小野寺史宜の最新刊・新作情報、本屋大賞2位『ひと』をはじめとする代表作、みつばの郵便屋さんシリーズの読む順番、入門におすすめの一冊までこの1ページで完結。市井の人々の日常を温かく描く人情小説の名手の全体像を、ヨムマップ編集部がまとめました。
最終更新日: 2026年6月14日
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- 最新刊『片見里足立アフェクション』(2026年5月)など新作を網羅
- 本屋大賞2位『ひと』をはじめ代表作をワンクリックで
- Kindle・単行本・祥伝社文庫・ポプラ文庫までまとめて検索
小野寺史宜とは|市井の人々を描く“人情小説の名手”のプロフィール
小野寺史宜の小説には、派手な事件もスーパーヒーローも出てきません。
出てくるのは、職を失った青年、配達を続ける郵便屋さん、すれ違う夫婦——どこの町にもいそうな、名もなき「ひと」たちです。その何気ない日常を丁寧にすくい取り、人と人とがゆるやかに支え合う温かさを描き切る——その筆致で、2019年の本屋大賞2位という支持を勝ち取った、現代の人情小説を代表する書き手です。
1968年千葉県生まれ。法政大学文学部英文学科を卒業後、2006年に短編「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞(乾ルカと同時受賞)。2008年に『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞して単行本デビューしました。その後『ひと』『まち』『いえ』と続く同じ世界観の市井小説や、「みつばの郵便屋さん」シリーズで、じわじわと読者を増やしていった“遅咲き”の実力派です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年 | 1968年(千葉県出身) |
| 学歴 | 法政大学文学部英文学科卒業 |
| デビュー作 | 『ROCKER』(2008年・第3回ポプラ社小説大賞優秀賞) |
| 主な受賞歴 | オール讀物新人賞(2006)/本屋大賞2位『ひと』(2019)/宮崎本大賞(2022) |
| 主な活動領域 | 現代小説・人情/市井小説・青春小説 |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|小野寺史宜を読むなら

小野寺作品を初めて手に取る方に、編集部が強くおすすめしたいのは「あらすじで選ばないこと」です。
小野寺史宜の小説は、要約してしまうと「青年が東京で生きていく話」「郵便屋さんが手紙を配る話」と、驚くほど地味に響きます。けれど、この作家の本当の魅力は“何も起きないようでいて、最後に胸がじんわり温かくなる”その読後感にあります。あらすじの派手さではなく、登場人物の何気ない一言や選択の積み重ねこそが読みどころなのです。
もう一つの注目ポイントは、作品同士がゆるやかにつながっていること。『ひと』『まち』『いえ』は同じ町・同じ喫茶店「羽鳥」を舞台に世界が地続きになっており、ある作品の脇役が別の作品で主役を張ることもあります。だからこそ、まずは本屋大賞2位の『ひと』から入り、世界観に馴染んだら『まち』『いえ』へ——という読み方が、この作家を最も気持ちよく味わえる王道ルート。最新刊で初めて触れるより、代表作で“小野寺史宜の温度”を知ってから新作に進むのがおすすめです。
【2026年】小野寺史宜の新刊・新作情報
最新刊: 片見里足立アフェクション(2026年5月13日発売)
- 出版社: 幻冬舎
- 発売日: 2026年5月13日
- 判型: 単行本
作品要点(編集部執筆):
小野寺史宜が描き続けてきた架空の町「片見里(かたみり)」を舞台にしたシリーズの系譜に連なる最新刊。世代の異なる登場人物たちが東京・足立の地で交差し、不器用ながらも互いを思いやる“affection(情愛)”が静かに立ち上がっていきます。2026年6月時点で、これが小野寺史宜の単独著作としての最新刊です。
注目の新作: 言問ラプソディ(2026年2月26日発売)
- 出版社: 講談社
- 発売日: 2026年2月26日
- 判型: 単行本(四六変型・312ページ)
作品要点(編集部執筆):
広告代理店を辞めた青年・西沢智太が、亡き祖父がかつて働いていた浅草の遊園地「花やしき」でアルバイトを始める青春小説。日本最古の遊園地を舞台に、夢を諦めかけた者たちが「自分は本当は何がしたかったのか」と向き合う、小野寺史宜らしい再生の物語です。
文庫化の動き: 2026年も新刊文庫が続々
小野寺史宜は単行本だけでなく文庫の刊行ペースも安定しており、2026年は『夫妻集』(講談社文庫・2月)、『君に光射す』(双葉文庫・4月)、『銀座に住むのはまだ早い』(幻冬舎文庫・6月)などが各社から登場予定です(発売日は読書メーター等の刊行情報に基づく。最終的な日付は各出版社公式でご確認ください)。単行本を読み逃した作品も、手に取りやすい文庫で追いつけるのが嬉しいところです。
小野寺史宜の新刊に関するよくある質問

Q. 小野寺史宜の次の新刊・新作はいつ?
A. 2026年6月時点での最新刊は、2026年5月13日に幻冬舎から刊行された『片見里足立アフェクション』です。直前の2026年2月には講談社から『言問ラプソディ』も発売されました。小野寺史宜は単行本・文庫ともコンスタントに刊行を続けている作家のため、次の新刊予定は幻冬舎・講談社・祥伝社・ポプラ社などの出版社公式サイトでご確認いただくのが確実です。
Q. 小野寺史宜の新作はどこで読める?
A. 全国書店・Amazon Kindle・楽天Kobo・honto電子書籍で発売日と同時に入手可能です。最新刊『片見里足立アフェクション』は以下のリンクから購入できます。
Q. 小野寺史宜のおすすめは?
A. 初めて読むなら、本屋大賞2位に輝いた代表作『ひと』が鉄板です。同じ世界観を続けて味わいたいなら『まち』『いえ』へ。作家の日常を描いた軽やかな一冊が読みたいなら『食っちゃ寝て書いて』、じんわり泣ける連作が好きなら「みつばの郵便屋さん」シリーズがおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP10をご確認ください。
Q. 小野寺史宜の作品はどんなところがつながっているの?
A. 『ひと』『まち』『いえ』は、同じ町や喫茶店「羽鳥」を共有する地続きの世界として描かれており、ある作品の登場人物が別の作品に顔を出すこともあります。一冊ずつ独立して読めますが、刊行順に読むと“町の人々”のその後が分かり、より深く楽しめます。
Q. 小野寺史宜の代表的な受賞歴は?
A. 2006年に第86回オール讀物新人賞(短編「裏へ走り蹴り込め」)、2008年に第3回ポプラ社小説大賞優秀賞(『ROCKER』)を受賞してデビュー。2019年には『ひと』が本屋大賞第2位に選ばれ、2022年には同作で第3回宮崎本大賞も受賞しています。
小野寺史宜の新刊と並んで読みたい主要シリーズ・作品系統

1. みつばの郵便屋さんシリーズ(ポプラ文庫・全8巻)
架空の町「みつば」で配達を続ける郵便屋さんを主人公にした、心温まる連作シリーズ。手紙を通じて町の人々の人生にそっと寄り添う、小野寺史宜の“やさしさ”が凝縮された人気シリーズです。
全8巻刊行順:
1. みつばの郵便屋さん
2. みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙
3. みつばの郵便屋さん 二代目も配達中
4. みつばの郵便屋さん 幸せの公園
5. みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町
6. みつばの郵便屋さん 階下の君は
7. みつばの郵便屋さん あなたを祝う人
8. みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる
2. 『ひと』『まち』『いえ』の市井小説三部作系統
本屋大賞2位の『ひと』を起点に、同じ町・同じ喫茶店「羽鳥」を舞台として世界が地続きに広がる代表作群。一作ごとに主役が入れ替わりながら、市井の人々の人生が交差していきます。小野寺史宜の真骨頂であり、入門にも最適な系統です。
3. 夫婦・家族を描く現代小説系統
『その愛の程度』に始まる夫婦三部作など、結婚生活や家族のすれ違いと再生を見つめる作品群。事件ではなく「関係」を描くことで、読者自身の生活に静かに問いを投げかけます。
小野寺史宜のおすすめ代表作TOP10|新刊と並んで読みたい名作
| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ひと | 2018 | 市井小説(本屋大賞2位) | ★★★ |
| 2 | まち | 2019 | 市井小説 | ★★★ |
| 3 | みつばの郵便屋さん | 2012 | 人情連作 | ★★★ |
| 4 | 食っちゃ寝て書いて | 2020 | 現代小説 | ★★ |
| 5 | その愛の程度 | 2015 | 夫婦小説 | ★★ |
| 6 | いえ | 2021 | 市井小説 | ★★ |
| 7 | ナオタの星 | 2015 | 青春小説 | ★★ |
| 8 | 夜の側に立つ | 2018 | 現代ミステリ | ★★ |
| 9 | 言問ラプソディ | 2026 | 青春小説(新作) | ★★ |
| 10 | 片見里足立アフェクション | 2026 | 現代小説(最新刊) | ★ |
1位: ひと(2018)
両親を亡くし大学を中退、鳥取から上京して天涯孤独となった青年・柏木聖輔が、東京の総菜屋「おかずの田野倉」で働きながら、出会う「ひと」たちとのつながりの中で生きていく——。2019年本屋大賞第2位、2022年宮崎本大賞を受賞した小野寺史宜の代表作。何も持たない若者が、人の縁に支えられて立ち上がっていく姿に胸が熱くなる、入門に最適な一冊です。
2位: まち(2019)
『ひと』と同じ世界観で描かれる市井小説。祖父に育てられ、その死後に上京した青年・江藤瞬一が、東京の下町で“まち”の人々と関わりながら自分の居場所を見つけていく物語。『ひと』を読んで小野寺ワールドに惹かれた人が、次に手に取るべき一冊です。
3位: みつばの郵便屋さん(2012)
架空の町「みつば」で配達を続ける郵便屋さん・平本秋宏を主人公にした人情連作シリーズの第1作。手紙を届ける先々で出会う人々の人生模様を、温かく軽やかに描きます。全8巻まで続く人気シリーズの起点で、短編連作なので小野寺作品の入口としても読みやすい一冊です。
4位: 食っちゃ寝て書いて(2020)
中堅作家・横尾成吾の日常を、ユーモアとペーソスを交えて描いた現代小説。書くことに悩み、食べて寝て、また書く——作家のリアルな生活を通じて「ものを作り続けること」の意味が静かに浮かび上がります。小野寺作品の中でも軽やかに読める一冊。
5位: その愛の程度(2015)
夫婦三部作の第1作。長年連れ添った夫婦の間にある、言葉にならない距離と情を丁寧に描く現代小説。大事件は起きないのに、ページをめくる手が止まらない——小野寺史宜の“日常を描く力”を堪能できる作品です。
(6〜10位の詳細は順次追記予定)
- 最新刊『片見里足立アフェクション』(2026年5月・幻冬舎)
- 話題の新作『言問ラプソディ』(2026年2月・講談社)
- まずは本屋大賞2位『ひと』から世界観に触れるのがおすすめ
小野寺史宜の新刊・代表作の映像化について
2026年6月時点で、小野寺史宜作品の大型な実写映画化・連続ドラマ化は確認されていません。代表作『ひと』をはじめ、人と人とのつながりを描く作風は映像との親和性が高く、今後の映像化が期待される作家のひとりです。最新の映像化情報は出版社公式サイトや著者の公式発表でご確認ください。
(※本項目は2026年6月14日時点の編集部調査に基づきます。映像化の事実が確認でき次第、本ページを更新します。)
まとめ|小野寺史宜の新刊で何を読むべきか
小野寺史宜は、市井の人々の日常を温かくすくい取る現代の人情小説の名手。2026年5月に最新刊『片見里足立アフェクション』、同年2月に新作『言問ラプソディ』を刊行し、単行本・文庫ともに精力的な刊行を続けています。
初めての方には:
– 本屋大賞2位の代表作『ひと』
– 同じ世界観の『まち』『いえ』
– 読みやすい人情連作「みつばの郵便屋さん」シリーズ
最新作から追いたい方には:
– 最新刊『片見里足立アフェクション』(2026年5月・幻冬舎)
– 浅草を舞台にした新作『言問ラプソディ』(2026年2月・講談社)
派手さよりも“読後の温かさ”を求める読者にこそ、小野寺史宜の小説は深く刺さります。まずは『ひと』から、この作家の温度に触れてみてください。
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出典・参考情報(小野寺史宜 新刊情報の確認元)
- 新潮社「小野寺史宜 著者プロフィール」(https://www.shinchosha.co.jp/writer/4467/)
- 実業之日本社「小野寺史宜」著者ページ(https://www.j-n.co.jp/writer/2674/)
- 講談社「『言問ラプソディ』製品詳細」(https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000422828)
- 幻冬舎「『片見里足立アフェクション』」(https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344045767/)
- Wikipedia「小野寺史宜」項目(最終確認: 2026年6月14日)
- 読書メーター「小野寺史宜の作品一覧・新刊・発売日順」(最終確認: 2026年6月14日)









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