馳星周の最新刊・新作情報、ノワールの金字塔『不夜城』シリーズから直木賞『少年と犬』、近年の犬・動物小説まで、読む順番と入門におすすめの代表作をこの1ページで完結。
最終更新日: 2026年6月14日
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- 作家生活30周年記念作『海霧 ―ジリ―』(2026年6月)を最速チェック
- Kindle・単行本・文庫・中古までまとめて検索
- 『不夜城』『少年と犬』など代表作も発売日順に確認可能
馳星周とは|“日本ノワールの帝王”から“犬の作家”へ|プロフィール
馳星周(はせ せいしゅう)には、長く「日本ノワールの帝王」という異名がついてきました。
新宿・歌舞伎町の暗黒街を舞台にした暴力と裏切りの世界を、徹底した非情さと文体の疾走感で描き切る——そのデビュー作『不夜城』の衝撃は、1990年代の日本エンタメ小説の地図を塗り替えたといっても大げさではありません。ところが2010年代以降、この作家はもうひとつの顔を見せはじめます。犬や動物と人間の絆を描く小説です。北海道の自然を背景にした『雨降る森の犬』、そして第163回直木賞を射止めた『少年と犬』。暴力の極北と、いのちへの慈しみ。この振れ幅の大きさこそ、馳星周という作家の最大の魅力です。
ペンネームは、本人が敬愛する香港の映画監督・俳優チャウ・シンチー(周星馳)の名を逆さにしたもの。北海道浦河町に生まれ、1996年『不夜城』でデビューしてから、2026年でちょうど作家生活30周年を迎えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年 | 1965年2月18日(北海道浦河町出身) |
| 本名 | 坂東齢人(ばんどう としひと) |
| デビュー作 | 『不夜城』(1996年・第18回吉川英治文学新人賞) |
| 主な受賞歴 | 吉川英治文学新人賞(1997)/日本推理作家協会賞(1998)/大藪春彦賞(1999)/直木賞(2020) |
| 主な活動領域 | ノワール・ハードボイルド・クライムサスペンス・犬/動物小説 |
ヨムマップ編集部の注目ポイント|馳星周を読むなら
馳星周ほど「最初の1冊で印象が一変する作家」も珍しい、というのが編集部の率直な実感です。
というのも、入口に『不夜城』を選ぶか『少年と犬』を選ぶかで、読者が出会う馳星周はまったくの別人になるから。歌舞伎町ノワールの非情な世界と、犬と人の魂が通い合う物語——どちらも同じ書き手の手によるものだと知ったとき、はじめてこの作家の凄みが立ち上がってきます。
ですから編集部のおすすめは、作風の異なる2作を続けて読むこと。たとえばノワールの金字塔『不夜城』を読んでから、犬小説の到達点『少年と犬』へ。あるいは2026年の30周年記念作『海霧 ―ジリ―』のように、北海道のクライムサスペンスに老犬の運命を絡める”二つの顔の融合”を最初の入口にしてみるのも一興です。暴力と救済、この両極を一人で書ける作家は、現代日本でも数えるほどしかいません。
【2026年】馳星周の新刊・新作情報|30周年記念作『海霧 ―ジリ―』

最新刊: 海霧 ―ジリ―(2026年6月2日発売)
出典: KADOKAWA「海霧 ―ジリ―」作品ページ
- 出版社: KADOKAWA
- 体裁: 四六判上製(単行本)・328ページ・2,310円(税込)
- 位置づけ: 馳星周 作家生活30周年記念 書き下ろし長編
作品要点(編集部執筆):
北海道の海と大地を舞台に、高値で取引される海産物の密漁の世界に生きる人々を描く慟哭のクライム・サスペンス。孤独を抱えた青年・大樹、犬好きのホステス・霧子、そして老犬ジリ——交錯する運命が、絶望と救済というテーマを深く掘り下げます。歌舞伎町ノワールで出発した馳星周が、犬・動物小説で到達した境地を、故郷・北海道のクライム小説に結晶させた節目の一作。初出は「小説野性時代」2024年8月号〜2025年8月号。
※『海霧 ―ジリ―』のISBN-10は2026年6月14日時点で本記事では未確定のため、書影付き書籍カードではなく検索リンクでご案内しています。
馳星周の刊行ペースと新作の追い方
馳星周は寡作ではなく、長編・連作を継続的に発表してきた書き手です。近年は北海道を舞台にした犬・動物小説と、骨太なクライムサスペンスを軸に新作を重ねています。2026年6月時点での最新刊は30周年記念作『海霧 ―ジリ―』で、これ以降の次回作・刊行予定は本記事作成時点では未公表です。最新の刊行情報はKADOKAWA・文藝春秋・集英社など各出版社の公式サイトでご確認ください。
馳星周の新刊・新作に関するよくある質問(FAQ)
Q. 馳星周の最新刊は?
A. 2026年6月2日に作家生活30周年記念作『海霧 ―ジリ―』(KADOKAWA)が発売されました。北海道の密漁の世界を舞台にした書き下ろしクライム・サスペンスで、青年・大樹、ホステス・霧子、老犬ジリの運命が交錯します。
Q. 馳星周の次の新刊はいつ?
A. 30周年記念作『海霧 ―ジリ―』(2026年6月)以降の次回作・刊行予定は、2026年6月14日時点では未公表です。最新の刊行予定はKADOKAWA・文藝春秋・集英社などの出版社公式サイトでご確認ください。
Q. 馳星周の新作・新刊はどこで読める?
A. 全国書店・Amazon Kindle・楽天Kobo・honto電子書籍で発売日と同時に入手可能です。最新刊『海霧 ―ジリ―』は本ページのリンクから検索・購入できます。
Q. 馳星周のおすすめは?
A. ノワールが読みたいならデビュー作『不夜城』、犬・動物小説が好きなら直木賞受賞作『少年と犬』、1冊で両方の魅力を味わいたいなら30周年記念作『海霧 ―ジリ―』がおすすめです。詳しくは下記の代表作TOP10をご覧ください。
Q. 馳星周が直木賞を受賞した作品は?
A. 2020年、第163回直木三十五賞を連作短編集『少年と犬』で受賞しました。『不夜城』での初候補から23年、7回目のノミネートでの受賞でした。
Q. 馳星周の代表シリーズは?
A. 代表作は新宿歌舞伎町を舞台にした「不夜城」シリーズ(『不夜城』『鎮魂歌 不夜城II』など)です。近年は犬・動物小説『少年と犬』『雨降る森の犬』などの独立作品が中心です。
馳星周の主要シリーズ|不夜城シリーズを中心に

不夜城シリーズ
馳星周の名を不動にした新宿・歌舞伎町ノワールの連作。中国系マフィアの抗争に巻き込まれた男たちの、暴力と裏切りと孤独を非情な筆致で描きます。刊行順=読む順が基本です。
刊行順:
1. 不夜城(1996) — デビュー作・吉川英治文学新人賞
2. 鎮魂歌 不夜城II(1997) — 日本推理作家協会賞
3. 長恨歌 不夜城完結編(2004) — 三部作の完結
犬・動物小説(独立作品群)
近年の馳星周を象徴する系譜。シリーズではなく独立した作品群ですが、人間と犬の絆という一貫したテーマで結ばれています。『少年と犬』(直木賞)、『雨降る森の犬』、そして2026年の『海霧 ―ジリ―』へと連なります。
馳星周のおすすめ代表作TOP10|新刊と並んで読みたい名作

| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 不夜城 | 1996 | ノワール(デビュー作) | ★★★ |
| 2 | 少年と犬 | 2020 | 犬・動物小説(直木賞) | ★★★ |
| 3 | 海霧 ―ジリ― | 2026 | クライムサスペンス(30周年記念) | ★★ |
| 4 | 鎮魂歌 不夜城II | 1997 | ノワール(協会賞) | ★★ |
| 5 | 漂流街 | 1998 | ノワール(大藪春彦賞) | ★★ |
| 6 | 雨降る森の犬 | 2015 | 犬・動物小説 | ★★★ |
| 7 | 生誕祭 | 2003 | バブル経済ノワール | ★★ |
| 8 | 神の涙 | 2014 | クライムサスペンス | ★★ |
| 9 | アンタッチャブル | 2017 | 警察小説・コメディ | ★★ |
| 10 | 暗手 | 2017 | クライムサスペンス | ★ |
1位: 不夜城(1996)
第18回吉川英治文学新人賞を受賞した馳星周のデビュー作にして、日本ノワールの金字塔。新宿・歌舞伎町の中国系マフィア抗争の渦中で、生き延びるために罠を張り続ける劉健一の姿を、疾走する文体で描き切ります。1998年に金城武・山本未來主演で映画化された、まずここから読みたい一作。
2位: 少年と犬(2020)
第163回直木賞受賞作。東日本大震災で飼い主を失った犬・多聞が、東北から南へと旅を続けながら出会う人々との絆を描く6編の連作短編集。常に南西を気にする多聞が向かう先に待つものとは——馳星周の犬・動物小説の到達点で、2025年3月に高橋文哉・西野七瀬主演で映画化されました。
3位: 海霧 ―ジリ―(2026)
作家生活30周年記念の書き下ろし長編。北海道の密漁の世界を舞台に、孤独な青年・大樹、ホステス・霧子、老犬ジリの運命が交錯するクライム・サスペンス。ノワールと犬小説という馳星周の”二つの顔”が一冊に融合した節目の最新刊です。(ISBN未確定のため上部の検索リンクからご確認ください)
4位: 鎮魂歌 不夜城II(1997)
第51回日本推理作家協会賞を受賞した『不夜城』の続編。マフィア抗争から2年後の新宿を舞台に、ふたたび不穏な緊張に包まれていく暗黒街を描くノワールの傑作。『不夜城』を読んだら次に手に取りたい一冊です。
5位: 漂流街(1998)
第1回大藪春彦賞受賞作。過酷な工場労働から逃れた日系ブラジル人の青年マリオが、裏社会の取引に巻き込まれていくノワール長編。馳星周の暴力描写と疾走感が最高潮に達した初期代表作です。
6位: 雨降る森の犬(2015)
北海道の自然を背景に、傷ついた少女と犬との交流を描く犬・動物小説。ノワール作家・馳星周のもうひとつの代表的系譜を象徴する、静かで温かい一作。『少年と犬』の前に読むと、作家の作風の変化がよくわかります。
7位〜10位: 生誕祭/神の涙/アンタッチャブル/暗手
『生誕祭』はバブル経済の狂騒を背景にした長編ノワール、『アンタッチャブル』は警察小説にコメディの要素を持ち込んだ異色作、『神の涙』『暗手』はクライムサスペンスの佳作。いずれも馳星周の作風の幅広さを味わえる作品です。(『神の涙』はISBN未確定のため、Amazon内の著者ページからご確認ください)
- 30周年記念作『海霧 ―ジリ―』(2026年6月)
- 日本ノワールの金字塔『不夜城』/直木賞『少年と犬』
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馳星周の代表作の映像化作品一覧|不夜城・少年と犬
実写映画
- 不夜城(1998) — 1998年6月27日公開。監督リー・チーガイ、金城武・山本未來・椎名桔平出演。歌舞伎町ノワールを映像化し、金城武の人気を決定づけた話題作。
- 少年と犬(2025) — 2025年3月20日公開。監督瀬々敬久、高橋文哉・西野七瀬主演。直木賞受賞作を、犬・多聞の旅路として実写化。
まとめ|馳星周の新刊で何を読むべきか
馳星周は1996年『不夜城』でデビューし、2026年で作家生活30周年を迎えた現代日本を代表するノワール作家です。歌舞伎町ノワールで出発し、犬・動物小説で直木賞を射止め、30周年記念作『海霧 ―ジリ―』(2026年6月)でその二つの顔を一冊に融合させました。
初めての方には:
– 日本ノワールの金字塔『不夜城』
– 直木賞受賞の犬小説『少年と犬』
– 両方の魅力が味わえる最新刊『海霧 ―ジリ―』
読み進めたい方には:
– 不夜城シリーズ(『不夜城』→『鎮魂歌 不夜城II』→『長恨歌』)で歌舞伎町ノワールの世界へ
– 犬・動物小説(『雨降る森の犬』→『少年と犬』→『海霧 ―ジリ―』)でいのちの物語へ
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出典・参考情報(馳星周 新刊情報の確認元)
- KADOKAWA「海霧 ―ジリ―」作品ページ(https://www.kadokawa.co.jp/product/322404000860/)
- KADOKAWA プレスリリース「作家生活30周年 馳星周『海霧 ―ジリ―』2026年6月2日発売」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000019468.000007006.html)
- 文春オンライン「第163回直木賞 馳星周『少年と犬』受賞」(https://bunshun.jp/articles/-/38995)
- 映画『少年と犬』公式サイト(https://shonentoinu-movie.jp/)
- Wikipedia「馳星周」項目(最終確認: 2026年6月14日)
- Wikipedia「不夜城(小説)」項目(最終確認: 2026年6月14日)







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