小野不由美「営繕かるかや怪異譚」を読む順番を、全4巻の刊行順(その壱→その弐→その参→その肆)で完全網羅。各巻のあらすじ・発売日・文庫情報、最新刊『その肆』、そして「各話独立の連作怪談だけどシリーズ順がおすすめな理由」まで、この1ページで全部わかります。
最終更新日: 2026年6月12日
まず結論|読む順番は「刊行順」、各話独立だがシリーズ順推奨
営繕かるかや怪異譚の「順番」を探している方に、先に結論をお伝えします。
- 読む順番=刊行順でOK。
その壱 → その弐 → その参 → その肆の順に読めば間違いありません。 - 既刊は全4巻・シリーズは継続中(未完結)。2025年6月に第4巻『その肆』が刊行され、2026年6月時点でも続いています。
- 最新刊は『営繕かるかや怪異譚 その肆』(2025年6月26日・単行本)。文庫はその参まで刊行済みです。
- 連作怪談なので1話完結・各話は独立して読めます。ただし営繕屋・尾端(おばな)の世界観に少しずつ馴染んでいくと味わいが増すため、初読はシリーズ順(その壱から)を推奨します。
「どれから読めばいい?」という疑問は、その壱から刊行順でまったく問題ありません。詳しくは下の各章で解説します。
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営繕かるかや怪異譚シリーズとは|順番を知る前に押さえる基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 小野不由美 |
| 主人公 | 尾端(おばな)(営繕屋・建物の修繕職人) |
| 出版社 | KADOKAWA(角川文庫/単行本) |
| 開始年 | 2014年(『営繕かるかや怪異譚』その壱 単行本刊行) |
| 巻数 | 全4巻(その壱〜その肆/2026年6月時点) |
| 完結状況 | 継続中(未完結) |
| ジャンル | 怪談・和風ホラー短編集(連作) |
| 形式 | 1話完結の連作短編集(各巻6話前後収録) |
| 漫画版 | 加藤和恵による漫画版(集英社『ジャンプSQ.』連載・2022年11月〜単行本刊行) |
営繕かるかや怪異譚シリーズは、古い家や建物に取り憑いた怪異を、営繕屋(修繕職人)の尾端(おばな)が「修繕」によって鎮めていく連作怪談短編集です。幽霊を退治するのではなく、家のつくりに少し手を加えることで、住む人と怪異の関係をそっと収めるという独特のアプローチが特徴。十二国記やゴーストハントで知られる小野不由美の、しみじみと怖く、どこか優しい和風ホラーとして、シリーズの入門にも人気があります。
営繕かるかや怪異譚の読む順番|結論は「刊行順」がおすすめ
読む順番=刊行順でOK
営繕かるかや怪異譚は刊行順(その壱→その弐→その参→その肆)で読むのが最もおすすめです。理由は次の3点。
- 各巻はナンバリング(その壱・その弐…)で順番が明示されており、刊行順に読むのが自然
- 営繕屋・尾端という主人公や世界観が巻をまたいで共通しており、最初から読むと修繕のスタイルや雰囲気に馴染みやすい
- 1冊あたり6話前後の短編集なので、1巻から順に読み進めても負担が少なく、テンポよく世界観に入っていける
各話は独立、途中の巻から読んでも大丈夫
本シリーズは1話完結の連作怪談で、各短編は基本的に独立しています。そのため「気になった巻・話から読む」ことも可能です。ただし、初めて読むなら『その壱』から刊行順に読むのを推奨します。シリーズを通じて尾端の人物像や営繕という仕事の魅力がじわじわ伝わってくるため、順番に読んだほうが世界観を深く味わえます。
営繕かるかや怪異譚 全4巻の刊行順リスト
| # | タイトル | 単行本初版 | 文庫版 | 形式 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 営繕かるかや怪異譚(その壱) | 2014年12月3日 | 2018年6月15日(角川文庫) | 文庫あり |
| 2 | 営繕かるかや怪異譚 その弐 | 2019年7月31日 | 2022年6月10日(角川文庫) | 文庫あり |
| 3 | 営繕かるかや怪異譚 その参 | 2022年8月26日 | 2025年6月17日(角川文庫) | 文庫あり |
| 4 | 営繕かるかや怪異譚 その肆 | 2025年6月26日 | 未刊行(2026年6月時点) | 単行本のみ |
その壱〜その参は角川文庫で揃えられます。最新刊『その肆』は2025年6月時点で単行本(四六判)のみで、文庫化の時期は未発表です。
営繕かるかや怪異譚シリーズ各巻のあらすじ
第1巻: 営繕かるかや怪異譚(その壱・2014年単行本/2018年文庫)
シリーズの原点となる第1巻。古い家にまつわる怪異に悩む人々のもとへ、営繕屋・尾端が現れ、家のつくりを少し直すことで怪異を鎮めていく6つの怪談を収録。「奥庭より」「屋根裏に」「雨の鈴」「異形のひと」「潮満ちの井戸」「檻の外」を収め、シリーズ独特の“怖いのに優しい”読み味がここで確立されます。怪談専門誌『幽』連載をまとめた、入門に最適な一冊です。
第2巻: 営繕かるかや怪異譚 その弐(2019年単行本/2022年文庫)
シリーズ第2巻。前作と同じく、家や土地に取り憑いた怪異を尾端が「修繕」で鎮めていく連作怪談集。日常のすぐ隣にある不穏さと、それをそっと収める営繕という仕事の妙が一層深まります。第1巻で世界観に馴染んだ読者が、安心して次に手に取れる一冊。2022年6月に角川文庫化され、文庫でも揃えやすくなりました。
第3巻: 営繕かるかや怪異譚 その参(2022年単行本/2025年文庫)
第3巻。古い建物に宿る怪異と、そこに暮らす人の心の機微を丁寧に描く連作短編集。シリーズを重ねるごとに増す“しみじみとした怖さ”が味わえる一冊で、2025年6月に角川文庫化されました。これによりその壱〜その参までが文庫で揃うようになり、シリーズをまとめて読みたい人にとっての区切りの良い到達点になっています。
第4巻: 営繕かるかや怪異譚 その肆(2025年単行本・最新刊)
シリーズ最新刊にして第4巻。「忍びよる」「迦陵頻伽」「鉄輪」「いつか眠りを」「夜明けの晩に」「風来たりて」の6編を収録。古い家屋に潜む怪異を営繕屋・尾端が静かに鎮めていく、シリーズおなじみの構成です。2025年6月26日に単行本(四六判)として刊行され、2026年6月時点では文庫未刊行のため、最新の物語をいち早く読みたい方は単行本でどうぞ。シリーズは未完結で、続刊も期待されています。
- その壱〜その参は角川文庫で文庫化済み・まとめ買いがお得
- 最新刊『その肆』は単行本で先取り・続きが気になる人に
- Kindle版で電子化も対応・夜にぴったりの怪談連作
営繕かるかや怪異譚の作風・読みどころ
営繕かるかや怪異譚の最大の魅力は、「怖さ」と「救い」が同居していることです。
- 怪異を退治しない: 一般的なホラーのように除霊・退治で解決するのではなく、家の構造を少し変える=「営繕(修繕)」によって、人と怪異の距離を整える。この発想がシリーズ全体を貫く独自性です。
- 建物そのものが怖い: 屋根裏、井戸、奥庭、古い間取り——日本家屋ならではの“暗がり”が舞台。住んだことのある人なら誰しもどこかで感じた不穏さを巧みに掬い上げます。
- しみじみとした余韻: 怪異の背後には、亡くなった人や残された人の想いがあることが多く、読後はゾッとしつつも、どこか切なく優しい気持ちが残ります。
- 短編集ゆえの読みやすさ: 1話完結なので寝る前に1編ずつ、という読み方にも向いています。十二国記のような長編が苦手な人でも入りやすいのが、小野不由美作品の入門としても勧められる理由です。
本格的な恐怖というより、日常に忍び込む“じんわりとした怖さ”を味わいたい人に最適なシリーズです。
営繕かるかや怪異譚 順番に関するよくある質問
Q. 営繕かるかや怪異譚はどの順番で読むのがおすすめ?
A. 刊行順(その壱 → その弐 → その参 → その肆)が最もおすすめです。各巻はナンバリングされており、営繕屋・尾端の世界観に少しずつ馴染んでいけるため、初読は『その壱』から順に読むのが王道です。各話は1話完結の連作なので、途中の巻から読んでも問題はありません。
Q. 営繕かるかや怪異譚は全何巻?
A. 2026年6月時点で全4巻(その壱・その弐・その参・その肆)が刊行されています。その壱(2014年単行本/2018年文庫)、その弐(2019年単行本/2022年文庫)、その参(2022年単行本/2025年文庫)、その肆(2025年単行本・最新刊)です。
Q. 営繕かるかや怪異譚は完結している?
A. 完結していません(継続中)。 2025年6月に第4巻『その肆』が刊行され、2026年6月時点でも明確な完結宣言はなく、続刊が期待される状況です。連作怪談のため、各巻は独立して楽しめます。
Q. 営繕かるかや怪異譚は文庫で揃えられる?
A. その壱〜その参までは角川文庫で揃えられます。 その壱(2018年6月)、その弐(2022年6月)、その参(2025年6月)が文庫化済みです。最新刊『その肆』は2026年6月時点で単行本(四六判)のみで、文庫化の時期は未発表です。
Q. 営繕かるかや怪異譚を書いた小野不由美の他の作品は?
A. 小野不由美は和風ファンタジーの金字塔十二国記シリーズで知られ、ほかにもホラー長編『残穢』(山本周五郎賞)、『ゴーストハント』シリーズなどがあります。作品全体は小野不由美の作品ガイドで詳しく紹介しています。営繕かるかや怪異譚は、その中でも短編で気軽に楽しめる和風ホラーとして入門に人気です。
まとめ|営繕かるかや怪異譚は刊行順で読むのが王道
小野不由美「営繕かるかや怪異譚」は、営繕屋・尾端が古い建物の怪異を「修繕」で鎮めていく、しみじみと怖い和風怪談の連作短編集。読む順番は刊行順(その壱 → その弐 → その参 → その肆)が最もおすすめです。
- 初めての方はまず第1巻『その壱』(角川文庫)から
- 文庫で揃えたい方はその壱〜その参までが文庫化済み
- 最新の物語を追いたい方は最新刊『その肆』(2025年単行本)まで
- 各話は1話完結なので、気になった話から拾い読みもOK
全4巻・継続中のシリーズ。十二国記とは異なる小野不由美の“怖くて優しい”一面を、刊行順でじっくり堪能してみてください。
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出典・参考情報
- KADOKAWA「営繕かるかや怪異譚」シリーズ各巻 公式商品ページ(その壱/その弐/その参/その肆)
- カドブン「小野不由美『営繕かるかや怪異譚』シリーズ特設サイト」
- 集英社『ジャンプSQ.』漫画版「営繕かるかや怪異譚」連載ページ(原作:小野不由美/漫画:加藤和恵)
- Wikipedia「営繕かるかや怪異譚」項目(最終確認: 2026年6月12日)





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