平岩弓枝「御宿かわせみ」の読む順番を、正編(全34巻)と続編『新・御宿かわせみ』(全7巻)の両方で完全網羅。「読む順番はどうすればいい?」「第1巻はどれ?」「全部で何巻?」「完結してるの?」まで、この1ページで全部わかります。江戸・大川端の旅籠「かわせみ」を舞台にした人情時代小説の決定版です。
最終更新日: 2026年6月14日
まず結論|「御宿かわせみ 順番」はこれだけ押さえればOK
「御宿かわせみ」の順番で迷っている方へ、先に結論からお伝えします。
- 🟢 読む順番=刊行順でOK。 正編・新シリーズとも、刊行された順番がそのまま物語の時系列順です。難しい並び替えは不要で、第1巻『御宿かわせみ』から順に読むだけで世界観がきれいに繋がります。
- 🟢 全体は「正編 全34巻」+「新・御宿かわせみ 全7巻」の2部構成。 まず正編34巻を刊行順に読み、そのあと続編『新・御宿かわせみ』7巻に進むのが王道です。
- 🟢 著者・平岩弓枝さんは2023年6月に逝去。 これにより両シリーズは事実上完結しており、2026年6月時点で新刊・続刊の予定はありません。
- 🟢 まず読むべき1冊は第1巻『御宿かわせみ』。 旅籠かわせみの女主人るいと、元同心・神林東吾の物語がここから始まります。
どの入口から来た方も迷わないよう、本記事では正編の読む順番と新シリーズの読む順番を分けて整理しています。
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御宿かわせみシリーズとは|順番を知る前に押さえる基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 平岩弓枝(1932年3月15日 – 2023年6月9日没・享年91) |
| 出版社 | 文藝春秋(文春文庫) |
| 連載開始 | 1973年(『小説サンデー毎日』隔月連載 → のち『オール讀物』) |
| 舞台 | 江戸末期の江戸・大川端の旅籠「かわせみ」 |
| 主人公 | るい(かわせみの女主人)/神林東吾(元同心) |
| 巻数 | 正編 全34巻 + 続編『新・御宿かわせみ』全7巻 |
| 累計発行部数 | シリーズ累計1800万部超 |
| 完結状況 | 著者逝去(2023年)により事実上完結 |
| ジャンル | 時代小説・人情捕物帖 |
| ドラマ化 | NHK・TBS・テレビ朝日で複数回(真野響子・高島礼子ほか主演) |
御宿かわせみは、江戸末期の大川端(隅田川沿い)にある小さな旅籠「かわせみ」を舞台に、女主人るいと、彼女の恋人で元南町奉行所同心の神林東吾を中心とした人情と事件を描く連作時代小説です。1973年の連載開始以来、30年以上にわたって書き継がれた正編は全34巻、累計発行部数はシリーズ全体で1800万部を超える、平岩弓枝の代表作にして国民的な時代小説シリーズです。
なお著者の平岩弓枝さんは2023年6月9日、間質性肺炎のため91歳で逝去されました。これにより御宿かわせみ/新・御宿かわせみ両シリーズは事実上の完結を迎えています。
御宿かわせみ 順番の基本|読む順番は「刊行順」でOK

読む順番=刊行順がベスト
御宿かわせみは刊行順に読むのが最もおすすめです。理由はシンプルで、以下の3点に集約されます。
- 連作短編集なので、刊行された順番がそのまま物語の時間の流れに沿っている
- るいと東吾の関係(恋仲 → 結婚 → 家族)が巻を追って自然に進展していくため、順番に読むと人間関係の変化を味わえる
- 続編『新・御宿かわせみ』では正編の主要人物の「子供世代」が主役になるため、正編を先に読んでおくと続編の人物関係がすっと頭に入る
全体の流れ=「正編34巻 → 新シリーズ7巻」
御宿かわせみの順番を大きく俯瞰すると、次の2部構成です。
- 正編『御宿かわせみ』全34巻(1974年〜2006年)… 江戸末期が舞台。るいと東吾の物語
- 続編『新・御宿かわせみ』全7巻(2008年〜2017年)… 明治期が舞台。子供世代の物語
まず正編34巻を第1巻から順に読み、読み終えたら続編『新・御宿かわせみ』へ進む——これが御宿かわせみ 順番の王道ルートです。連作短編なので途中の巻から拾い読みもできますが、初めての方は迷わず第1巻『御宿かわせみ』からどうぞ。
御宿かわせみ正編 全34巻の刊行順リスト
正編は全34巻。第1巻は1974年刊(文春文庫の新装版は2004年3月)、最終巻の第34巻『浮かれ黄蝶』は2006年4月刊行です。代表的な巻を中心に刊行順で並べます(各巻とも文春文庫で入手可能)。
| # | タイトル | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 御宿かわせみ | シリーズの原点(文春文庫新装版 2004年3月) |
| 2 | 江戸の子守唄 | るいと東吾の物語が動き出す初期巻 |
| 3 | 水郷から来た女 | 大川端の四季と事件を描く |
| … | …(第4巻〜第33巻) | 連作短編として刊行順に継続 |
| 34 | 浮かれ黄蝶 | 正編・最終巻(2006年4月刊行) |
連作短編集のため、第2巻以降は基本的に1冊ずつ独立して楽しめます。ただし、るいと東吾の関係や脇役たちの成長を追うなら刊行順での通読がいちばん味わい深いです。
序盤の読みどころ|まずはこの3冊から
御宿かわせみ 順番の入口として、押さえておきたい序盤の3作と、続編の入口を紹介します。確実な書誌情報が取れた巻のみAmazonカードを掲載しています。
第1巻: 御宿かわせみ(シリーズの原点)
シリーズの始まりの1冊。大川端の旅籠「かわせみ」を切り盛りする女主人るいと、彼女が想いを寄せる元同心の青年神林東吾を中心に、宿に持ち込まれるさまざまな事件と人情を描く連作短編集です。江戸の市井に生きる人々の悲喜こもごもが、四季の移ろいとともに静かに立ち上がる——御宿かわせみの魅力が凝縮された、必ず最初に読むべき1冊です。
第2巻・第3巻あたりまでで世界観がつかめる
第2巻『江戸の子守唄』、第3巻『水郷から来た女』と読み進めると、るいと東吾の関係、同心・畝源三郎や奉公人の嘉助・お吉といった脇役たちのキャラクターが立ってきて、「かわせみ」という場所そのものが愛おしくなってきます。ここまで来れば、あとは刊行順にどんどん読み進めるだけ。気に入った方は正編34巻を一気に揃えるのがおすすめです。
- 第1巻『御宿かわせみ』から正編全34巻まで
- 文春文庫で全巻文庫化済み・まとめ買いも便利
- 続編『新・御宿かわせみ』全7巻もあわせてチェック
続編『新・御宿かわせみ』全7巻の読む順番
正編34巻を読み終えたら、続編『新・御宿かわせみ』へ進みます。こちらは2007年から『オール讀物』で連載が始まり、舞台を明治期へと移して、正編の主要人物の「子供世代」(神林麻太郎・畝源太郎・麻生花世・神林千春ら)を主役に据えたシリーズです。全7巻で、こちらも刊行順に読めばOKです。
| # | タイトル | 単行本刊行 |
|---|---|---|
| 1 | 新・御宿かわせみ | 2008年1月 |
| 2 | 華族夫人の忘れもの | 2008年10月 |
| 3 | 花世の立春 | 2010年1月 |
| 4 | 蘭陵王の恋 | 2013年3月 |
| 5 | 千春の婚礼 | 2015年1月 |
| 6 | お伊勢まいり | 2016年1月 |
| 7 | 青い服の女 | 2017年3月 |
新シリーズ 第1巻: 新・御宿かわせみ
続編の幕開け。江戸が明治へと変わる激動の時代、「かわせみ」を取り巻く人々が新時代の波に向き合っていきます。正編で幼かった子供たちが大人になり、新しい主役として物語を背負う構成で、正編ファンほど胸が熱くなる1冊。正編34巻を読んだあとに進むのが断然おすすめです。
新シリーズ 第7巻: 青い服の女(新シリーズ最終巻)
『新・御宿かわせみ』シリーズの最終巻(第7巻・単行本2017年3月、文春文庫2019年10月)。著者・平岩弓枝さんの2023年逝去により、これが御宿かわせみの世界を描いた事実上の最後の単行本となりました。長きにわたる大河の締めくくりとして、シリーズを追ってきた読者には感慨深い1冊です。
御宿かわせみのドラマ化|NHK・テレビ朝日ほか
御宿かわせみは、これまでに複数の放送局で繰り返しドラマ化されてきた国民的時代小説です。代表的な映像化は以下のとおりです。
| 放送局 | 放送年 | 主演(るい役) |
|---|---|---|
| TBS『東芝日曜劇場』 | 1973年 | 若尾文子 |
| NHK | 1980〜1983年 | 真野響子 |
| テレビ朝日(スペシャル) | 1988〜1989年 | 古手川祐子 |
| テレビ朝日『新・御宿かわせみ』 | 1997〜1998年 | 沢口靖子 |
| NHK『金曜時代劇 御宿かわせみ』 | 2003〜2005年 | 高島礼子 |
特にNHKでは複数回にわたって連続ドラマ化されており、真野響子版(1980〜83年)、高島礼子版(2003〜05年・金曜時代劇)が広く知られています。映像で世界観をつかんでから原作小説を刊行順に読むと、江戸・大川端の情景がより鮮やかに立ち上がります。
御宿かわせみ 順番に関するよくある質問
Q. 御宿かわせみは全部で何巻?
A. 正編が全34巻(1974年『御宿かわせみ』〜2006年『浮かれ黄蝶』)、続編『新・御宿かわせみ』が全7巻(2008年〜2017年『青い服の女』)です。両シリーズを合わせると合計41冊になります。
Q. 御宿かわせみはどの順番で読むのがおすすめ?
A. 刊行順(=物語の時系列順)がおすすめです。第1巻『御宿かわせみ』から正編34巻を順に読み、そのあと続編『新・御宿かわせみ』全7巻に進むのが王道。連作短編なので拾い読みも可能ですが、人物関係の進展を味わうなら刊行順での通読がベストです。
Q. 御宿かわせみは完結している?
A. 事実上完結しています。 著者の平岩弓枝さんが2023年6月9日に91歳で逝去されたため、正編34巻・新シリーズ7巻ともこれ以上の続刊は刊行されません。2026年6月時点で新刊・続刊の予定はありません。
Q. 新・御宿かわせみとは?
A. 正編『御宿かわせみ』の続編シリーズです。2007年から『オール讀物』で連載が始まり、舞台を明治期へと移して、正編の主要人物の子供世代(神林麻太郎・畝源太郎・麻生花世・神林千春ら)を主役にしています。全7巻で、最終巻は第7巻『青い服の女』(2017年)です。
Q. 御宿かわせみは文庫本で揃えられる?
A. はい。正編・新シリーズとも文春文庫で文庫化されており、文庫で揃えられます。正編第1巻は新装版(2004年3月)も刊行されています。
Q. 御宿かわせみはドラマ化されている?
A. されています。TBS・NHK・テレビ朝日で複数回ドラマ化されており、NHKでは真野響子版(1980〜83年)、高島礼子主演の『金曜時代劇 御宿かわせみ』(2003〜05年)などが知られています。
まとめ|御宿かわせみは第1巻から刊行順で読むのが王道
平岩弓枝「御宿かわせみ」は、江戸・大川端の旅籠を舞台にした人情時代小説の決定版。読む順番は刊行順でOKで、まず正編全34巻を第1巻『御宿かわせみ』から読み、そのあと続編『新・御宿かわせみ』全7巻へ進むのが王道です。
- 初めての方は第1巻『御宿かわせみ』から。るいと東吾の物語の原点です
- 正編を読み終えたら続編『新・御宿かわせみ』(明治編・全7巻)へ
- シリーズの完結状況は、著者・平岩弓枝さんの2023年逝去により事実上完結。新刊予定はありません
30年以上書き継がれた国民的時代小説。江戸の四季と人情に浸りたい方は、ぜひ第1巻から刊行順でどうぞ。
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出典・参考情報
- Wikipedia「御宿かわせみ」「新・御宿かわせみ」項目(最終確認: 2026年6月14日)
- 東京新聞・日本経済新聞「作家・平岩弓枝さん死去」報道(2023年6月)
- 文藝春秋公式「本の話」(『青い服の女 新・御宿かわせみ7』書誌)
- 紀伊國屋書店ウェブストア(文春文庫 御宿かわせみ/新・御宿かわせみ 書誌)





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