ドラマ「ふったらどしゃぶり メロウレイン」(2026年11月5日スタート)の原作は、一穂ミチの小説『ふったらどしゃぶり』と続編『メロウレイン』です。同じ作品が版元と版をまたいで5種類出ているため、どれを買うかで迷いやすい作品です。
先に、検索して来た方がつまずきやすい点を3つ書きます。
ひとつ目。版元が途中で変わっています。 初版はメディアファクトリー(2013年)、いま新刊で買えるのは新書館ディアプラス文庫の「完全版」(2018年9月10日)です。
ふたつ目。続編『メロウレイン』は2つの版があります。 2018年の四六判1冊(1,650円税込)と、2025年の文庫上下巻(858円×2)です。文庫版にはスピンオフ「ナイトガーデン」のSSが追加されています。
みっつ目。ドラマは続編にあたります。 2025年にドラマ「ふったらどしゃぶり」が放送されており、2026年11月の「ふったらどしゃぶり メロウレイン」はその続きです。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本作はボーイズラブ作品です。原作はディアプラス文庫(新書館)のレーベルで刊行されています。
※本記事はドラマの内容には踏み込まず、原作小説の書誌と公表済みの情報を中心にまとめています(2026年10月20日時点)。
- 新書館ディアプラス文庫・2018年9月10日・349ページ・990円(税込)
- ドラマ「ふったらどしゃぶり メロウレイン」(2026年11月5日スタート)の原作
- 初版はメディアファクトリー(2013年・347ページ)からの版元移動
ふったらどしゃぶりの原作を読む順番|まず本編、次に『メロウレイン』

結論は2段階です。 本編『ふったらどしゃぶり』を読んでから、続編『メロウレイン』に進みます。
読む順番は2冊(または3冊)
| 順 | 書名 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』 | 本編(新書館ディアプラス文庫・2018年9月10日) |
| 2 | 『メロウレイン』(四六判・1冊) または 『メロウレイン 完全版(上)(下)』(文庫・2冊) | その後を描く短編集 |
出典:新書館『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』/新書館『メロウレイン』(2026年10月20日時点)
→ 本編が1冊、続編が1〜2冊です。『メロウレイン』は本編のあとの話なので、先に読むと関係が分かりません。
本編は「メールの誤送信」から始まる
メールの誤送信がきっかけで、同僚と気づかないまま悩みを打ち明け合う仲になった一顕と整。大人の性と愛を描く究極の恋愛小説、完全版!!
出典:新書館『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』(2026年10月20日時点)
→ 主人公は一顕と整の2人です。誤送信したメールで悩みを打ち明け合うようになるが、互いに同僚だと気づいていないという始まり方です。
続編『メロウレイン』は「恋人同士になったその後」
恋人同士になった一顕と整のその後は……? 同人誌、ペーパー、小冊子、サイト掲載SSなどをまとめた完全保存版。もちろん書き下ろしもあり♥
出典:新書館『メロウレイン』(2026年10月20日時点)
→ 『メロウレイン』は長編ではなく、短編・SSを集めた本です。同人誌・ペーパー・小冊子・サイト掲載SSをまとめ、書き下ろしを加えた構成です。つまり本編を読んでいないと、ほぼ意味が取れません。
ふったらどしゃぶりの原作は5種類ある|版元移動と「完全版」の整理

ここが本作でいちばん間違えやすい点です。同じ物語が、版元と判型をまたいで5種類出ています。
全5種類の一覧
| # | 書名 | 版元 | 刊行 | 判型 | ページ | 価格(税込) | ISBN |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 『ふったらどしゃぶり』 | メディアファクトリー | 2013年 | 文庫(15cm) | 347ページ | — | — |
| 2 | 『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』 | 新書館(ディアプラス文庫) | 2018年9月10日 | 文庫(16cm) | 349ページ | 990円 | 978-4-40-352461-5 |
| 3 | 『メロウレイン』 | 新書館 | 2018年10月27日 | 四六判(19cm) | 349ページ | 1,650円 | 978-4-40-322124-8 |
| 4 | 『メロウレイン 完全版(上)』 | 新書館(ディアプラス文庫) | 2025年1月10日 | 文庫 | — | 858円 | 978-4-40-352618-3 |
| 5 | 『メロウレイン 完全版(下)』 | 新書館(ディアプラス文庫) | 2025年1月10日 | 文庫 | — | 858円 | 978-4-40-352619-0 |
出典:新書館『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』/新書館『メロウレイン』/新書館『メロウレイン 完全版(上)』/新書館『メロウレイン 完全版(下)』/国立国会図書館サーチ(2026年10月20日時点)
→ いま新刊で買う組み合わせは「#2 + #4 + #5」です。#1は版元が変わる前の版、#3は文庫化前の四六判です。
本編は版元をまたいで再文庫化されている
| 版元 | 刊行 | ページ | |
|---|---|---|---|
| 初版 | メディアファクトリー | 2013年 | 347ページ |
| 現行 | 新書館(ディアプラス文庫) | 2018年9月10日 | 349ページ |
出典:国立国会図書館サーチ(2026年10月20日時点)
→ 文庫から文庫へ、版元をまたいで移っています。 ページ数は347→349でほぼ同じです。題名に「完全版」が付いたのは新書館版からです。
版元は「完全版」が何を足したのか説明していない
| 分かっていること | 分かっていないこと |
|---|---|
| 新書館版の題名に「完全版」が付いている | 初版(メディアファクトリー版)から何が増えたのか |
| ページ数は347→349で2ページ増 | 加筆・書き下ろしの有無と分量 |
| 版元は初版の存在に触れていない | 初版との異同 |
出典:新書館『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』(2026年10月20日時点)
→ 新書館の商品ページには「完全版!!」とあるだけで、初版から何を足したのかは書かれていません。 メディアファクトリー版の存在にも触れていません。 ページ差が2ページしかないため、大幅な加筆ではないと見られますが、版元が公表していないので本記事では断定しません。
『メロウレイン』は四六判1冊が文庫2冊に分かれた
| 2018年版 | 2025年版 | |
|---|---|---|
| 判型 | 四六判(19cm) | 文庫 |
| 冊数 | 1冊 | 上下2冊 |
| ページ | 349ページ | (上下計・未公表) |
| 価格(税込) | 1,650円 | 858円×2=1,716円 |
| レーベル | 新書館 | ディアプラス文庫 |
出典:新書館『メロウレイン』/新書館『メロウレイン 完全版(上)』(2026年10月20日時点)
→ 四六判1冊1,650円が、文庫2冊で合計1,716円です。66円高くなっています。 文庫化で安くなる本が多いなかで、1冊が2冊に分かれたため合計はほぼ同額という珍しい形です。
文庫版の『メロウレイン 完全版』には販促SSとスピンオフが収録されている
同人誌、ペーパー、小冊子、サイト掲載SSなど一挙収録。単行本刊行時の販促SSや、スピンオフ「ナイトガーデン」の短篇も収録した完全版。
出典:新書館『メロウレイン 完全版(上)』(2026年10月20日時点)
→ 「単行本刊行時の販促SS」は、2018年の四六判が出たときの販促物に載った短編です。四六判そのものには入っていなかったものが、文庫版で収録されたことになります。スピンオフ「ナイトガーデン」の短篇も収録されます。
→ ただし版元は、2018年の四六判との異同を項目ごとに示していません。 確認できるのは、文庫版の紹介文が四六判の紹介文より収録範囲を広く書いていることだけです。四六判を持っている読者が買い直す価値があるかは、版元の情報だけでは判断しきれません。
ふったらどしゃぶりのドラマ|2026年11月5日スタート・MBSほか

ドラマ「ふったらどしゃぶり メロウレイン」は2026年11月5日スタートです。2025年のドラマ「ふったらどしゃぶり」の続編です。
放送は局ごとに日付と時間が違う
| 放送局 | 開始 | 放送時間 |
|---|---|---|
| MBS | 2026年11月5日(木) | 毎週木曜 24:59〜 |
| テレビ神奈川 | 2026年11月5日(木) | 毎週木曜 23:30〜 |
| チバテレ | 2026年11月6日(金) | 毎週金曜 23:00〜 |
| テレ玉 | 2026年11月11日(水) | 毎週水曜 24:30〜 |
| とちテレ | 2026年11月12日(木) | 毎週木曜 23:30〜 |
| 群馬テレビ | 2026年11月12日(木) | 毎週木曜 24:00〜 |
出典:映画ナタリー 2026年秋ドラマ一覧(2026年10月20日時点)
→ 6局で、開始日が11月5日から11月12日まで最大1週間ずれます。 MBSの「ドラマ特区」枠です。地域によって1週間遅れるので、ネタバレを避けたい場合は自分の地域の放送日を確認してください。
キャストは伊藤あさひ・武藤潤ほか
| キャスト |
|---|
| 伊藤あさひ / 武藤潤 / 北村優衣 / 見津賢 / 中村ゆりか / 和田雅成 / 水野真紀 |
出典:映画ナタリー 2026年秋ドラマ一覧(2026年10月20日時点)
→ 監督は高橋名月・富田未来、脚本は開真理・藤岡明子ほかです。
原作クレジットは本編と続編の2冊
原作:一穂ミチ「ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜」「メロウレイン ふったらどしゃぶり」
出典:映画ナタリー 2026年秋ドラマ一覧(2026年10月20日時点)
→ 原作として2冊がクレジットされています。 ドラマの題名が「ふったらどしゃぶり メロウレイン」なのは、この2冊を併記した形です。
2025年にすでに1期が放送されている
| 放送 | |
|---|---|
| 「ふったらどしゃぶり」 | 2025年 |
| 「ふったらどしゃぶり メロウレイン」 | 2026年11月5日〜 |
出典:国立国会図書館サーチ(2026年10月20日時点・2025年のBlu-ray/DVDはエイベックス・ピクチャーズ発売)
→ 2025年の1期がBlu-ray 2枚・DVD 1枚のBOXとして発売されています。2026年11月のものは続編です。「ふったらどしゃぶり」で検索すると1期の情報が先に出てくるので、続編を探すときは「メロウレイン」を足してください。
ふったらどしゃぶりの原作の3つの注目点
1. 直木賞作家のBL作品が実写ドラマになっている
→ 一穂ミチは『ツミデミック』で第171回直木賞を受賞した作家です。『スモールワールズ』は本屋大賞2位、『光のとこにいてね』は本屋大賞3位でした。
→ 本作はその作者がディアプラス文庫(新書館)で書いたボーイズラブ作品です。一般文芸から入った読者にとっては、同じ作者の別レーベルの作品になります。一穂ミチの新刊・新作ガイドで両方の系列を整理しています。
2. 『メロウレイン』は短編集なので本編なしでは読めない
→ 版元の紹介文は「恋人同士になった一顕と整のその後は……?」から始まり、「同人誌、ペーパー、小冊子、サイト掲載SSなどをまとめた完全保存版」と続きます。
→ つまり連続した長編ではありません。 本編を読まずに『メロウレイン』から入ると、関係も経緯も分からないので、順番を守る必要があります。
3. 「完全版」という語が2つの本に付いていて紛らわしい
| 「完全版」が付く本 | 中身 |
|---|---|
| 『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』 | 本編(新書館版) |
| 『メロウレイン 完全版(上)(下)』 | 続編の短編集(文庫化+SS追加) |
出典:新書館の各商品ページ(2026年10月20日時点)
→ 「完全版」は本編にも続編にも付いています。 本編の「完全版」は版元移動にともなう改題、続編の「完全版」は四六判から文庫への移行+SS追加で、意味が違います。 書名の頭が「ふったらどしゃぶり」か「メロウレイン」かで見分けてください。
- 新書館ディアプラス文庫・2025年1月10日・858円(税込)
- 2018年の四六判(1,650円)にスピンオフ「ナイトガーデン」のSSを追加
- 上下2冊で合計1,716円。本編を読んだあとに進む短編集
ふったらどしゃぶりの原作に関するよくある質問
ふったらどしゃぶりシリーズはどの順番で読むべきですか
①本編『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』(新書館ディアプラス文庫・2018年9月10日・349ページ・990円税込)→②続編『メロウレイン』です。②は短編集なので、①を読まないと関係が分かりません。 物語としては2作ですが、版は5種類あります(メディアファクトリー版の本編/新書館の本編完全版/四六判の『メロウレイン』/文庫の『メロウレイン 完全版』上下)。
いま新刊で買えるのはどれですか
本編は新書館ディアプラス文庫の『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』(990円税込)、続編は『メロウレイン 完全版(上)(下)』(858円×2・2025年1月10日)です。
『メロウレイン』は四六判と文庫のどちらを買うべきですか
収録範囲が広いのは文庫版(完全版 上下)です。版元は文庫版を「単行本刊行時の販促SSや、スピンオフ「ナイトガーデン」の短篇も収録した完全版」と紹介しています。 価格は四六判1冊1,650円に対して文庫2冊で1,716円と、合計はほぼ同じです。
「完全版」は何が違いますか
本編の「完全版」は、版元がメディアファクトリーから新書館へ移ったときに付いた題名です。何を足したのかは版元が公表していません(ページ数は347→349で2ページ増)。続編の「完全版」は、四六判1冊を文庫上下2冊にしたうえでスピンオフのSSを追加したものです。
ドラマはいつから放送しますか
MBSとテレビ神奈川が2026年11月5日(木)、チバテレが11月6日、テレ玉が11月11日、とちテレと群馬テレビが11月12日です。局によって最大1週間ずれます。
ドラマのキャストは誰ですか
伊藤あさひ、武藤潤、北村優衣、見津賢、中村ゆりか、和田雅成、水野真紀です。監督は高橋名月・富田未来、脚本は開真理・藤岡明子ほかです。
ドラマは1作目ですか
違います。 2025年に「ふったらどしゃぶり」が放送済みで、2026年11月の「ふったらどしゃぶり メロウレイン」はその続編です。検索するときは「メロウレイン」を足してください。
ボーイズラブ作品ですか
はい。 原作は新書館のディアプラス文庫(ボーイズラブのレーベル)で刊行されています。主人公は一顕と整の2人です。
一穂ミチの直木賞受賞作とは別の作品ですか
別の作品です。一穂ミチは『ツミデミック』で第171回直木賞を受賞しています。 本作はディアプラス文庫のボーイズラブ作品で、一般文芸の作品とは別の系列です。
イラストは誰が描いていますか
竹美家ららです。本編・続編とも同じです。電子書籍も本編・続編とも配信されています。
まとめ|読む順番は本編→『メロウレイン』。続編は文庫版のほうが収録が多い
- 読む順番は2段階=①本編『ふったらどしゃぶり〜When it rains, it pours〜完全版』→②続編『メロウレイン』。②は短編・SSを集めた本なので、①なしでは読めない
- ★同じ物語が版元と判型をまたいで5種類ある=メディアファクトリー版の本編(2013年・347ページ)/新書館の本編完全版(2018年9月10日・349ページ・990円税込)/四六判『メロウレイン』(2018年10月27日・349ページ・1,650円税込)/文庫『メロウレイン 完全版(上)(下)』(2025年1月10日・858円×2)
- ★本編は文庫から文庫へ、版元をまたいで再文庫化されている(メディアファクトリー→新書館)。題名に「完全版」が付いたのは新書館版から
- ★版元は「完全版」が初版から何を足したのか説明していない。ページ差は2ページだけで、メディアファクトリー版の存在にも触れていない
- ★続編は四六判1冊1,650円が文庫上下2冊1,716円になり、合計が66円高くなった。文庫化で安くならない珍しい形
- ★ただし文庫版は版元が「単行本刊行時の販促SSや、スピンオフ「ナイトガーデン」の短篇も収録した完全版」と紹介=収録範囲は文庫版のほうが広い。ただし四六判との異同を項目ごとに示した資料はない
- ★「完全版」が本編と続編の両方に付いていて紛らわしい。本編の完全版=版元移動の改題、続編の完全版=文庫化+SS追加で意味が違う
- ★ドラマは6局で開始日が最大1週間ずれる(MBS・テレビ神奈川が11月5日、群馬テレビが11月12日)。MBSの「ドラマ特区」枠
- ★2025年に1期「ふったらどしゃぶり」が放送済みで、2026年11月は続編。原作クレジットは本編と続編の2冊
- 本編は「メールの誤送信」で始まり、同僚と気づかないまま悩みを打ち明け合う一顕と整の話
- 作者の一穂ミチは『ツミデミック』で第171回直木賞を受賞しており、本作はディアプラス文庫のボーイズラブ作品という別系列
- イラストは本編・続編とも竹美家らら




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