれています。
「この本は、あなたと私のコラボBOOKです」原田マハ
そして使い方が7つ並びます。
・通して読む。・順番に1日1言読む。・おみくじのように好きなところを開いてみる。・誰かに贈りたい言葉をみつけたら、写真を撮って送る。・好きな言葉や、今の気持ちにドンピシャ!な言葉があったら、自分の言葉にする。・言葉のとなりのページに思いついたことを自由に書いてみる。・メッセージを書き込んで誰かに贈る。
出典:版元ドットコム(2026年10月12日時点)
→ 「言葉のとなりのページに書く」という一文が、2作目が並製に変わった理由とつながっています。開いて書く本なので、上製よりも並製のほうが扱いやすいという読み方ができます(版元はそう説明していないので推測です)。
1作目は『本日は、お日柄もよく』特装版と同日発売だった
1作目は単独で出たのではありません。
| 2024年11月18日に同時発売 | 内容 |
|---|---|
| 『本日は、お日柄もよく』特装版 | 累計75万部のお仕事小説の特装版 |
| 『FORTUNE BOOK 明日につながる120の言葉』 | 言葉集の1作目 |
出典:徳間書店 プレスリリース(2026年10月12日時点)
版元は1作目を「新しいあなたと出会える言葉集」と紹介しています。代表作の特装版と組み合わせて売り出されたのが、このシリーズの始まりです。
小説ではない(Cコード95の意味)
Cコードの3桁目を見ると、本の中身の種類が分かります。
| Cコードの3桁目 | 意味 |
|---|---|
| 93 | 日本文学、小説・物語 |
| 95 | 日本文学、評論、随筆、その他 |
FORTUNE BOOKは3冊とも C0095です。→ 小説を探している方の目的の本ではありません。 原田マハの小説は『楽園のカンヴァス』や『暗幕のゲルニカ』など別の列にあります。
FORTUNE BOOKの位置づけ|原田マハの「小説以外」の列

原田マハは美術史を学んだあとキュレーターを経て作家になった人で、小説の多くが絵画を扱います。言葉集は、その列の外側にあります。
著者の受賞歴
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 2005年 | 「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞 |
| 2006年 | デビュー |
| 2012年 | 『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞 |
| 2017年 | 『リーチ先生』で第36回新田次郎文学賞 |
| 2024年 | 『板上に咲く』で第52回泉鏡花文学賞 |
出典:版元ドットコム 著者プロフィール(2026年10月12日時点)
小説で受けてきた作家が、小説とは別の形式を年1冊のペースで続けているという形です。
2026年11月の原田マハは2冊ある
同じ月に、別の版元からもう1冊出ます。
| 発売 | 書名 | 版元 | 種類 |
|---|---|---|---|
| 2026年11月5日 | ハミングバードのいるところ | 幻冬舎 | 短編集 |
| 2026年11月11日 | FORTUNE BOOK 小さな気づきが未来をひろげる120の言葉 | 徳間書店 | 言葉集 |
6日しか離れていません。 → 小説(短編集)と言葉集が、ほぼ同時に書店に並びます。 原田マハの名前で検索した方が両方を見て迷いやすい並びです。物語を読みたい方は11月5日のほうです。
「おみくじのように開く」本という売り方
3作とも、通読を前提にしていません。
| 版元が案内する読み方 | 1作目 | 2作目 | 3作目 |
|---|---|---|---|
| 通して読む | ○ | ○ | ○ |
| 1日1語読む | ○ | ○ | ○ |
| おみくじのように開く | ○ | ○ | ○ |
| 写真を撮って送る | ○ | ○ | ○ |
| 書き込む | ○ | ○ | ○ |
出典:徳間書店 プレスリリース、版元ドットコム(2026年10月12日時点)
→ 「FORTUNE(運勢)」という書名のとおり、開いた1ページを受け取る本として設計されています。贈り物として扱う案内が3作とも入っているのも共通点です。
FORTUNE BOOK 3作目の3つの読みどころ

1. 同じ形式を3年続けた記録として読める
判型も言葉の数も刊行月も固定したまま3冊目です。シリーズものの小説と違い、前作を読んでいないと分からない部分がありません。 どの1冊から入っても同じ使い方ができます。
2. 値上げと増ページが同時に来たのが3作目だけ
2年間まったく同じ数字で出たあとの3作目です。248→256ページ、本体1,800→2,000円。既刊2冊を持っている方には、この8ページが何なのかが読みどころになります。
3. 「書き込む本」が2年目で定着したかどうか
2作目で「あなたと私のコラボBOOK」という性格が入りました。 3作目の紹介文にも「心のままに書きとめよう」が残っています。→ 一度きりの企画ではなく、シリーズの性格として続いたことが確認できます。
FORTUNE BOOKに関するよくある質問
FORTUNE BOOK 3作目はいつ発売ですか
2026年11月11日(水)です。徳間書店から256ページ・2,200円(税込・本体2,000円)で出ます。
これは小説ですか
小説ではありません。 120の短い言葉を並べた言葉集です。Cコードは C0095(日本文学、評論、随筆、その他)で、小説・物語の93ではありません。原田マハの小説をお探しなら原田マハの新刊・新作ガイドからどうぞ。
1作目・2作目を読んでいないと分かりませんか
不要です。 物語ではなく言葉集なので、順番に読む必要がありません。版元も「通して読む」「1日1語読む」「おみくじのように好きなところを開く」という読み方を並べて案内しています。
1作目・2作目と何が違いますか
公表されている違いは、ページ数と価格です。 1作目2作目は248ページ・1,980円(税込)で同じ、3作目は256ページ・2,200円(税込)です。副題は毎作変わり、本作は「小さな気づきが未来をひろげる」です。中身の違いは2026年10月時点で公表されていません。
なぜ値上がりしたのですか
版元から理由は公表されていません。 分かっているのは本体1,800円→2,000円(+200円)、248→256ページ(+8ページ)という事実だけです。言葉の数は3作とも120のままなので、言葉を増やしたための増ページではありません。
書き込めますか
版元の案内には「書きとめよう」「書き込んでみたり」が入っています。 2作目は「言葉のとなりのページに思いついたことを自由に書いてみる」と明記されていました。3作目の誌面の作り(余白の取り方)は公表されていませんので、断定は避けます。
ハードカバーですか
3作目の製本は公表されていません。 1作目は上製(ハードカバー)、2作目は並製でした。2作目はページ数が1作目と同じなのに7mm薄く42g軽いので、造本が変わったことが数値で確認できます。
ページ数は何ページですか
256ページです。1作目・2作目はどちらも248ページでした。
大きさはどれくらいですか
四六変型判で縦160mm×横112mmです。3作とも同じ寸法です。1作目は厚さ29mm・334g、2作目は厚さ22mm・292gでした。3作目の厚さと重さは未公表です。
原田マハは初めてです。これから読んでいいですか
言葉集なので誰でも開けますが、代表作は小説のほうです。『楽園のカンヴァス』(第25回山本周五郎賞)、『暗幕のゲルニカ』、『たゆたえども沈まず』が入口になります。全体像は原田マハの新刊・新作ガイドとおすすめランキングTOP10にまとめています。
贈り物に向きますか
版元の案内が贈り物の使い方を3作とも挙げています(「誰かに贈りたい言葉を見つけたら、写真を撮って送ってみたり」「メッセージを書き込んで誰かに贈ってみたり」)。2,200円・256ページ・手のひらに収まる160×112mmという作りも、その用途に寄っています。
まとめ|2年間動かなかった数字が、3年目で動いた
- 『FORTUNE BOOK 小さな気づきが未来をひろげる120の言葉』は2026年11月11日(水)・徳間書店・256ページ・2,200円(税込・本体2,000円)
- ★小説ではない。 Cコードは3冊とも C0095(日本文学、評論、随筆、その他)で、小説・物語の93ではない
- ★3作目で初めてページと価格が動いた。 1作目2作目はどちらも248ページ・1,980円(税込)で完全に同じ→本作は256ページ・2,200円(+8ページ・本体+200円=+11.1%)
- ★「120の言葉」「四六変型160×112mm」「Cコード95」「11月刊」は3冊とも固定。変わるのは副題だけ
- ★2作目は上製→並製で7mm薄く42g軽くなったのに、価格は1,980円のまま据え置かれた(ページ数は248で同じ)。造本で吸収した翌年に、価格が動いたという順番
- ★1作目は『本日は、お日柄もよく』特装版と同日発売(2024年11月18日)。代表作(累計75万部)の特装版と組み合わせて売り出されたのがシリーズの始まり
- ★「書き込む本」は2作目で入り、3作目の紹介文にも「心のままに書きとめよう」が残っている
- 3作目は発売1か月前の時点でopenBDに書誌が登録されておらず、製本・厚さ・重さ・収録内容は未公表
- 2026年11月の原田マハは2冊。11月5日に『ハミングバードのいるところ』(幻冬舎・短編集)、11月11日に本作(徳間書店・言葉集)で6日違い
- 原田マハは2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受け、2012年『楽園のカンヴァス』で第25回山本周五郎賞、2024年『板上に咲く』で第52回泉鏡花文学賞
判型も言葉の数も刊行月も変えずに3年。 変わったのは副題と、3年目の8ページです。



コメント