『きずもの』は、西加奈子にとって5年ぶりの長編となる作品で、2026年9月30日に小学館から刊行されます。新聞連載を経て3年かけて書かれた人間群像劇で、小学館は「絶望と勇気が肩を組んでやってくる」と紹介しています。この記事では、あらすじ・読みどころ・刊行の経緯まで、発売前に公表されている情報にもとづいて紹介します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。
きずものとは|西加奈子が3年かけて書いた5年ぶりの長編
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 西加奈子 |
| ジャンル | 純文学・人間群像劇 |
| 出版社 | 小学館 |
| 発売日 | 2026年9月30日 |
| 価格 | 2,200円(税込) |
| 判型・頁 | 四六判上製・482ページ |
| ISBN | 978-4-09-386788-7 |
| 初出 | 東京・中日・北海道・西日本 各紙に2025年4月〜2026年5月連載 |
| 位置づけ | 5年ぶりの長編(執筆期間3年) |
| 関連作 | 西加奈子の作品ガイド・サラバ!のレビュー |
『きずもの』は、西加奈子にとって5年ぶりの長編にあたる小説です。
小学館はこの作品を、「絶望と勇気が肩を組んでやってくる人間群像劇」と紹介しています。
東京新聞・中日新聞・北海道新聞・西日本新聞に2025年4月から2026年5月まで連載されたのち、単行本としてまとめられました。
執筆期間は3年、単行本は四六判上製・482ページという厚みのある一冊です。
2026年9月30日刊行、2,200円(税込)です。
きずもののあらすじ|二組の関係が時間を経て再会する

発売前に公表されている範囲で、物語の骨組みを整理します。
小説家・松川貢と、幼馴染みの田持猛
一方の軸にいるのは、小説家の松川貢です。
郷里の幼馴染みである田持猛とは、SNSでゆるくつながり続けています。
かつて猛はスポーツが得意で、貢が仰ぎ見ていた存在でした。
しかしいまや二人の関係はすっかり逆転している、というところから物語は動き出します。
写真家のパーティーで出会った遙と、親友の万千花
もう一方の軸にいるのが遙です。
写真家のパーティーで出会った彼女は、ある出来事をきっかけにカナダ・バンクーバーへ移住します。
移住先では、親友である万千花のルームシェア相手となります。
二組それぞれに流れた時間の先で
二組それぞれに時間が流れ、その先で再会が訪れる——というのが本作の構造です。
傷や背景を抱えた人々が出会い、影響を与え合っていく。
その積み重ねが「群像劇」という形になります。
どのように交わるのかは、ぜひ本編でお確かめください。
きずものの3つの読みどころ

1. 「きずもの」というタイトルが背負うもの
書名の『きずもの』は、傷や背景を抱えた人々を指しています。
小学館の紹介でも、傷(きず)を持つ登場人物たちが出会い、互いに影響を与え合うという点が本作の軸として説明されています。
否定的に響く言葉を、あえて題に据えたことが、本作の姿勢を示しています。
2. 著者コメント「もう少しだけ愛していい」
西加奈子は本作について、次のようにコメントしています。
私たちは傷だらけの自身を、もう少しだけ愛していいのかもしれない。
傷を消したり克服したりするのではなく、抱えたまま肯定する——このコメントが、作品の方向を端的に示しています。
3. 新聞連載を経た長編という成り立ち
本作は、東京・中日・北海道・西日本の各紙に2025年4月から2026年5月まで連載されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連載媒体 | 東京新聞/中日新聞/北海道新聞/西日本新聞ほか |
| 連載期間 | 2025年4月〜2026年5月 |
| 執筆期間 | 3年 |
| 単行本 | 2026年9月30日・小学館(482ページ) |
毎日少しずつ読者に届けられた物語が、482ページの一冊にまとまります。
新聞小説ならではの短い区切りの積み重ねが、群像劇という形式とどう噛み合うのかも注目したいところです。
きずものと西加奈子作品の位置づけ

西加奈子は、直木賞受賞作『サラバ!』をはじめ、人の弱さや可笑しさを描いてきた作家です。
| 関連ガイド | 概要 | 関係性 |
|---|---|---|
| 西加奈子の作品ガイド | 著者の全作品ガイド | 新刊・新作情報の整理 |
| 西加奈子のおすすめ小説 | 人気作ランキング | どの作品から読むかの目安 |
| サラバ!のレビュー | 直木賞受賞作 | 代表作。長編としての読み比べに |
本作は5年ぶりの長編であり、482ページという分量も『サラバ!』以来の重量級にあたります。
西加奈子を初めて読む方は、まずおすすめ小説ランキングで入り口を探すのもよい選び方です。
最新の刊行情報は作品ガイドで確認できます。
きずものの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約8〜10時間(四六判482ページ)
- 難易度: ★★★☆☆(人物が複数走る群像劇)
- おすすめタイプ: 群像劇が好きな人/『サラバ!』を読んだ人/傷や再生を描く小説を求めている人
複数の人物の物語が並行して進むため、登場人物の関係を意識しながら読むと迷いません。
新聞連載が元になっているので、一区切りずつ読み進めやすい構成であることも期待できます。
きずものに関するよくある質問
Q. 西加奈子の『きずもの』はいつ発売?
A. 2026年9月30日に、小学館から刊行されます。
価格は2,200円(税込)、四六判上製・482ページ、ISBNは978-4-09-386788-7です。
Q. きずものはどんな物語?
A. 小説家・松川貢と郷里の幼馴染み田持猛、そして写真家のパーティーで出会った遙と親友の万千花という二組を描く人間群像劇です。
それぞれに時間が流れたのちの再会が描かれます。
Q. きずものはどこかに連載されていた?
A. 東京新聞・中日新聞・北海道新聞・西日本新聞などに、2025年4月から2026年5月まで連載されました。
執筆期間は3年とされています。
Q. 西加奈子にとってどんな位置づけの作品?
A. 5年ぶりの長編にあたります。
小学館は「この著者にしか書けない新たな代表作」と位置づけて紹介しています。
まとめ|きずものは傷を抱えたまま肯定する5年ぶりの長編
『きずもの』は、西加奈子にとって5年ぶりの長編で、新聞連載を経て3年かけて書かれた人間群像劇です。
小説家の松川貢と幼馴染みの田持猛、写真家のパーティーで出会った遙と親友の万千花という二組の物語が、それぞれの時間を経て再会へと向かいます。
群像劇が好きな方・『サラバ!』を読んだ方・傷や再生を描く小説を求めている方におすすめ。
2026年9月30日の刊行を前に、西加奈子の作品ガイドやサラバ!のレビューもあわせてチェックしてみてください。
- 2026年9月30日に小学館から刊行
- 5年ぶりの長編・四六判482ページ
- 新聞連載を経てまとめられた群像劇
ヨムマップは小説情報を継続更新しています
きずもの・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 小学館 プレスリリース「西 加奈子「きずもの」 9月30日発売決定! ──絶望と勇気が肩を組んでやってくる人間群像劇」(2026年9月30日刊・2,200円税込・四六判上製482ページ/登場人物/新聞連載の媒体と期間/著者コメント)
- openBD 書誌データ(ISBN 9784093867887「きずもの」/著者 西加奈子/出版社 小学館)
- 最終確認: 2026年8月9日



コメント