『法廷遊戯』は、五十嵐律人が第62回メフィスト賞を受賞したデビュー作で、2020年7月15日に講談社から単行本、2023年4月に講談社文庫として刊行されました。ロースクールに通う久我清義と織本美鈴のもとに、二人の過去を告発する差出人不明の手紙が届くというミステリーです。この記事では、あらすじ・読みどころ・版の違いまで、ネタバレを最小限にして紹介します。
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- 第62回メフィスト賞を受賞したデビュー作
- 現役の司法試験合格者が書いたリーガルミステリー
- 単行本・講談社文庫・電子書籍版すべてチェック可能
法廷遊戯とは|五十嵐律人が第62回メフィスト賞を受賞したデビュー作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 五十嵐律人 |
| ジャンル | ミステリー・リーガルミステリー |
| 単行本 | 2020年7月15日(講談社・1,760円税込・362ページ) |
| 単行本ISBN | 978-4-06-518447-9 |
| 文庫 | 2023年4月(講談社文庫) |
| 文庫ISBN | 978-4-06-529860-2 |
| 受賞 | 第62回メフィスト賞 |
| 主な登場人物 | 久我清義/織本美鈴/結城馨 |
| 舞台 | ロースクール |
『法廷遊戯』は、五十嵐律人が本作で第62回メフィスト賞を受賞し、作家としてデビューした長編です。
2020年7月15日に講談社から単行本が刊行され、2023年4月に講談社文庫に収められました。
著者は講談社の紹介によれば1990年岩手県生まれ、東北大学法学部卒業、司法試験合格という経歴を持ちます。
法律を学んだ書き手が、ロースクールを舞台に書いたリーガルミステリーという点が、本作の出発点です。
法廷遊戯のあらすじ|差出人不明の手紙から始まる

版元が公表しているあらすじの範囲で、物語の入り口を整理します。
ロースクールに通う二人
法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。
過去を告発する手紙が届く
二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに、不可解な事件が続きます。
異端の天才に相談する
清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨でした。
三人の道が分岐する
講談社は続く展開を「真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?」と紹介しています。
この先がどうなるかは、ぜひ本編でお確かめください。
法廷遊戯の3つの読みどころ

1. 「過去を告発する」という動機の置き方
事件の起点は、犯行ではなく手紙です。
二人にはすでに告発されうる過去があると、読者は冒頭で知らされます。
| 提示される情報 | 読者が抱く疑問 |
|---|---|
| 二人には告発されうる過去がある | それは何なのか |
| 手紙の差出人が不明 | なぜ今なのか |
| その後も不可解な事件が続く | 手紙と事件はつながっているのか |
謎解きの対象が「事件」より先に「主人公たち」に向くという構図です。
2. 相談相手が友人であり、同時に競争相手であること
清義が相談する結城馨は、異端の天才ロースクール生と紹介されています。
同じ法曹の道を目指す者どうしという関係が、
助け合いと競争が同居する独特の距離感を作っています。
3. 法律を学んだ書き手であること
著者は東北大学法学部卒業・司法試験合格という経歴を持ちます。
手続きや制度の描写が実務の知識に支えられていることが、
リーガルミステリーとしての本作の土台になっています。
法廷遊戯の単行本と文庫の違い

本作には単行本と講談社文庫の2つの版があります。
| 版 | 刊行 | 定価 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 単行本 | 2020年7月15日(講談社) | 1,760円(本体1,600円) | 978-4-06-518447-9 |
| 講談社文庫 | 2023年4月 | — | 978-4-06-529860-2 |
単行本は362ページです。
今から手に取るなら、入手しやすさの面で講談社文庫版が選びやすいです。
なお文庫化にあたっての加筆の有無は公表されていません。
⚠ 同じ『法廷遊戯』という書名でイブニングKCのコミカライズ(全4巻・作画 束ユムコ)も刊行されています。
小説版を探すときは単行本(ISBN 978-4-06-518447-9)か講談社文庫(ISBN 978-4-06-529860-2)で確認してください。
法廷遊戯の映像化と五十嵐律人の他の作品
映像化
講談社は本作について劇場実写化されていることを案内しており、作品の特設サイトも開設されています。
公開日やキャストは講談社の製品ページに記載が無いため、本記事では触れません。
五十嵐律人の他の作品
五十嵐律人は本作でのデビュー後も、
法律や裁判を題材にした作品を講談社を中心に発表しています。
本作はデビュー作であり単独の長編なので、五十嵐律人を初めて読む人の入り口として選びやすいです。
他の作品は五十嵐律人の作品ガイドにまとめています。
法廷遊戯の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約5〜6時間(単行本362ページ)
- 難易度: ★★★☆☆(法律用語は出るが前提知識は不要)
- おすすめタイプ: リーガルミステリーが好きな人/メフィスト賞の受賞作を追いたい人/五十嵐律人を初めて読む人
シリーズものではないので、この1冊から読めます。
法廷遊戯に関するよくある質問
Q. 法廷遊戯は何の賞を受賞した?
A. 第62回メフィスト賞です。
五十嵐律人は本作でデビューしました。
Q. 法廷遊戯の主な登場人物は?
A. 久我清義・織本美鈴・結城馨の三人です。
清義と美鈴は法曹の道を目指してロースクールに通う学生、
結城馨は異端の天才ロースクール生と紹介されています。
Q. 法廷遊戯の単行本と文庫はどちらを選べばいい?
A. 今から手に取るなら講談社文庫版(2023年4月刊・ISBN 978-4-06-529860-2)が選びやすいです。
単行本は2020年7月15日刊(1,760円税込・362ページ)でした。
文庫化にあたっての加筆の有無は公表されていません。
Q. 法廷遊戯はシリーズもの?
A. シリーズものではなく、単独の長編です。前提知識なしに読めます。
なお同名のコミカライズ(全4巻)が別に存在します。
まとめ|法廷遊戯は一通の手紙から始まるリーガルミステリー
『法廷遊戯』は、五十嵐律人が第62回メフィスト賞を受賞したデビュー作です。
法曹の道を目指してロースクールに通う久我清義と織本美鈴のもとに、
二人の過去を告発する差出人不明の手紙が届き、不可解な事件が続きます。
清義が相談を持ち掛けた異端の天才ロースクール生・結城馨を加えた三人の道が、
思わぬ方向に分岐していきます。
2020年7月15日に単行本、2023年4月に講談社文庫で読めます。
リーガルミステリーが好きな方・メフィスト賞の受賞作を追いたい方におすすめです。
- 第62回メフィスト賞を受賞したデビュー作
- 2023年4月刊の講談社文庫版が手に取りやすい
- 単行本・文庫・電子書籍版が選べる
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法廷遊戯・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 講談社『法廷遊戯』製品詳細(2020年7月15日発売・1,760円/本体1,600円・362ページ・ISBN 978-4-06-518447-9・内容紹介・第62回メフィスト賞受賞・劇場実写化の記載)
- 講談社 今日のおすすめ「第62回メフィスト賞受賞作。『法廷遊戯』」(著者略歴:1990年岩手県生まれ・東北大学法学部卒業・司法試験合格)
- openBD 書誌データ(ISBN 9784065184479/9784065298602・書名・著者・出版社・シリーズ名・刊行年月/コミカライズ版はイブニングKCとして別ISBNで登録)
- 最終確認: 2026年8月17日




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