宮部みゆき「三島屋変調百物語」シリーズ全10作の読む順番を、刊行順・新潮社/角川の出版社別で完全網羅。第1作『おそろし 三島屋変調百物語事始』(2008)から第10作『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』(2025年2月・新潮社)まで、江戸の袋物屋「三島屋」の黒白の間で行われる変わり百物語の17年にわたる大河を1ページで整理しました。
最終更新日: 2026年5月17日※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 第1作『おそろし』から最新作『猫の刻参り』(2025年2月)まで網羅
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三島屋変調百物語シリーズとは|順番を知る前に押さえる基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 宮部みゆき |
| 主人公 | おちか(三島屋の姪・聞き手) + 富次郎(三島屋の次男・シリーズ後半の聞き手) |
| 舞台 | 江戸の袋物屋「三島屋」黒白の間(変わり百物語の場) |
| 出版社 | 新潮社(現行) / KADOKAWA(角川)(過去刊行) |
| 開始年 | 2008年(『おそろし 三島屋変調百物語事始』刊行) |
| 巻数 | 全10作(2026年5月時点・2008〜2025年で17年大河) |
| 完結状況 | 連載中(最新作『猫の刻参り』に続く新刊予定) |
| 受賞歴 | 第1作『おそろし』が第30回吉川英治文学賞 |
| ジャンル | 時代怪談・連作・百物語形式 |
三島屋変調百物語シリーズは、江戸の袋物屋「三島屋」の黒白の間で行われる変わり百物語(怪談会)を通じて、人の心の機微・闇・救済を描く時代怪談シリーズ。聞き手のおちか(シリーズ前半)・富次郎(シリーズ後半)が、様々な人々から語られる怪異譚を聞くことで、人物自身も心の傷から癒えていく構造が特徴。2008年『おそろし』からスタートし、2025年『猫の刻参り』で第10作の大台に到達した、宮部みゆきの代表的長期シリーズです。
三島屋変調百物語シリーズの読む順番|結論は「刊行順=シリーズ番号順」
初心者向け推奨順=刊行順
三島屋変調百物語シリーズは刊行順で読むのが最もおすすめです。理由は以下の3点。
- 各巻のタイトルに「事始」「事続」「参之続」……と漢数字でシリーズ順序が明示されている
- 聞き手の主人公がおちか(第1〜5作)→ 富次郎(第6作以降)へバトンタッチする構造があり、刊行順で読むと自然な進化を体感できる
- 各話は独立した怪談ながら、メインキャラクターの成長・三島屋家族の物語は連続して描かれており、刊行順で読むと愛着が深まる
初心者注意点①: 各話独立だが主人公の成長は連続
各巻は独立した怪談連作として読めますが、聞き手のおちか・富次郎の物語は連続しています。おちか自身の過去のトラウマと向き合う物語が第1〜5作を貫き、第6作以降は新しい聞き手・富次郎の物語へ移行します。第1作から順に読むと主人公の心の旅を追体験できます。
初心者注意点②: 出版社が新潮社↔角川で分かれる
シリーズは新潮社と角川の両出版社から刊行されており、書店・電子書籍ストアで探す際に注意が必要です。最新作『猫の刻参り』(第10作・2025年2月)は新潮社、第9作『青瓜不動』(2025年6月文庫)は角川といった具合に、出版社が交互になるケースもあります。
三島屋変調百物語シリーズ全10作の読む順番一覧表
| 順 | タイトル | 副題 | 主な聞き手 |
|---|---|---|---|
| 1 | おそろし | 三島屋変調百物語事始 | おちか |
| 2 | あんじゅう | 三島屋変調百物語事続 | おちか |
| 3 | 泣き童子 | 三島屋変調百物語参之続 | おちか |
| 4 | 三鬼 | 三島屋変調百物語四之続 | おちか |
| 5 | あやかし草紙 | 三島屋変調百物語伍之続 | おちか |
| 6 | 黒武御神火御殿 | 三島屋変調百物語六之続 | 富次郎 |
| 7 | 魂手形 | 三島屋変調百物語七之続 | 富次郎 |
| 8 | よって件のごとし | 三島屋変調百物語八之続 | 富次郎 |
| 9 | 青瓜不動 | 三島屋変調百物語九之続 | 富次郎 |
| 10 | 猫の刻参り(最新) | 三島屋変調百物語拾之続 | 富次郎 |
主要作品の紹介
第1作: おそろし 三島屋変調百物語事始(2008)
宮部みゆき『おそろし 三島屋変調百物語事始』KADOKAWA・三島屋シリーズ第1作(第30回吉川英治文学賞受賞)
- 発売: 2008年(角川書店)
- 聞き手: おちか
- 受賞: 第30回吉川英治文学賞
三島屋変調百物語シリーズの起点となる第1作。過去のトラウマで心を閉ざしたおちかが、伯父の経営する袋物屋「三島屋」に身を寄せ、変わり百物語の聞き手となることで様々な怪異譚に触れていく。第30回吉川英治文学賞を受賞したシリーズの記念碑的1冊で、入門に最適。
第6作: 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
- 聞き手: 富次郎(新主人公)
- シリーズの転換点
主人公がおちかから三島屋の次男・富次郎へ交代する重要な転換点となる第6作。シリーズの読み口が変わるため、第1〜5作とは別の楽しみ方ができます。
第9作: 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続(2025年6月文庫)
- 発売: 2025年6月(KADOKAWA角川文庫)
- 聞き手: 富次郎
KADOKAWA角川文庫から発売された第9作。シリーズの新しい怪異譚として、富次郎の成長と新たな客人たちの物語が展開されます。
第10作: 猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続(2025年2月・最新作)
宮部みゆき『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』新潮社・2025年2月19日発売(三島屋シリーズ第10作・苦界を生き抜く女の復讐譚) 出典: 新潮社『猫の刻参り』作品ページ
- 発売: 2025年2月19日(新潮社)
- 聞き手: 富次郎
- シリーズ第10作の節目
三島屋シリーズ第10作の大台に到達した記念碑的最新刊。シリーズ開始から17年を経ても色褪せない宮部みゆきの筆致で、新たな怪異譚と富次郎の物語が紡がれます。
三島屋変調百物語シリーズの読む順番に関するよくある質問
Q. 三島屋変調百物語シリーズは何作で完結?
A. 2026年5月時点で全10作が刊行済み。シリーズ自体は未完結で、最新作『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』に続く新刊が連載予定です。2008年『おそろし』からスタートして2025年に第10作の大台に到達した、現役の長期シリーズです。
Q. どこから読むのが入門におすすめ?
A. 第1作『おそろし 三島屋変調百物語事始』から刊行順に読むのがおすすめです。聞き手のおちかが過去のトラウマと向き合いながら成長する物語が第1〜5作を貫き、第6作で聞き手が富次郎に交代します。第1作から順に読むと、主人公2人の物語を連続して追体験できます。
Q. 各話独立で読めるけど、刊行順がいい理由は?
A. 各話の怪談は独立して読める設計ですが、聞き手のおちか・富次郎の物語は連続しています。おちかの過去のトラウマからの回復(第1〜5作)・富次郎の新しい聞き手としての成長(第6作以降)というメインプロットがあるため、刊行順で読むと主人公への愛着が深まり、各怪談の重みも増します。
Q. 新潮社と角川、どちらの出版社から出てる?
A. 三島屋シリーズは新潮社と角川(KADOKAWA)の両出版社から刊行されています。最新作『猫の刻参り』(第10作・2025年2月)は新潮社、『青瓜不動』(第9作・2025年6月文庫)は角川といった具合に、巻ごとに出版社が異なる場合があります。
Q. 受賞歴は?
A. 第1作『おそろし』が第30回吉川英治文学賞を受賞(2009年)。三島屋シリーズの起点となった重要作で、シリーズの文学的評価を確立した1冊です。
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出典・参考情報(三島屋変調百物語シリーズ 順番の確認元)
- 大極宮(大沢在昌・京極夏彦・宮部みゆき公式)「宮部みゆき」(https://www.osawa-office.co.jp/write/miyabe.html)
- KADOKAWA「宮部みゆき『三島屋変調百物語』」特設サイト(https://kadobun.jp/special/miyabe-miyuki/mishimaya/)
- 新潮社『猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続』作品ページ(2025年2月19日発売)
- Wikipedia「三島屋変調百物語」項目(最終確認: 2026年5月17日)







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