『レーエンデ国物語(レーエンデこくものがたり)』は、多崎礼が2023年から刊行している大河ファンタジーです。空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城——美しくも「呪われた地」と恐れられるレーエンデを舞台に、貴族の娘ユリアと、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手トリスタンの出会いから物語は動き出します。2024年本屋大賞では第5位に選ばれ、シリーズは巻を重ねるごとに時代を移していきます。この記事では、第1巻のあらすじ・読みどころ・既刊の刊行順まで、物語の核心には触れずに紹介します。
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- 2024年本屋大賞 第5位に選ばれた大河ファンタジー
- 第1巻から第4巻『夜明け前』まで刊行済み
- 単行本・電子書籍版・コミカライズもチェック可能
レーエンデ国物語とは|本屋大賞5位に選ばれた大河ファンタジー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 多崎礼 |
| ジャンル | ファンタジー/大河・叙事 |
| 出版社 | 講談社 |
| 第1巻 | 2023年6月14日(496ページ・定価2,145円税込) |
| 第1巻ISBN | 978-4-06-531946-8 |
| 受賞・評価 | 2024年本屋大賞 第5位 |
| 既刊 | 第4巻『夜明け前』(2024年4月17日)まで刊行 |
| メディア展開 | コミカライズ連載中 |
| 関連作 | ファンタジー小説おすすめ・本屋大賞 歴代受賞作一覧 |
『レーエンデ国物語』は、2023年6月に講談社から刊行された長編ファンタジーで、シリーズの第1巻にあたります。
刊行直後から書店員の支持を集め、2024年本屋大賞では第5位に選ばれました。
著者の多崎礼は2006年のデビュー以来ファンタジーを書き続けてきた作家で、本作がその名を一気に広く知らしめた作品です。
2026年8月時点では、第4巻『夜明け前』(2024年4月17日刊行)までが刊行済みで、最終巻となる第5巻は刊行が確認できていません。
レーエンデ国物語のあらすじ|呪われた地へ向かう貴族の娘

物語の舞台は、聖イジョルニ帝国。
その中に、「呪われた地」と呼ばれるレーエンデがあります。
城を抜け出した娘、ユリア
主人公は、フェデル城で暮らす貴族の娘・ユリアです。
彼女は家を抜け出し、父とともに旅へ出ます。
向かう先は、人々が恐れるレーエンデ——美しい風景と、そこに住む人々に降りかかる過酷な現実が待つ土地でした。
琥珀の瞳を持つ射手・トリスタンとの出会い
旅の中でユリアが出会うのが、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンです。
二人のあいだに芽生える友情と恋情が、物語の前半を静かに温めていきます。
個人の物語が、やがて国の歴史になる
しかし本作は、二人の関係だけで終わりません。
物語はレーエンデ全土を巻き込む争乱へと広がり、一人の少女の選択が、後の歴史を動かす起点になっていきます。
その転回がどこで訪れるのかは、ぜひご自身で確かめてください。
レーエンデ国物語の3つの読みどころ

1. 「泡虫」と「古代樹」——世界そのものの美しさ
空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。
レーエンデの風景描写は、それ自体が本作を読む理由になるほど強いです。
美しさと呪いが同じ土地に同居しているという設定が、物語全体に緊張を与え続けます。
2. 巻ごとに時代が動く「大河」の構造
本シリーズは、一組の主人公の一代記ではなく、時代をまたいで国の歴史を描く構成を取っています。
第1巻で語られた出来事が、後の巻では「歴史」として扱われる——この視点の切り替わりこそが本作の醍醐味です。
ファンタジー小説の名作の中でも、歴史叙述の面白さを前面に出したタイプといえます。
3. 書店員が押し上げた「読み出したら止まらない」推進力
2024年本屋大賞第5位という結果が示すとおり、本作は書店員の熱量によって広がった作品です。
世界観の作り込みに反して、文章は読みやすく、ページをめくる速度が落ちません。
ファンタジーを普段読まない層にも届いたことが、この順位につながりました。
レーエンデ国物語の既刊と読む順番

| 巻 | タイトル | 刊行日 |
|---|---|---|
| 第1巻 | レーエンデ国物語 | 2023年6月14日 |
| 第2巻 | 月と太陽 | 2023年8月9日 |
| 第3巻 | 喝采か沈黙か | 2023年10月18日 |
| 第4巻 | 夜明け前 | 2024年4月17日 |
『レーエンデ国物語』は、刊行順に読むのが基本です。
巻ごとに主人公と時代が変わりますが、前の巻の出来事が後の巻の土台になっているため、順番を飛ばすと歴史のつながりが見えなくなります。
まずは第1巻から手に取ってください。
なお、コミカライズも連載されており、活字が苦手な人はそちらから入るという選び方もできます。
レーエンデ国物語と関連作品
本作は、日本の作家による本格的な大河ファンタジーとして、久しぶりに広い読者を得た作品です。
世界観の構築と、歴史を描く射程の長さが、多くの読者を惹きつけています。
| 関連作品 | 概要 | 関係性 |
|---|---|---|
| ファンタジー小説おすすめ20選 | ジャンル全体の名作ガイド | 本作の位置づけが分かる |
| 守り人シリーズを読む順番 | 上橋菜穂子の代表シリーズ | 日本の重厚なファンタジーの系譜 |
| 精霊の守り人 | 守り人シリーズ第1作 | 異世界の生活描写が味わえる |
| 鹿の王を読む順番 | 上橋菜穂子の長編 | 国と民を描くスケール感が近い |
| 本屋大賞 歴代受賞作完全一覧 | 2004年からの受賞作と候補作 | 本作の評価の背景が分かる |
上橋菜穂子の作品が好きな読者には、特に強くおすすめできるシリーズです。
「異世界の政治と歴史を読む」楽しさを求めるなら、まさにこの一冊から始めてください。
レーエンデ国物語の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約7〜9時間(第1巻496ページ)
- 難易度: ★★★☆☆(固有名詞は多いが、物語が牽引するので迷いにくい)
- おすすめタイプ: 重厚なファンタジーを読みたい人/シリーズものを腰を据えて追いたい人/上橋菜穂子作品が好きな人
地名や身分の名称など、序盤は覚えることがそれなりにあります。
ただし分からない語をいちいち止まって確認しなくても、読み進めれば自然に馴染む設計です。
第1巻を読み終えた時点で先が気になるタイプの作品なので、続刊もあわせて用意しておくと快適に読めます。
レーエンデ国物語に関するよくある質問
Q. レーエンデ国物語はどんな話ですか?
A. 「呪われた地」と呼ばれるレーエンデを訪れた貴族の娘ユリアが、琥珀の瞳を持つ射手トリスタンと出会い、やがてレーエンデ全土を巻き込む争乱へと関わっていく大河ファンタジーです。
巻ごとに時代が移り、国の歴史そのものが描かれていきます。
Q. レーエンデ国物語は何巻まで出ていますか?
A. 2026年8月時点では、第4巻『夜明け前』(2024年4月17日刊行)までが刊行されています。
最終巻とされる第5巻については、本記事作成時点で刊行が確認できていません。最新の刊行状況は出版社の公式情報をご確認ください。
Q. レーエンデ国物語はどんな賞を受賞していますか?
A. 2024年本屋大賞で第5位に選ばれています。
書店員の支持によって広く知られるようになった作品です。
Q. レーエンデ国物語はどの順番で読めばいいですか?
A. 刊行順に読むのが基本です。
第1巻 →『月と太陽』→『喝采か沈黙か』→『夜明け前』の順で、巻ごとに主人公と時代が変わりながら歴史がつながっていきます。
まとめ|レーエンデ国物語は歴史そのものを描く日本発の大河ファンタジー
『レーエンデ国物語』は、多崎礼が2023年から刊行している大河ファンタジーで、2024年本屋大賞第5位に選ばれた作品です。
泡虫が舞い、古代樹が天へ伸びる呪われた地を舞台に、一人の少女の旅から始まった物語が、やがて国の歴史へと膨らんでいきます。
巻ごとに時代が動く構成は、シリーズを追うほど手応えが増していくタイプです。
まずは第1巻から。読み終えたら、ファンタジー小説おすすめ20選で近い読み味の作品を探すのもおすすめです。
- 第1巻(496ページ)から刊行順に読むのが基本
- 2024年本屋大賞 第5位・書店員が押し上げた話題作
- 続刊『月と太陽』以降・電子書籍版・コミカライズもあり
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レーエンデ国物語・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 講談社『レーエンデ国物語』製品詳細(2023年6月14日・496ページ・定価2,145円税込・ISBN 978-4-06-531946-8)
- 『レーエンデ国物語』公式サイト(講談社)既刊一覧:第1巻 2023年6月14日/第2巻『月と太陽』2023年8月9日/第3巻『喝采か沈黙か』2023年10月18日/第4巻『夜明け前』2024年4月17日
- openBD/国立国会図書館サーチ 書誌情報(ISBN 9784065319468/9784065326800/9784065335833/9784065351987)
- 本屋大賞公式発表および講談社宣伝note(2024年本屋大賞 第5位・最終確認: 2026年8月3日)




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