柴崎友香(しばさき・ともか、1973年生まれ)は、2014年に「春の庭」で第151回芥川賞を受賞した作家です。その後も2024年に『続きと始まり』で芸術選奨文部科学大臣賞と第60回谷崎潤一郎賞、2026年2月には『帰れない探偵』で第77回読売文学賞を受賞しています。
事件が起きないのに読ませる作風で、日常の時間と場所の感覚を書くことで知られます。本ページでは入口を整理します。
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- 芥川賞受賞作『春の庭』をワンクリック
- Kindle・文庫・中古もまとめてチェック可能
- 主要作は文春文庫・河出文庫・新潮文庫で入手できます
柴崎友香のおすすめ|まず結論(初心者はこの3冊から)
- はじめての1冊は『春の庭』 … 芥川賞受賞作。隣の一軒家に惹かれていく住人を描いた中編で、文春文庫で読めます。
- 映画から入るなら『寝ても覚めても』 … 濱口竜介監督で映画化された長編。野間文芸新人賞受賞作です。
- 大阪が好きなら『その街の今は』 … 織田作之助賞と芸術選奨新人賞を受けた、大阪を舞台にした長編。
柴崎友香のおすすめ 人気ランキングTOP10

順位は、①代表作としての定着度、②入門しやすさ、③現在も文庫で入手しやすいかから、ヨムマップ編集部が整理しました。
| 順位 | タイトル | 文庫 | 受賞 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 春の庭 | 文春文庫 | 第151回芥川賞 | ★★★ |
| 2 | 寝ても覚めても | 河出文庫 | 第32回野間文芸新人賞・映画化 | ★★★ |
| 3 | その街の今は | 新潮文庫 | 第23回織田作之助賞+芸術選奨新人賞 | ★★★ |
| 4 | きょうのできごと | 河出文庫 | 映画化・デビュー期の代表作 | ★★★ |
| 5 | 続きと始まり | 集英社 | 第60回谷崎潤一郎賞+芸術選奨 | ★★ |
| 6 | 帰れない探偵 | 講談社 | 第77回読売文学賞(2026年) | ★★ |
| 7 | 大阪 | 河出文庫 | 岸政彦との共著エッセイ | ★★★ |
| 8 | ビリジアン | — | 連作短編 | ★★ |
| 9 | 千の扉 | — | 団地を舞台にした長編 | ★★ |
| 10 | わたしがいなかった街で | — | 第26回三島由紀夫賞候補 | ★★ |
1位. 春の庭(文春文庫)
取り壊される前の古いアパートで、隣の水色の一軒家に惹かれていく住人を描いた中編です。2014年7月に第151回芥川賞を受賞しました。
事件らしい事件は起きません。家と土地と、そこに住んだ人の時間が主題です。分量も抑えられているので、柴崎友香を初めて読むならここからが最も自然です。
2位. 寝ても覚めても(河出文庫)
失踪した恋人と瓜二つの男に出会ってしまった女性を描いた長編です。2010年11月に第32回野間文芸新人賞を受賞しました。
2018年に濱口竜介監督で映画化され、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されています。現在は増補新版が河出文庫で読めます。
3位. その街の今は(新潮文庫)
大阪の街と、そこで働く女性の日々を描いた長編です。2007年1月に第23回織田作之助賞、同年3月に第57回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しました。
柴崎友香の「大阪もの」の代表作にあたります。
4位. きょうのできごと(河出文庫)
引っ越しの夜に集まった若者たちの一晩を描いた連作です。2004年に行定勲監督で映画化されました。現在は増補新版で読めます。
続編にあたる『きょうのできごと、十年後』もあります。
5位. 続きと始まり(集英社)
コロナ禍を含む数年間を3人の視点から描いた長編です。2024年2月に第74回芸術選奨文部科学大臣賞、同年8月に第60回谷崎潤一郎賞を受賞しました。
6位. 帰れない探偵(講談社)
2026年2月に第77回読売文学賞を受賞した最新の代表作です。2025年7月には第10回飯田賞も受賞しています。
7位. 大阪(河出文庫)
社会学者の岸政彦との共著で、二人が大阪について交互に書いたエッセイ集です。2024年7月には第12回大阪ほんま本大賞の特別賞を受賞しました。
小説ではありませんが、柴崎友香がなぜ街を書くのかが最も直接的に分かる1冊です。
8〜10位|さらに読みたい作品
- 8位 ビリジアン … 少女時代を断片的に描いた連作。
- 9位 千の扉 … 都営団地を舞台にした長編。
- 10位 わたしがいなかった街で … 2013年に第26回三島由紀夫賞の候補になった長編。
※8〜10位は版が複数あるため、書影カードは掲載していません。購入時は最新の版をご確認ください。
芥川賞のあとも賞を受け続けている
柴崎友香は芥川賞が到達点ではなく、その後のほうが受賞が多い作家です。
| 年 | 賞 | 作品 |
|---|---|---|
| 2007年1月 | 第23回織田作之助賞 | その街の今は |
| 2007年3月 | 第57回芸術選奨新人賞 | その街の今は |
| 2010年11月 | 第32回野間文芸新人賞 | 寝ても覚めても |
| 2014年7月 | 第151回芥川賞 | 春の庭 |
| 2024年2月 | 第74回芸術選奨文部科学大臣賞 | 続きと始まり |
| 2024年8月 | 第60回谷崎潤一郎賞 | 続きと始まり |
| 2025年7月 | 第10回飯田賞 | 帰れない探偵 |
| 2026年2月 | 第77回読売文学賞 | 帰れない探偵 |
2024年以降だけで4つの賞を受けており、現在進行形で評価が上がっている作家です。
柴崎友香のおすすめをタイプ別に
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| 芥川賞受賞作から | 春の庭 |
| 映画から入りたい | 寝ても覚めても/きょうのできごと |
| 大阪が好き | その街の今は/大阪 |
| 近年の受賞作を読みたい | 続きと始まり/帰れない探偵 |
| 小説以外も読みたい | 大阪(岸政彦との共著) |
よくある質問
Q. 柴崎友香は何から読むのがおすすめ?
A. 芥川賞受賞作の『春の庭』(文春文庫)です。中編で分量も抑えられており、作風が最も短時間でつかめます。
Q. 芥川賞を受賞した作品はどれですか?
A. 「春の庭」です。2014年7月に第151回芥川賞を受賞しました。
Q. 映画化された作品は?
A. 『寝ても覚めても』(2018年・濱口竜介監督)と『きょうのできごと』(2004年・行定勲監督)です。最新の配信状況は各公式サイトをご確認ください。
Q. 最新の受賞は?
A. 2026年2月の第77回読売文学賞(『帰れない探偵』)です。2024年以降だけで芸術選奨・谷崎潤一郎賞・飯田賞・読売文学賞と4つを受けています。
Q. 『大阪』は小説ですか?
A. 小説ではありません。社会学者の岸政彦との共著エッセイ集で、二人が大阪について交互に書いています。
まとめ|まずは『春の庭』から
柴崎友香は、芥川賞のあとも受賞を重ね続けている作家です。入口に迷ったら『春の庭』。映画から入るなら『寝ても覚めても』、大阪に関心があるなら『その街の今は』へ進んでください。
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出典・参考情報
- 文藝春秋 公式製品情報『春の庭』/河出書房新社 公式製品情報『寝ても覚めても』『きょうのできごと』『大阪』/新潮社 公式製品情報『その街の今は』/集英社 公式製品情報『続きと始まり』/講談社 公式製品情報『帰れない探偵』
- 「文学賞の世界」柴崎友香の受賞・候補記録(織田作之助賞・芸術選奨新人賞・野間文芸新人賞・芥川賞・芸術選奨・谷崎潤一郎賞・飯田賞・読売文学賞ほか)
- openBD(書誌・ISBNの確認)










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