瀬尾まいこ(せお まいこ)の最新刊・新作情報、本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』の映画化、入門におすすめの代表作までこの1ページで完結。デビュー作『卵の緒』から最新刊『ありか』(2025年)まで、家族や人と人とのつながりをやさしく描く名手の全体像を網羅します。
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瀬尾まいことは|家族と人のつながりを描く本屋大賞作家のプロフィール
瀬尾まいこは「せお まいこ」と読みます。本名は瀬尾麻衣子。1974年1月16日、大阪府の生まれで、大谷女子大学(現・大阪大谷大学)文学部国文学科を卒業しています。2026年6月時点で現役で活動を続ける作家です。
特筆すべきは、元・中学校の国語教師という経歴です。中学校国語の講師を経て、2005年から2011年まで京都府内の中学校で国語教諭として勤務し、教壇に立ちながら執筆を続けていました。教室で出会った子どもたちのまなざしや、家庭の事情を抱えた生徒たちへの温かい視線は、瀬尾作品に通底する「血のつながりにとらわれない家族」「不器用でもまっすぐな人間関係」の描写に色濃くにじんでいます。
作家としての出発点は2001年。短編『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞の大賞を受賞し、翌2002年に同作で単行本デビューを果たしました。以降、『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を受賞。そして2019年、『そして、バトンは渡された』で第16回本屋大賞に輝き、その名を広く知られる存在となりました。
作風の特徴は、声高に叫ばず、しんどい人生をそっと肯定してくれる筆致にあります。深刻になりがちな題材を、ユーモアと食卓の温かさで包み込み、読後に「明日も生きていこう」と思わせてくれる——それが瀬尾まいこという作家の最大の魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | 瀬尾まいこ=せお まいこ(本名:瀬尾麻衣子) |
| 生年・出身 | 1974年1月16日・大阪府出身(大谷女子大学国文学科卒) |
| 経歴 | 元・中学校国語教諭(京都府/2005〜2011年) |
| デビュー作 | 2001年『卵の緒』(第7回坊っちゃん文学賞大賞)/2002年単行本刊行 |
| 主な受賞歴 | 第7回坊っちゃん文学賞大賞(2001『卵の緒』)/第26回吉川英治文学新人賞(2005『幸福な食卓』)/坪田譲治文学賞(2008『戸村飯店 青春100連発』)/第16回本屋大賞(2019『そして、バトンは渡された』) |
| 主な活動領域 | 家族小説・青春小説・ヒューマンドラマ |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|瀬尾まいこを読むなら
瀬尾まいこを語るうえで外せないのは、「血のつながらない家族」をこれほど温かく、肯定的に描き続けてきた作家はそう多くないということです。義理の親子、再婚家庭、ひとつ屋根の下で暮らす他人同士——どんな関係であっても、そこに確かな愛情が通っていれば家族なのだ、と瀬尾作品はやさしく教えてくれます。編集部としては、まずこの「家族のかたち」というテーマに惹かれたら、ぜひ一冊手に取ってみてほしいと思います。
まず一冊だけ選ぶなら、迷わず『そして、バトンは渡された』です。血のつながらない親の間を四度もリレーされ、何度も名字が変わった少女・優子の物語。重たくなりそうな設定なのに、登場する大人たちがみな不器用なほど優子を愛していて、読み終えるころには涙とともに胸が温かくなっています。本屋大賞を受賞し、映画化もされた瀬尾まいこの代表作であり、初めての一冊として文句なしの入口です。
もっと短い時間でこの作家の世界に触れたいなら、デビュー作『卵の緒』もおすすめです。「自分は捨て子で、へその緒の代わりに卵の殻がついていた」と信じる少年と、若い母親の物語。坊っちゃん文学賞を受賞したこの短編には、のちの瀬尾作品に共通する「肩の力が抜けた優しさ」がすでに詰まっています。
そして、学校という現場をいちばん知る作家ならではの青春小説として『あと少し、もう少し』『君が夏を走らせる』なども見逃せません。元教師の瀬尾まいこが描く中高生は、背伸びも失敗もまるごと愛おしく、思春期のまっただ中にいる読者にも、かつて子どもだったすべての大人にも響きます。気になった一冊から、どうぞ安心して飛び込んでください。
- 本屋大賞受賞『そして、バトンは渡された』(文春文庫)から
- 最新刊『ありか』(2025年4月・水鈴社)もまとめてチェック
- 文庫・Kindleで気軽に読みはじめられる
【2026年】瀬尾まいこの新刊・新作情報

最新刊: ありか(2025年4月30日刊行・水鈴社)
瀬尾まいこの最新の単行本『ありか』が、2025年4月30日に水鈴社から刊行されました。シングルマザーの美空が娘のひかりを育てながら、親との関係や、自分が受けてきた恩について向き合っていく長編小説です。瀬尾作品らしい、しんどい人生をそっと肯定してくれる物語として注目を集めています。
- 出版社: 水鈴社
- 発売日: 2025年4月30日(四六判・単行本)
- ジャンル: 家族小説・ヒューマンドラマ
文庫・関連刊行の動向
代表作の文庫化も継続的に進んでいます。2022年に講談社から単行本として刊行された『掬えば手には』は、2025年に講談社文庫として文庫化され、より手に取りやすくなりました。瀬尾作品は単行本のあとに文庫化されるケースが多いため、最新の単行本は単行本で、過去作は文庫で、と読み分けるのもおすすめです。
なお、2026年以降の新刊・新作の刊行予定については、当編集部で確定した一次情報が取れていないため、本ページでは確定情報として扱っていません。最新の刊行情報は、水鈴社・文藝春秋・新潮社・講談社など各出版社の公式サイトや、著者の公式情報でのご確認をおすすめします。
瀬尾まいこのおすすめ代表作・人気ランキングは別ページで解説
瀬尾まいこのおすすめ作品を人気ランキングで詳しく知りたい方は、専用の解説ページをご用意しています。初めての1冊の選び方から、代表作TOP10・タイプ別のおすすめまでまとめています。
→ 瀬尾まいこのおすすめ小説 人気ランキングTOP10|初心者向けの1冊から名作まで
瀬尾まいこの映像化作品

瀬尾まいこの作品で映像化されている代表例が、本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』です。2021年10月29日に映画が全国公開され、主人公の優子を永野芽郁、義父の森宮さんを田中圭、母・梨花を石原さとみが演じました(監督・前田哲)。原作の温かさを大切にした映像化として、多くの観客の涙を誘いました。
映画を観てから原作を読むのも、原作を読んでから映画を観るのも、どちらも味わい深い体験になります。映像作品で物語に触れたい方は、下記からBlu-ray/DVDをチェックしてみてください。
- 永野芽郁・田中圭・石原さとみ共演(2021年公開)
- Blu-ray・DVD・配信レンタルをまとめてチェック
- 原作を読んでからの鑑賞もおすすめ
なお、上記以外の作品の映像化(テレビドラマ・配信ドラマ・アニメ等)については、当編集部で確認できる一次情報がないため、本ページでは確定情報として扱っていません。新たな映像化が告知された場合は、本ページで随時更新します。
まとめ|瀬尾まいこの新刊で何を読むべきか
瀬尾まいこ(せお まいこ)は1974年生まれ、元・中学校国語教師という経歴をもち、血のつながりにとらわれない「家族のかたち」を温かく描く本屋大賞作家です。深刻な題材も、ユーモアと食卓の温かさで包み込み、読後に「明日も生きていこう」と思わせてくれる作風が、世代を問わず多くの読者に愛されています。2025年には最新長編『ありか』が刊行され、いま追いかけ始めるのにちょうど良いタイミングです。
初めての方には:
– 第16回本屋大賞受賞・映画化もされた『そして、バトンは渡された』 → 迷ったらまずこの一冊
– デビュー作『卵の緒』 → 短時間で瀬尾まいこの世界に触れられる原点
– 『幸福な食卓』 → 吉川英治文学新人賞受賞の家族小説
青春小説から入りたい方には:
– 『あと少し、もう少し』『君が夏を走らせる』 → 元教師ならではの瑞々しい中高生像
– 『図書館の神様』 → 静かに心がほぐれる文芸部の物語
最新の瀬尾作品を追いたい方には:
– 最新刊『ありか』(2025)/文庫化された『掬えば手には』
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