結城真一郎の『#真相をお話しします』を読むべき理由を、収録作「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した評価・リモート面談やSNSといった「今」のモチーフを持ち込んだ設定・5編それぞれに仕込まれた仕掛けの3観点で完全解説。
現代的な題材を入口に、読者の思い込みを裏返す叙述トリックが光る話題のミステリ短編集を、ネタバレを最小限に紹介します。
最終更新日: 2026年7月22日
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- 収録作「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞
- 2023年本屋大賞ノミネート・22万部を超えるベストセラー
- 新潮文庫・電子書籍・中古版すべてチェック可能
#真相をお話ししますとは|日本推理作家協会賞に輝いた結城真一郎の現代ミステリ短編集
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 結城真一郎 |
| ジャンル | ミステリ/短編集 |
| 単行本発売 | 2022年6月(新潮社) |
| 文庫化 | 新潮文庫(2024年6月) |
| 文庫ISBN | 978-4-10-103263-4 |
| ページ数 | 272ページ(新潮文庫版) |
| 収録作 | 5編(惨者面談/ヤリモク/パンドラ/三角奸計/#拡散希望) |
| 受賞 | 収録作「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞 |
| その他の評価 | 2023年本屋大賞ノミネート・楽天Kobo電子書籍Award 2023 小説(国内編)受賞 |
| 発行部数 | 22万部超(2023年7月時点) |
『#真相をお話しします』は、結城真一郎による5編を収めたミステリ短編集です。
収録作の一編「#拡散希望」は、第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞しました。
リモート面談・マッチングアプリ・SNSといった「今」の題材を入口に、読者の思い込みを裏返す仕掛けを効かせた作風で、幅広い層に支持された話題作です。
#真相をお話ししますのあらすじ|「今」を舞台にした5つの短編

本作は、現代の日常に潜む違和感を起点に、それぞれ独立した物語が展開する短編集です。
以下ではネタバレを避けて、各編の入口だけを紹介します。
惨者面談
家庭教師の「面談」を題材にした一編。
現代的なコミュニケーションの形を入口に、read者の予想を裏切る構造が用意されています。
ヤリモク
マッチングアプリを題材にした一編。
出会いのかたちが変わった時代ならではの、思い込みを突く仕掛けが光ります。
パンドラ
ある「秘密」をめぐる一編。
語りの視点そのものが物語のカギを握る、叙述の妙が味わえます。
三角奸計
関係性のもつれを描く一編。
タイトルどおり、複数の思惑が交差する構図が読みどころです。
#拡散希望
SNS・動画配信を題材にした表題級の一編で、第74回日本推理作家協会賞短編部門の受賞作。
拡散される情報という現代的なモチーフを、ミステリの仕掛けへと昇華させています。
#真相をお話ししますの3つの読みどころ

1. 日本推理作家協会賞短編部門を受賞した「#拡散希望」
収録作「#拡散希望」は、第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞しました。
短編1本の完成度の高さが、権威あるミステリ賞で評価されたことが、本作を手に取る大きな理由になります。
結城真一郎の実力がはっきり示された一編です。
2. リモート面談・SNSなど「今」のモチーフを使った叙述トリック
本作の各編は、リモート面談・マッチングアプリ・動画配信といった現代的なモチーフを舞台にしています。
新しい価値観やツールがもたらす日常のゆがみを入口に、読者の思い込みを裏返す——この現代性が、本作を単なる謎解き以上の読書体験にしています。
3. 5編すべてに仕込まれた仕掛け
短編集でありながら、それぞれの物語に独立した仕掛けが用意されているのが本作の魅力です。
1編ごとに「そういうことだったのか」という着地が待っており、短い時間でどんでん返しの快感を何度も味わえます。
#真相をお話ししますの特徴|現代的モチーフの叙述トリック

本作の核にあるのは、「今」の題材と叙述トリックを結びつけた手つきです。
| 収録作 | 題材(モチーフ) | 味わい |
|---|---|---|
| 惨者面談 | 家庭教師・面談 | 日常の会話に潜む違和感 |
| ヤリモク | マッチングアプリ | 出会いの形の変化 |
| パンドラ | ある秘密 | 語りの視点の妙 |
| 三角奸計 | 関係性のもつれ | 交差する思惑 |
| #拡散希望 | SNS・動画配信 | 拡散される情報の怖さ |
古典的な叙述トリックの技法を、スマートフォン以後の生活感覚に接続したのが本作の新しさです。
「読者が当然と思い込んでいる前提」を現代のツールごと利用することで、既視感のない驚きを生み出しています。
結城真一郎が、現代ミステリの旗手として注目を集めた理由がよく分かる一冊です。
#真相をお話ししますと結城真一郎の他作品の関係
結城真一郎は、1991年生まれ・東京大学法学部卒の経歴を持ち、2018年に新潮ミステリー大賞を受賞してデビューした作家です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| デビュー | 2018年・新潮ミステリー大賞 |
| 本作の位置づけ | 初の短編集にして代表作 |
| 主な長編 | 『救国ゲーム』ほか |
| 連作短編 | 『難問の多い料理店』ほか |
長編で読ませる作家としても評価が高い結城真一郎ですが、短編の切れ味を凝縮した入口としては本作が最適です。
まず『#真相をお話しします』で作風に触れ、そこから結城真一郎の他作品へと読み進めるのがおすすめです。
#真相をお話ししますの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約4〜6時間(新潮文庫版・短編集)
- 難易度: ★★★☆☆(現代的な題材で読みやすい)
- おすすめタイプ: 短編でどんでん返しを味わいたい人/現代ミステリが好きな人/結城真一郎が気になる人
1編あたり1時間前後で読み切れるため、すきま時間に少しずつ楽しめるのが短編集ならではの利点です。
予備知識はいっさい不要で、ミステリを読み慣れていない方の入口にも向いています。
#真相をお話ししますに関するよくある質問
Q. 短編集ですか?
A. はい、5編を収めた短編集です。
惨者面談・ヤリモク・パンドラ・三角奸計・#拡散希望の各編は、それぞれ独立した物語として読めます。
Q. どの作品が賞を受けたのですか?
A. 収録作の一編「#拡散希望」が、第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞しました。
本作は、その受賞作を含む短編集です。
Q. ミステリ初心者でも読めますか?
A. 十分に読めます。
リモート面談やSNSなど身近な題材が入口なので、ミステリを読み慣れていなくても入りやすい一冊です。
Q. 文庫版はありますか?
A. 新潮文庫版が刊行されています(2024年6月)。
持ち運びやすく、電子書籍版も用意されているため、好みの形で読めます。
まとめ|#真相をお話ししますは日本推理作家協会賞に輝いた結城真一郎の現代ミステリ短編集
『#真相をお話しします』は、結城真一郎による5編のミステリ短編集で、収録作「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した話題作。
リモート面談・マッチングアプリ・SNSといった「今」のモチーフを叙述トリックに結びつけた、既視感のない驚きが魅力です。
短編でどんでん返しを味わいたい方・現代ミステリが好きな方・結城真一郎が気になる読者におすすめできる1冊。
新潮文庫版で手に取って、結城真一郎の切れ味を、ミステリの入口として味わってみてください。
- 新潮文庫版がおすすめ・電子書籍版あり
- 日本推理作家協会賞短編部門受賞作を収録
- 結城真一郎の他作品もまとめてチェック可
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#真相をお話しします・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 新潮社『#真相をお話しします』公式情報(書誌・収録作)
- 新潮社「結城真一郎」著者プロフィール
- 第74回日本推理作家協会賞 受賞情報
- openBD 書誌データ(ISBN 9784101032634)
- Wikipedia「#真相をお話しします」「結城真一郎」項目(最終確認: 2026年7月22日)




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