『森羅記 四 懸軍の塵』は、北方謙三の歴史長編シリーズ第4巻で、2026年12月4日に集英社から出ます。本体1,900円・四六判。
先に、検索して来た方がつまずきやすい点を3つ書きます。
ひとつ目。シリーズの4巻目で、完結ではありません。 版元は「歴史長編シリーズ、第四巻!」と書いています。完結の告知はありません。
ふたつ目。刊行ペースがとても規則的です。 一巻2025年9月5日→二巻2026年2月5日→三巻2026年7月6日→四巻2026年12月4日。間隔は約5か月が3回続いています。 次巻の目安を立てやすいシリーズです。
みっつ目。価格と分量が揃っています。 一巻から三巻はすべて四六判320ページ・本体1,900円。四巻も本体1,900円です(ページ数は2026年10月14日時点で未公表)。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。
- 2026年12月4日・集英社・本体1,900円・四六判
- 蒙古襲来を描く歴史長編シリーズの第四巻
- 時宗が大陸から顔に疵を負って帰り、父・時頼との最後の時間を過ごす
森羅記 四 懸軍の塵とは|集英社の歴史長編シリーズ第4巻

まず第四巻の書誌です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 北方謙三 |
| 版元 | 集英社 |
| 発売予定日 | 2026年12月4日 |
| 判型 | 四六判 |
| 価格 | 本体1,900円 |
| ISBN | 978-4-08-770073-2 |
| 巻数 | 第4巻(完結の告知なし) |
| ページ | 2026年10月14日時点で未公表 |
出典:Books 出版書誌データベース『森羅記 四 懸軍の塵』(2026年10月14日時点)
ページ数だけがまだ公表されていない
一巻から三巻は、どれも「四六判320ページ」で登録されています。四巻は判型(四六判)と価格(本体1,900円)が出ているのに、ページ数の欄がまだ空です。
| 巻 | ページ数の登録 |
|---|---|
| 一 狼煙の塵 | 320ページ |
| 二 揺籃の塵 | 320ページ |
| 三 流星の塵 | 320ページ |
| 四 懸軍の塵 | 未公表 |
出典:版元ドットコム/Books 出版書誌データベース(2026年10月14日時点)
→ 三巻まで320ページで揃っているので、四巻も同程度になる可能性は高いですが、版元が出していない数字なので本記事では断定しません。 発売が近づくと登録されます。
版元は「歴史長編シリーズ、第四巻!」と書いている
蒙古襲来に向けて、静かに、しかし確実に動き始めていた。
歴史長編シリーズ、第四巻!
出典:Books 出版書誌データベース『森羅記 四 懸軍の塵』(2026年10月14日時点)
→ 「蒙古襲来に向けて」という言い方です。四巻の時点では、まだ襲来そのものは起きていないことになります。
森羅記は4巻とも同じ造り|刊行間隔は約5か月が3回続く

ここが本シリーズのいちばん分かりやすい特徴です。判型・ページ数・価格・刊行間隔が、どれも揃っています。
一巻から四巻までの刊行日と間隔
| 巻 | 発売日 | 前巻からの間隔 | 判型・ページ | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| 一 狼煙の塵 | 2025年9月5日 | — | 四六判320ページ | 1,900円 |
| 二 揺籃の塵 | 2026年2月5日 | 約5か月 | 四六判320ページ | 1,900円 |
| 三 流星の塵 | 2026年7月6日 | 約5か月 | 四六判320ページ | 1,900円 |
| 四 懸軍の塵 | 2026年12月4日 | 約5か月 | 四六判・ページ未公表 | 1,900円 |
出典:版元ドットコム(一)/(二)/(三)/Books 出版書誌データベース(四)(2026年10月14日時点)
→ 9月5日→2月5日→7月6日→12月4日。間隔は5か月・5か月1日・4か月28日で、3回続けてほぼ同じです。ここまで揺れないシリーズは珍しいです。
全巻の副題が「○○の塵」で統一されている
| 巻 | 副題 |
|---|---|
| 一 | 狼煙の塵 |
| 二 | 揺籃の塵 |
| 三 | 流星の塵 |
| 四 | 懸軍の塵 |
出典:版元ドットコム/Books 出版書誌データベース(2026年10月14日時点)
→ 4巻とも「○○の塵」です。「懸軍」は本国から遠く離れて進む軍のことで、四巻で時宗が大陸へ渡る内容と重なります。
次巻の時期は「約5か月後」が目安になる
→ 間隔が3回続けて約5か月なので、第五巻は2027年春から初夏あたりが目安になります。ただし版元は第五巻の刊行予定を発表していません。完結巻数も未公表です。
森羅記 四 懸軍の塵のあらすじ|時宗が大陸へ渡る

時宗は商いを通じて「日本とは異なる価値観」に触れる
海の彼方に広がる世界を、自らの目で見てみたい――。
時宗はタケル、棚下仙多、安達泰盛らとともに大陸へ渡った。広大な草原を進み、隊商に扮し、さまざまな人々と交わっていく。商いを通じて人と土地のつながりを知り、日本とは異なる暮らしや価値観に触れるなかで、時宗の世界は大きく広がっていった。
出典:Books 出版書誌データベース『森羅記 四 懸軍の塵』(2026年10月14日時点)
→ 時宗が「隊商に扮して」大陸を進むという展開です。戦ではなく商いを通して外の世界を知るという書き方になっています。
同行するのは3人
| 人物 | |
|---|---|
| タケル | 二巻で「自分が何者なのか、わからなかった」と書かれた船団の指揮官 |
| 棚下仙多 | 時宗に同行 |
| 安達泰盛 | 時宗に同行 |
出典:Books 出版書誌データベース『森羅記 四 懸軍の塵』/版元ドットコム(二)(2026年10月14日時点)
大陸側では4つの動きが並行する
| 地域 | 動き |
|---|---|
| 大モンゴル国 | クビライがパクパを国師に任命し、アフマドに新都と造船所の建設を命じて南宋との戦いに備える |
| 南宋 | 孟宣や賈似道らが襄樊を主戦場とする戦いを見据える |
| 高麗 | 三別抄をめぐる駆け引きが続く |
| 日本 | タケルが二千五百名を擁する船隊のさらなる強化に動き出す |
出典:Books 出版書誌データベース『森羅記 四 懸軍の塵』(2026年10月14日時点)
→ 4つの地域が同時に動きます。 モンゴルは造船所を作り、日本は船隊を強化するという対称です。海を挟んだ準備が両側で進む構図になっています。
終盤で時宗は父・時頼を失う
やがて大陸での旅を終えた時宗は、顔に大きな疵を負って帰国する。そして、山内の最明寺で待っていたのは、老いた父・時頼との最後の時間だった。父を失い、旅を終えた時宗は、自らが背負うものと向き合い始める。海を越えた旅は、若き時宗に何をもたらしたのか。
出典:Books 出版書誌データベース『森羅記 四 懸軍の塵』(2026年10月14日時点)
→ 顔に大きな疵を負って帰るという具体的な描写が、版元の紹介に入っています。三巻で「執権を辞し、最明寺入道と呼ばれる身となった」時頼が、四巻で亡くなります。 時宗が当主として立つ巻です。
森羅記のシリーズの流れ|一巻から三巻までのあらすじ

一巻はクビライの旅と「海の向こうにまた国がある」という発見
王座が空位のまま、モンゴル帝国は権力争いにより分断される気配に満ちていた。クビライは、祖父・チンギスの足跡を追う長い旅路の中で、様々なものを見た。人々の生活、祖父の部下たち、そして、初めての海。驚くほど静かだった。草原の先は行き止まりではなく、海があり、その海の向こうにまた国がある。モンゴル、高麗、南宋、日本。それらは海でつながり、物流、利権争いなどが日常的に行われ
出典:版元ドットコム『森羅記 一 狼煙の塵』(2026年10月14日時点)
→ 版元は一巻を「北条時宗の誕生から、元寇に立ち向かってゆく姿を過去最大のスケールで描く」と紹介しています。シリーズは「海でつながった4つの国」という視点から始まります。
二巻はクビライが帝になり、タケルが自分を探す
クビライ、ついに大モンゴル国の帝に。さらなる脅威に鎌倉幕府は、いかに立ち向かうのか……。蒙古襲来を描いた歴史巨編、堂々第二巻!!
出典:版元ドットコム『森羅記 二 揺籃の塵』(2026年10月14日時点)
→ タケルは「今は礼忠館の命令のまま米を運ぶ船隊の指揮官」で「もとより松浦水軍の船頭のひとり」だが「そこに自分の意思がない」と書かれています。四巻で時宗と大陸へ渡るのは、この迷いの続きです。
三巻は時頼が執権を辞し、造船と交易が太くなる
北条時頼は執権を辞し、最明寺入道と呼ばれる身となった。軛から解き放たれたためか、不思議と大モンゴル国が、高麗が、南宋が、日本の輪郭がよく見える。この国を滅ぼさせてはならぬ。使命感は一層強くなっていた。幼い時宗を長い旅に出し、自らも様々な人間に会った。夏島では造船が進み、妻の葛西が独自に開いた交易の道も藤乃、今福船隊の働きで太くなってきている。だが、時間が足りない。
出典:版元ドットコム『森羅記 三 流星の塵』(2026年10月14日時点)
→ 「幼い時宗を長い旅に出し」とあります。四巻の大陸行きは、三巻で時頼が決めたことです。「だが、時間が足りない」という一文が、四巻での時頼の死につながります。
森羅記 四 懸軍の塵の3つの読みどころ
1. 時宗が「見てきた側」になって帰る
一巻から三巻は、時宗がまだ幼いか、旅の途中でした。四巻で大陸を見終えて帰り、父を失います。 外を知った当主が国を背負うという転換点です。
2. 両側が同時に船を造っている
モンゴルはアフマドに造船所の建設を命じ、日本ではタケルが二千五百名の船隊を強化します。 同じ巻の中で、襲う側と迎える側の準備が並行して書かれます。
3. 北方謙三の大長編の系譜に連なる
北方謙三は『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞、『チンギス紀』(全17巻)で第65回毎日芸術賞を受けています。「大水滸伝」シリーズ(全51巻)では第64回菊池寛賞も受賞しました。本シリーズも同じ系譜の大長編です。
出典:Books 出版書誌データベース(著者略歴)(2026年10月14日時点)
- 2026年12月4日・集英社・四六判・本体1,900円
- 一巻から三巻はすべて320ページ・本体1,900円で揃う
- 刊行間隔は約5か月が3回続いている
森羅記 四 懸軍の塵に関するよくある質問
森羅記 四 懸軍の塵はいつ発売ですか
2026年12月4日です。集英社から四六判・本体1,900円で出ます。
何ページですか
2026年10月14日時点で未公表です。一巻から三巻はすべて320ページなので、同程度と見るのが自然ですが、版元が出していない数字なので断定はできません。
シリーズは完結しましたか
完結の告知はありません。 版元は「歴史長編シリーズ、第四巻!」と書いており、全体の巻数も発表されていません。
第五巻はいつ出ますか
版元の発表はありません。 ただし刊行間隔が約5か月で3回続いているので、2027年春から初夏あたりが目安になります。
一巻から読む必要がありますか
あります。 時宗の成長とタケルの迷いが巻をまたいで続く構成です。四巻の大陸行きは三巻で時頼が決めたことで、時頼の死も三巻の「時間が足りない」を受けています。 北方謙三の新刊・最新刊ガイドで全体像を確認できます。
読む順番を教えてください
一 狼煙の塵 → 二 揺籃の塵 → 三 流星の塵 → 四 懸軍の塵です。刊行順がそのまま読む順番です。
「懸軍」とはどういう意味ですか
本国から遠く離れて進む軍を指す言葉です。四巻で時宗が大陸へ渡り、隊商に扮して草原を進む内容と重なります。4巻とも副題が「○○の塵」で揃っています。
元寇(蒙古襲来)は何巻で起きますか
四巻の時点では起きていません。 版元は四巻を「蒙古襲来に向けて、静かに、しかし確実に動き始めていた」と紹介しています。
『チンギス紀』や『水滸伝』とつながっていますか
物語としてのつながりは版元が案内していません。 ただしクビライの祖父としてチンギスが言及されるため、『チンギス紀』を読んでいると人物の背景がつかみやすいです。
価格は全巻同じですか
一巻から四巻まで、すべて本体1,900円です。判型も四六判で揃っています。
まとめ|造りと刊行ペースが揃った、珍しく読みやすいシリーズ
- 『森羅記 四 懸軍の塵』は2026年12月4日・集英社・四六判・本体1,900円(ISBN 978-4-08-770073-2)
- ★刊行間隔が約5か月で3回続いている=一巻2025年9月5日→二巻2026年2月5日→三巻2026年7月6日→四巻2026年12月4日。5か月・5か月1日・4か月28日
- ★一巻から三巻はすべて四六判320ページ・本体1,900円で揃い、四巻も本体1,900円
- ★四巻のページ数だけが2026年10月14日時点で未公表。三巻まで320ページなので同程度と見られるが、版元が出していない数字
- ★副題は4巻とも「○○の塵」=狼煙/揺籃/流星/懸軍。「懸軍」は本国から離れて進む軍の意で、四巻の大陸行きと重なる
- ★四巻で時宗は大陸へ渡り、顔に大きな疵を負って帰国する。山内の最明寺で父・時頼との最後の時間を過ごし、父を失う
- ★大陸側は4つの動きが並行=クビライがパクパを国師に・アフマドに新都と造船所/南宋の孟宣・賈似道が襄樊を見据える/高麗の三別抄/日本ではタケルが二千五百名の船隊を強化
- 版元は「蒙古襲来に向けて、静かに、しかし確実に動き始めていた」と書いており、四巻では襲来そのものは起きていない
- 完結巻数も第五巻の刊行予定も未発表
- 刊行間隔が揃っているので、次巻は2027年春〜初夏あたりが目安
造り・価格・刊行ペースが揃っているので、途中で止まりにくいシリーズです。いまから追うなら一巻から4冊です。



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