『爆弾』は、呉勝浩が書いたミステリーで、2022年4月に講談社から単行本、2024年7月に講談社文庫として刊行されました。『このミステリーがすごい! 2023年版』第1位をはじめ各種ランキングを制し、第167回直木賞候補作にもなっています。取調室に捕らわれた冴えない男が「十時に爆発があります」と予言するという物語です。この記事では、あらすじ・読みどころ・続編・映画版まで紹介します。
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爆弾とは|各種ミステリランキングを制した呉勝浩の長編
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 呉勝浩 |
| ジャンル | ミステリー・警察小説 |
| 単行本 | 2022年4月(講談社・本体1,800円) |
| 単行本ISBN | 978-4-06-527347-0 |
| 文庫 | 2024年7月12日(講談社文庫・1,067円税込・500ページ) |
| 文庫ISBN | 978-4-06-536370-6 |
| ランキング | 『このミステリーがすごい! 2023年版』第1位/『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇第1位/2023年本屋大賞第4位 |
| 候補 | 第167回直木賞候補作 |
| 続編 | 『法廷占拠 爆弾2』(2024年7月・講談社) |
| 主な登場人物 | 自称・スズキタゴサク/警視庁特殊犯係の類家 |
講談社は本作を「東京中に爆弾。怪物級ミステリー!」と紹介しています。
『このミステリーがすごい! 2023年版』と『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇の両方で第1位を獲得し、
2023年本屋大賞第4位、第167回直木賞候補作にもなりました。
なお直木賞は候補であり、受賞ではありません。
爆弾のあらすじ|「十時に爆発があります」

版元が公表しているあらすじの範囲で、物語の入り口を整理します。
取調室の冴えない男
自称・スズキタゴサク。
取調室に捕らわれた冴えない男が、突如「十時に爆発があります」と予言します。
予言のとおりに爆発する
直後、秋葉原の廃ビルが爆発しました。
タゴサクは、爆破は三度、続くと言います。
知能戦が始まる
タゴサクは自分の予言をただの”霊感”だと嘯きます。
警視庁特殊犯係の類家は、情報を引き出すべく知能戦を挑みます。
講談社は続く展開を「炎上する東京。拡散する悪意を前に、正義は守れるか。」と紹介しています。
この先がどうなるかは、ぜひ本編でお確かめください。
爆弾の3つの読みどころ

1. 舞台が取調室であること
爆破事件を扱いながら、物語の主戦場は取調室です。
現場に行けない登場人物が、言葉だけで爆弾を止めようとするという制約が、
そのまま緊張を生み出します。
| 制約 | 生まれる緊張 |
|---|---|
| 情報源がタゴサク一人 | 嘘か本当か確かめられない |
| 予言が当たってしまう | 無視するという選択肢が消える |
| 残り時間が区切られている | 会話の一往復に重みが出る |
2. 「霊感だ」と嘯く相手から情報を取る難しさ
タゴサクは自分の予言をただの”霊感”だと嘯きます。
説明を拒む相手から、説明を引き出さなければならないという状況が、
類家の側の知能戦を成立させています。
3. 「拡散する悪意」という射程
講談社の紹介にある「拡散する悪意」という言葉が示すとおり、
本作が扱うのは爆弾そのものより、それを見ている社会の反応でもあります。
各種ランキングで1位を取った理由は、この射程の広さにあると紹介されることが多いです。
爆弾の単行本と文庫の違い

本作には単行本と講談社文庫の2つの版があります。
| 版 | 刊行 | 定価 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 単行本 | 2022年4月(講談社) | 本体1,800円 | 978-4-06-527347-0 |
| 講談社文庫 | 2024年7月12日 | 1,067円(本体970円) | 978-4-06-536370-6 |
文庫版は500ページです。
今から手に取るなら、価格と入手しやすさの両面で講談社文庫版が選びやすいです。
なお文庫化にあたっての加筆の有無は公表されていません。
⚠ 同じ『爆弾』という書名でヤンマガKCのコミカライズも刊行されています。
小説版を探すときは講談社文庫(ISBN 978-4-06-536370-6)か単行本(ISBN 978-4-06-527347-0)で確認してください。
爆弾の続編と映画版
続編『法廷占拠 爆弾2』
2024年7月に講談社から続編『法廷占拠 爆弾2』が刊行されています(ISBN 978-4-06-536304-1)。
| 爆弾 | 法廷占拠 爆弾2 | |
|---|---|---|
| 刊行 | 2022年4月(講談社) | 2024年7月(講談社) |
| 舞台 | 取調室 | 法廷 |
| 時点 | 連続爆破事件 | 事件の一年後、スズキタゴサクの裁判中 |
講談社は続編を、スズキタゴサクの裁判中に、銃を持った青年が法廷を占拠し、100人を自らの”ゲーム”に参加させ、
その様子が全国に中継されるという内容で紹介しています。
3作目の刊行予定は公表されていません。
映画版
映画『爆弾』が2025年10月31日に公開されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開 | 2025年10月31日 |
| 監督 | 永井聡 |
| 出演 | 山田裕貴/伊藤沙莉/染谷将太/渡部篤郎 |
| 配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
映画版と原作の異同は公表されていません。 原作を読んでから観ても、逆でも成立します。
爆弾の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約7〜8時間(講談社文庫・500ページ)
- 難易度: ★★★☆☆(会話の応酬を追う集中力が要る)
- おすすめタイプ: ミステリーランキング上位作を追いたい人/警察小説が好きな人/会話中心のサスペンスが好きな人
シリーズ知識は不要で、この1冊から読めます。 続編は本作のあとに読む構成です。
爆弾に関するよくある質問
Q. 爆弾は何のランキングで1位を取った?
A. 『このミステリーがすごい! 2023年版』と『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇の両方で第1位です。
さらに2023年本屋大賞第4位、第167回直木賞候補作にもなりました。
直木賞は候補であり受賞ではありません。
Q. 爆弾に続編はある?
A. あります。 『法廷占拠 爆弾2』(2024年7月・講談社・ISBN 978-4-06-536304-1)です。
連続爆破事件の一年後、スズキタゴサクの裁判中に法廷が占拠されるという内容です。
3作目の刊行予定は公表されていません。
Q. 爆弾の映画はいつ公開された?
A. 2025年10月31日です。
監督は永井聡、出演は山田裕貴・伊藤沙莉・染谷将太・渡部篤郎、配給はワーナー・ブラザース映画です。
Q. 爆弾の単行本と文庫はどちらを選べばいい?
A. 今から手に取るなら講談社文庫版(2024年7月12日刊・1,067円・500ページ)が選びやすいです。
単行本は2022年4月刊(本体1,800円)でした。
文庫化にあたっての加筆の有無は公表されていません。
まとめ|爆弾は取調室だけで東京を揺らす知能戦
自称・スズキタゴサクが「十時に爆発があります」と予言し、
警視庁特殊犯係の類家が情報を引き出すべく知能戦を挑みます。
『このミステリーがすごい! 2023年版』第1位・『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇第1位・
2023年本屋大賞第4位・第167回直木賞候補作という評価を受けました。
2022年4月に単行本、2024年7月に講談社文庫で読めます。
続編『法廷占拠 爆弾2』(2024年7月)、映画版は2025年10月31日公開です。
- 講談社文庫版は1,067円・500ページ
- 続編『法廷占拠 爆弾2』もあわせて
- 単行本・文庫・電子書籍版が選べる
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爆弾・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 講談社『爆弾』製品詳細(講談社文庫・2024年7月12日発売・1,067円/本体970円・500ページ・ISBN 978-4-06-536370-6・内容紹介/『このミステリーがすごい! 2023年版』第1位・『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇第1位・第167回直木賞候補作・2023年本屋大賞第4位・映画化の記載)
- 講談社『法廷占拠 爆弾2』製品詳細(2024年7月刊・ISBN 978-4-06-536304-1・内容紹介)
- ワーナー・ブラザース映画『爆弾』作品情報(2025年10月31日公開・監督 永井聡・出演 山田裕貴/伊藤沙莉/染谷将太/渡部篤郎)
- openBD 書誌データ(ISBN 9784065273470/9784065363706/9784065363041・書名・著者・出版社・シリーズ名・刊行年月)
- 最終確認: 2026年8月17日




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