『マスカレード・ゲーム』は、東野圭吾の人気「マスカレード」シリーズの長編第3作です。舞台は、シリーズおなじみの高級ホテル「コルテシア東京」。ふたたびホテルクラークに扮する刑事・新田浩介と、彼を迎えるホテルマン・山岸尚美が、殺人事件の影が忍び寄る館内で対峙します。殺害方法の似た3つの事件と、その被害者たちを憎む遺族たち——一夜のホテルに、いくつもの想いが仮面をかぶって交錯します。この記事では、あらすじ・読みどころ・集英社文庫版のISBN・マスカレードシリーズを読む順番まで、ネタバレを最小限にして紹介します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 東野圭吾「マスカレード」シリーズの長編第3作
- 新田浩介と山岸尚美が再びコルテシア東京へ
- 単行本・集英社文庫・電子書籍すべてチェック可能
マスカレード・ゲームとは|東野圭吾のマスカレードシリーズ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 東野圭吾 |
| ジャンル | ミステリー/ホテル×警察 |
| 単行本 | 2022年4月(集英社) |
| 文庫版 | 集英社文庫(2025年3月) |
| 文庫ISBN | 978-4-08-744747-7(集英社文庫) |
| シリーズ位置 | マスカレードシリーズの長編第3作 |
| 舞台 | ホテル・コルテシア東京 |
| 主役 | 刑事・新田浩介とホテルマン・山岸尚美 |
| 関連作 | マスカレード・ホテル・マスカレード・ナイト |
『マスカレード・ゲーム』は、東野圭吾の「マスカレード」シリーズの長編第3作です。
2022年4月に集英社から単行本が刊行され、2025年3月に集英社文庫版が出ています。
ふたたびホテルクラークに扮する刑事・新田浩介と、ホテルマンの山岸尚美を主役に据え、コルテシア東京を舞台にした事件を描きます。
「ホテル×警察」という対の面白さを軸に据えた、シリーズならではの緊張感が味わえる一冊です。
マスカレード・ゲームのあらすじ|3つの事件とホテルに集う遺族

物語の発端は、殺害方法がよく似た3つの殺人事件。捜査を進めるうちに、被害者たちには不思議な共通点が浮かび上がります。
被害者に共通する「過去に人を死なせた者」という影
3つの事件の被害者は、いずれもかつて人を死なせながら、軽い刑罰で済んだ過去を持つ者でした。
その被害者たちを深く恨む遺族たちが、なぜか一様にホテル・コルテシア東京に宿泊予約を入れていることが判明します。
事件と、恨みを抱えた人々と、ホテル——点と点が線でつながりはじめたとき、捜査は一気にコルテシアへと向かいます。
新田浩介、再びホテルクラークへ
かつてこのホテルで潜入捜査を経験した刑事・新田浩介が、ふたたびホテルクラークに扮してコルテシア東京に乗り込みます。
迎えるのは、ホテルの矜持を守るホテルマン・山岸尚美。
「客の秘密を守るホテル」と「事件を暴く警察」という、相容れない立場の二人が、一夜のうちに仮面をかぶった人々の中から真実を探り当てていきます。犯人像や結末は伏せますが、シリーズの読者ほど張り込みたくなる駆け引きが待っています。
マスカレード・ゲームの3つの読みどころ

1. ホテルマンと刑事、対の魅力が再び
本作の核は、ホテルマン・山岸尚美と刑事・新田浩介という対の関係です。
客を守ろうとする尚美と、事件を暴こうとする新田——立場のせめぎ合いが、館内の緊張と温度を生み出します。
マスカレードシリーズを象徴するこのコンビの掛け合いは、本作でもたっぷり味わえます。
2. 「復讐」というテーマの重さ
本作は、被害者を恨む遺族の想いという、重いテーマを正面から扱います。
罪をどう償うのか、恨みはどこへ向かうのか——単なる謎解きにとどまらず、人の痛みと業を見つめる筆致が光ります。
エンタメの快感と、読後に残る問いが同居する一冊です。
3. 一夜のホテルに交錯する群像
コルテシア東京という一つの舞台に、いくつもの事情を抱えた人々が集まるのも読みどころです。
それぞれが仮面をかぶって素性を隠すなか、真実がじわじわとあぶり出される構成は、シリーズタイトル「マスカレード(仮面舞踏会)」の名にふさわしい仕掛けです。
マスカレード・ゲームの構造|「ホテルマン・尚美」と「刑事・新田」の対

| 項目 | ホテルマン・山岸尚美 | 刑事・新田浩介 |
|---|---|---|
| 立場 | 客を迎えるホテルスタッフ | 事件を追う警察官 |
| 使命 | 客の秘密と快適を守る | 犯人を突き止める |
| ホテルでの姿 | ホテルマンとして接客 | クラークに扮して潜入 |
| 抱えるもの | ホテルの矜持とプライド | 捜査官としての正義 |
本作の構造は、「客を守るホテルマン・尚美」と「事件を暴く刑事・新田」という対の関係で成り立っています。
素性を隠す客をもてなす尚美と、その中に潜む犯人を探す新田——目的の異なる二人が、同じホテルの一夜を通してぶつかり合い、やがて協力していきます。
東野圭吾がマスカレードシリーズの魅力である「ホテル×警察」の対を、復讐という重いテーマで研ぎ澄ませた一作といえます。
マスカレード・ゲームとマスカレードシリーズの読む順番
マスカレードシリーズは、刑事・新田浩介とホテルマン・山岸尚美のコンビが、コルテシア東京を舞台に事件と向き合うミステリーです。
| 関連作品 | 概要 | 関係性 |
|---|---|---|
| マスカレードシリーズ | シリーズ全体ガイド | 順番・あらすじの総覧 |
| マスカレード・ホテル | 連続殺人の予告先がコルテシア | シリーズの入り口となる長編第1作 |
| マスカレード・ナイト | 大晦日のカウントダウンで事件 | 新田と尚美が再び組む長編第2作 |
初めてマスカレードシリーズに触れるなら『マスカレード・ホテル』から読むのが王道です。
そのうえで『マスカレード・ナイト』→『マスカレード・ゲーム』と進むと、新田と尚美の関係の変化や、コルテシア東京という舞台の積み重ねを、順を追って楽しめます。
なお短編集『マスカレード・イブ』を含めると本作は刊行順で4番目にあたりますが、長編としては3作目です。詳しくはシリーズの順番ガイドを参照してください。
マスカレード・ゲームの読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約6〜8時間(単行本・長編)
- 難易度: ★★★☆☆(登場人物は多いが読みやすい文体)
- おすすめタイプ: マスカレードシリーズのファン/ホテルを舞台にしたミステリーが好きな人/復讐や償いを描く重厚な物語を読みたい人
遺族や事件の関係者が多く登場しますが、東野圭吾らしい明快な文体で読み進めやすい一冊です。
マスカレードシリーズの新田と尚美の対決を、あらためて味わいたい方に最適です。
マスカレード・ゲームに関するよくある質問
Q. マスカレードシリーズの読む順番は?
A. 王道は『マスカレード・ホテル』からです。
そのあと『マスカレード・ナイト』、本作『マスカレード・ゲーム』と進むと、コンビの関係が無理なく追えます。
詳しくはマスカレードシリーズの順番ガイドを参照してください。
Q. マスカレード・ゲームから読んでも楽しめる?
A. 一冊のミステリーとして楽しめます。
ただし新田と尚美の関係や過去の経緯は、前作までを読んでいるほど味わいが深まります。
できればシリーズの順番に沿って読むのがおすすめです。
Q. シリーズでの位置づけは?
A. 本作はマスカレードシリーズの長編第3作にあたります。
2022年4月に集英社から単行本が刊行され、2025年3月に集英社文庫版が出ました。
短編集『マスカレード・イブ』を含めた刊行順では4番目の作品です。
Q. 新田浩介と山岸尚美はどんな関係?
A. 事件を追う刑事と、ホテルを守るホテルマンという関係です。
新田が潜入捜査のためホテルクラークに扮し、尚美がそれを迎えます。立場は違えど互いを認め合う相棒のような関係が、シリーズ最大の魅力です。
まとめ|マスカレード・ゲームはコルテシア東京で復讐が交錯するシリーズ長編第3作
『マスカレード・ゲーム』は、東野圭吾の「マスカレード」シリーズの長編第3作で、刑事・新田浩介とホテルマン・山岸尚美が再びコルテシア東京で対峙する物語です。
殺害方法の似た3つの事件と、被害者を憎む遺族たちを通して、ホテル×警察の駆け引きと「復讐と償い」という重いテーマを描きます。
マスカレードシリーズのファン・ホテルミステリーが好きな方・重厚な人間ドラマを読みたい読者におすすめできる一冊。
まずは『マスカレード・ホテル』や『マスカレード・ナイト』とあわせて、東野圭吾の描くコルテシア東京の世界を味わってみてください。
- 集英社文庫版がおすすめ・電子書籍版あり
- 新田と尚美が再び組む長編第3作
- 『マスカレード・ホテル』もまとめてチェック可
ヨムマップは小説情報を実体験ベースで継続更新しています
マスカレード・ゲーム・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 集英社『マスカレード・ゲーム』公式情報(集英社文庫・ISBN 978-4-08-744747-7)
- 集英社『マスカレード・ゲーム』単行本 製品情報(2022年4月・ISBN 978-4-08-775461-2)
- 東野圭吾「マスカレード」シリーズ公式サイト(集英社)
- Wikipedia「『マスカレード』シリーズ」項目(最終確認: 2026年7月4日)




コメント