『刑事ヤギノメ 遠隔捜査』は、松嶋智左の警察ミステリーで、2026年11月5日に文春文庫から出ます。880円(税込)・文庫判272ページ。シリーズ第2作です。
先に、検索して来た方がつまずきやすい点を書きます。この本は単行本の文庫化ではありません。 『刑事ヤギノメ』は最初から文春文庫で書き下ろされているシリーズで、国立国会図書館の書誌を引いても単行本版が1点も出てきません。ネット書店の分類は「文庫」なので文庫化だと思われがちですが、この本に「元になった単行本」は存在しません。
そしてもうひとつ。第1作とちょうど1年差、価格もまったく同じ880円です。2025年11月5日に第1作、2026年11月5日に第2作。毎年11月5日に1冊という刊行の形が、2作で見えてきました。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。
- 2026年11月5日・文春文庫・880円(税込)・文庫判272ページ
- 単行本の文庫化ではなく、文春文庫の書き下ろし第2作
- 第1作『奇妙な相棒』はちょうど1年前・同じ880円
刑事ヤギノメ 遠隔捜査とは|文春文庫の書き下ろしシリーズ第2作

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 松嶋智左 |
| 版元・レーベル | 文藝春秋/文春文庫 |
| 発売日 | 2026年11月5日 |
| 初版奥付日 | 2026年11月10日 |
| 判型・頁 | 文庫判・272ページ |
| 価格 | 880円(税込・本体800円) |
| ISBN | 978-4-16-792579-6 |
| Cコード | C0193(一般・文庫・日本文学、小説・物語) |
| ジャンル表記 | エンタメ・ミステリ(文藝春秋BOOKS) |
| シリーズ内の位置 | 第2作 |
出典:文藝春秋BOOKS『刑事ヤギノメ 遠隔捜査』、版元ドットコム(2026年10月9日時点)
版元のあらすじは、2人の捜査コンビを立てている
身体虚弱、頭脳は最強。鋭い観察眼からヤギノメの異名を持つ弓木瞳。新米刑事・隼太とともに難事件の真相を暴く新・警察ミステリー!
出典:版元ドットコム(2026年10月9日時点)
「ヤギノメ」は主人公・弓木瞳のあだ名です。身体は弱いが観察眼が鋭いという設定で、新米刑事の隼太とコンビを組む形になっています。シリーズ名が主人公の異名そのままという、覚えやすい作りです。
タイトルの「遠隔捜査」が何を指すのかは、2026年10月9日時点で版元が説明していません。 体力に難のある主人公が現場へ出ずに事件を解くという意味なのか、通信や映像を介した捜査なのかは、公表情報からは確定できないため本記事では断定しません。
「文庫」と「文庫化」は別物だった
ネット書店でこの本を見ると、分類は「文庫」になります。そこから「単行本が文庫になった本」と読み取ってしまうと間違いです。
国立国会図書館サーチで書名「刑事ヤギノメ」を引くと、ヒットするのは文藝春秋の2点だけでした。
| NDLサーチの書誌 | 版元 | 刊行年 |
|---|---|---|
| 刑事ヤギノメ : 奇妙な相棒 | 文藝春秋 | 2025年 |
| 刑事ヤギノメ 遠隔捜査 | 文藝春秋 | 2026年11月5日 |
出典:国立国会図書館サーチ(書名「刑事ヤギノメ」・2026年10月9日取得)
単行本の書誌が1点もありません。 文藝春秋BOOKSの商品ページも2作とも「文庫」の棚に置かれ、単行本版へのリンクはありません。→ 『刑事ヤギノメ』は文春文庫で直接書かれているシリーズです。
刑事ヤギノメ 遠隔捜査と第1作の違い|1年差・同額・16ページ減

第1作『刑事ヤギノメ 奇妙な相棒』は2025年11月5日に出ています。本作とちょうど1年差です。
| 第1作 奇妙な相棒 | 第2作 遠隔捜査(本作) | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年11月5日 | 2026年11月5日 |
| 初版奥付日 | 2025年11月10日 | 2026年11月10日 |
| ページ | 288ページ | 272ページ |
| 価格(税込) | 880円 | 880円 |
| 本体価格 | 800円 | 800円 |
| 重さ | 151g | (未公表) |
| ISBN | 978-4-16-792440-9 | 978-4-16-792579-6 |
出典:文藝春秋BOOKS『奇妙な相棒』、同『遠隔捜査』、版元ドットコム(第1作)(2026年10月9日時点)
発売日が「1年きっかり」で揃っている
2025年11月5日 → 2026年11月5日。 月も日も同じです。初版奥付日も11月10日で揃っています。 2作だけで刊行周期を言い切るのは早いですが、版元が年1冊のペースで置きに来ていることは日付から読み取れます。
16ページ減って価格は据え置き
288ページ → 272ページで16ページ薄くなり、価格は880円のままです。本体800円も同額です。近年は増ページでも据え置きでもなく値上げになる例が多いので、同額で揃えてきたのはシリーズものらしい扱いと言えます。
第1作のあらすじは「連続放火・特殊詐欺・殺人」
市民の生活を脅かす連続放火に特殊詐欺、そして殺人。日常に潜む難事件の裏を、冷静沈着な瞳が見抜く。新たな警察小説シリーズの開幕!
出典:版元ドットコム『刑事ヤギノメ 奇妙な相棒』(2026年10月9日時点)
第1作は複数の事件を扱う作りだったことが、この紹介から分かります。本作の「遠隔捜査」が同じ連作形式なのか、1つの事件を通して追うのかは公表されていません。
刑事ヤギノメ 遠隔捜査の3つの読みどころ

1. 著者は元警察官・元白バイ隊員
松嶋智左は、元警察官で白バイ隊員だった経歴を持つ作家です。文藝春秋の記事(2025年11月7日)では、第1作の刊行に合わせて次のように紹介されています。
元警察官・白バイ隊員で、『女副署長』シリーズ、『流警』シリーズなど数多くの警察小説を手がける
出典:本の話(文藝春秋)(2026年10月9日時点)
警察小説の作者が実際に警察にいたという点は、このジャンルでは効き方が違います。組織の順序や言葉づかいが取材で届く範囲を超えるからです。当サイトでは警察小説を横断する警察小説おすすめ20選をまとめています。
2. 「体力がない主人公」という立て方
版元の紹介は「身体虚弱、頭脳は最強」と書きます。警察小説の主人公としては珍しい設定です。
| 一般的な警察小説の主人公 | 弓木瞳 |
|---|---|
| 現場に出る・足で稼ぐ | 身体虚弱 |
| 捜査会議で押し切る | 鋭い観察眼で見抜く |
| ベテランが若手を指導 | 新米刑事・隼太とコンビ |
タイトルの「遠隔捜査」と、この「身体虚弱」という設定は噛み合っています。 現場に出られない主人公が事件を解く形なら、「遠隔」という語が主人公の制約そのものを指すことになります。ただしこれは設定からの推測で、版元の説明ではありません。
3. シリーズ名が主人公のあだ名
『刑事ヤギノメ』という書名は、主人公・弓木瞳のあだ名です。版元は由来を「鋭い観察眼から」とだけ書いており、表記そのものの成り立ち(なぜ「ヤギノメ」なのか)は説明していません。
シリーズ名に主人公の通称を置く作りは、巻をまたいで同じ人物を追う前提を示します。第1作の紹介が「新たな警察小説シリーズの開幕」だったことと合わせると、版元は最初から複数巻を見ていたことが分かります。
各巻が独立した事件を扱うのか、縦の筋があるのかは公表されていません。 ただ、第1作から読むほうが人物関係は分かりやすいはずです。
刑事ヤギノメ 遠隔捜査に関するよくある質問
刑事ヤギノメ 遠隔捜査は単行本の文庫化ですか
違います。 国立国会図書館サーチで書名「刑事ヤギノメ」を引くと、文藝春秋の2点(2025年の第1作と本作)しか出てきません。単行本版は存在せず、文春文庫で直接書かれた作品です。
第1作から読むべきですか
第1作『刑事ヤギノメ 奇妙な相棒』から読むのがおすすめです。 主人公・弓木瞳と新米刑事・隼太のコンビは第1作から続いており、人物関係は第1作で立ち上がっています。第1作も同じ880円で手に入ります。
シリーズは何作まで出ていますか
2026年11月5日の本作で2作目です。 第1作は2025年11月5日。どちらも文春文庫で、それ以外の巻は公表されていません。
「ヤギノメ」とは何のことですか
主人公・弓木瞳のあだ名です。 版元の紹介は「鋭い観察眼からヤギノメの異名を持つ弓木瞳」と書いています。鋭い観察眼を指すあだ名で、それ以上の由来は公表されていません。
「遠隔捜査」はどういう意味ですか
2026年10月9日時点で版元が説明していません。 主人公が「身体虚弱」という設定なので現場に出ない捜査を指す可能性はありますが、公表された説明がないため本記事では断定しません。
松嶋智左の他のシリーズは何がありますか
『女副署長』シリーズと『流警』シリーズが、文藝春秋の記事で挙げられています。本作とは別シリーズで、『刑事ヤギノメ』を読む前提にはなりません。
272ページは読むのにどれくらいかかりますか
文庫判272ページなので、通しで3〜4時間が目安です。第1作の288ページとほぼ同じ分量です。
松嶋智左は初めてです。これから読めますか
読めます。 本作はシリーズ第2作ですが、第1作から読めば前提知識は要りません。警察小説を横断して探したい場合は警察小説おすすめ20選から入るのが早いです。
まとめ|「文庫」だが「文庫化」ではない1冊
- 『刑事ヤギノメ 遠隔捜査』は2026年11月5日・文春文庫・880円(税込)・文庫判272ページ
- ★単行本の文庫化ではない。 国立国会図書館サーチで「刑事ヤギノメ」を引いても単行本の書誌は1点も無く、文春文庫の書き下ろしシリーズ
- ★第1作『奇妙な相棒』は2025年11月5日で、本作とちょうど1年差。 初版奥付日も11月10日で揃っている
- ★288ページ→272ページで16ページ減ったが、価格は880円(本体800円)で据え置き
- シリーズ第2作。主人公は鋭い観察眼から「ヤギノメ」と呼ばれる弓木瞳で、新米刑事・隼太とコンビを組む
- 版元の立て方は「身体虚弱、頭脳は最強」
- 著者は元警察官・白バイ隊員で、『女副署長』『流警』の各シリーズも手がける
- タイトルの「遠隔捜査」が何を指すかは公表されていない
- 各巻が独立しているかどうかも公表されていない
「文庫だから文庫化だろう」で買うと、探しても見つからない単行本を探すことになります。 このシリーズに元の本はありません。第1作から、文庫で揃います。



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