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つれづれアンコール 森博嗣 レビュー|クリームシリーズ15冊の全データを並べた【2026年最新】

2026 11/02
ジャンル別 エッセイ 新刊レーダー
2026年11月2日
つれづれアンコール 森博嗣のレビュー記事アイキャッチ画像

『つれづれアンコール The cream of the notes 15』は、森博嗣のエッセィ集で、2026年12月15日に講談社文庫から出ます。770円(税込・本体700円)・文庫判240ページ。収録は100篇です。

常に冷静でマイペース、空気に流されない作家・森博嗣の深くて面白い100のエッセィ。時事問題、テクノロジー、哲学など多岐にわたる考察満載。

出典:版元ドットコム(講談社登録データ・2026年11月2日時点)

本作はシリーズ第15作です。 「The cream of the notes」は2011年に始まった森博嗣のエッセィ集で、毎年1冊ずつ出ています。

この記事では、シリーズ全15冊の刊行日・ページ数・価格・Cコードを一次情報で全部並べました。 その結果、この連載には3つの「崩れていない型」があることが分かりました。毎年12月の同じ週に出る、240ページで揃っている、そして15冊すべての書名の読みが「ツ」で始まることです。

※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。

※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。

『つれづれアンコール』をAmazonでチェック
  • 2026年12月15日・講談社文庫・770円(税込)・240ページ
  • 100篇のエッセィ。シリーズ第15作
  • 第2巻以降は14年連続で12月12〜15日に刊行

Amazonでつれづれアンコールを見る →

目次

つれづれアンコールとは|100篇・240ページのエッセィ集

項目 内容
書名 つれづれアンコール The cream of the notes 15
読み ツレヅレアンコール ザ クリーム オブ ザ ノーツ フィフティーン
著者 森博嗣(もり・ひろし)
版元・レーベル 講談社・講談社文庫
発売予定日 2026年12月15日
判型 文庫判
ページ 240ページ
価格 770円(税込・本体700円)
ISBN 978-4-06-545038-3
Cコード C0195(0:一般/1:文庫/95:日本文学、評論、随筆、その他)
収録 100篇のエッセィ

出典:版元ドットコム、国立国会図書館サーチ(2026年11月2日時点)

240ページに100篇なので、1篇あたり約2.4ページです。1篇が見開きで収まる長さで、どこから読んでも、どこで止めてもいい設計になっています。

著者は「エッセイ」ではなく「エッセィ」と書きます。版元の紹介文もこの表記に合わせています。

★シリーズ全15冊を全部並べた

クリームシリーズの刊行時期の変化を示した図
巻 書名 発売日 ページ 本体価格 Cコード
1 つぶやきのクリーム 2012年9月14日 240 640円 C0193
2 つぼやきのテリーヌ 2013年12月13日 240 490円 C0195
3 つぼねのカトリーヌ 2014年12月12日 240 500円 C0195
4 ツンドラモンスーン 2015年12月15日 240 530円 C0195
5 つぼみ茸ムース 2016年12月15日 240 530円 C0195
6 つぶさにミルフィーユ 2017年12月15日 240 540円 C0195
7 月夜のサラサーテ 2018年12月14日 240 560円 C0195
8 つんつんブラザーズ 2019年12月13日 256 620円 C0195
9 ツベルクリンムーチョ 2020年12月15日 240 620円 C0195
10 追懐のコヨーテ 2021年12月15日 240 640円 C0195
11 積み木シンドローム 2022年12月15日 240 660円 C0195
12 妻のオンパレード 2023年12月15日 240 640円 C0195
13 つむじ風のスープ 2024年12月13日 240 640円 C0195
14 つくねもハンバーグ 2025年12月12日 240 640円 C0195
15 つれづれアンコール 2026年12月15日 240 700円 C0195

出典:版元ドットコム(各巻のISBNで個別に取得)、国立国会図書館サーチ(2026年11月2日時点)

ここから3つのことが読み取れます。

★1. 第2巻以降は14年連続で「12月12日〜15日」に出ている

第2巻(2013年)から第15巻(2026年)までの14冊が、すべて12月12日・13日・14日・15日のどれかです。

日付 冊数
12月12日 2冊(3巻・14巻)
12月13日 2冊(2巻・8巻)
12月14日 1冊(7巻)
12月15日 9冊(4・5・6・9・10・11・12・13・15巻)

4日間の幅に14冊が収まっています。 最多は12月15日の9冊です。

例外は第1巻だけで、2012年9月14日に出ています。9月に出た1冊目のあと、2冊目から12月に移り、そのまま14年続いているという形です。

→ シリーズを追っている読者は、毎年12月の中旬に書店を見ればいいことになります。本作も12月15日で、最多の日付どおりです。

★2. ページ数は240ページで固定。例外は第8巻だけ

15冊のうち14冊が240ページです。ちがうのは第8巻『つんつんブラザーズ』の256ページだけです。

毎回「100篇」という収録数が決まっているため、ページ数も固定されるという構造です。第8巻だけ16ページ多い理由は版元が説明していません。

→ どの巻を買っても分量は同じです。「厚いほうがお得」という選び方は成立しません。

★3. 第1巻だけCコードが「小説」になっている

Cコードは出版社が登録する分類記号です。

Cコード 意味
第1巻 C0193 0:一般/1:文庫/93:日本文学、小説・物語
第2〜15巻 C0195 0:一般/1:文庫/95:日本文学、評論、随筆、その他

第1巻『つぶやきのクリーム』だけが「小説」として登録され、第2巻以降の14冊はすべて「評論・随筆」です。

内容はどちらもエッセィなので、第1巻の登録が実態と合っていないとみられます。これは検索に影響します。 ネット書店や図書館のシステムで「随筆」に絞ると、第1巻だけが落ちることになります。

★15冊すべて、書名の読みが「ツ」で始まる

クリームシリーズ15冊の書名の読みがすべてツで始まることを示した図

これがこのシリーズのいちばん面白い型です。 漢字やカタカナで見ると気づきませんが、読みを並べると全部「ツ」です。

巻 書名 読み
1 つぶやきのクリーム ツブヤキ ノ クリーム
2 つぼやきのテリーヌ ツボヤキ ノ テリーヌ
3 つぼねのカトリーヌ ツボネ ノ カトリーヌ
4 ツンドラモンスーン ツンドラ モンスーン
5 つぼみ茸ムース ツボミキノコ ムース
6 つぶさにミルフィーユ ツブサ ニ ミルフィーユ
7 月夜のサラサーテ ツキヨ ノ サラサーテ
8 つんつんブラザーズ ツンツン ブラザーズ
9 ツベルクリンムーチョ ツベルクリン ムーチョ
10 追懐のコヨーテ ツイカイ ノ コヨーテ
11 積み木シンドローム ツミキ シンドローム
12 妻のオンパレード ツマ ノ オンパレード
13 つむじ風のスープ ツムジカゼ ノ スープ
14 つくねもハンバーグ ツクネ モ ハンバーグ
15 つれづれアンコール ツレヅレアンコール

出典:国立国会図書館サーチ(第1〜14巻の読み)、版元ドットコム(第15巻の読み)(2026年11月2日時点)

漢字表記の4冊(月夜・追懐・積み木・妻)も、読みにすると「ツキヨ」「ツイカイ」「ツミキ」「ツマ」で、全部「ツ」始まりです。第5巻の「つぼみ茸」は「ツボミキノコ」で、これも「ツ」です。

15冊で1冊も崩れていません。

後半は「ツ」を漢字に隠している

第1〜6巻は全部ひらがなかカタカナの「つ」「ツ」で始まっています。 第7巻の『月夜のサラサーテ』から、漢字で書いて読みだけ「ツ」にするという形が現れます。

並び 1〜6巻 7巻以降
表記 「つ」「ツ」で始まる 漢字で始まる巻が4冊(月夜・追懐・積み木・妻)

本作『つれづれアンコール』は、ひらがなの「つ」に戻っています。

「アンコール」という書名について

「アンコール」は本来、公演が終わったあとの追加演奏を指す言葉です。シリーズ第15作の書名にこの語が入ったことになります。

ただし、講談社はシリーズの完結を告知していません(2026年11月2日時点)。紹介文は「深くて面白い100のエッセィ」「時事問題、テクノロジー、哲学など多岐にわたる考察満載」と、例年どおりの書き方です。

前作(第14巻『つくねもハンバーグ』)の紹介文と比べます。

第14巻 第15巻(本作)
紹介文の切り口 「第14作は抽象度がアップ。二度読み、三度読みで新しい発見と深い気づきに出会える」 「深くて面白い100のエッセィ」「時事問題、テクノロジー、哲学など多岐にわたる」
巻数への言及 「第14作」と明記 なし

出典:版元ドットコム第14巻、第15巻(2026年11月2日時点)

第14巻は紹介文で「第14作」と自分の巻数を書いていましたが、本作は書いていません。 これが何かを意味するかは版元が明らかにしていないので、当サイトは完結の有無について断定しません。

第1巻だけ、文庫の前に単行本がある

クリームシリーズ第1巻が単行本から文庫になった流れを示した図
形 刊行 判型・ページ ISBN
単行本 2011年 19cm・223ページ 978-4-06-217228-8
文庫(第1巻) 2012年9月14日 文庫判・240ページ 978-4-06-277288-4

出典:国立国会図書館サーチ、版元ドットコム(2026年11月2日時点)

『つぶやきのクリーム』は2011年に単行本で出て、翌2012年に文庫化されました。第2巻以降に単行本は確認できませんので、第2巻からは文庫の書き下ろしとして続いているとみられます。

つまりシリーズの出発点だけが単行本で、第1巻のCコードが「小説」になっているのも、この単行本からの引き継ぎである可能性があります。

1〜5巻には合本版もある

2022年10月21日に『クリームシリーズ 1〜5 5冊合本版』が出ています(国立国会図書館サーチ)。最初の5冊をまとめて読みたい場合の選択肢です。

価格は第2巻の490円が最安、本作の700円が最高

本体価格の推移(版元ドットコムに登録されている現在の定価)

巻 本体価格 前巻との差
2 490円 —
3 500円 +10円
4 530円 +30円
5 530円 据え置き
6 540円 +10円
7 560円 +20円
8 620円 +60円
9 620円 据え置き
10 640円 +20円
11 660円 +20円
12 640円 −20円
13 640円 据え置き
14 640円 据え置き
15 700円 +60円

出典:版元ドットコム(各巻のISBNで個別に取得・2026年11月2日時点)

第11巻の660円から第12巻で640円に下がり、12〜14巻が3冊続けて640円。本作で700円になりました。第2巻の490円からは210円(約1.43倍)の上昇です。

ページ数は240ページで変わっていないので、上がっているのは1ページあたりの単価です。第2巻は1ページ約2.04円、本作は1ページ約2.92円になります。

※第1巻の640円は重版時に改定された現在の定価とみられるため、推移の表からは外しています。

つれづれアンコールの3つの読みどころ

つれづれアンコールの3つの読みどころをまとめた図

1. 1篇2.4ページで、どこからでも読める

240ページに100篇なので、1篇が見開き程度です。通読する必要がなく、1篇ずつ読める構成です。小説のように前から読む必要がないので、移動中や寝る前の数分に向きます。

2. 著者はミステリィ作家だが、本シリーズはエッセィ

森博嗣は『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞してデビューした工学博士です。本シリーズはそのミステリィとは別系統で、Cコードも「評論・随筆」です。小説を読んだことがなくても読めます。

3. 毎年12月に1冊ずつ、14年続いている

第2巻から第15巻まで、14年連続で12月中旬に1冊という連載です。この規則性そのものが、毎年の恒例として読まれてきた証拠です。

つれづれアンコールに関するよくある質問

1〜14巻を読んでいないと分かりませんか

いりません。 各巻は独立した100篇のエッセィ集で、前の巻を前提にした話は構成上ありません。 どの巻から読んでも成立します。

シリーズは完結しますか

2026年11月2日時点で、講談社は完結を告知していません。 書名の「アンコール」という語から完結を連想する人がいると思われますが、版元が完結と書いた資料はありません。

何篇収録されていますか

100篇です。版元の紹介文に「100のエッセィ」と明記されています。シリーズは毎巻100篇です。

エッセイ集なのに、なぜ「エッセィ」と書くのですか

著者の表記です。 版元の紹介文も「エッセィ」で揃えています。「エッセイ」ではありません。

電子書籍で読めますか

2026年11月2日時点で、本作の電子版の配信日は公表されていません。 シリーズの既刊は電子版が流通しているので、追って配信される可能性がありますが、本作については未公表です。

書名はどう決まっているのですか

版元は命名の規則を公表していません。 ただし15冊すべて読みが「ツ」で始まることは、国立国会図書館サーチと版元ドットコムの読み仮名で確認できます。 規則として公表されていないのに、15冊で1度も崩れていません。

いちばん安い巻はどれですか

第2巻『つぼやきのテリーヌ』の本体490円です(版元ドットコムに登録されている現在の定価)。ページ数は他巻と同じ240ページです。

まとめ|14年続いた型が、15冊目も崩れていない

  • 『つれづれアンコール The cream of the notes 15』は2026年12月15日・講談社文庫・770円(税込)・240ページ・100篇
  • ★第2巻から第15巻までの14冊が、すべて12月12〜15日に刊行。最多は12月15日の9冊
  • ★ページ数は240ページ固定。例外は第8巻『つんつんブラザーズ』の256ページだけ
  • ★15冊すべて、書名の読みが「ツ」で始まる(月夜=ツキヨ、追懐=ツイカイ、積み木=ツミキ、妻=ツマ)
  • ★第1巻だけCコードが C0193(小説・物語)。第2〜15巻は C0195(評論・随筆)
  • 第1巻だけ2011年の単行本が先にある。第2巻以降は文庫の書き下ろし
  • 本体価格は第2巻490円 → 本作700円。第11巻660円→第12巻640円でいちど下がっている
  • 版元は完結を告知していない(2026年11月2日時点)

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