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多類婚姻譚 凪良ゆう レビュー|第175回直木賞候補・現代の愛と結婚を描く連作短編集 あらすじ・読みどころ完全ガイド【2026年最新】

2026 7/16
恋愛 直木賞
2026年7月16日
多類婚姻譚(凪良ゆう・第175回直木賞候補)レビュー記事のアイキャッチ画像

『多類婚姻譚(たるいこんいんたん)』は、凪良ゆうが「一緒に生きる。わかりあえないあなたと。」をテーマに、現代の愛と結婚のかたちを描いた連作短編集です。『流浪の月』『汝、星のごとく』で本屋大賞を2度受賞した著者が、2026年の第175回直木賞候補にも選ばれた話題作。セクシュアリティ、ジェンダー、金銭感覚、世代格差――多様な価値観のなかで、人はどうすれば「一番近くにいる他人」と生きていけるのかを問います。本記事では、あらすじ・読みどころを紹介します。

※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。

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  • 第175回直木賞候補・本屋大賞2度受賞作家の新作
  • 現代の愛と結婚を描く5編の連作短編集
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目次

多類婚姻譚とは|凪良ゆうの第175回直木賞候補作

項目 内容
著者 凪良ゆう
ジャンル 現代小説/連作短編集
出版社 講談社
発売日 2026年5月27日
ページ数 約320ページ(四六判)
ISBN 978-4-06-542983-9
候補 第175回直木賞(2026年上半期)
形式 現代の愛と結婚を描く5編の連作短編集

『多類婚姻譚』は、凪良ゆうが現代の結婚と愛のかたちを描いた連作短編集です。

『流浪の月』(2020年本屋大賞)、『汝、星のごとく』(2023年本屋大賞)で本屋大賞を2度受賞した著者の新作で、第175回直木賞候補に選ばれました。

本作は5つの短編が緩やかにつながる連作の形をとり、登場人物たちの人生が少しずつ交差していきます。

タイトルの「多類婚姻譚」は、「多様な種類の(=多類)人々が織りなす、婚姻をめぐる物語」を思わせる造語です。

多類婚姻譚のあらすじ|「わかりあえないあなた」と生きる

多類婚姻譚 現代の愛と結婚を描く5編が多様な価値観のなかで繋がる連作短編集の特徴

本作が繰り返し問いかけるのは、「どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう」という一点です。

一番近くにいる「他人」との関係

「一緒に生きる。わかりあえないあなたと。」――帯に掲げられたこの言葉が、本作全体を貫くテーマです。

恋人(こいびと)とは、一番近くにいる他人でもあります。

どれだけ愛し合っても分かり合えない相手と、それでも人生を共にしようとする――その難しさと切実さが、5つの物語で描かれます。

多様な価値観がぶつかる現代の結婚

登場人物たちが抱えるのは、セクシュアリティ、ジェンダー、金銭感覚、世代格差、生育環境といった、それぞれに異なる価値観です。

「普通の結婚」という枠が揺らいだ現代で、人はどんな形なら他者と生きていけるのか。

凪良ゆうは、わかりやすい答えを与えるのではなく、それぞれの選択に静かに寄り添います。

心がざわつく連作短編

各編の主人公が抱える事情は少しずつ異なりますが、読み進めるうちに人物どうしのつながりが見えてくる構成になっています。

「心がざわつく短編集」と評される通り、読者自身の恋愛観や結婚観を揺さぶってくるのが本作の手触りです。

多類婚姻譚の3つの読みどころ

多類婚姻譚 3つの読みどころ(結婚への挑戦・視点の移動・本屋大賞2度受賞作家の筆致)

1. 「結婚」というテーマへの正面からの挑戦

凪良ゆうはこれまでも「普通」からはみ出す人々の愛を描いてきました。

本作ではそのまなざしを「結婚」という制度そのものへと向けています。

多様化する現代の愛のかたちを真正面から見つめる――その切実さが、直木賞候補にふさわしい読み応えを生んでいます。

2. 連作短編ならではの「視点の移動」

5つの物語は、それぞれ異なる人物の視点で語られます。

ある編の脇役が、別の編では主人公になる――視点が移ることで、同じ出来事の見え方が反転する面白さがあります。

一冊を読み終えたとき、断片が一枚の絵になる構成の妙も見どころです。

3. 本屋大賞2度受賞作家の確かな筆致

『流浪の月』『汝、星のごとく』で本屋大賞を2度受賞した凪良ゆうの、心理描写の繊細さは健在です。

派手な事件ではなく、日常の会話や沈黙のなかに潜む感情のひだをすくい取る筆致に引き込まれます。

凪良ゆうの全作品ガイドもあわせてどうぞ。

多類婚姻譚と第175回直木賞の候補作

『多類婚姻譚』は、第175回直木賞の候補5作のなかで、現代を舞台にした作品として存在感を放ちました。

候補作 著者 レビュー
けんぐゎい ★受賞 朝倉かすみ 「圏外」に置かれた女たちの時代小説
見えるか保己一 蝉谷めぐ実 江戸の全盲の学者・塙保己一の一代記
多類婚姻譚 凪良ゆう 本記事
#台所のあるところ 原田ひ香 深夜ドラマが人生を交差させる物語
青天 若林正恭 アメフトに挑む高校生の青春小説

多類婚姻譚の読了時間と難易度

  • 読了時間目安: 約5〜7時間(連作短編集・約320ページ)
  • 難易度: ★★☆☆☆(読みやすく、1編ずつ区切って読める)
  • おすすめタイプ: 凪良ゆうのファン/現代の恋愛・結婚を描く物語が好きな人/連作短編集を味わいたい人

短編集なので、すきま時間に1編ずつ読み進められるのも魅力です。

多類婚姻譚に関するよくある質問

Q. 『多類婚姻譚』は長編? 短編集?

A. 5編からなる連作短編集です。

各編が緩やかにつながり、読み進めるうちに人物どうしの関係が見えてきます。

Q. 凪良ゆうの他作品を読んでいなくても楽しめる?

A. 単独で十分に楽しめます。

本作は独立した新作で、凪良ゆうの過去作の知識は必要ありません。

Q. どんな賞の候補になった?

A. 2026年の第175回直木賞候補に選ばれました。

Q. 電子書籍でも読める?

A. 単行本のほか電子書籍版でも読めます。上のボタンから在庫を確認できます。

まとめ|多類婚姻譚は「わかりあえない相手と生きる」を問う直木賞候補作

『多類婚姻譚』は、本屋大賞を2度受賞した凪良ゆうが、多様な価値観のなかで「一緒に生きる」ことの難しさを描いた、第175回直木賞候補の連作短編集です。

セクシュアリティや世代格差など、現代の愛と結婚が抱える課題に正面から向き合いながら、それぞれの選択に静かに寄り添います。

凪良ゆうのファン・現代の恋愛や結婚を描く物語が好きな方におすすめの1冊。ぜひ手に取って、「わかりあえないあなた」と生きる5つの物語を味わってみてください。

多類婚姻譚 - 凪良ゆう

多類婚姻譚

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出典・参考情報

  • 講談社『多類婚姻譚』公式製品情報
  • 公益財団法人 日本文学振興会(直木賞・第175回)
  • openBD 書誌データ(ISBN 978-4-06-542983-9)
  • 各社報道(最終確認: 2026年7月16日)


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