『恋のゴンドラ』は、東野圭吾がスキー場を舞台に描いた連作の恋愛ミステリーです。2016年11月に実業之日本社から単行本、2019年10月に実業之日本社文庫として刊行され、2026年10月5日に新装版が実業之日本社文庫から刊行されます。この記事では、あらすじ・収録作・読みどころまで、ネタバレを最小限にして紹介します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- ゴンドラという密室から始まる連作恋愛ミステリー
- 2026年10月5日に実業之日本社文庫から新装版
- 単行本・文庫・電子書籍版すべてチェック可能
恋のゴンドラとは|東野圭吾がスキー場で描いた連作恋愛ミステリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 東野圭吾 |
| ジャンル | 恋愛・ミステリーの連作短編集 |
| 単行本 | 2016年11月1日(実業之日本社) |
| 文庫 | 2019年10月4日(実業之日本社文庫・336ページ・ISBN 978-4-408-55545-4) |
| 新装版 | 2026年10月5日(実業之日本社文庫・336ページ・924円) |
| 新装版ISBN | 978-4-408-56038-0 |
| 舞台 | 里沢温泉スキー場(長野県の設定) |
| 収録 | ゴンドラ/リフト/プロポーズ大作戦/ゲレコン/スキー一家/プロポーズ大作戦 リベンジ/ゴンドラ リプレイ+文庫特別編「ニアミス」(計8編) |
| 初出 | 『SnowBoarder』ほかスキー・スノーボード誌(2016〜2017年) |
| 関連作 | 東野圭吾の作品ガイド |
『恋のゴンドラ』は、東野圭吾がスキー場を舞台に描いた連作の恋愛ミステリーです。
実業之日本社は新装版の紹介で、「逃げ場のないゴンドラで、浮気相手と婚約者がまさかの鉢合わせ!? 絶体絶命の密室から始まるノンストップ痛快恋愛ミステリー!」と打ち出しています。
2016年11月1日に単行本、2019年10月4日に実業之日本社文庫として刊行され、2026年10月5日に新装版(336ページ・924円)が出ます。
初出は『SnowBoarder』をはじめとするスキー・スノーボード誌の連載でした。
恋のゴンドラのあらすじ|ゴンドラという逃げ場のない密室

実業之日本社の内容紹介にもとづき、物語の入り口を整理します。
合コンで知り合った相手とのスノボ旅行
都内で働く広太は、合コンで知り合った桃実とスノーボード旅行に出かけます。
舞台は雪山のゲレンデ。
ここまでは、ごく普通の冬の旅行です。
ゴンドラに同乗してきたのは婚約者だった
ところが、ゴンドラに同乗してきた女性グループの一人が、なんと同棲中の婚約者でした。
ゴンドラは山頂に着くまで降りられない、逃げ場のない密室です。
広太はゴーグルとマスクで顔を隠し、山頂までバレずに済むかどうかという瀬戸際に立たされます。
一組の危機が、ゲレンデ全体の愛憎劇へ
この一件はそこで終わりません。
真冬のゲレンデを舞台に、幾人もの男女を巻き込んだ愛憎劇へと発展していきます。
各編で主役が入れ替わりながら、関係が少しずつ絡み合っていく——それが本作の構成です。
結末がどう転ぶのかは、ぜひ本編でお確かめください。
恋のゴンドラの3つの読みどころ

1. 「ゴンドラ=密室」というアイデア
本作の出発点は、ゴンドラが密室であるという一点です。
| 通常のミステリの密室 | 本作の密室 |
|---|---|
| 事件の謎を閉じ込める舞台 | 気まずさから逃げられない舞台 |
| 解くのは探偵 | 切り抜けるのは当人 |
殺人事件ではなく、鉢合わせという日常的な危機に密室を使ったのが本作の面白さです。
東野圭吾がミステリの型を軽やかに転用しているのが分かります。
2. 8編が連なる連作短編集
収録されているのは、「ゴンドラ」「リフト」「プロポーズ大作戦」「ゲレコン」「スキー一家」「プロポーズ大作戦 リベンジ」「ゴンドラ リプレイ」の7編。
文庫版ではこれに書下ろしの特別編「ニアミス」が加わり、計8編になります。
一編ごとに読み切れて、しかも人物が緩やかにつながっていくため、通勤や休憩時間にも読み進めやすい構成です。
3. 里沢温泉スキー場という共通の舞台
本作の舞台である里沢温泉スキー場は、東野圭吾が雪山を舞台に書いた他の作品にも登場します。
パトロール隊員の根津が共通の登場人物として顔を出すため、他作品を読んでいると「あの人だ」という楽しみがあります。
スキー場という舞台そのものが、シリーズを束ねる役割を果たしています。
恋のゴンドラの版と新装版の違い

本作には単行本・文庫・新装版という3つの版があります。
| 版 | 刊行 | 収録 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 単行本 | 2016年11月1日(実業之日本社) | 7編 | 最初の刊行 |
| 実業之日本社文庫 | 2019年10月4日 | 8編 | 文庫特別編「ニアミス」を書下ろし収録・336ページ |
| 新装版 | 2026年10月5日(実業之日本社文庫) | 公表なし | 336ページ・924円・ISBN 978-4-408-56038-0 |
文庫化のときに書下ろし「ニアミス」が加わったのが、版による最大の違いです。
2026年10月5日の新装版は、その文庫を新たな体裁で出し直すものにあたります。
なお新装版で本文が改稿されるかどうかは公表されていません。
恋のゴンドラの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約4〜5時間(文庫336ページ・全8編)
- 難易度: ★☆☆☆☆(軽快に読める連作短編集)
- おすすめタイプ: 東野圭吾を初めて読む人/軽めのミステリを探している人/恋愛要素のある作品が好きな人
1編ずつ独立しているので、細切れの時間でも読み進められます。
重厚な事件ものとは違う東野圭吾の顔が見えるので、シリアスな作品に疲れたときの一冊としても向いています。
恋のゴンドラに関するよくある質問
Q. 恋のゴンドラの新装版はいつ発売?
A. 2026年10月5日に、実業之日本社文庫から新装版が刊行されます。
336ページ、924円(税込)、ISBNは978-4-408-56038-0です。
Q. 恋のゴンドラにはどんな短編が収録されている?
A. 単行本は「ゴンドラ」「リフト」「プロポーズ大作戦」「ゲレコン」「スキー一家」「プロポーズ大作戦 リベンジ」「ゴンドラ リプレイ」の7編です。
文庫版ではこれに書下ろしの文庫特別編「ニアミス」が加わり、計8編になります。
Q. 恋のゴンドラはシリーズもの?
A. 舞台となる里沢温泉スキー場は、東野圭吾が雪山を舞台に書いた他の作品にも登場します。
パトロール隊員の根津が共通して登場するため、系列作として読むこともできます。単体でも問題なく読めます。
Q. 東野圭吾を初めて読むけど大丈夫?
A. 本作は連作短編集で、前提知識なしに読めます。
軽快な恋愛ミステリーなので入り口として選びやすい一冊です。他の作品も気になった方は東野圭吾の作品ガイドをご覧ください。
まとめ|恋のゴンドラは密室の気まずさから始まる連作恋愛ミステリー
『恋のゴンドラ』は、東野圭吾が里沢温泉スキー場を舞台に描いた連作の恋愛ミステリーで、逃げ場のないゴンドラで浮気相手と婚約者が鉢合わせるという場面から動き出します。
一編ごとに主役が入れ替わりながら、ゲレンデ全体の愛憎劇へ広がっていく構成が本作の核です。
東野圭吾を初めて読む方・軽めのミステリを探している方・恋愛要素のある作品が好きな方におすすめ。
2026年10月5日の新装版刊行を機に、東野圭吾の作品ガイドもあわせてチェックしてみてください。
- 2026年10月5日に実業之日本社文庫から新装版
- 文庫特別編「ニアミス」を含む全8編
- 単行本・文庫・電子書籍版が選べる
ヨムマップは小説情報を継続更新しています
恋のゴンドラ・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 実業之日本社『恋のゴンドラ 新装版』書誌情報(2026年10月5日刊・A6判336ページ・924円税込・ISBN 978-4-408-56038-0/内容紹介)
- 実業之日本社『恋のゴンドラ』実業之日本社文庫(2019年10月4日刊・336ページ・ISBN 978-4-408-55545-4/内容紹介・文庫特別編「ニアミス」収録の記載)
- 収録作・初出・単行本刊行日の確認: Wikipedia「恋のゴンドラ」(単行本2016年11月1日/収録7編+文庫書下ろし「ニアミス」/初出『SnowBoarder』ほか)
- 最終確認: 2026年8月9日




コメント