島本理生(しまもと・りお、1983年生まれ)は、2018年に『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞した作家です。10代でデビューし、芥川賞の候補に3度なったのち、直木賞を受賞するという珍しい経歴を持ちます。
恋愛を軸にしながら、その奥にある家族や支配の問題を書く作風です。本ページではどこから入るとよいかを整理します。
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- 直木賞受賞作『ファーストラヴ』をワンクリック
- Kindle・文庫・中古もまとめてチェック可能
- 主要作は文春文庫・角川文庫・中公文庫で入手できます
島本理生のおすすめ|まず結論(初心者はこの3冊から)
- はじめての1冊は『ファーストラヴ』 … 直木賞受賞作。父親殺害の容疑で逮捕された女子大生を、臨床心理士の視点から追います。
- 恋愛小説から入るなら『ナラタージュ』 … 松本潤・有村架純で映画化された代表作。
- 短い作品で試すなら『リトル・バイ・リトル』 … 野間文芸新人賞を受賞した、最初期の代表作。
島本理生のおすすめ 人気ランキングTOP10

順位は、①代表作としての定着度、②入門しやすさ、③現在も文庫で入手しやすいかから、ヨムマップ編集部が整理しました。
| 順位 | タイトル | 文庫 | 受賞・特徴 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ファーストラヴ | 文春文庫 | 第159回直木賞・映像化 | ★★★ |
| 2 | ナラタージュ | 角川文庫 | 映画化・代表的な恋愛小説 | ★★★ |
| 3 | リトル・バイ・リトル | 角川文庫 | 第25回野間文芸新人賞 | ★★★ |
| 4 | Red | 中公文庫 | 第21回島清恋愛文学賞 | ★★ |
| 5 | 夏の裁断 | 文春文庫 | 第153回芥川賞候補 | ★★ |
| 6 | 生まれる森 | — | 第130回芥川賞候補 | ★★ |
| 7 | 大きな熊が来る前に、おやすみ。 | — | 第135回芥川賞候補 | ★★ |
| 8 | アンダスタンド・メイビー | — | 第145回直木賞候補 | ★ |
| 9 | 匿名者のノート | — | 近年の長編 | ★ |
| 10 | 星のように離れて雨のように散った | — | 近年の長編 | ★ |
1位. ファーストラヴ(文春文庫)
文藝春秋の紹介では、「家族という迷宮を描く直木賞受賞作」として、父親殺害の容疑で逮捕された女子大生・環菜をめぐり、臨床心理士の由紀が彼女や周辺の人と会ううちに浮かび上がる過去を描くとされています。
2018年7月に第159回直木賞を受賞。ドラマ化・映画化もされました。恋愛小説というより、家族と支配を扱ったミステリ寄りの作品なので、島本理生を知らない人の最初の1冊として最も入りやすい部類です。
2位. ナラタージュ(角川文庫)
高校時代の演劇部顧問と、卒業後に再会した教え子の恋を描いた長編です。島本理生の代表的な恋愛小説で、2017年に松本潤・有村架純の主演で映画化されました。
2005年には第18回山本周五郎賞の候補になっています。
3位. リトル・バイ・リトル(角川文庫)
2003年11月に第25回野間文芸新人賞を受賞した作品です。同作は同年1月に第128回芥川賞の候補にもなりました。
分量が少なく、最初期の作風が分かるので、長編に入る前の試し読みとして向いています。
4位. Red(中公文庫)
既婚女性と、かつての恋人との関係を描いた長編です。2015年2月に第21回島清恋愛文学賞を受賞し、同年10月には第6回山田風太郎賞の候補にもなりました。映画化もされています。
5位. 夏の裁断(文春文庫)
文藝春秋の紹介によれば、女性作家の前にあらわれた悪魔のような男に翻弄され、やがて破綻を迎えた彼女が、静養のために訪れた鎌倉で本を裁断していく——という長編です。2015年7月に第153回芥川賞の候補になりました。
6〜10位|さらに読みたい作品
- 6位 生まれる森 … 2004年1月に第130回芥川賞の候補になった作品。
- 7位 大きな熊が来る前に、おやすみ。 … 2006年7月に第135回芥川賞の候補になった作品。
- 8位 アンダスタンド・メイビー … 2011年7月に第145回直木賞の候補になった長編。
- 9位 匿名者のノート … 近年の長編。
- 10位 星のように離れて雨のように散った … 近年の長編。
※6〜10位は版が複数あるため、書影カードは掲載していません。購入時は最新の版をご確認ください。
芥川賞に3度候補になってから直木賞を受賞した
島本理生の経歴で特徴的なのは、芥川賞の候補に3度なったのち、直木賞を受賞していることです。
| 年 | 賞 | 作品 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2003年1月 | 第128回芥川賞 | リトル・バイ・リトル | 候補 |
| 2004年1月 | 第130回芥川賞 | 生まれる森 | 候補 |
| 2006年7月 | 第135回芥川賞 | 大きな熊が来る前に、おやすみ。 | 候補 |
| 2011年7月 | 第145回直木賞 | アンダスタンド・メイビー | 候補 |
| 2015年7月 | 第153回芥川賞 | 夏の裁断 | 候補 |
| 2018年7月 | 第159回直木賞 | ファーストラヴ | 受賞 |
純文学の賞とエンターテインメントの賞を行き来してきたことが、作風の幅にそのまま表れています。
島本理生の受賞歴
| 年 | 賞 | 対象 |
|---|---|---|
| 2003年11月 | 第25回野間文芸新人賞 | 『リトル・バイ・リトル』 |
| 2015年2月 | 第21回島清恋愛文学賞 | 『Red』 |
| 2018年7月 | 第159回直木賞 | 『ファーストラヴ』 |
| 2019年4月 | 第6回高校生直木賞 候補 | 『ファーストラヴ』 |
島本理生のおすすめをタイプ別に
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| 直木賞受賞作から | ファーストラヴ |
| 恋愛小説が読みたい | ナラタージュ/Red |
| 短い作品で試したい | リトル・バイ・リトル |
| 映画から入りたい | ナラタージュ/Red |
| 芥川賞候補作を読みたい | 夏の裁断/生まれる森 |
よくある質問
Q. 島本理生は何から読むのがおすすめ?
A. 直木賞受賞作の『ファーストラヴ』です。恋愛小説というよりミステリ寄りで、初めてでも入りやすい作品です。恋愛小説から入るなら『ナラタージュ』をおすすめします。
Q. 直木賞を受賞した作品はどれですか?
A. 『ファーストラヴ』です。2018年7月に第159回直木賞を受賞しました。
Q. 芥川賞は受賞していますか?
A. 受賞はしていません。候補に3度(第128回・第130回・第135回)、さらに2015年の第153回でも候補になっています。
Q. 映像化された作品は?
A. 『ナラタージュ』(2017年・松本潤、有村架純)、『ファーストラヴ』『Red』などが映像化されています。最新の配信状況は各公式サイトをご確認ください。
Q. いつデビューしたのですか?
A. 10代でデビューし、2003年に『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞しています。
まとめ|まずは『ファーストラヴ』から
島本理生は、芥川賞の候補を重ねたのち直木賞を受賞した、純文学とエンターテインメントの両方を行き来する作家です。入口に迷ったら『ファーストラヴ』。恋愛小説が読みたいなら『ナラタージュ』へ進んでください。
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出典・参考情報
- 文藝春秋 公式製品情報『ファーストラヴ』『夏の裁断』(内容紹介・書誌)
- KADOKAWA 公式製品情報『ナラタージュ』『リトル・バイ・リトル』/中央公論新社 公式製品情報『Red』
- 「文学賞の世界」島本理生の受賞・候補記録(野間文芸新人賞・島清恋愛文学賞・直木賞・芥川賞候補ほか)
- openBD(書誌・ISBNの確認)








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