呉勝浩(ご かつひろ)の最新刊・新作情報、デビュー作『道徳の時間』から各ミステリランキングを席巻した『スワン』『爆弾』、その続編『法廷占拠 爆弾2』、最新刊『アトミック・ブレイバー』まで、代表作と読みどころをこの1ページで完結。基本は一作ごとに世界が独立した作家ですが、唯一の続きものである「爆弾」シリーズの読む順番、初めての一冊におすすめの作品、受賞歴や直木賞候補作まで、社会派エンタメミステリの旗手の全体像を網羅します。
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呉勝浩とは|『爆弾』『スワン』でミステリランキングを席巻した社会派エンタメの旗手のプロフィール
呉勝浩は「ご かつひろ」と読みます。1981年9月14日生まれ、青森県八戸市の出身で、大阪芸術大学芸術学部映像学科を卒業した作家です。2026年6月時点でも現役で執筆を続けています。
2015年、『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。学校の道徳の授業と、25年前に起きた殺人事件をめぐる過去を交錯させた重厚なミステリで、新人離れした構成力が高く評価されました。以降、講談社・KADOKAWA・文藝春秋・光文社・徳間書店・小学館など版元を横断しながら、コンスタントに長編を発表し続けています。
作風の特徴は、緻密に組み上げたミステリの骨格に、人間の悪意や社会のひずみを正面から描き込む「社会派エンタメミステリ」にあります。2018年には『白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞。2019年の『スワン』は、ショッピングモール無差別銃撃事件の「その後」を描き、第41回吉川英治文学新人賞と第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、各ミステリランキングでも上位に入りました。さらに2021年の『おれたちの歌をうたえ』、2022年の『爆弾』で2年連続の直木賞候補となり、『爆弾』は「このミステリーがすごい!」をはじめ各種ミステリランキングで多数1位を獲得。いま最も注目される実力派の一人です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読み方 | 呉勝浩=ご かつひろ |
| 生年・出身 | 1981年9月14日生まれ・青森県八戸市出身 |
| デビュー作 | 2015年『道徳の時間』(講談社/第61回江戸川乱歩賞) |
| 主な受賞歴 | 2018年 大藪春彦賞(『白い衝動』)/2020年 吉川英治文学新人賞・日本推理作家協会賞(『スワン』)/2022年 咲くやこの花賞 |
| 主な候補歴 | 2021年・2022年 直木賞候補(『おれたちの歌をうたえ』『爆弾』)2年連続 |
| 主な活動領域 | 社会派ミステリ・エンターテインメント・サスペンス |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|呉勝浩の新刊を読むなら
呉勝浩を語るうえで外せないのは、「ミステリの仕掛け」と「社会のひずみ」を両立させる手つきの確かさです。トリックや謎解きの快感だけでも、社会派のテーマ性だけでもない。両方を高い純度で同時に味わえるのが、この作家の最大の魅力です。編集部としては、まず「ランキングを席巻した代表作」から入ることをおすすめします。
初めての一冊として安心して薦められるのは、各ミステリランキング1位を総なめにした『爆弾』です。取り調べ室に連行された風采の上がらない中年男・スズキタゴサクが、刑事たちを相手に不気味な予言めいた言葉を発し、やがて街を爆破テロが襲う——会話劇だけで読者を締め上げる緊張感は圧巻で、呉勝浩の名を一気に広めた一作です。読みやすさと衝撃を兼ね備えた、入門の王道といえます。
一方、「呉勝浩の凄み」をもう一段深く味わいたいなら、日本推理作家協会賞・吉川英治文学新人賞をダブル受賞した『スワン』へ。ショッピングモールでの無差別銃撃事件、その生き残りとして招かれた集まりで、何が起きたのかを問い直していく重い一作です。被害者・加害者・傍観者の境界を揺さぶる構成が鋭く、エンタメでありながら読後に深く考えさせる、この作家の代表作中の代表作です。
そして見落としがちですが、呉勝浩はデビュー作『道徳の時間』から一貫して「過去の事件」と「現在」を編み込む長編の名手でもあります。『おれたちの歌をうたえ』のような同窓の男たちが過去の死の真相に向き合う物語まで、引き出しは広い。気になった一冊から、構えずに飛び込んでください。
- ランキング席巻の代表作『爆弾』(講談社)から
- 最新刊『アトミック・ブレイバー』もまとめてチェック
- 単行本・文庫・Kindleを発売順にそろえて読む
【2026年】呉勝浩の新刊・新作情報

最新刊: アトミック・ブレイバー(2025年10月22日)
呉勝浩の最新刊は、長編『アトミック・ブレイバー』。光文社より2025年10月22日に単行本として発売されました。小型核爆弾による世界同時多発テロから27年後を舞台に、平凡なサラリーマンが人気ゲーム『アトミック・ブレイバー5』をめぐる国家機関と組織の争奪戦へ巻き込まれていく、スケールの大きなエンターテインメント作品です。
- 出版社: 光文社
- 発売日: 2025年10月22日(単行本)
- ジャンル: エンターテインメント・サスペンス
なお、本作の文庫化の有無・時期については、2026年6月時点で当編集部が確認できる確定情報はありません。最新の刊行情報は光文社など出版社公式サイトでのご確認をおすすめします。
『爆弾』の続編『法廷占拠 爆弾2』も刊行(2024年7月)
各ミステリランキングを席巻した『爆弾』には続編があります。『法廷占拠 爆弾2』は、講談社より2024年7月31日に単行本として刊行されました。前作で街を恐怖に陥れた爆弾魔・スズキタゴサクの裁判の最中、武装した若者が法廷を占拠し、100人が人質となる——という、前作の登場人物が帰ってくるシリーズ第2作です。『爆弾』を読んでから手に取ると、緊張感がいっそう増します。
近年の単行本も継続的に刊行中
呉勝浩は上記のほかにも、近年『Q』(2023年・小学館)や短編集『素敵な圧迫』(2023年・講談社)など、版元を横断しながら新作を送り出してきました。一作ごとにテーマも語り口も変わるため、「次は何を書くのか」を追う楽しみがある作家です。なお、これらの作品はそれぞれ独立した物語で、「爆弾」シリーズを除けば読む順番に決まりはありません。気になったタイトルから手に取って問題ありません。
今後の新刊について
2026年6月時点で、次の新たな長編の刊行予定として当編集部が確認できる一次情報はありません。最新情報は講談社・KADOKAWA・文藝春秋・光文社・小学館など各出版社の公式サイトでご確認ください。
呉勝浩の新刊・代表作に関するよくある質問
Q. 呉勝浩の最新刊は?
A. 最新刊は長編『アトミック・ブレイバー』で、2025年10月22日に光文社から単行本として発売されました。世界同時多発核テロから27年後を舞台に、人気ゲームをめぐる争奪戦に巻き込まれた男を描くエンターテインメント作品です。なお『爆弾』の続編『法廷占拠 爆弾2』も2024年7月に講談社から刊行されています。
Q. 呉勝浩の読み方は?
A. 呉勝浩は「ご かつひろ」と読みます。1981年生まれ、青森県八戸市の出身で、2015年に『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞してデビューしました。
Q. 呉勝浩のおすすめ・初めて読むならどれ?
A. 初めて読むなら、各ミステリランキング1位を席巻し映像化もされた『爆弾』が定番です。呉勝浩の凄みを深く味わうなら日本推理作家協会賞・吉川英治文学新人賞をダブル受賞した『スワン』、デビュー作の重厚さを味わうなら江戸川乱歩賞受賞作『道徳の時間』がおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP10をご確認ください。
Q. 呉勝浩にシリーズものはある?読む順番は?
A. 呉勝浩は基本的に一作ごとに完結する作家で、続きものは「爆弾」シリーズだけです。読む順番は刊行順がおすすめで、①『爆弾』(2022)→②『法廷占拠 爆弾2』(2024)の順です。それ以外の作品は独立した物語なので、好きなタイトルから読めます。
Q. 呉勝浩はどんな賞を受賞している?
A. 2015年に『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞、2018年に『白い衝動』で第20回大藪春彦賞、2020年に『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞と第73回日本推理作家協会賞を受賞しています。また『おれたちの歌をうたえ』(2021)と『爆弾』(2022)で2年連続の直木賞候補にもなっています。
呉勝浩の唯一のシリーズ|爆弾シリーズ(爆弾/法廷占拠 爆弾2)

呉勝浩の作品の大半は単発の独立作ですが、唯一の続きものが「爆弾」シリーズです。風采の上がらない謎の男・スズキタゴサクを軸に、密室の会話劇と街を襲う爆破テロが交錯する緊迫のサスペンスで、第1作『爆弾』は各ミステリランキングを席巻しました。
読む順番(刊行順):
1. 爆弾(2022)
2. 法廷占拠 爆弾2(2024)
なお、上記以外の呉勝浩作品は、それぞれが独立した物語です。「読む順番」を気にする必要はなく、あらすじや受賞歴で惹かれた一冊から読み始めて大丈夫です。
呉勝浩のおすすめ代表作TOP10|新刊と並んで読みたい名作

| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 爆弾 | 2022 | 社会派ミステリ(ランキング多数1位) | ★★★ |
| 2 | スワン | 2019 | 社会派ミステリ(協会賞・吉川英治新人賞) | ★★★ |
| 3 | 道徳の時間 | 2015 | ミステリ(デビュー作/江戸川乱歩賞) | ★★★ |
| 4 | おれたちの歌をうたえ | 2021 | ミステリ(直木賞候補) | ★★ |
| 5 | 法廷占拠 爆弾2 | 2024 | 社会派ミステリ(爆弾シリーズ) | ★★ |
| 6 | アトミック・ブレイバー | 2025 | エンタメ・サスペンス(最新刊) | ★★ |
| 7 | 白い衝動 | 2017 | ミステリ(大藪春彦賞) | ★★ |
| 8 | バッドビート | 2019 | クライム・サスペンス | ★★ |
| 9 | ライオン・ブルー | 2017 | 警察・サスペンス | ★★ |
| 10 | Q | 2023 | エンターテインメント | ★★ |
1位: 爆弾(2022)
各ミステリランキングで多数1位を獲得し、第167回直木賞候補にもなった代表作。取り調べ室に現れた謎の男・スズキタゴサクの不気味な言葉と、街を襲う爆破テロが交錯する緊迫の会話劇で、ページをめくる手が止まりません。読みやすさと衝撃を兼ね備えた、呉勝浩入門の王道にして、まず最初に読みたい一冊です。
2位: スワン(2019)
第41回吉川英治文学新人賞と第73回日本推理作家協会賞をダブル受賞した一作。ショッピングモールでの無差別銃撃事件、その生き残りとして招かれた集まりで「あの日、何が起きたのか」を問い直していきます。被害者・加害者・傍観者の境界を揺さぶる構成が鋭く、エンタメでありながら深く考えさせる、呉勝浩の凄みが詰まった代表作です。
3位: 道徳の時間(2015)
呉勝浩のデビュー作にして、第61回江戸川乱歩賞受賞作。学校の道徳の授業と、25年前に起きた殺人事件の過去を交錯させた重厚なミステリで、新人離れした構成力が高く評価されました。この作家の「過去と現在を編み込む」原点を味わえる一冊。受賞時の単行本のほか、加筆された文庫版もあります。
4位: おれたちの歌をうたえ(2021)
第165回直木賞候補となった長編。かつての仲間たちが、過去に起きた死の真相と向き合っていく物語で、青春と犯罪、そして時間の重みが交錯します。『爆弾』の前年に直木賞候補となり、呉勝浩が2年連続候補となる流れを作った重要作です。
5位: 法廷占拠 爆弾2(2024)
ランキングを席巻した『爆弾』の続編。爆弾魔・スズキタゴサクの裁判の最中に武装した若者が法廷を占拠し、100人が人質となる——前作の登場人物が帰ってくるシリーズ第2作です。『爆弾』を読んでから手に取ると緊張感がいっそう増す、ファン必読の一作です。
6位: アトミック・ブレイバー(2025)
2025年10月発売の最新刊。世界同時多発核テロから27年後を舞台に、平凡なサラリーマンが人気ゲームをめぐる国家機関と組織の争奪戦へ巻き込まれていく、スケールの大きなエンターテインメント。呉勝浩の「いま」を知るのに最適な現行最新作です。
7位: 白い衝動(2017)
第20回大藪春彦賞を受賞した一作で、人間の内に潜む衝動と犯罪を見つめたミステリ。デビューから間もない時期に大藪春彦賞を射止め、呉勝浩の実力を広く印象づけた作品です。ISBNが2026年6月時点で当編集部の確認が取れていないため、版・在庫は下記からご確認ください。
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8位: バッドビート(2019)
賭けや裏社会を題材に、人間の欲望と転落を描いたクライム・サスペンス。エンターテインメント色の強い一作で、呉勝浩の幅広い作風を知るのに向いています。ISBNが2026年6月時点で当編集部の確認が取れていないため、版・在庫は下記からご確認ください。
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9位: ライオン・ブルー(2017)
警察を舞台に、消えた同僚を追う緊迫のサスペンス。呉勝浩が初期から手がけてきた、組織と個人のひずみを描く作風が表れた一作です。ISBNが2026年6月時点で当編集部の確認が取れていないため、版・在庫は下記からご確認ください。
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10位: Q(2023)
小学館から刊行された意欲作で、呉勝浩のエンターテインメント志向が色濃く出た長編。ランキング常連作家のもう一つの顔を知るのに向いた一冊です。ISBNが2026年6月時点で当編集部の確認が取れていないため、版・在庫は下記からご確認ください。
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呉勝浩の映像化作品
呉勝浩作品のうち、代表作『爆弾』は実写映画化され、2025年10月31日に劇場公開されました。山田裕貴が交渉人・類家を、佐藤二朗が謎の男・スズキタゴサクを演じ、永井聡監督がメガホンを取った話題作で、興行収入30億円を超えるヒットを記録しています。
- 爆弾(実写映画: 2025年10月31日公開)
各ミステリランキングを席巻した会話劇がスクリーンでどう描かれるかが大きな注目を集めました。原作と映画では緊張感や情報の出し方が異なるため、まず原作小説で物語を体験してから映像版に進むのがおすすめです。上記以外の作品の映像化が今後告知された場合は、本ページで随時更新します。最新情報は配給・製作の公式情報でご確認ください。
まとめ|呉勝浩の新刊で何を読むべきか
呉勝浩(ご かつひろ)は、2015年のデビュー作『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞し、『スワン』で日本推理作家協会賞・吉川英治文学新人賞をダブル受賞、『爆弾』で各ミステリランキング多数1位・2年連続直木賞候補という記録を打ち立てた、社会派エンタメミステリの旗手です。基本は一作ごとに世界が完結する作家で、唯一の続きものが「爆弾」シリーズ(『爆弾』『法廷占拠 爆弾2』)。2025年10月には最新刊『アトミック・ブレイバー』が発売され、いま全作品を追いかけ始めるのに良いタイミングです。
初めての方には:
– ランキング席巻・映像化の『爆弾』 → 呉勝浩入門の王道、まず読みたい一冊
– ダブル受賞の『スワン』 → この作家の凄みが詰まった代表作中の代表作
– 江戸川乱歩賞の『道徳の時間』 → 過去と現在を編み込むデビュー作
作風の幅を味わいたい方には:
– 『おれたちの歌をうたえ』『白い衝動』 → 直木賞候補作・大藪春彦賞受賞作で読み応え十分
– 「爆弾」シリーズ(『爆弾』→『法廷占拠 爆弾2』)→ 第1作から続編へ順に
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出典・参考情報(呉勝浩 新刊情報の確認元)
- 講談社 BOOK倶楽部『道徳の時間』『爆弾』『法廷占拠 爆弾2』製品ページ(最終確認: 2026年6月24日)
- openBD 書誌データベース(ISBN照合・最終確認: 2026年6月24日)
- Wikipedia「呉勝浩」項目(最終確認: 2026年6月24日)









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