五十嵐律人(いがらし りつと)の最新刊・新作情報、デビュー作『法廷遊戯』から最新刊『嘘か真言か』(2024年8月)まで、代表作と読みどころをこの1ページで完結。現役弁護士が書くリーガルミステリの旗手で、基本は一作ごとに事件が独立した作品を発表しますが、唯一の連作「無法律」シリーズ(『六法推理』『密室法典』)の読む順番、入門におすすめの一冊、映画化された『法廷遊戯』まで、法律×ミステリの名手の全体像を網羅します。
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五十嵐律人とは|『法廷遊戯』でデビューした現役弁護士のリーガルミステリ作家のプロフィール
五十嵐律人は「いがらし りつと」と読みます。1990年、岩手県盛岡市生まれ。東北大学法学部から同大学の法科大学院を修了し、司法試験に合格しました。裁判所事務官・書記官としての勤務を経て弁護士となり、現在はベリーベスト法律事務所に所属する現役の弁護士作家です。2026年6月時点でも執筆を続けています。
司法修習生時代に書き上げた『法廷遊戯』が2020年に第62回メフィスト賞を受賞してデビュー。法廷という舞台で「罪と罰」「正義とは何か」を問うリーガルミステリを次々と発表し、現役弁護士・元裁判所書記官ならではの手続きや法律のリアリティを物語の核に据えた作風で支持を広げています。
作風の特徴は、法律・裁判のリアルな知識を、本格ミステリの謎解きやどんでん返しと融合させる点にあります。基本は一作ごとに事件も登場人物も独立した作品を発表する作家ですが、唯一の例外が、法学生たちが無料法律相談を通じて事件に挑む連作「無法律」シリーズ(『六法推理』『密室法典』)です。デビュー作『法廷遊戯』は2023年に永瀬廉(King & Prince)主演で映画化されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | 五十嵐律人=いがらし りつと |
| 生年・出身 | 1990年・岩手県盛岡市出身(本名: 五十嵐優貴) |
| 職業 | 小説家・弁護士(ベリーベスト法律事務所所属) |
| デビュー作 | 2020年『法廷遊戯』(講談社/第62回メフィスト賞) |
| 主な受賞・候補歴 | 第62回メフィスト賞(『法廷遊戯』)/吉川英治文学新人賞候補(『原因において自由な物語』)/大藪春彦賞候補(『嘘か真言か』) |
| 主な活動領域 | リーガルミステリ・法廷ミステリ・社会派ミステリ |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|五十嵐律人の新刊を読むなら
五十嵐律人を語るうえで外せないのは、「現役弁護士が書く」という肩書きが、単なる話題性ではなく作品の根幹を支えているという点です。法廷の手続き、判決の論理、弁護人と検察の駆け引き——こうしたディテールが正確だからこそ、ミステリとしての謎解きやどんでん返しに説得力が宿ります。編集部としては、まず「衝撃のデビュー作」と「青春リーガルの連作」を分けて押さえることをおすすめします。
初めての一冊として安心して薦められるのは、やはりデビュー作『法廷遊戯』です。同じロースクールに通った3人——弁護士・被告人・死者となった彼らが学生時代に行っていた「無辜ゲーム」という模擬裁判の記憶をたどる構成で、リーガルミステリの面白さとラストの衝撃を一冊で体感できます。映画版を観た人でも、原作の緻密な伏線とどんでん返しは別物として楽しめるはずです。
一方、「五十嵐律人らしさ」を肩肘張らずに味わいたいなら、連作「無法律」シリーズへ。法学生が運営する無料法律相談所「無法律(むほうりつ)」に持ち込まれる日常の謎を、法律知識で解きほぐしていく青春ミステリで、シリーズ第1作『六法推理』はとくに入りやすい一冊です。重厚な法廷ものとは違う、軽やかでフェアな謎解きの魅力があります。
そして見落としがちですが、五十嵐律人は『不可逆少年』『原因において自由な物語』『真夜中法律事務所』など、少年法・責任能力・死者の弁護といった重いテーマに正面から切り込む作品も多い作家です。エンタメの枠を超えて「法とは何か」を考えさせる引き出しの広さがあります。気になった一冊から、構えずに飛び込んでください。
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【2026年】五十嵐律人の新刊・新作情報

最新刊(単独最新作): 嘘か真言か(2024年8月26日)
五十嵐律人の単独最新作は、社会派リーガルミステリ『嘘か真言か』。文藝春秋より2024年8月26日に単行本として発売されました。任官三年目の若手判事補・日向由衣が、「被告人の嘘を見抜ける」と噂される裁判官・紀伊真言とともに、市内で起こる特殊詐欺事件に挑む連作短編集です。元裁判所書記官の経験を生かし、裁判所の「中の人」の視点で現代の司法を描いています。本作は第27回大藪春彦賞の候補にも選ばれました。
- 出版社: 文藝春秋
- 発売日: 2024年8月26日(単行本)
- ジャンル: 社会派リーガルミステリ(連作短編)
なお、本作の文庫化の有無・時期については、2026年6月時点で当編集部が確認できる確定情報はありません。最新の刊行情報は文藝春秋など出版社公式サイトでのご確認をおすすめします。
既刊作品も継続的に文庫化・新作刊行中
五十嵐律人は、デビューから短期間で多数の作品を発表しているハイペースな作家です。近年は『密室法典』(2024年4月・KADOKAWA)、『嘘か真言か』(2024年8月・文藝春秋)と単行本の新作を送り出す一方、『幻告』(2025年1月・講談社文庫)、『真夜中法律事務所』(2025年11月・講談社文庫)など過去作の文庫化も進み、入手しやすくなっています。各作品が独立した事件を扱うため、「次はどんな法律の謎か」を追う楽しみがある作家です。
なお、五十嵐律人がアンソロジー(複数作家の競作短編集)に短編を寄せることもあります。たとえば2025年5月刊の『新しい法律ができた』(講談社)は25名の作家による競作集で、五十嵐律人の単独著作ではありません。単独作品とアンソロジーは区別して把握するのがおすすめです。
今後の新刊について
2026年6月時点で、五十嵐律人の次の単独長編の刊行予定として当編集部が確認できる一次情報はありません。コミカライズの動きはあり、『法廷遊戯』『六法推理』が漫画化されています。最新情報は講談社・KADOKAWA・文藝春秋・光文社など各出版社の公式サイトでご確認ください。
五十嵐律人の新刊・代表作に関するよくある質問
Q. 五十嵐律人の最新刊は?
A. 単独最新作は社会派リーガルミステリ『嘘か真言か』で、2024年8月26日に文藝春秋から単行本として発売されました。若手判事補と「嘘を見抜ける」裁判官が特殊詐欺事件に挑む連作短編集で、第27回大藪春彦賞の候補作です。文庫化の時期は2026年6月時点で未確認です。
Q. 五十嵐律人の読み方は?
A. 五十嵐律人は「いがらし りつと」と読みます。1990年、岩手県盛岡市生まれの作家で、現役の弁護士でもあります。2020年に『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞してデビューしました。
Q. 五十嵐律人のおすすめ・初めて読むならどれ?
A. 初めて読むなら、デビュー作でメフィスト賞・映画化された『法廷遊戯』が定番です。軽やかな青春リーガルミステリを味わうなら連作「無法律」シリーズ第1作『六法推理』、重いテーマの社会派ミステリを読みたいなら『不可逆少年』がおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP10をご確認ください。
Q. 五十嵐律人にシリーズものはある?読む順番は?
A. 五十嵐律人は基本的に一作ごとに事件が完結する作家で、続きものは法学生が無料法律相談で謎を解く「無法律」シリーズだけです。読む順番は刊行順がおすすめで、①『六法推理』(2022)→②『密室法典』(2024)の順です。それ以外の作品は独立した物語なので、好きなタイトルから読めます。
Q. 五十嵐律人の作品は映像化されている?
A. はい。デビュー作『法廷遊戯』は2023年11月10日に実写映画が公開されました。永瀬廉(King & Prince)が主演し、杉咲花・北村匠海らが共演しています。詳しくは「映像化作品」の項目をご確認ください。
五十嵐律人の唯一のシリーズ|「無法律」シリーズ(六法推理・密室法典)

五十嵐律人の作品の大半は単発の独立作ですが、唯一の連作シリーズが「無法律(むほうりつ)」シリーズです。法学生・古城行成が運営する無料法律相談所「無法律」に持ち込まれるさまざまな事件を、法律知識と推理で解きほぐしていく青春リーガルミステリ。リベンジポルノ、放火、毒親、密室など多彩な謎を、フェアな手がかりとともに描く連作短編集として人気を集めています。
読む順番(刊行順):
1. 六法推理(2022)
2. 密室法典(2024)
なお、上記以外の五十嵐律人作品は、それぞれが独立した事件を扱う物語です。「読む順番」を気にする必要はなく、あらすじや表紙で惹かれた一冊から読み始めて大丈夫です。
五十嵐律人のおすすめ代表作TOP10|新刊と並んで読みたい名作

| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 法廷遊戯 | 2020 | リーガルミステリ(デビュー作/メフィスト賞・映画化) | ★★★ |
| 2 | 六法推理 | 2022 | 青春リーガルミステリ(無法律シリーズ①) | ★★★ |
| 3 | 不可逆少年 | 2021 | 社会派ミステリ(少年法) | ★★ |
| 4 | 原因において自由な物語 | 2021 | リーガルミステリ(吉川英治文学新人賞候補) | ★★ |
| 5 | 幻告 | 2022 | リーガルミステリ(タイムリープ) | ★★ |
| 6 | 密室法典 | 2024 | 青春リーガルミステリ(無法律シリーズ②) | ★★ |
| 7 | 真夜中法律事務所 | 2023 | リーガル×幻想ミステリ | ★★ |
| 8 | 嘘か真言か | 2024 | 社会派リーガルミステリ(単独最新刊) | ★★ |
| 9 | 魔女の原罪 | 2023 | 社会派ミステリ | ★★ |
| 10 | 法律 | — | (アンソロジー寄稿など短編) | ★ |
1位: 法廷遊戯(2020)
五十嵐律人のデビュー作にして、第62回メフィスト賞受賞作。同じロースクールに通った3人——弁護士・被告人・死者となった彼らが、学生時代に行っていた模擬裁判「無辜ゲーム」の記憶をたどる本格リーガルミステリです。2023年には永瀬廉主演で映画化されました。緻密な伏線とラストの衝撃が詰まった、五十嵐律人入門の王道にして、まず最初に読みたい一冊。
2位: 六法推理(2022)
法学生・古城行成が運営する無料法律相談所「無法律」を舞台にした青春リーガルミステリで、「無法律」シリーズの第1作。リベンジポルノ、放火、毒親など5つの事件を、法律知識とフェアな推理で解きほぐします。重厚な法廷ものとは異なる軽やかな読み心地で、五十嵐律人のもう一つの代表シリーズを知るのに最適な一冊です。
3位: 不可逆少年(2021)
少年法をテーマに、罪を犯した少年とそれを取り巻く大人たちを描いた社会派ミステリ。「裁けない罪」「やり直せない過ち」という重いテーマに、リーガルの知識で正面から切り込みます。デビュー第2作にして、五十嵐律人の社会派としての顔がはっきり出た一作。エンタメと問題提起を両立させたい読者におすすめです。
4位: 原因において自由な物語(2021)
「原因において自由な行為」という刑法上の概念を物語の核に据えた意欲作で、吉川英治文学新人賞の候補にも選ばれました。法律のロジックがそのままミステリの仕掛けになる、五十嵐律人ならではの構成の妙が光ります。タイトルの意味が読み解けたとき、物語の見え方が一変する一冊です。
5位: 幻告(2022)
タイムリープの要素を取り入れたリーガルミステリ。過去をやり直せるとしたら、判決を変えられるのか——時間という変数を法廷ものに持ち込んだ挑戦的な一作です。法律×SF的仕掛けという組み合わせで、五十嵐律人の引き出しの広さを感じられます。2025年1月には講談社文庫として文庫化されました。
6位: 密室法典(2024)
「無法律」シリーズの第2作。ロースクールに進んだ古城行成が、新メンバーも加えて「無法律」を続けるなか、模擬法廷での密室監禁、二通の遺言を残した医師の不審死などの謎に挑みます。第1作『六法推理』からの成長と、密室ミステリとしての本格度が増した続編。シリーズを追うなら外せない一冊です。
7位: 真夜中法律事務所(2023)
幽霊が見えるようになった検事が、真夜中だけ開く「真夜中法律事務所」で、この世に未練を残す死者たちの依頼に向き合う——リーガルに幻想の要素を溶け込ませた異色作。法律ものでありながら、救済や赦しといったテーマを情緒豊かに描きます。ミステリの枠にとどまらない五十嵐律人の幅を味わえる一冊です。
8位: 嘘か真言か(2024)
文藝春秋から刊行された社会派リーガルミステリで、五十嵐律人の単独最新作。任官三年目の判事補・日向由衣が、「被告人の嘘を見抜ける」と噂される裁判官とともに特殊詐欺事件に挑む連作短編集です。第27回大藪春彦賞の候補作。裁判所の「中の人」の視点で現代の司法をあぶり出す、いま読みたい一冊です。
9位: 魔女の原罪(2023)
社会派ミステリの色合いが強い長編で、「罪」と「赦し」をめぐるテーマを五十嵐律人らしいリーガルの視点で描いた一作です。ISBNが2026年6月時点で当編集部の確認が取れていないため、版・在庫は下記からご確認ください。
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10位: アンソロジー・短編で読む五十嵐律人
五十嵐律人は、複数作家による競作アンソロジーにも短編を寄せています。たとえば2025年5月刊の『新しい法律ができた』(講談社)は、「新しい法律ができた」という同じ一文から始まる25名の作家の競作集で、五十嵐律人も参加しています。長編とは違う短い形でこの作家の切れ味を味わいたい方は、こうしたアンソロジーもチェックしてみてください。版・収録の有無は下記からご確認ください。
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五十嵐律人の映像化作品
五十嵐律人作品のうち、2026年6月時点で当編集部が確認できる主な映像化は以下のとおりです。
- 法廷遊戯(実写映画: 2023年11月10日公開)
デビュー作『法廷遊戯』は2023年に実写映画化され、永瀬廉(King & Prince)が主演、杉咲花・北村匠海・柄本明・生瀬勝久らが共演しました。監督は深川栄洋。原作小説の緻密な伏線と、映画のキャストによる人間ドラマでは印象が大きく異なるため、まず原作小説で謎解きを体験してから映画版に進むのがおすすめです。上記以外の作品の映像化が今後告知された場合は、本ページで随時更新します。最新情報は各出版社の公式や配給・製作の公式情報でご確認ください。
まとめ|五十嵐律人の新刊で何を読むべきか
五十嵐律人(いがらし りつと)は、2020年のデビュー作『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞し、2023年には映画化も果たした現役弁護士のリーガルミステリ作家。法律・裁判のリアリティを本格ミステリの謎解きと融合させる作風で、基本は一作ごとに事件が完結する作家です。唯一の連作が、法学生が無料法律相談で謎を解く「無法律」シリーズ(『六法推理』『密室法典』)。2024年8月には単独最新作『嘘か真言か』が発売され、いま全作品を追いかけ始めるのに良いタイミングです。
初めての方には:
– デビュー作・メフィスト賞・映画化の『法廷遊戯』 → 五十嵐律人入門の王道、まず読みたい一冊
– 『六法推理』 → 軽やかでフェアな青春リーガルミステリ(無法律シリーズ①)
– 『不可逆少年』 → 少年法をテーマにした社会派ミステリ
作風の幅を味わいたい方には:
– 『原因において自由な物語』『幻告』『真夜中法律事務所』 → 法律×ミステリの多彩な仕掛け
– 「無法律」シリーズ(全2作)→ 『六法推理』から『密室法典』へ順に
– 単独最新作『嘘か真言か』 → 裁判所の「中の人」が描く現代の司法
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出典・参考情報(五十嵐律人 新刊情報の確認元)
- 講談社 製品ページ『法廷遊戯』『真夜中法律事務所』『幻告』ほか、KADOKAWA『六法推理』『密室法典』製品ページ、文藝春秋『嘘か真言か』製品ページ
- openBD 書誌データベース(ISBN照合・最終確認: 2026年6月24日)
- Wikipedia「五十嵐律人」「法廷遊戯」項目(最終確認: 2026年6月24日)
- 映画『法廷遊戯』公式サイト・映画.com(公開日・キャスト確認: 2026年6月24日)










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