『百鬼』は、今野敏の警察小説と伝奇が混ざった長編で、2026年11月4日にKADOKAWAから出ます。四六判344ページ・2,310円(税込・本体2,100円)。
先に、検索して来た方がつまずきやすい点を3つ書きます。
ひとつ目。京極夏彦の『百鬼夜行シリーズ』とは別の作品です。 「百鬼」で検索すると百鬼夜行シリーズ(京極夏彦)が大量に出てきますが、本作は今野敏の単独作で、関係はありません。
ふたつ目。シリーズの7作目です。 お祓い師・鬼龍光一が出る「鬼龍光一シリーズ」の最新作で、前作『脈動』(2023年6月28日)から3年4か月ぶりです。
みっつ目。2026年10月20日時点で書影が公開されていません。 Amazonの書影エンドポイントに入っているのはKADOKAWAの発売前プレースホルダー画像で、実物の表紙ではありません。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています(2026年10月20日時点)。
- 2026年11月4日・KADOKAWA・四六判344ページ・2,310円(税込・本体2,100円)
- お祓い師・鬼龍光一が警視庁の富野と組む「鬼龍光一シリーズ」7作目
- 前作『脈動』から3年4か月ぶり。京極夏彦の『百鬼夜行』とは別作品
百鬼とは|KADOKAWAから出る今野敏の警察×伝奇ミステリ

まず書誌です。KADOKAWAの公式商品ページに掲載済みです。
書誌は2026年11月4日・四六判344ページ・2,310円
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 今野敏(著) |
| 版元 | KADOKAWA |
| 分類 | 文芸書 |
| 発売日 | 2026年11月4日 |
| 判型 | 四六判 |
| ページ | 344ページ |
| 価格 | 2,310円(税込・本体2,100円) |
| ISBN | 978-4-04-811647-3 |
| Cコード | C0193(一般・単行本・日本文学小説) |
出典:KADOKAWA『百鬼』商品ページ/版元ドットコム(2026年10月20日時点)
→ Cコードの末尾93は「日本文学・小説」です。書誌の上では、評論でも実話でもない小説として登録されています。
発売日と発行年月日が同じ日に揃っている
| 日付 | |
|---|---|
| 発売予定日 | 2026年11月4日 |
| 発行年月日 | 2026年11月4日 |
出典:Books 出版書誌データベース『百鬼』(2026年10月20日時点)
→ 同じ日です。 新刊は書店に並ぶ日と奥付の発行日がずれることが多いので、ずれていない本は「11月4日」だけ覚えれば足ります。
版元の内容紹介は「鬼」の正体を伏せたまま舞台だけ明かしている
都内で相次ぐ連続傷害事件。被害者たちはみな一瞬で関節を外され、病院送りにされていた。SNSでは「夜の街に鬼が徘徊している」という噂が流れ、目撃者らは一様に黒いフーディーの男の存在を口にするが、犯人の素性は一向に掴めない。捜査に行き詰まる中、警視庁の富野と有沢は、お祓い師・鬼龍光一と安倍孝景を呼び出し特命班を結成する。追跡の末、「鬼」が姿を現すと噂されるのは、アマチュア総合格闘技のリングだった!
出典:KADOKAWA『百鬼』商品ページ(2026年10月20日時点)
→ 版元のキャッチコピーは「警察×祓い師による常識破りの捜査が始まる」です。「鬼」が本当に怪異なのか人間なのかは、紹介文では明かされていません。
百鬼は鬼龍光一シリーズの7作目|『脈動』から3年4か月ぶり

ここが本作のいちばんの位置づけです。単独の新作ではなく、30年以上続いているシリーズの続きです。
前作『脈動』は2023年6月28日・352ページ・本体1,850円
| 『脈動』 | 『百鬼』 | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2023年6月28日 | 2026年11月4日 |
| 判型 | 四六判 | 四六判 |
| ページ | 352ページ | 344ページ |
| 価格(税込) | 2,035円 | 2,310円 |
| 価格(本体) | 1,850円 | 2,100円 |
| ISBN | 978-4-04-112328-7 | 978-4-04-811647-3 |
出典:KADOKAWA『脈動』商品ページ/KADOKAWA『百鬼』商品ページ(2026年10月20日時点)
→ 間隔は3年4か月です。同じ四六判・同じ版元で、体裁はそろっています。
ページは8ページ減ったのに本体価格は250円上がった
| 差 | |
|---|---|
| ページ | 352 → 344(−8ページ) |
| 本体価格 | 1,850円 → 2,100円(+250円・+13.5%) |
| 税込価格 | 2,035円 → 2,310円(+275円) |
出典:KADOKAWA『脈動』商品ページ/KADOKAWA『百鬼』商品ページ(2026年10月20日時点)
→ 1ページあたりの本体価格は5.26円から6.10円へ上がりました。 値上げの理由は版元が説明していませんが、同じ著者・同じ版元・同じ判型で3年に1冊という条件がそろっているので、紙と製造の値上がりを見るにはちょうどよい比較です。
シリーズは版元を3社またいで文庫化されてきた
| 作 | 初刊 | 文庫化 |
|---|---|---|
| 1. 『鬼龍』 | 角川ノベルズ(1994年11月) | 中公文庫(2011年5月)→ 角川文庫(2015年3月) |
| 2. 『陰陽祓い』 | 学研M文庫(2001年7月) | 中公文庫『陰陽 祓師・鬼龍光一』(2009年10月)→ 角川文庫『陰陽 鬼龍光一シリーズ』(2016年1月) |
| 3. 『憑物祓い』 | 学研M文庫(2003年2月) | 中公文庫『憑物 祓師・鬼龍光一』(2009年11月)→ 角川文庫『憑物 鬼龍光一シリーズ』(2016年3月) |
| 4. 『豹変』 | KADOKAWA(2015年6月) | 角川文庫(2018年9月) |
| 5. 『呪護』 | KADOKAWA(2019年3月) | 角川文庫(2022年3月) |
| 6. 『脈動』 | KADOKAWA(2023年6月) | 未刊 |
| 7. 『百鬼』 | KADOKAWA(2026年11月) | 未刊 |
出典:鬼龍光一シリーズ(Wikipedia)(2026年10月20日時点)。角川文庫版の書誌はKADOKAWA『陰陽 鬼龍光一シリーズ』商品ページで確認
→ 初刊は角川ノベルズ・学研M文庫・KADOKAWAの3社にまたがり、文庫も中公文庫と角川文庫の2社に分かれています。 しかも題名が「陰陽祓い」→「陰陽 祓師・鬼龍光一」→「陰陽 鬼龍光一シリーズ」と版ごとに変わっているので、古書で集めると同じ作品を二度買う事故が起きます。
角川文庫版の書誌は確認できました。 『陰陽 鬼龍光一シリーズ』は2016年1月23日・288ページ・880円(税込・本体800円)・ISBN 978-4-04-103374-6 です。
1作目『鬼龍』は1994年刊行で、30年以上続いている
→ 1作目から本作までで32年です。『豹変』(2015年)以降はKADOKAWAの四六判で、3〜4年に1冊のペースになっています。
| 刊行 | 間隔 |
|---|---|
| 『豹変』2015年6月 → 『呪護』2019年3月 | 3年9か月 |
| 『呪護』2019年3月 → 『脈動』2023年6月 | 4年3か月 |
| 『脈動』2023年6月 → 『百鬼』2026年11月 | 3年4か月 |
出典:鬼龍光一シリーズ(Wikipedia)(2026年10月20日時点)
→ 直近3作の間隔は3年4か月〜4年3か月で安定しています。 今回がいちばん短い間隔です。
百鬼のあらすじ|関節を外される連続傷害とアマチュア総合格闘技のリング

版元の紹介文から、公表されている範囲を整理します。ここから先は発売後に加筆します。
被害者は「一瞬で関節を外され」ている
殺人ではなく傷害事件です。版元の紹介文は「被害者たちはみな一瞬で関節を外され、病院送りにされていた」と書いています。
→ 関節技です。だから終着点が「アマチュア総合格闘技のリング」になるという筋立てが、紹介文の最初と最後でつながっています。
噂は「夜の街に鬼が徘徊している」というSNS発
目撃者の証言は「黒いフーディーの男」で一致しているのに、素性が掴めないという状態から始まります。
→ 「鬼」はSNSの噂として出てきます。 怪異なのか、格闘技経験者の人間なのかは、紹介文では決まっていません。
富野と有沢が鬼龍光一・安倍孝景と特命班を組む
| 人物 | 紹介文での立場 |
|---|---|
| 富野 | 警視庁(『脈動』の紹介文では生活安全部少年事件課の巡査部長・富野輝彦) |
| 有沢 | 警視庁 |
| 鬼龍光一 | お祓い師 |
| 安倍孝景 | お祓い師側 |
出典:KADOKAWA『百鬼』商品ページ/KADOKAWA『脈動』商品ページ(2026年10月20日時点)
→ 4人で「特命班」を作る形は『脈動』と同じ組み合わせです。『脈動』では警視庁内の非違行為が続き、富野が鬼龍を呼んで「警視庁を守る結界が破られている」と告げられる話でした。
百鬼の3つの注目点
1. 警察小説の作者が伝奇を30年続けている
今野敏は『隠蔽捜査』(2006年・吉川英治文学新人賞)、『果断 隠蔽捜査2』(2008年・山本周五郎賞、日本推理作家協会賞)で知られる警察小説の作者です。
出典:版元ドットコム『百鬼』著者略歴(2026年10月20日時点)
→ その作者が、1994年から「お祓い師と警察官が組む」シリーズを並行して書き続けているのが本シリーズです。当サイトでは警察小説側の『昇華 機捜235』、『デビュー 高梨美和子の極秘捜査』、『歌舞伎町特別診療所 闇の争覇』も扱っています。
2. シリーズ初読でも入れる書き方かどうかが論点
紹介文は「富野と有沢」「鬼龍光一と安倍孝景」を説明なしで出します。 一方で事件そのものは本作で完結する作りに見えます。
→ シリーズ各作は事件単位で区切られているので、本作から入ることはできます。 ただし人物の関係を押さえたい場合は、角川文庫で手に入る『陰陽 鬼龍光一シリーズ』(角川文庫・2016年・880円)が最も安い入口です。
3. 2026年10月20日時点で書影が公開されていない
| 情報源 | 2026年10月20日時点 |
|---|---|
| KADOKAWA公式 | 書誌とあらすじは公開済み |
| Amazonの書影 | 発売前プレースホルダー(350×500ピクセル・約10KB) |
| 版元ドットコム・Books(JPRO) | 書誌とあらすじは公開済み |
出典:KADOKAWA『百鬼』商品ページ/版元ドットコム(2026年10月20日時点)
→ 本記事に書影を載せていないのはこのためです。 装画・装丁は未公表で、実物の表紙は発売が近づいてから差し替わります。
- 2026年11月4日・KADOKAWA・四六判344ページ・2,310円(税込)
- 鬼龍光一シリーズ7作目。前作『脈動』から3年4か月ぶり
- ページは8ページ減、本体価格は250円上昇
百鬼に関するよくある質問
百鬼はいつ発売ですか
2026年11月4日です。KADOKAWAから四六判344ページ・2,310円(税込・本体2,100円)で出ます。発行年月日も同じ11月4日です。
百鬼はシリーズの何作目ですか
「鬼龍光一シリーズ」の7作目です。1作目は1994年11月の『鬼龍』で、前作は2023年6月の『脈動』です。
シリーズを読んでいなくても読めますか
事件は1作ごとに区切られているので、本作から入れます。 ただし富野・鬼龍光一・安倍孝景の関係は説明なしで出てくるので、人物から入りたい場合は角川文庫の『陰陽 鬼龍光一シリーズ』(2016年1月23日・288ページ・880円)が入口です。
京極夏彦の『百鬼夜行シリーズ』とは関係がありますか
ありません。 百鬼夜行シリーズは京極夏彦の別のシリーズで、本作は今野敏の「鬼龍光一シリーズ」です。「百鬼」で検索すると両方出てくるので、著者名を足して検索するのが確実です。
どんな話ですか
都内で連続傷害事件が起き、被害者は全員が一瞬で関節を外されています。 SNSで「夜の街に鬼が徘徊している」と噂が流れ、目撃者は黒いフーディーの男を証言しますが素性が掴めません。 警視庁の富野と有沢がお祓い師の鬼龍光一・安倍孝景と特命班を組み、追跡の末に「鬼」が現れると噂されるアマチュア総合格闘技のリングへ向かいます。
文庫版はいつ出ますか
未発表です。2026年11月4日に出るのは四六判の単行本です。シリーズの直近では『豹変』が3年3か月後、『呪護』が3年後に角川文庫へ入っています。 前作『脈動』は2026年10月20日時点でまだ文庫化されていません。
何ページですか
344ページです。四六判です。前作『脈動』は352ページでした。
価格はいくらですか
2,310円(税込・本体2,100円)です。前作『脈動』は2,035円(税込・本体1,850円)で、本体で250円の値上げです。
今野敏は初めてです。何から読めばいいですか
警察小説から入るなら『隠蔽捜査』(2006年・吉川英治文学新人賞)です。本シリーズのような伝奇寄りの話が目的なら、角川文庫の『陰陽 鬼龍光一シリーズ』が安く手に入ります。当サイトでは『昇華 機捜235』と『デビュー 高梨美和子の極秘捜査』も扱っています。
映像化の予定はありますか
2026年10月20日時点で発表はありません。
まとめ|30年続くシリーズの7作目で、間隔は直近でいちばん短い
- 『百鬼』は2026年11月4日・KADOKAWA・四六判344ページ・2,310円(税込・本体2,100円)(ISBN 978-4-04-811647-3)
- ★「鬼龍光一シリーズ」の7作目。1作目『鬼龍』は1994年11月で、32年続いている
- ★前作『脈動』(2023年6月28日)から3年4か月ぶり。『豹変』→『呪護』が3年9か月、『呪護』→『脈動』が4年3か月だったので、直近3作ではいちばん短い間隔
- ★ページは352→344で8ページ減ったのに、本体価格は1,850円→2,100円で250円(13.5%)上がった。1ページあたり5.26円→6.10円
- ★シリーズは初刊が角川ノベルズ・学研M文庫・KADOKAWAの3社、文庫が中公文庫・角川文庫の2社にまたがる。題名も「陰陽祓い」→「陰陽 祓師・鬼龍光一」→「陰陽 鬼龍光一シリーズ」と版ごとに変わるので、古書で集めると同じ作品を二度買いやすい
- ★京極夏彦の百鬼夜行シリーズとは無関係。検索では著者名を足すのが確実
- ★2026年10月20日時点で書影が未公開。Amazonに入っているのはKADOKAWAの発売前プレースホルダーで、装画・装丁は未発表
- 発売日と発行年月日はどちらも11月4日でずれがない
- あらすじは「関節を外される連続傷害」から「アマチュア総合格闘技のリング」へ向かう筋立てで、「鬼」が怪異か人間かは紹介文では明かされていない
発売後に、実際の書影・装丁と読みどころを加筆します。




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