『よるのばけもの』は、住野よるが書いた青春小説で、夜になると化け物になってしまう「僕」を主人公にした長編です。双葉社は本作を『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く、住野よる待望の最新作と案内しています。単行本は2016年12月9日、双葉文庫は2019年4月11日に刊行されました。この記事では、あらすじ・読みどころ・「昼の僕」と「夜の僕」の二層構造まで紹介します。
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- 『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く住野よるの長編
- 双葉文庫は283ページ・713円(税込)で読める
- 単行本・文庫・電子書籍・オーディオブック版が選べる
よるのばけものとは|夜になると化け物になる「僕」の青春小説
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 住野よる |
| ジャンル | 青春小説 |
| 主人公 | 夜になると化け物になる「僕」 |
| 単行本 | 2016年12月9日・双葉社・四六判・1,540円(本体1,400円) |
| 単行本ISBN | 978-4-575-24007-8 |
| 単行本ページ数 | 245ページ(国立国会図書館サーチ) |
| 双葉文庫 | 2019年4月11日・A6判・713円(本体648円) |
| 文庫ISBN | 978-4-575-52209-9 |
| 文庫ページ数 | 283ページ(国立国会図書館サーチ) |
| 電子版 | 単行本 2016年12月9日配信/文庫 2019年5月24日配信 |
| 位置づけ | 『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く作品(双葉社公式) |
| 受賞 | 版元公式に記載なし |
『よるのばけもの』は、住野よるが「夜になると化け物になる僕」を主人公に書いた青春小説です。
双葉社は本作を「ベストセラー『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く、住野よる待望の最新作」と紹介しています。
単行本は2016年12月9日に四六判で刊行され、2019年4月11日に双葉文庫へ収録されました。
単行本245ページに対して文庫は283ページで、これは判型の違いによるものです。
読む順番に決まりはありません。『君の膵臓をたべたい』とも『また、同じ夢を見ていた』とも物語はつながっていないため、本作から読み始めても問題ありません。
よるのばけもののあらすじ|夜の教室にいたクラスメイト

版元が公表しているあらすじの範囲で、物語の入り口を整理します。
夜になると、僕は化け物になる
双葉社の紹介は、この一文から始まります。
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。
「僕」は自分の意思とは無関係に化け物になります。
寝ているときも、座っているときも、立っているときも関係ありません。
深夜に突然やってくるものとして描かれています。
忘れ物をとりに、夜の学校へ
ある日、化け物になった「僕」は忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこみます。
化け物の姿だからこそ夜の学校に入っていける、という状況です。
誰もいない、と思っていた夜の教室——ここまでが物語の前提です。
だけどそこには、矢野さつきがいて
だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて――。
版元の紹介はここで途切れます。
夜の教室で、化け物の「僕」とクラスメイトの矢野さつきが出会う。
物語はこの一点から動き出します。
なぜ矢野さつきが夜の教室にいるのか、二人がどんな関係になるのかは、双葉社公式が意図的に伏せている部分です。本記事でも踏み込みません。
よるのばけものの3つの読みどころ

1. 「昼の僕」と「夜の僕」が別人であること
本作の構造上の核は、主人公が一日のうちで二つの状態を行き来することにあります。
夜の「僕」は化け物です。
昼の「僕」はクラスメイトたちのなかにいる一人の生徒です。
同じ人物なのに、置かれる場所も、できることも違う——ここが物語を動かします。
2. 出会う相手が「クラスメイト」であること
夜の教室で出会うのが見知らぬ誰かではなく、クラスメイトの矢野さつきだという設定が効いています。
昼も顔を合わせる相手と、夜に化け物の姿で会ってしまう。
昼と夜、二つの場所で同じ相手と向き合う構図が生まれます。
3. 舞台がほぼ「夜の学校」に絞られていること
版元の紹介から分かるとおり、物語の中心は深夜の校舎です。
誰もいないはずの教室という限定された空間が、そのまま物語の器になっています。
よるのばけものの「昼」と「夜」の二層構造

この作品を読むときにいちばん押さえておきたいのが、主人公が置かれる二つの状態の対比です。
双葉社公式が明かしている範囲で整理すると、次のようになります。
| 夜の「僕」 | 昼の「僕」 | |
|---|---|---|
| 姿 | 化け物 | ふつうの生徒 |
| いつ | 深夜に突然やってくる | 日中 |
| 場所 | 夜の学校・誰もいないはずの教室 | 教室・クラスのなか |
| 出会う相手 | 矢野さつき | クラスメイトたち |
| 意思 | 自分では選べない(寝ていても座っていても立っていても起きる) | — |
「寝ていても座っていても立っていても」という双葉社の言い回しが示すとおり、
変身は主人公が選んだことではありません。 ここが物語の出発点です。
なお、化け物になる理由・元に戻る条件・矢野さつきが夜の教室にいる理由は、双葉社公式に記載がありません。
本記事では触れないでおきます。
よるのばけものの読了時間と難易度
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ページ数 | 双葉文庫 283ページ/単行本 245ページ |
| 読了時間の目安 | 3〜4時間(1分あたり600字前後で読む場合) |
| 難易度 | ★☆☆☆☆(会話文が多く、一人称で語られます) |
| おすすめタイプ | 住野よる作品を続けて読みたい人/学校を舞台にした青春小説が好きな人 |
| 巻数 | 1冊で完結(続編は版元公式に記載なし) |
一人称で語られる長編で、分量としては住野よる作品のなかでも読みやすい部類です。
文庫は283ページなので、通勤・通学の数日分で読み切れます。
すでに『君の膵臓をたべたい』を読んでいる人であれば、
同じ著者の別の切り口として続けて手に取りやすい一冊です。
よるのばけものに関するよくある質問
よるのばけものは『君の膵臓をたべたい』の続編?
いいえ。物語のつながりはありません。
双葉社は本作を「『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く、住野よる待望の最新作」と案内していますが、これは刊行順の位置づけであって、物語が続いているという意味ではありません。どれから読んでも大丈夫です。
よるのばけものの主人公はなぜ化け物になる?
双葉社公式に理由の記載がありません。
公式が明かしているのは「夜になると、僕は化け物になる」「寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる」という状態の説明までです。本記事では推測を書かないでおきます。
よるのばけものは何冊ある?
1冊で完結です。単行本(2016年12月9日・双葉社)と双葉文庫(2019年4月11日)があり、内容は同じ作品です。続編は双葉社公式に記載がありません。
よるのばけものは単行本と文庫のどちらを買えばいい?
現在手に入りやすいのは双葉文庫版です。2019年4月11日刊行・283ページ・713円(税込)で、単行本の1,540円(税込)より手頃です。単行本は四六判245ページで、判型が大きい分だけ1ページあたりの文字数が多くなっています。内容は同じなので、価格と読みやすさで選んで問題ありません。
まとめ|夜と昼、二つの顔で同じ相手と向き合う一冊
『よるのばけもの』は、夜になると化け物になってしまう「僕」を主人公にした住野よるの青春小説です。
化け物になった「僕」が忘れ物をとりに夜の学校へ忍びこむと、
誰もいないはずの教室にクラスメイトの矢野さつきがいた——物語はここから始まります。
双葉社は本作を『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く作品と位置づけていますが、
物語のつながりはないので、本作から読み始めても大丈夫です。
双葉文庫は283ページ・713円(税込)、単行本は四六判245ページ・1,540円(税込)。
電子書籍とオーディオブックも用意されています。
- 夜になると化け物になる「僕」と矢野さつきの物語
- 双葉文庫283ページ・713円(税込)で1冊完結
- 単行本・文庫・電子書籍・オーディオブックが選べる
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よるのばけもの・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 双葉社 書誌ページ『よるのばけもの』単行本(内容紹介・2016年12月9日発売・四六判・定価1,540円(本体1,400円)・ISBN 9784575240078・電子版2016年12月9日配信)
- 双葉社 書誌ページ『よるのばけもの』文庫(内容紹介・2019年4月11日発売・A6判・定価713円(本体648円)・ISBN 9784575522099・電子版2019年5月24日配信)
- 双葉社 特設ページ『よるのばけもの』(『君の膵臓をたべたい』『また、同じ夢を見ていた』に続く最新作という位置づけ)
- 国立国会図書館サーチ 書誌データ(双葉社 2016年 245ページ/双葉社 2019年 283ページ)
- openBD 書誌データ(ISBN 9784575240078/9784575522099・書名・著者・出版社・刊行年月)
- 最終確認: 2026年8月27日




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