『危険なビーナス(きけんなビーナス)』は、東野圭吾の長編ミステリーです。独身の獣医・手島伯朗のもとに、資産家である異父弟・明人が失踪したという一本の電話が入るところから物語は動き出します。連絡してきたのは、明人の妻を名乗る謎の美女・楓。伯朗は彼女とともに弟の行方を追ううち、名家・矢神家の莫大な遺産をめぐる思惑に巻き込まれていきます。二転三転する展開とラブサスペンスの味わいが同居した一冊で、この記事では、あらすじ・読みどころ・講談社文庫版のISBN・ドラマ化の情報・東野圭吾を読む順番まで、ネタバレを最小限にして紹介します。
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- 失踪と遺産をめぐり二転三転する長編ミステリー
- 謎の美女・楓に翻弄されるラブサスペンス
- 講談社文庫・電子書籍・中古版すべてチェック可能
危険なビーナスとは|東野圭吾の失踪と遺産をめぐる長編ミステリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 東野圭吾 |
| ジャンル | ミステリー/ラブサスペンス |
| 単行本 | 2016年8月(講談社) |
| 文庫 | 2019年8月(講談社文庫) |
| 文庫ISBN | 978-4-06-516583-6(講談社文庫) |
| 主人公 | 手島伯朗(獣医師・38歳) |
| テーマ | 失踪・莫大な遺産・二転三転する謎 |
| 映像化 | TBS系日曜劇場でドラマ化(2020年) |
『危険なビーナス』は、東野圭吾が発表した長編ミステリーです。
2016年に講談社から単行本が刊行され、2019年に講談社文庫として文庫化されました。
獣医の手島伯朗が、異父弟の失踪をきっかけに矢神家の莫大な遺産をめぐる争いに巻き込まれていく姿を描きます。
謎解きの面白さに、謎の美女・楓とのラブサスペンス要素が絡むエンターテインメント性の高い一作で、東野作品のなかでも読みやすく間口の広い一冊です。
危険なビーナスのあらすじ|一本の電話から始まる失踪劇

物語の主人公は、動物病院に勤める38歳の独身獣医・手島伯朗。ごく平凡な日々を送っていた彼のもとに、ある日思いがけない電話がかかってきます。
異父弟・明人の失踪を知らせる電話
電話の主は、伯朗の異父弟にあたる資産家・矢神明人の妻を名乗る女性・楓。彼女は「明人が突然いなくなった」と告げ、伯朗に一緒に弟を探してほしいと協力を求めてきます。
弟とはほとんど交流のなかった伯朗ですが、美しく謎めいた楓に導かれるように、明人の行方を追い始めます。
名家・矢神家の遺産をめぐる争いへ
明人を探すうちに、伯朗は莫大な資産を持つ名家・矢神家の内側へと足を踏み入れていきます。
そこには、遺産をめぐるさまざまな思惑と、一族が抱える秘密が渦巻いていました。
楓は本当に明人の妻なのか、明人はなぜ姿を消したのか——次々と浮かぶ謎に翻弄されながら、伯朗は事件の核心へと近づいていきます。二転三転する展開の果てに待つ真相は、ぜひご自身で確かめてください。
危険なビーナスの3つの読みどころ

1. 二転三転する予測不能な展開
本作の最大の魅力は、先が読めないストーリー展開です。
次々と明らかになる事実が、それまでの見え方をひっくり返していく構成で、読者は伯朗とともに何度も予想を裏切られます。
東野圭吾らしい伏線とどんでん返しを、テンポよく味わえる一冊です。
2. 謎の美女・楓とのラブサスペンス
物語を牽引するもう一つの軸が、明人の妻を名乗る謎の美女・楓の存在です。
彼女が味方なのか、それとも別の意図を隠しているのかが最後まで見えず、伯朗との距離感の変化が物語に色を添えます。
ミステリーでありながら、恋愛サスペンスとしての甘さと危うさも楽しめます。
3. 名家・矢神家をめぐる人間ドラマ
莫大な遺産を抱える矢神家の人々が見せる、欲や思惑、家族の綻びも読みどころです。
遺産という一点に集まる人間の本音が、事件の背後で静かに渦を巻いています。
謎解きだけでなく、人間模様を描くドラマとしての厚みも本作の魅力です。
危険なビーナスの構造|巻き込まれる伯朗と謎を運ぶ楓

| 項目 | 手島伯朗 | 矢神楓 |
|---|---|---|
| 立場 | 平凡な獣医(巻き込まれる側) | 謎を持ち込む美女 |
| 役割 | 弟の失踪を追う語り手 | 事件へ導く案内役 |
| 読者の視点 | 伯朗に寄り添い謎を追う | 正体を測りかねる存在 |
| 物語での働き | 真相へ一歩ずつ近づく | 展開をかき乱す変数 |
本作の物語は、「巻き込まれる伯朗」と「謎を運び込む楓」という二人の関係を軸に進みます。
平凡な日常を生きていた伯朗が、楓に導かれて非日常へ引きずり込まれていく——この構図が、読者を物語へ引き込む原動力になっています。
東野圭吾が、ミステリーの謎とラブサスペンスの緊張を一人の語り手の視点に束ねて描いた一作といえます。
危険なビーナスと東野圭吾の関連作品と読む順番
東野圭吾は、本格ミステリーからエンターテインメントまで幅広い作風を持つ作家です。『危険なビーナス』のように読みやすく展開の妙が光る作品が好きなら、次の作品もあわせて楽しめます。
| 関連作品 | 概要 | 関係性 |
|---|---|---|
| 東野圭吾の作品ガイド | 作家全体のガイド | 作風・読む順番の総覧 |
| マスカレード・ホテル | ホテルを舞台にした長編ミステリー | 同じくエンタメ性の高い一冊 |
| 真夏の方程式 | ガリレオシリーズの長編 | 本格トリックを味わう代表作 |
| 聖女の救済 | ガリレオシリーズの長編 | 緻密な謎解きを楽しめる一作 |
『危険なビーナス』は独立した一冊として読めるので、ここから東野圭吾に入るのも良い入り口です。
エンタメ色の強いミステリーが気に入ったなら『マスカレード・ホテル』へ、本格的なトリックを味わいたいなら『真夏の方程式』や『聖女の救済』へと進むと、東野作品の幅を続けて楽しめます。
危険なビーナスの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約6〜8時間(講談社文庫版・長編)
- 難易度: ★★☆☆☆(テンポがよく読み進めやすい)
- おすすめタイプ: 二転三転する展開が好きな人/ラブサスペンスも楽しみたい人/東野圭吾の読みやすいエンタメ作を探している人
謎は複雑ですが、語り口が軽快でページをめくる手が止まらないため、ミステリー初心者でも読みやすい一冊です。
東野圭吾のエンターテインメント性の高い作風を味わいたい方におすすめできます。
危険なビーナスに関するよくある質問
Q. 危険なビーナスはどんな話ですか?
A. 獣医・手島伯朗が、異父弟の失踪をきっかけに矢神家の莫大な遺産をめぐる争いへ巻き込まれていく長編ミステリーです。
弟の妻を名乗る謎の美女・楓とともに行方を追ううち、二転三転する謎に翻弄されていきます。詳しくは東野圭吾の作品ガイドもあわせてご覧ください。
Q. 危険なビーナスはドラマ化されていますか?
A. ドラマ化されています。
2020年10月から12月にかけて、TBS系の日曜劇場枠で妻夫木聡さん主演のドラマとして放送されました。楓役を吉高由里子さんが演じ、脚本は黒岩勉さんが手がけています。
Q. 危険なビーナスはシリーズものですか?
A. 独立した単独の作品です。
ガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズのような続き物ではないため、この一冊だけで完結して楽しめます。
Q. 危険なビーナスから東野圭吾を読み始めても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。
『危険なビーナス』は読みやすくエンタメ性が高いため、東野作品の入り口として向いています。気に入ったら『マスカレード・ホテル』や『真夏の方程式』へ進むのがおすすめです。
まとめ|危険なビーナスは失踪と遺産をめぐり二転三転する東野圭吾のエンタメミステリー
『危険なビーナス』は、東野圭吾が失踪と莫大な遺産を題材に、二転三転する謎とラブサスペンスを描いた長編ミステリーです。
平凡な獣医・手島伯朗が、謎の美女・楓に導かれて矢神家の思惑へ巻き込まれていく展開を、テンポよく味わえます。
予測不能な展開が好きな人・ラブサスペンスも楽しみたい方・東野圭吾の読みやすいエンタメ作を探している読者におすすめの一冊。
独立して読めるので、『マスカレード・ホテル』や『真夏の方程式』、『聖女の救済』とあわせて、東野圭吾の世界を味わってみてください。
- 講談社文庫版がおすすめ・電子書籍版あり
- 二転三転する展開が光るエンタメミステリー
- 『マスカレード・ホテル』『真夏の方程式』もまとめてチェック可
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危険なビーナス・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 講談社『危険なビーナス』製品情報(講談社文庫・ISBN 978-4-06-516583-6)
- openBD 書誌情報(ISBN 9784065165836)
- Wikipedia「危険なビーナス」項目(最終確認: 2026年7月30日)




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