『乾杯を何度でも』は、5人の作家が実在のビヤホール「銀座ライオン」を舞台に書いたアンソロジーで、2026年12月2日に文春文庫から出ます。880円(税込・本体800円)・文庫判192ページです。
参加しているのは、恩田陸・角田光代・川上弘美・高瀬隼子・羽田圭介の5人。版元のキャッチコピーは「乾杯の多い人生でありますように」です。
買う前に知っておくべきことが3つあります。
ひとつ目。これは文庫化ではなく文庫オリジナルです。 国立国会図書館サーチで書名を引くと、ヒットするのは文春文庫の1件だけで、単行本の記録がありません。
ふたつ目。収録作の題名は、2026年10月30日時点でまだ公表されていません。 文藝春秋の書籍ページ、版元ドットコム、国立国会図書館サーチのいずれにも目次がありません。 分かっているのは参加5名と「アンソロジー」という括りだけです。
みっつ目。発売日は2026年12月2日ですが、初版奥付日は2026年12月10日です。奥付のほうが8日あとになります。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています(2026年10月30日時点)。
- 2026年12月2日発売・文春文庫・880円(税込)・192ページ
- 恩田陸・角田光代・川上弘美・高瀬隼子・羽田圭介の5編
- 銀座ライオンを舞台にした文庫オリジナル
乾杯を何度でもとは|実在のビヤホールを舞台にした文庫オリジナル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レーベル | 文春文庫 |
| 発売日 | 2026年12月2日 |
| 初版奥付日 | 2026年12月10日 |
| 判型 | 文庫判 |
| ページ | 192ページ |
| 価格 | 880円(税込・本体800円) |
| ISBN | 978-4-16-792594-9 |
| Cコード | C0193(0:一般/1:文庫/93:日本文学、小説・物語) |
| 書名かな | かんぱいをなんどでも |
| 収録 | 5編(題名は未公表) |
| ジャンル | 小説 |
出典:『乾杯を何度でも』|文藝春秋BOOKS/乾杯を何度でも|版元ドットコム(文藝春秋)(2026年10月30日時点)
版元の作品紹介は3文です。
ビヤホール! そこは最高に美味しいビールが人と人とをつなぐ場所。5人の人気作家が銀座ライオンを舞台に描く魅惑のアンソロジー。
出典:乾杯を何度でも|版元ドットコム(文藝春秋)(2026年10月30日時点)
→ 「銀座ライオン」は実在のビヤホールです。 特定の店を5人が共通の舞台にする企画もので、版元自身が店名を紹介文に出しています。
→ キャッチコピーは「乾杯の多い人生でありますように」です。
★発売日より初版奥付日が8日あと
| 項目 | 日付 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年12月2日 |
| 初版奥付日 | 2026年12月10日 |
| 差 | 8日 |
出典:『乾杯を何度でも』|文藝春秋BOOKS(2026年10月30日時点)
→ 奥付の日付が、書店に並ぶ日より8日あとになっています。 出版では珍しくない慣行ですが、文藝春秋はこの2つを書籍ページに並べて表示しているので、はっきり確認できます。
→ 「2026年12月10日発売」と書かれた情報を見かけたら、それは奥付日のほうです。書店に並ぶのは12月2日です。
★文庫化ではなく文庫オリジナル
| 調べた先 | 『乾杯を何度でも』の記録 |
|---|---|
| 国立国会図書館サーチ | 1件のみ(叢書「文春文庫」・文藝春秋・2026年12月) |
| openBD | 1件のみ(文藝春秋) |
出典:国立国会図書館サーチ/openBD(2026年10月30日時点)
→ 単行本のレコードが1件もありません。 文庫として最初に出る本です。
→ 新刊情報では「文庫化」に分類されることがありますが、文春文庫というレーベル名から機械的に判定された結果です。
乾杯を何度でもの収録作|題名は2026年10月30日時点で未公表

参加5名は確定していますが、どの作家がどんな題で書いたかは分かりません。
| 著者 | 題名 |
|---|---|
| 恩田陸 | 未公表 |
| 角田光代 | 未公表 |
| 川上弘美 | 未公表 |
| 高瀬隼子 | 未公表 |
| 羽田圭介 | 未公表 |
出典:『乾杯を何度でも』|文藝春秋BOOKS/版元ドットコム/国立国会図書館サーチ(いずれも2026年10月30日時点で目次の掲載なし)
→ 文藝春秋の書籍ページは著者5名を並べるだけで、目次を載せていません。
→ 版元ドットコムの書誌も、著者5名と紹介文3行だけです。最終更新日は2026年10月17日です。
→ 国立国会図書館サーチの書誌にも目次(tableOfContents)がありません。
→ 192ページを5編で割ると、1編あたり約38ページです。
★Amazonの書影もまだ「文春文庫の新刊」の札
→ Amazonのカバー画像エンドポイントは画像を返しますが、中身は正方形(500×500)の「文春文庫の新刊」と書かれた札です。実際の装丁ではありません。
→ 書影は必ず縦長(幅÷高さが0.70前後)なので、正方形の画像は書影ではないと判定できます。当サイトでは書影が未公開の書籍にカバー画像を使わない仕組みにしています。
乾杯を何度でもの参加作家|直木賞・芥川賞の受賞者がそろう

文藝春秋は角田光代の著者紹介を書籍ページに掲載しています。
1967年神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、07年『八日目の蟬』で中央公論文芸賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』訳で読売文学賞を受賞。著作多数。
出典:『乾杯を何度でも』|文藝春秋BOOKS(2026年10月30日時点)
→ 角田光代は『対岸の彼女』で直木賞、『八日目の蟬』で中央公論文芸賞を受賞しています。代表作は角田光代のおすすめにまとめました。
→ 恩田陸は『蜜蜂と遠雷』で直木賞と本屋大賞を同時受賞しています。同じ2026年12月には『夜明けの花園』も講談社文庫から出るので、同月に2冊の文庫に登場することになります。
残る3人は、いずれも芥川賞の受賞者です。
| 著者 | 芥川賞 | 受賞作 |
|---|---|---|
| 川上弘美 | 第115回(1996年) | 蛇を踏む |
| 羽田圭介 | 第153回(2015年) | スクラップ・アンド・ビルド |
| 高瀬隼子 | 第167回(2022年) | おいしいごはんが食べられますように |
出典:芥川賞のすべて・のようなもの(第153回 羽田圭介)/第167回芥川賞 高瀬隼子さんの受賞が決まる|文春オンライン/芥川賞作家・羽田圭介さんが語る『スクラップ・アンド・ビルド』|文藝春秋BOOKS(2026年10月30日時点)
→ 高瀬隼子は1988年生まれ・立命館大学文学部卒で、2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞してデビューしました。5人のなかで最も若い書き手です。
→ 直木賞の角田光代・恩田陸と、芥川賞の川上弘美・羽田圭介・高瀬隼子という組み合わせです。ビヤホールという共通の舞台で、純文学とエンタメの書き手が同じ1冊に入ります。
→ 芥川賞の受賞年は1996年・2015年・2022年と26年にわたります。 世代の離れた3人が同じ企画に並んでいることになります。
乾杯を何度でもの3つの読みどころ
1. 同じ店を5人がどう書くかを読み比べられる
舞台が「銀座ライオン」1か所に固定されています。 人物も時代も各編で違うはずですが、場所が共通なので、書き手ごとの切り取り方の違いがそのまま見えます。
2. 192ページ・1編38ページで読み切れる
文庫アンソロジーとしては薄い部類です。1編あたり約38ページなので、通勤2往復ぶんで1冊読み終えられます。
3. 880円で芥川賞作家3人と直木賞作家2人を読める
川上弘美・羽田圭介・高瀬隼子の芥川賞組と、角田光代・恩田陸の直木賞組が1冊に入ります。普段は別の棚に並ぶ5人です。
乾杯を何度でもの書誌をほかの文庫アンソロジーと比べる

当サイトが同じ時期に扱った文庫アンソロジー2冊と並べます。
| 書名 | レーベル | 編数 | ページ | 1編あたり | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| 乾杯を何度でも | 文春文庫 | 5編 | 192ページ | 約38ページ | 880円 |
| 今日も猫暮らし | 創元文芸文庫 | 6編 | 320ページ | 約53ページ | 880円 |
| 世界遺産のある街には謎がある | 宝島社文庫 | 12編 | 320ページ | 約27ページ | 845円+税 |
出典:版元ドットコム(各書の書誌)をもとに当サイトで算出(2026年10月30日時点)
→ 3冊ともCコードはC0193(一般・文庫・日本文学)で、3冊とも単行本が存在しない文庫オリジナルです。
→ 同じ880円でも、本書は192ページ、『今日も猫暮らし』は320ページです。128ページの差があります。
→ 収録作の題名が公表されているのは『今日も猫暮らし』だけです。本書と『世界遺産のある街には謎がある』は、2026年10月30日時点で目次が出ていません。
★発売2か月前に点字版の製作が始まっている
| 資料形態 | 製作者 | 状態 |
|---|---|---|
| 点字資料・点字データ | 福井県視覚障害者福祉協会情報提供センター | 着手 |
| DAISY・音声DAISY | 札幌市視聴覚障がい者情報センター | 着手 |
出典:国立国会図書館サーチ(2026年10月30日時点)
→ 発売日(2026年12月2日)の約1か月前の時点で、点字版と音声版の製作が「着手」として記録されています。
→ 収録作の題名は公表されていないのに、点字版の製作は始まっていることになります。版元から製作団体へは、一般公開より先に内容が渡っていると読めます。
乾杯を何度でもに関するよくある質問
乾杯を何度でもはいつ発売ですか
2026年12月2日です。初版奥付日は2026年12月10日で、奥付のほうが8日あとになります。
単行本の文庫化ですか
違います。文庫オリジナルです。 国立国会図書館サーチとopenBDのどちらにも単行本の記録がなく、ヒットするのは文春文庫の1件だけです。
誰が書いていますか
恩田陸・角田光代・川上弘美・高瀬隼子・羽田圭介の5人です。直木賞の恩田陸・角田光代と、芥川賞の川上弘美・羽田圭介・高瀬隼子という構成です。
収録作の題名は分かりますか
2026年10月30日時点では分かりません。 文藝春秋の書籍ページ、版元ドットコム、国立国会図書館サーチのいずれにも目次がありません。 判明しているのは参加5名と「全5編のアンソロジー」という点だけです。
銀座ライオンとは何ですか
実在のビヤホールです。版元の作品紹介が「5人の人気作家が銀座ライオンを舞台に描く魅惑のアンソロジー」と書いており、5編に共通する舞台として店名が明記されています。
1編はどのくらいの長さですか
192ページを5編で割ると約38ページです。同じ時期の『今日も猫暮らし』が約53ページなので、やや短めです。
Amazonの表紙画像が本の表紙に見えないのはなぜですか
まだ装丁が公開されていないからです。表示されているのは正方形(500×500)の「文春文庫の新刊」と書かれた札で、実際のカバーではありません。 書影は必ず縦長なので、正方形の画像は書影ではないと判定できます。
まとめ|銀座ライオンが舞台、題名未公表の5人アンソロジー
- 2026年12月2日発売・文春文庫・880円(税込)・192ページ・全5編
- ★発売日2026年12月2日に対し初版奥付日は2026年12月10日で8日あと(文藝春秋が書籍ページに両方を表示)
- ★文庫化ではなく文庫オリジナル=国立国会図書館サーチとopenBDのどちらにも単行本の記録が無い
- ★収録作の題名が2026年10月30日時点で未公表=版元・版元ドットコム・国立国会図書館サーチのいずれにも目次がない
- ★実在のビヤホール「銀座ライオン」が5編共通の舞台だと版元が紹介文に明記
- ★直木賞2人(恩田陸・角田光代)と芥川賞3人の組み合わせ=芥川賞は川上弘美 第115回(1996年)/羽田圭介 第153回(2015年)/高瀬隼子 第167回(2022年)で、受賞年が26年にわたる
- ★1編あたり約38ページ=同時期の文庫アンソロジー3冊で中間(今日も猫暮らし約53ページ/世界遺産のある街には謎がある約27ページ)
- ★Amazonの書影はまだ正方形500×500の「文春文庫の新刊」の札=実際の装丁は未公開
- ★題名未公表の段階で、点字版(福井県視覚障害者福祉協会情報提供センター)と音声DAISY版(札幌市視聴覚障がい者情報センター)の製作は「着手」で登録済み
- キャッチコピーは「乾杯の多い人生でありますように」
- 恩田陸は同じ2026年12月に『夜明けの花園』も講談社文庫から出る=同月に2冊の文庫へ登場



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