池波正太郎「真田太平記」を読む順番を、刊行順・物語順で完全網羅します。武田氏滅亡後の信州・上田を舞台に、真田昌幸・信之・幸村(信繁)の親子三代と、彼らを陰で支える「草の者(真田忍び)」の活躍を描いた新潮文庫 全12巻(完結済み)の各巻サブタイトル・時代背景・読みどころから、NHK新大型時代劇のドラマ情報まで、この1ページで確認できます。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 第1巻『天魔の夏』から最終巻『雲の峰』まで全12巻を検索
- 新潮文庫・Kindle・合本版・中古までセットで
- 池波正太郎の関連作品(鬼平・剣客商売・梅安)もチェック
真田太平記とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 池波正太郎 |
| ジャンル | 歴史・時代小説(戦国大河) |
| 開始年 | 1974年(『週刊朝日』連載開始) |
| 完結状況 | 完結済み(全12巻) |
| 巻数 | 新潮文庫 全12巻 |
| 映像化 | NHK新大型時代劇『真田太平記』(1985〜1986年・全45話) |
真田太平記は、池波正太郎が1974年(昭和49年)から1982年(昭和57年)にかけて『週刊朝日』に連載した、全12巻におよぶ戦国大河小説です。武田氏が織田・徳川に滅ぼされた天正10年(1582年)を起点に、信州・上田の小領主だった真田家が、当主・真田昌幸とその二人の息子——兄・信之(信幸)、弟・幸村(信繁)——の知略によって、織田・豊臣・徳川という巨大勢力のはざまを生き抜いていく姿を描きます。
本作のもう一つの主役が、真田家に仕える忍びの集団「草の者(真田忍び)」です。山中での出会いから物語に加わる向井佐平次や、女忍びのお江など、武将たちの表の戦いの裏で、情報収集と謀略にあたる忍びたちの活躍が、群像劇に厚みを与えています。池波作品の多くが未完に終わったなかで、本作は最終巻まで完結している点でも貴重な大作です。
結論: おすすめの読む順番
初心者向け推奨順
「刊行順(=第1巻から順に)」が唯一にして最良の読み方です。真田太平記は完全な大河長編で、刊行順がそのまま物語の時系列になっています。第1巻『天魔の夏』の武田氏滅亡から、第12巻『雲の峰』の大坂の陣後まで、史実の流れに沿って一直線に進むため、途中の巻から読んだり順番を入れ替えたりする必要はまったくありません。素直に1巻から12巻へ読み進めてください。
通読のコツ
全12巻と長丁場ですが、第1〜3巻(武田滅亡〜第一次上田合戦)でぐっと引き込まれ、第7巻『関ケ原』と最終盤の大坂の陣でクライマックスを迎える構成です。合本版(電子書籍)なら全12巻を一冊で持ち歩けるので、長期戦の通読にはおすすめ。歴史の流れを押さえたい方は、関連シリーズ司馬遼太郎の戦国作品と読み比べるのも一興です。
真田太平記 全12巻の読む順番|刊行順

刊行順=物語の時系列です。各巻のサブタイトルと、その巻が描く時代背景は以下のとおりです(新潮文庫版)。
| # | サブタイトル | 時代背景メモ |
|---|---|---|
| 1 | 天魔の夏 | 天正10年・武田氏滅亡と真田家の独立 |
| 2 | 秘密 | 真田忍び(草の者)の暗躍が本格化 |
| 3 | 上田攻め | 第一次上田合戦・徳川の大軍を撃退 |
| 4 | 甲賀問答 | 忍びをめぐる謀略戦 |
| 5 | 秀頼誕生 | 豊臣政権下の駆け引き |
| 6 | 家康東下 | 関ヶ原前夜・天下分け目へ |
| 7 | 関ケ原 | 親子・兄弟が東西に分かれて戦う |
| 8 | 紀州九度山 | 敗者・昌幸と幸村の蟄居生活 |
| 9 | 二条城 | 徳川と豊臣の対立深まる |
| 10 | 大坂入城 | 幸村、大坂城へ入る |
| 11 | 大坂夏の陣 | 幸村、最後の決戦へ |
| 12 | 雲の峰 | 大坂落城のその後・物語の結末 |
各巻のあらすじ・読みどころ

第1巻: 天魔の夏
天正10年(1582年)、織田・徳川連合軍によって武田氏が滅亡する激動のなかから物語は始まります。武田の旧臣だった真田昌幸が、巨大勢力のはざまで独立独歩の道を選び取っていく序章。山中で真田家の人々と出会い、草の者として生きることになる向井佐平次の物語もここから動き出します。シリーズの原点となる、まず最初に読むべき一冊です。
第3巻: 上田攻め
真田家の名を天下にとどろかせた、第一次上田合戦を描く巻。徳川の大軍を、わずかな兵と巧みな策で翻弄し撃退する昌幸の知略は、本作前半最大の見せ場です。「真田はあなどれぬ」と家康に思い知らせる痛快な一戦を、ぜひこの巻で味わってください。
第7巻: 関ケ原
天下分け目の関ヶ原。真田家は、兄・信之が東軍(徳川方)、父・昌幸と弟・幸村が西軍(豊臣方)に分かれて戦う——いわゆる「犬伏の別れ」をはさみ、一族が東西に引き裂かれます。家を残すための非情な決断と、肉親が敵味方となる悲劇が交錯する、シリーズ屈指の山場です。
第9巻: 二条城
関ヶ原の後、九度山に蟄居する幸村と、信州を治める信之。徳川と豊臣の溝が深まり、二条城会見をへて、いよいよ大坂の陣へと向かう緊張の高まりを描きます。物語が終盤の決戦へと収束していく、重要な転換点の巻です。
第11巻: 大坂夏の陣
真田幸村、最後の戦い。大坂城に入った幸村が、徳川の大軍を相手に「真田丸」での奮戦をへて、夏の陣で家康本陣へ突撃する——戦国史上もっとも名高い決戦を、池波正太郎の筆が克明に描き切ります。シリーズのクライマックスです。
第12巻: 雲の峰
大坂落城のその後。戦乱を生き残った者たち、そして真田の家を守り抜いた信之の後半生まで、物語は静かに幕を閉じます。激動の時代を駆け抜けた真田一族と草の者たちの行く末を見届ける、感慨深い最終巻です。
よくある質問(FAQ)
Q. 真田太平記は完結している?
A. 完結済みです。新潮文庫版で全12巻、第1巻『天魔の夏』から第12巻『雲の峰』まで物語は完結しています。池波正太郎の長編としては珍しく、最後まで書き上げられた作品です。
Q. 真田太平記は全何巻?
A. 新潮文庫版で全12巻です。電子書籍では全12巻を一冊にまとめた「合本版」も配信されています。なお、活字を大きくした新装版では分冊され18巻となっている版もありますが、内容は同じです。
Q. どの順番で読むのがおすすめ?
A. 第1巻から刊行順に読むのが唯一にして最良です。刊行順がそのまま物語の時系列(武田滅亡→上田合戦→関ヶ原→大坂の陣)になっているため、順番を入れ替える必要はありません。
Q. NHK大河ドラマ『真田丸』との違いは?
A. 三谷幸喜脚本の大河ドラマ『真田丸』(2016年)は、本作とは別の独立した作品です。真田信繁(幸村)を主人公とする点は共通しますが、原作・脚本・解釈は異なります。真田太平記は昌幸・信之・幸村の親子三代と草の者を群像で描く点に特色があります。
Q. 真田太平記は映像化されている?
A. NHKの「新大型時代劇」枠で、1985〜1986年に全45話のドラマ『真田太平記』が放送されました。完全版DVD-BOXも発売されています。
真田太平記の映像化
真田太平記は、NHK総合テレビの「新大型時代劇」枠の第2作として、1985年(昭和60年)4月3日から1986年3月19日まで、全45話で放送されました。配役は以下のとおりで、いずれも当時を代表する顔ぶれです。
| 役名 | 俳優 |
|---|---|
| 真田昌幸(安房守) | 丹波哲郎 |
| 真田信之(信幸) | 渡瀬恒彦 |
| 真田幸村(信繁) | 草刈正雄 |
なお、主演で幸村を演じた草刈正雄は、後年のNHK大河ドラマ『真田丸』(2016年)では真田昌幸を演じており、真田三代を二度にわたって生きた俳優として知られます。ドラマ版は「完全版DVD-BOX」が発売されており、原作とあわせて楽しめます。
まとめ
真田太平記は、池波正太郎が真田昌幸・信之・幸村の親子三代と、草の者(真田忍び)の活躍を描き切った、全12巻の完結済み戦国大河です。刊行順がそのまま武田滅亡から大坂の陣後までの時系列になっているため、第1巻『天魔の夏』から順に読むだけでよいのが嬉しいところ。第3巻の上田合戦、第7巻『関ケ原』での犬伏の別れ、第11巻の大坂夏の陣という三つの山場を目印に、長い物語をじっくり味わってください。読み終えたら、同じ池波正太郎の人気シリーズへ進むのもおすすめです。
こんな記事も読まれています
出典・参考情報
- 各巻の書誌情報・サブタイトル: openBD(2026年6月時点)
- 新潮社『真田太平記〔一〕天魔の夏』
- 真田太平記 – Wikipedia
- 真田太平記(テレビドラマ)- Wikipedia








コメント