よしもとばなな(1964年生まれ)は、1987年に「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞してデビューした作家です。1995年には『アムリタ』で第5回紫式部文学賞を受賞しました。
喪失と回復を静かに描く作風で、デビューから40年近く読み継がれています。本ページではどこから入るとよいかを整理します。
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- デビュー作『キッチン』ほか代表作をワンクリック
- Kindle・文庫・中古もまとめてチェック可能
- 主要作は新潮文庫・中公文庫・文春文庫で入手できます
まず確認|「よしもとばなな」と「吉本ばなな」
この作家名にはひらがな表記と漢字表記の両方があります。デビュー当初は「吉本ばなな」、のちに「よしもとばなな」を使っています。どちらも同じ作家です。
書店や電子書籍ストアで検索するときは、見つからなければもう一方の表記も試してください。書籍によって奥付の表記が異なります。
よしもとばななのおすすめ|まず結論(初心者はこの3冊から)
- はじめての1冊は『キッチン』 … デビュー作。海燕新人文学賞を受賞した表題作を含み、作風がもっとも短時間でつかめます。
- 青春小説として読むなら『TUGUMI』 … 病弱で意地の悪い少女つぐみと過ごす最後の夏。映画化もされました。
- 長編に浸るなら『アムリタ』 … 紫式部文学賞を受賞した上下巻の長編。
よしもとばななのおすすめ 人気ランキングTOP10

順位は、①代表作としての定着度、②入門しやすさ、③現在も文庫で入手しやすいかから、ヨムマップ編集部が整理しました。
| 順位 | タイトル | 文庫 | 受賞・特徴 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | キッチン | 新潮文庫 | デビュー作・第6回海燕新人文学賞 | ★★★ |
| 2 | TUGUMI | 中公文庫 | 映画化・青春小説 | ★★★ |
| 3 | デッドエンドの思い出 | 文春文庫 | 短編集・キノベス4位 | ★★★ |
| 4 | 白河夜船 | 新潮文庫 | 眠りをめぐる3篇 | ★★ |
| 5 | アムリタ | 新潮文庫(上下) | 第5回紫式部文学賞 | ★★ |
| 6 | 哀しい予感 | 幻冬舎文庫 | 初期の長編 | ★★ |
| 7 | 王国 その1 アンドロメダ・ハイツ | 新潮文庫 | シリーズ第1作 | ★★ |
| 8 | 体は全部知っている | — | 木山捷平文学賞候補 | ★★ |
| 9 | High and dry | — | 本屋大賞ランクイン | ★★ |
| 10 | 彼女について | — | 近年の長編 | ★ |
1位. キッチン(新潮文庫)
新潮社の紹介は、「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」という一文から始まります。祖母の死、突然の奇妙な同居という不自然であり自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして生きることを、淋しさと優しさの交錯のなかに描いたデビュー作です。
1987年9月に第6回海燕新人文学賞を受賞。よしもとばななを初めて読むなら、まずこの1冊です。
2位. TUGUMI(中公文庫)
病弱で、意地が悪く、口が悪い少女つぐみと過ごす最後の夏を描いた長編です。海辺の町を舞台にしており、よしもと作品のなかでは最も「青春小説」として読める1冊です。映画化もされました。
3位. デッドエンドの思い出(文春文庫)
文藝春秋の紹介では、「幸せってどういう感じなの? 人の心の中にはどれだけの宝が眠っているのだろうか」として、時が流れても忘れ得ぬかけがえのない一瞬を描いた傑作短篇集と紹介されています。キノベス!2003で第4位に入りました。
1編ずつ独立した短編なので、長編が重いと感じる人に向いています。
4位. 白河夜船(新潮文庫)
新潮社の紹介によれば、「いつから私はひとりでいる時、こんなに眠るようになったのだろう」——植物状態の妻を持つ恋人との恋愛を続けるなか、最愛の親友しおりが死に、眠りがどんどん深く長くなっていきます。
眠りをテーマにした3篇を収録。よしもと作品の静かな側面が濃く出ています。
5位. アムリタ(新潮文庫・上下)
1995年8月に第5回紫式部文学賞を受賞した長編で、新潮文庫では上下2巻です。記憶を失った主人公をめぐる長い物語で、よしもと作品のなかでは最も分量があります。
6〜10位|さらに読みたい作品
- 6位 哀しい予感(幻冬舎文庫) … 初期の長編。静かな謎を抱えた叔母と主人公の物語です。
- 7位 王国 その1 アンドロメダ・ハイツ(新潮文庫) … 全4作からなる「王国」シリーズの第1作。
- 8位 体は全部知っている … 第5回木山捷平文学賞の候補になった短編集。
- 9位 High and dry … 本屋大賞にランクインした作品のひとつ。
- 10位 彼女について … 近年の長編。
※6・8〜10位は版が複数あるため、一部は書影カードを掲載していません。購入時は最新の版をご確認ください。
よしもとばななの受賞歴
| 年 | 賞 | 対象 |
|---|---|---|
| 1987年9月 | 第6回海燕新人文学賞 | 「キッチン」 |
| 1995年8月 | 第5回紫式部文学賞 | 『アムリタ』 |
| 2001年2月 | 第5回木山捷平文学賞 候補 | 『体は全部知っている』 |
| 2012年4月 | 第38回川端康成文学賞 候補 | 「スポンジ」 |
| 2013年4月 | 第39回川端康成文学賞 候補 | 「癒しの豆スープ」 |
このほか本屋大賞に複数回ランクインしています(『デッドエンドの思い出』『High and dry』『王国』『彼女について』ほか)。
よしもとばななのおすすめをタイプ別に
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| まず代表作から | キッチン |
| 青春小説が読みたい | TUGUMI |
| 短編で試したい | デッドエンドの思い出 |
| 静かな作品が好き | 白河夜船 |
| 長編に浸りたい | アムリタ |
よくある質問
Q. よしもとばななは何から読むのがおすすめ?
A. デビュー作の『キッチン』です。第6回海燕新人文学賞の受賞作で、作風が最も短時間でつかめます。
Q. 「吉本ばなな」と「よしもとばなな」はどう違いますか?
A. 同じ作家です。デビュー当初は漢字の「吉本ばなな」、のちにひらがなの「よしもとばなな」を使っています。書籍によって奥付の表記が異なるため、検索時は両方試してください。
Q. 紫式部文学賞を受賞した作品はどれですか?
A. 『アムリタ』です。1995年8月に第5回紫式部文学賞を受賞しました。新潮文庫では上下2巻です。
Q. 映像化された作品は?
A. 『キッチン』『TUGUMI』などが映画化されています。最新の配信状況は各公式サイトをご確認ください。
Q. 「王国」シリーズは何作ありますか?
A. 全4作です。『王国 その1 アンドロメダ・ハイツ』から順に読むのがおすすめです。
まとめ|まずは『キッチン』から
よしもとばななは、デビューから40年近く読み継がれている作家です。入口に迷ったら『キッチン』。青春小説として読みたいなら『TUGUMI』、短編で試すなら『デッドエンドの思い出』へ進んでください。
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出典・参考情報
- 新潮社 公式製品情報『キッチン』『白河夜船』『アムリタ』『王国』(内容紹介・書誌)
- 文藝春秋 公式製品情報『デッドエンドの思い出』/中央公論新社 公式製品情報『TUGUMI』
- 「文学賞の世界」よしもとばななの受賞・候補記録(海燕新人文学賞・紫式部文学賞・木山捷平文学賞候補・川端康成文学賞候補ほか)
- openBD(書誌・ISBN・著者表記の確認)








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