星新一(ほし・しんいち、1926年9月6日〜1997年12月30日)は、生涯に1001編以上のショートショートを書いた作家です。小松左京・筒井康隆と並んで「日本SF御三家」と呼ばれます。
ただ、作品集だけで数十冊あるため「結局どれから読めばいいのか」で迷いやすい作家でもあります。本ページでは、星新一のおすすめを人気ランキングTOP10で紹介し、入門の1冊から変化球までを整理します。
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- 入門の定番『ボッコちゃん』ほか名作をワンクリック
- Kindle・文庫・中古もまとめてチェック可能
- 主要作は新潮文庫・角川文庫で現在も入手できます
星新一のおすすめ|まず結論(初心者はこの3冊から)
- はじめての1冊は『ボッコちゃん』 … 代表作「おーい でてこーい」を含む自選短編集。星新一の作風がもっとも短時間でつかめます。
- 子ども時代に読んだ記憶があるなら『きまぐれロボット』 … 角川文庫の定番。1編あたりが特に短く、小学生でも読めます。
- ショートショート以外も読むなら『人民は弱し官吏は強し』 … 父・星一をモデルにした実録もので、フィクションとは別の顔が見えます。
星新一のおすすめ 人気ランキングTOP10

順位は、①代表作としての定着度、②入門しやすさ、③現在も文庫で入手しやすいかの3点から、ヨムマップ編集部が整理したものです。
| 順位 | タイトル | 文庫 | 特徴 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ボッコちゃん | 新潮文庫 | 自選短編集・「おーい でてこーい」収録 | ★★★ |
| 2 | きまぐれロボット | 角川文庫 | 1編が特に短い・子ども向けの入口 | ★★★ |
| 3 | ようこそ地球さん | 新潮文庫 | 文明と未来の悲喜劇 | ★★★ |
| 4 | 妄想銀行 | 新潮文庫 | 日本推理作家協会賞の対象作・全32編 | ★★ |
| 5 | ノックの音が | 新潮文庫 | 全編が「ノックの音」で始まる連作 | ★★★ |
| 6 | 午後の恐竜 | 新潮文庫 | 表題作は星作品でも屈指の知名度 | ★★ |
| 7 | 悪魔のいる天国 | 新潮文庫 | 初期の代表的な短編集 | ★★ |
| 8 | 人民は弱し官吏は強し | 新潮文庫 | 父・星一を描いた実録もの | ★★ |
| 9 | 未来いそっぷ | 新潮文庫 | 寓話を下敷きにした変奏 | ★★ |
| 10 | 声の網 | 角川文庫 | 電話網が社会を覆う連作長編 | ★ |
1位. ボッコちゃん(新潮文庫)
新潮社の紹介では「スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群」と表現されている自選短編集です。表題作のほか、「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」などを収録します。
星新一を初めて読むなら、まずこの1冊で問題ありません。1編あたり数ページなので、どこから開いても読めます。
2位. きまぐれロボット(角川文庫)
角川文庫の定番で、1編がさらに短く、小学生でも読み通せるのが特徴です。「子どものころ星新一を読んだ記憶があるが題名を思い出せない」という場合、本作であることが少なくありません。
大人が読み返しても落ちの切れ味は変わらないので、再入門にも向いています。
3位. ようこそ地球さん(新潮文庫)
新潮社の紹介によれば、人工冬眠の流行で静まりかえった地上、信仰にまで昇華した自殺、宇宙植民地の大暴動など、人類の未来に待ちぶせる悲喜劇を描いた一冊です。
『ボッコちゃん』より一段ブラックな後味の作品が多く、2冊目に進むならここがおすすめです。
4位. 妄想銀行(新潮文庫)
人間の妄想を取り扱う「妄想銀行」を描いた表題作ほか、全32編を収録。星新一は1968年3月、本作および過去の業績により第21回日本推理作家協会賞を受賞しています。
「受賞作から入りたい」という人はここから読むとよいでしょう。
5位. ノックの音が(新潮文庫)
全編が「ノックの音がした」という一文から始まるという、制約を課した連作集です。同じ出だしから毎回まったく違う話が立ち上がるので、星新一の発想の幅がいちばん分かりやすく体感できます。
6〜10位|さらに読みたい名作
- 6位 午後の恐竜(新潮文庫) … 現代社会に突然巨大な恐竜が出現する表題作。蜃気楼か集団幻覚かという問いから、地球の運命をシニカルに描きます。
- 7位 悪魔のいる天国(新潮文庫) … 初期の代表的な短編集。『人造美人』『ようこそ地球さん』とともに日本探偵作家クラブ賞の候補になりました。
- 8位 人民は弱し官吏は強し(新潮文庫) … 明治末、米国留学から帰って製薬会社を興した星一(ほし・はじめ)=星新一の父が、官僚との政争に巻き込まれていく実録もの。ショートショートではありません。
- 9位 未来いそっぷ(新潮文庫) … 誰もが知る寓話を下敷きに、まったく別の結末へ連れていく変奏集。
- 10位 声の網(角川文庫) … 電話網が社会のすべてを把握していく連作長編。1970年の作品ですが、現在読むと見え方が変わります。
星新一の受賞歴
| 年 | 賞 | 対象 |
|---|---|---|
| 1961年1月 | 第44回直木賞 候補 | 「生活維持省」ほか |
| 1962年2月 | 第15回日本探偵作家クラブ賞 候補 | 『人造美人』『ようこそ地球さん』『悪魔のいる天国』 |
| 1968年3月 | 第21回日本推理作家協会賞 | 『妄想銀行』および過去の業績 |
| 1970年8月 | 第1回星雲賞 | 「ほら男爵の地下旅行」 |
| 1998年11月 | 第19回日本SF大賞 特別賞 | 長年の業績に対して |
1983年に「ショートショート1001編」を達成し、以後はショートショートの執筆から離れました。日本SF大賞の特別賞は没後の受賞です。
星新一のおすすめをタイプ別に
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| とにかく定番から | ボッコちゃん |
| 短いものを少しずつ | きまぐれロボット |
| 後味の苦いものが好き | ようこそ地球さん |
| 同じ趣向の連作を味わいたい | ノックの音が |
| 小説以外も読みたい | 人民は弱し官吏は強し |
| 現代社会と重ねて読みたい | 声の網 |
よくある質問
Q. 星新一は何から読むのがおすすめ?
A. 自選短編集の『ボッコちゃん』が定番です。代表作「おーい でてこーい」を含み、1編数ページなのでどこからでも読めます。
Q. 星新一は何編くらい書いたのですか?
A. 1001編以上です。1983年に「ショートショート1001編」を達成し、以後はショートショートの執筆から離れました。
Q. 「日本SF御三家」とは誰のことですか?
A. 星新一・小松左京・筒井康隆の3人を指す呼び方です。
Q. 子どものころ読んだ本を探しています
A. 角川文庫の『きまぐれロボット』であることが多いです。1編が特に短く、学校の図書室にも置かれてきた1冊です。
Q. ショートショート以外の作品はありますか?
A. あります。『人民は弱し官吏は強し』は、製薬会社を興した父・星一をモデルにした実録もので、ショートショートではありません。
まとめ|まずは『ボッコちゃん』から
星新一は1001編以上のショートショートを残し、入口がたくさんある作家です。迷ったら、まず『ボッコちゃん』。短いものを少しずつ読みたいなら『きまぐれロボット』、もう一段ブラックな味を求めるなら『ようこそ地球さん』へ広げるのがおすすめです。
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出典・参考情報
- 新潮社 公式製品情報『ボッコちゃん』『ようこそ地球さん』『妄想銀行』『午後の恐竜』『ノックの音が』『人民は弱し官吏は強し』(内容紹介・書誌)
- KADOKAWA 公式製品情報『きまぐれロボット』『声の網』
- 「文学賞の世界」星新一の受賞・候補記録(第21回日本推理作家協会賞・第1回星雲賞・第19回日本SF大賞特別賞・第44回直木賞候補ほか)
- 星新一公式サイト プロフィール(生没年・1001編の達成)








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