北方謙三『水滸伝』全19巻と、続編『楊令伝』『岳飛伝』からなる「大水滸伝」三部作(合計全51巻)の読む順番を完全網羅。各部のあらすじ・読みどころ・完結状況・原典との違いまで1ページで確認できます。
最終更新日: 2026年6月4日
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北方謙三『水滸伝』とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 北方謙三 |
| 原典 | 明代の中国古典『水滸伝』を大胆に再構築 |
| ジャンル | 中国歴史・時代小説 |
| 受賞 | 『水滸伝』が第9回司馬遼太郎賞 |
| 完結状況 | 完結済み(2016年・全51巻) |
| 巻数 | 大水滸伝三部作 合計全51巻(+読本) |
| 出版社 | 集英社(文庫は集英社文庫) |
北方謙三『水滸伝』は、中国の古典『水滸伝』を下敷きにしながら、人物造形も物語展開も独自に再構築した「ほぼ別物」の歴史大河小説です。本編『水滸伝』全19巻は第9回司馬遼太郎賞を受賞。さらに続編『楊令伝』全15巻、『岳飛伝』全17巻と続き、三部作を合わせて「大水滸伝」(合計全51巻)と呼ばれます。原典が描かない「梁山泊の敗北後」を創作で大きく拡張し、北宋末から南宋へと至る壮大な歴史を描き切った、北方歴史小説の集大成です。
結論: おすすめの読む順番

「水滸伝 → 楊令伝 → 岳飛伝」の刊行順(=物語の時系列順)が唯一にして最適の順番です。三部作は一続きの物語なので、本編『水滸伝』の第1巻「曙光の章」から順に読み進めましょう。各部とも集英社文庫で全巻揃い、完結BOXも用意されています。
大水滸伝 三部作の構成

| 部 | 巻数 | 第1巻サブタイトル | 主な受賞 |
|---|---|---|---|
| 第1部 水滸伝 | 全19巻 | 曙光の章 | 第9回 司馬遼太郎賞 |
| 第2部 楊令伝 | 全15巻 | 玄旗の章 | 毎日出版文化賞特別賞 |
| 第3部 岳飛伝 | 全17巻 | 三霊の章 | — |
合計全51巻(+各部に読本/ガイド)。2016年に『岳飛伝』全17巻をもって、17年がかりの大長編が完結しました。
第1部『水滸伝』全19巻
皇帝の浪費と官僚の悪政で腐敗した北宋末。宋江は世直しの檄文を記し、魯智深ら同志と反政府の人脈を築く。やがて梁山湖の山寨を奪って「梁山泊」と名づけ、巨大な国家権力に対する本格的な武力闘争へと突き進む――。志に生きる漢たちの群像を描く革命譚で、三部作の出発点です。第9回司馬遼太郎賞を受賞しました。
読みどころ: 108人の好漢それぞれに見せ場が用意され、原典のキャラクターを大胆に再解釈。「漢(おとこ)の物語」としての北方節が全開で、まずこの第1部で梁山泊の興亡を読み切るのが王道です。
第2部『楊令伝』全15巻
前作で官軍に敗れ、志半ばで倒れた梁山泊。楊志の子・楊令が新たな頭領となり、生き残った百八星と遺児たちが理想の国づくりへ立ち上がる。遼の滅亡と金の勃興を背景に、かつての反逆者たちが新国家建設の苦悩と理想を追う――。本編の「その後」を描く正統な続編で、毎日出版文化賞特別賞を受賞しました。
読みどころ: 反乱軍だった梁山泊が「国家」を築こうとする視点の転換が新鮮。第1部を読み終えた読者だからこそ味わえる、敗北からの再起の物語です。
第3部『岳飛伝』全17巻
楊令を失った梁山泊。岳飛は「盡忠報國(尽忠報国)」の志のもと岳家軍を再編し、侵攻する金国に抗金戦を挑む。孤高の武人・岳飛と、南宋の宰相・秦檜との対決を軸に、舞台は中国本土から西域へと広がり、三部作を締めくくる壮大な決戦が描かれます。
読みどころ: 実在の英雄・岳飛を主役に据え、三部作のすべての因縁が結実する大団円。17年に及んだ「大水滸伝」の感動的なフィナーレです。
よくある質問(FAQ)
Q. 北方謙三『水滸伝』は全部で何巻?
A. 本編『水滸伝』が全19巻、続編『楊令伝』が全15巻、『岳飛伝』が全17巻で、三部作「大水滸伝」を合わせると全51巻です(ほかに各部の読本があります)。
Q. 水滸伝はどの順番で読むのがおすすめ?
A. 刊行順=時系列順の「水滸伝 → 楊令伝 → 岳飛伝」がおすすめです。一続きの物語なので、本編『水滸伝 1 曙光の章』から読み始めましょう。
Q. 大水滸伝は完結している?
A. はい。2016年に『岳飛伝』全17巻をもって全51巻が完結しています。
Q. 文庫で揃えられる?
A. はい。三部作とも集英社文庫で全巻刊行済みで、各部の完結BOXも用意されています。
Q. 中国の古典『水滸伝』との違いは?
A. 北方版は古典を下敷きにしつつ、人物造形・物語展開を独自に再構築した「ほぼ別物」です。特に、原典が描かない梁山泊敗北後の物語(楊令伝・岳飛伝)まで創作で拡張している点が最大の特徴です。
まとめ
北方謙三『水滸伝』は、中国古典を骨太に再構築した歴史大河小説の傑作。本編19巻だけでも読み応え十分ですが、続く『楊令伝』『岳飛伝』まで読み進めれば、全51巻・17年がかりで紡がれた「大水滸伝」の壮大な世界を堪能できます。まずは『水滸伝 1 曙光の章』から、漢たちの物語に飛び込んでみてください。
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出典・参考情報
- 集英社 大水滸伝 公式特設ページ
- 集英社文庫 各巻 公式商品ページ
- Wikipedia「水滸伝 (北方謙三)」「楊令伝」「岳飛伝」項目(最終確認: 2026年6月4日)





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