『信濃迷宮殺人ルート』は、西村京太郎の中短編を地域別に編み直した「西村京太郎トラベルミステリー・セレクション」の第3弾で、2026年10月8日に光文社文庫から出ます。1,012円(税込)。編者は推理小説研究家の山前譲。長野県を舞台にした逸品5編を収めます。2026年6月に始まった新しいシリーズで、ここまで隔月で刊行されています。この記事では、収録内容と既刊2冊との関係、そして書名と版元の紹介文で「セレクション」「コレクション」と呼び方が違っている点を整理します。
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※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。
- 2026年10月8日・光文社文庫・1,012円(税込)
- 地域別セレクション第3弾・長野県編/中短編5編
- 編者は推理小説研究家・山前譲
信濃迷宮殺人ルートとは|長野県を舞台にした中短編5編のアンソロジー

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 西村京太郎 |
| 編者 | 山前譲(推理小説研究家) |
| 版元・レーベル | 光文社・光文社文庫 |
| 発売日 | 2026年10月8日 |
| 価格 | 1,012円(税込・本体920円) |
| ISBN | 978-4-334-11168-7 |
| Cコード | C0193(一般・文庫・日本文学、小説・物語) |
| 構成 | 中短編5編(地域別編集・長野県編) |
出典:版元ドットコム(光文社登録データ)、BOOK☆WALKER 商品ページ(光文社文庫)(2026年10月3日時点)
版元の紹介文は、こうです。
「国民的推理作家の膨大な作品群から選りすぐった傑作中短編を地方別に編集した(中略)第三弾は、日本アルプスをはじめ善光寺、松本城、軽井沢など県全域が観光地ともいえる長野県。数々のミリオンセラーを放って来た斯界の第一人者が、かの地を舞台に列車と時刻表のトリックを駆使して描いた逸品5編を収録。推理小説研究家・山前譲氏編。」
出典:版元ドットコム(光文社登録データ)(2026年10月3日時点)
収録5編の題名は、2026年10月3日時点で未公表
本書に入る5編の題名は、発売1週間前の時点でまだ公表されていません。版元ドットコム・BOOK☆WALKER・国立国会図書館サーチのいずれにも目次が載っていません。版元が明かしているのは「長野県を舞台にした中短編5編」「列車と時刻表のトリック」という条件だけです。
既刊では紹介文の中で収録作の題名が部分的に明かされてきたので、本書も発売に合わせて判明する見込みです。判明したら本記事に追記します。
「西村京太郎トラベルミステリー・セレクション」とは|2026年6月に始まった隔月シリーズ

本書が属するシリーズは、2026年6月に始まったばかりです。
| 巻 | 書名 | 地域 | 発売日 | ページ | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1弾 | 北海道周遊殺人ルート | 北海道 | 2026年6月10日 | 369ページ | 990円 |
| 第2弾 | 東北縦断殺人ルート | 東北 | 2026年8月7日 | 397ページ | 1,012円 |
| 第3弾 | 信濃迷宮殺人ルート | 長野県 | 2026年10月8日 | — | 1,012円 |
出典:版元ドットコム 第1弾、第2弾、第3弾、国立国会図書館サーチ(2026年10月3日時点)
6月→8月→10月と、2か月おきに1冊です。第1弾・第2弾が広い地方(北海道・東北)だったのに対し、第3弾は長野県という1県に絞られています。版元は長野県を「県全域が観光地ともいえる」と説明していて、1県で1冊が成立する作品量があるという判断です。
第2弾では収録作のうち2編の題名が明かされている
既刊の紹介文から、第2弾の収録作のうち2編が分かります。
| 収録作 | 版元が書いた導入 |
|---|---|
| 臨時特急を追え | 人気の女性占い師が「東北地方で列車事故が起きる」と不吉な予言をした。これが大騒動になり、頭を抱えた国鉄総裁秘書は、対策を警視庁捜査一課の十津川警部に相談したが…… |
| 新婚旅行殺人事件 | 上野から盛岡へ向かうL特急「やまびこ5号」で時限爆弾が爆発、十津川の部下が被害に…… |
出典:版元ドットコム 第2弾(光文社登録データ)(2026年10月3日時点)
「国鉄総裁秘書」という役職が出てくることから、第2弾は国鉄時代(1987年の分割民営化より前)の作品を含むことが読み取れます。本シリーズは発表年で揃えておらず、地域だけで束ねているわけです。
版元自身が「セレクション」と「コレクション」を混用している
このシリーズには、呼び方が3通りあります。
| 表記 | 出ている場所 |
|---|---|
| 西村京太郎トラベルミステリー・セレクション | 本書の書名そのもの(書誌登録・BOOK☆WALKERのシリーズ名) |
| 西村京太郎トラベルミステリー・コレクション | 第3弾の紹介文の本文 |
| 「決定版シリーズ」 | 第1弾の紹介文の本文 |
出典:版元ドットコム 第1弾、第3弾、BOOK☆WALKER(2026年10月3日時点)
正式名称は書名に入っている「セレクション」です。紹介文側の「コレクション」は表記の揺れと見られます。書店やネット書店で探すときは「セレクション」で検索してください。
信濃迷宮殺人ルートの3つの読みどころ

1. 「どの作品集に入っていたか」を気にせず長野編をまとめて読める
西村京太郎の中短編は膨大な数の作品集に散っていて、同じ作品が別の本に重複収録されることも珍しくありません。本シリーズの価値は、「長野県が舞台の5編」という一本の条件で束ね直したことにあります。
既刊の文庫をあちこち買い集めなくても、地域でまとめて読めるのが本シリーズです。逆に言えば、既刊を広く持っている人は重複が出るので、収録作の題名が判明してから判断するのが安全です。
2. 長野県が「列車と時刻表のトリック」に向いている理由
版元が挙げた舞台は、日本アルプス・善光寺・松本城・軽井沢です。長野県は、鉄道の経路が県内で何通りも取れる土地です。
| 要素 | トリックに効く点 |
|---|---|
| 山岳地形 | 路線が山を迂回するため、地図上の近さと所要時間が一致しない |
| 複数の幹線 | 東京から長野・松本へ別経路で到達できる |
| 観光地の集中 | 移動の理由を不自然でなく用意できる |
「迷宮」という書名は、こうした経路の多さを指していると読めます。時刻表のトリックは、選べる経路が多い土地でこそ成立するので、長野県は適地です。
3. 編者が付く「編纂文庫」である
本書には推理小説研究家の山前譲が編者として付いています。
著者が2022年に逝去しているため、本シリーズは新作ではなく、既発表作の再編集です。誰がどの基準で選んだかが明示されているのは、再編集ものとして重要な点です。選者の名前が出ている本と、出ていない本では、収録の意図が追えるかどうかが変わります。
西村京太郎について|生涯の著書は649作
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年・出身 | 1930年・東京都品川区 |
| 没年 | 2022年 |
| 受賞 | 江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞、吉川英治文庫大賞ほか |
| 著書 | 649作 |
出典:版元ドットコム(徳間書店登録データ)の著者プロフィール(2026年10月3日時点)
649作という数が、本シリーズのような地域別再編集が成立する前提です。1県で5編を集められる作家は、そう多くありません。
信濃迷宮殺人ルートに関するよくある質問
収録されている5編の題名を教えてください
2026年10月3日時点で未公表です。版元ドットコム・BOOK☆WALKER・国立国会図書館サーチのいずれにも目次が載っていません。版元が明かしているのは「長野県を舞台にした中短編5編」「列車と時刻表のトリックを駆使」という条件だけです。
新作ですか
いいえ。既発表の中短編を地域別に編み直したアンソロジーです。著者は2022年に逝去しており、推理小説研究家の山前譲が編者として選定しています。
すでに持っている文庫と内容が重複しますか
重複する可能性があります。西村京太郎の中短編は多数の作品集に収録されてきたため、既刊を広く持っている人は、収録作の題名が判明してから買うのが安全です。
第1弾・第2弾を読んでいないと分かりませんか
いいえ。各巻は独立したアンソロジーで、地域が違うだけです。どの巻から読んでも問題ありません。
シリーズは何巻まで出る予定ですか
2026年10月3日時点で、総巻数は公表されていません。判明しているのは第1弾(北海道・2026年6月)、第2弾(東北・2026年8月)、第3弾(長野・2026年10月)の3冊で、2か月おきに刊行されています。
「セレクション」と「コレクション」はどちらが正しいですか
書名に入っている「セレクション」が正式名称です。版元の紹介文の本文には「コレクション」と書かれた箇所がありますが、書誌登録とBOOK☆WALKERのシリーズ名はいずれも「セレクション」です。検索するときは「セレクション」を使ってください。
十津川警部は登場しますか
版元は第3弾について、登場人物を明示していません。ただし第2弾の収録作には十津川警部が出てくることが紹介文から分かっており、著者の中短編の多くが十津川警部シリーズであることから、登場の可能性は高いと見られます。確定情報ではありません。
まとめ|長野県という1県で1冊を成立させた地域別セレクション
- 『信濃迷宮殺人ルート』は2026年10月8日・光文社文庫・1,012円(税込)
- 「西村京太郎トラベルミステリー・セレクション」第3弾。編者は推理小説研究家・山前譲
- 長野県(日本アルプス・善光寺・松本城・軽井沢)を舞台にした中短編5編
- シリーズは2026年6月に始まり、6月→8月→10月と隔月刊行
- 第1弾は北海道、第2弾は東北。第3弾だけ1県に絞られている
- 収録5編の題名は2026年10月3日時点で未公表
- 書名は「セレクション」、紹介文では「コレクション」と版元自身が混用している
既刊をあちこち買い集めずに、長野編をまとめて読めるのが本書の価値です。既刊を多く持っている人は、収録作が判明してから判断してください。




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