『寝台特急殺人事件』は、西村京太郎が書いたミステリーで、寝台特急〈はやぶさ〉を取材していた週刊誌記者が撮った女が消え、翌日に多摩川で死体となって浮かぶ長編推理小説です。1978年10月に光文社カッパ・ノベルスから242ページで刊行され、累計120万部を超えるトラベルミステリーの代表作として版を重ねています。この記事では、あらすじ・読みどころ・どの版を買うかまで紹介します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 累計120万部を超えるトラベルミステリーの代表作
- 1978年刊行・242ページ。十津川警部が登場する初期の代表作
- 光文社文庫の新装版が2009年9月に出ている
寝台特急殺人事件とは|累計120万部のトラベルミステリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 西村京太郎 |
| 初刊 | 光文社カッパ・ノベルス・1978年10月・242ページ |
| 文庫 | 光文社文庫・1984年10月・370ページ |
| 文庫(新装版) | 光文社文庫・2009年9月8日・416ページ |
| 発行部数 | 累計120万部超(光文社の紹介による) |
| 舞台 | 寝台特急〈はやぶさ〉 |
| 映像化 | 1979年 テレビ朝日『土曜ワイド劇場』主演・三橋達也/2009年 TBS『月曜ゴールデン』主演・渡瀬恒彦 |
出典:光文社『寝台特急殺人事件』(新装版)、国立国会図書館サーチ、Wikipedia『寝台特急殺人事件』(2026年9月6日時点)
単体で完結して読めるため、シリーズのどこから手をつけるか迷っている人が最初に選びやすい1冊です。
寝台特急殺人事件のあらすじ|撮った女が、翌日に死体で見つかる

〈はやぶさ〉を取材する記者
主人公は、寝台特急〈はやぶさ〉を取材していた週刊誌記者の青木です。
1号車の個室寝台で、彼は「薄茶のコートの女」を撮影します。取材の一環にすぎない、はずでした。
抜き取られたフィルム
ところが、そのフィルムが何者かに抜き取られてしまいます。
撮られては困る人物が、同じ列車に乗っていたことになります。
多摩川に浮かんだ死体
そして翌日、その女の死体が多摩川に浮かびます。
走る列車という閉じた空間で起きたことと、川で見つかった死体をどうつなぐか。ここから捜査が始まります。
寝台特急殺人事件の3つの読みどころ

1. 列車という「動く密室」の使い方
寝台特急は、時刻表どおりに移動し続ける閉鎖空間です。停車駅と時刻が決まっているぶん、誰がどこで降りられたかを詰めていく作業がそのまま推理になります。
2. 時刻表を知らなくても読めること
トラベルミステリーというと運行知識が要りそうですが、必要な情報は作中の説明で足ります。鉄道に詳しくない読者を置いていかない書き方がされています。
3. 1970年代の鉄道と取材現場の記録性
刊行は1978年です。ブルートレインが現役だった時代の車内が具体的に書かれており、いま読むと当時の記録としても機能します。
寝台特急殺人事件の版と入手方法

| 版 | 出版社 | 刊行 |
|---|---|---|
| 初刊(ノベルス) | 光文社カッパ・ノベルス | 1978年10月・242ページ |
| 文庫 | 光文社文庫 | 1984年10月・370ページ |
| 文庫(新装版) | 光文社文庫 | 2009年9月8日・416ページ |
新刊書店で手に入りやすいのは光文社文庫の新装版です。
なお、『新・寝台特急殺人事件』は別作品です。こちらは本作から25年後の2003年に書かれた作品で、ブルートレイン〈さくら〉が舞台になります。題名が似ているため、購入時は「新・」の有無を確認してください。
寝台特急殺人事件の読了時間と難易度
初刊で242ページ、新装版でも416ページと、長編としては標準的な分量です。一般的な読書速度で4〜7時間が目安になります(版によって差があります)。
文章は平易で、鉄道用語も作中で説明されます。推理小説を読み慣れていない人でも進めやすい部類です。
寝台特急殺人事件に関するよくある質問
寝台特急殺人事件はシリーズの何作目ですか
十津川警部が登場する初期の代表作ですが、公式にシリーズ第何作という番号は付されていません。単体で完結して読めます。
どんな賞を受賞しましたか
2026年9月時点で、本作の受賞歴は確認できていません。評価は累計120万部超という発行部数に表れています。
時刻表に詳しくないと読めませんか
読めます。必要な運行情報は作中で説明されるため、鉄道の予備知識は不要です。
『新・寝台特急殺人事件』とは同じ本ですか
別の作品です。『新・』のほうは2003年に光文社から刊行された作品で、舞台の列車も異なります。
映像化されていますか
1979年にテレビ朝日『土曜ワイド劇場』(主演・三橋達也)、2009年にTBS『月曜ゴールデン』(主演・渡瀬恒彦)で放送されています。
紙と電子で価格が違います。電子版はセールとポイント還元で実質の支払いが下がることがあります。在庫と価格は変動するのでAmazonで確認してください。
まとめ|走る列車が事件現場になる、代表作の1冊
- 『寝台特急殺人事件』は、〈はやぶさ〉で撮られた女が翌日に多摩川で死体となって見つかる長編推理小説
- 1978年刊・242ページ。累計120万部を超えるトラベルミステリーの代表作
- 停車駅と時刻が決まった「動く密室」の詰め方が読みどころ
- 鉄道の予備知識は不要。『新・寝台特急殺人事件』は別作品なので購入時に注意
シリーズの膨大さに手が出せずにいる人ほど、この1冊から入るのが向いています。
長編や積んだままの本ほど、聴くと最後までたどり着けます。
- 30日間の無料体験。期間内に解約すれば料金はかかりません
- 数十万タイトルが聴き放題(無料体験後は月額1,500円)
- 通勤・家事・散歩の時間が、そのまま読書の時間になります
※対象タイトル・料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。作品によっては対象外です。最新の条件は公式ページでご確認ください。



コメント