馳星周(はせ・せいしゅう)は、新宿・歌舞伎町を舞台にした「日本ノワール」で登場し、後年は犬・動物と人間の絆を描く小説で直木賞を射止めた作家。暴力の極北と、いのちへの慈しみ、その振れ幅を一人で書ける稀有な書き手です。作風が正反対の作品もあり「結局どれから読めばいい?」と迷う人も多いはず。本ページでは、馳星周のおすすめ小説を人気ランキングTOP10で紹介し、入門作から解説します。
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- 直木賞『少年と犬』・代表作『不夜城』をワンクリック
- Kindle・文庫・中古もまとめてチェック可能
- 最新刊の情報は「馳星周の新刊ガイド」で確認できます
馳星周のおすすめ|まず結論(初心者はこの3冊から)
「どれから読むか」で迷ったら、まずは次の結論を参考にしてください。
- はじめての1冊は『少年と犬』 … 第163回直木賞受賞の連作短編集。1話完結で、犬を軸にした情感で読みやすく、映画化(2025)で認知度も高い入門作です。
- 代表作を味わうなら『不夜城』 … 歌舞伎町の抗争を疾走する文体で描く、日本ノワールの金字塔。作風が正反対なので、2冊続けて読むと作家の凄みが分かります。
- 暗黒街をもっと読むなら『鎮魂歌 不夜城II』 … 日本推理作家協会賞を受賞した続編。
なお、最新刊や刊行状況を知りたい方は馳星周の新刊ガイドをご覧ください。本ページは「どれがおすすめか・どれから読むか」に絞って解説します。
馳星周のおすすめ小説 人気ランキングTOP10

| 順位 | タイトル | 発売年 | ジャンル・受賞 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 不夜城 | 1996 | ノワール(デビュー作・吉川英治文学新人賞) | ★★★ |
| 2 | 少年と犬 | 2020 | 犬・動物連作(直木賞) | ★★★ |
| 3 | 鎮魂歌 不夜城II | 1997 | ノワール(日本推理作家協会賞) | ★★ |
| 4 | 漂流街 | 1998 | ノワール(大藪春彦賞) | ★★ |
| 5 | 雨降る森の犬 | 2015 | 動物・成長小説 | ★★★ |
| 6 | 長恨歌 不夜城完結編 | 2004 | ノワール(三部作完結) | ★★ |
| 7 | アンタッチャブル | 2015 | 警察小説×コメディ | ★★ |
| 8 | 生誕祭 | 2003 | バブル経済ノワール(直木賞候補) | ★★ |
| 9 | ソウルメイト | 2014 | 犬・動物短編集 | ★★★ |
1位. 不夜城(1996・日本ノワールの金字塔)
新宿・歌舞伎町の中国系マフィアの抗争を、疾走する文体で描くデビュー作。日本ノワールの金字塔として知られ、吉川英治文学新人賞・日本冒険小説協会大賞を受賞、直木賞候補にもなりました。金城武主演で映画化(1998)も。まずは代表作を味わいたい人に。ただし暴力描写が濃いので、読みやすさ優先なら次の『少年と犬』から入るのもおすすめです。
2位. 少年と犬(2020・直木賞受賞作)
第163回直木賞受賞作。震災で飼い主を失った犬・多聞が、人から人へと渡りながら南へ旅する6編の連作短編集です。1話完結で読みやすく、犬を軸にした情感が胸を打ちます。2025年に映画化。馳星周を初めて読むなら、この1冊が入りやすいでしょう。
3位. 鎮魂歌 不夜城II(1997・日本推理作家協会賞)
第51回日本推理作家協会賞受賞作。抗争から2年後の新宿を舞台にした『不夜城』の続編で、完成度の高いノワールです。暗黒街の世界にもっと浸りたい人に。
4位. 漂流街(1998・大藪春彦賞)
第1回大藪春彦賞受賞作。日系ブラジル人の青年が裏社会に堕ちていく、暴力と疾走感が最高潮の初期代表作です。ノワールの熱量を存分に味わえます。
5位. 雨降る森の犬(2015)
北海道の自然を背景に、少女と犬の交流を描く成長小説。ノワールとは対をなす、馳星周の静かで温かな系譜です。『少年と犬』が好きな人にもおすすめ。
6〜9位|さらに読みたい名作
- 6位 長恨歌 不夜城完結編(2004・角川文庫)… 「不夜城」三部作の完結編。『不夜城』→『鎮魂歌』→本作で歌舞伎町ノワールが閉じます。
- 7位 アンタッチャブル(2015・文春文庫)… 警察小説にコメディを持ち込んだ異色作。作風の幅を示す一冊。
- 8位 生誕祭(2003・文春文庫)… バブルの狂騒を舞台にした長編ノワール(上下巻)。第130回直木賞候補。
- 9位 ソウルメイト(2014・集英社文庫)… 犬と人の絆を描く動物短編集。『少年と犬』が好きなら。
馳星周のおすすめをタイプ別に|あなたに合う1冊
| こんな人に | おすすめ作品 |
|---|---|
| ノワール・暗黒街が読みたい | 不夜城 → 鎮魂歌 → 長恨歌 |
| 犬・動物小説で泣きたい | 少年と犬/雨降る森の犬/ソウルメイト |
| 受賞作から確実に選びたい | 不夜城/鎮魂歌/漂流街/少年と犬 |
| 重すぎない一冊がいい | アンタッチャブル |
| 1冊で”二つの顔”を味わいたい | 不夜城+少年と犬を続けて |
馳星周のおすすめに関するよくある質問
Q. 馳星周が直木賞を受賞した作品は?
A. 2020年、第163回直木賞を『少年と犬』で受賞しました。『不夜城』での初候補(第116回)から、7回目のノミネートでの受賞です。
Q. 最初の1冊は何がいい?
A. 直木賞受賞で読みやすい『少年と犬』が入りやすく、”代表作”を味わうなら『不夜城』です。作風が正反対なので、2冊続けて読むと作家の凄みが分かります。
Q. 不夜城はシリーズ? 読む順番は?
A. 3部作です。『不夜城』→『鎮魂歌 不夜城II』→『長恨歌 不夜城完結編』の刊行順=読む順です。
Q. 映像化された作品は?
A. 『不夜城』(映画1998・金城武主演)、『少年と犬』(映画2025)などが代表的です。
まとめ|馳星周のおすすめは、まず『少年と犬』か『不夜城』から
馳星周は、暴力の極北といのちへの慈しみ、その両極を書き分ける直木賞作家です。
どれから読むか迷ったら、読みやすさなら直木賞『少年と犬』、代表作なら『不夜城』を。続けて読めば、作家の振れ幅の凄みが体感できます。
最新刊の情報は馳星周の新刊ガイドをあわせてご覧ください。
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出典・参考情報
- KADOKAWA・文藝春秋・徳間書店・集英社 公式製品情報(各作品ページ)
- 公益財団法人 日本文学振興会(直木賞・第163回)/日本推理作家協会賞・大藪春彦賞 各公式情報
- Wikipedia「馳星周」項目(最終確認: 2026年7月18日)








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