伊岡瞬(いおか・しゅん、1960年生まれ)は、2005年に『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビューした作家です。
じわじわと嫌な方向に進む「イヤミス」寄りの作風で知られ、『代償』『悪寒』で啓文堂大賞の文庫大賞を2度受賞しています。本屋大賞にも6回ランクインしました。本ページでは入口を整理します。
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- 代表作『代償』『悪寒』をワンクリック
- Kindle・文庫・中古もまとめてチェック可能
- 主要作は角川文庫・集英社文庫・徳間文庫などで入手できます
伊岡瞬のおすすめ|まず結論(初心者はこの3冊から)
- はじめての1冊は『代償』 … 幼少期から主人公につきまとう男を描いた長編。本屋大賞42位、啓文堂文庫大賞受賞。伊岡瞬といえばこの1冊です。
- デビュー作から読むなら『いつか、虹の向こうへ』 … 横溝正史ミステリ大賞の受賞作。
- 後味の悪さを味わうなら『悪寒』 … こちらも啓文堂文庫大賞を受賞しています。
伊岡瞬のおすすめ 人気ランキングTOP10

順位は、①代表作としての定着度、②入門しやすさ、③現在も文庫で入手しやすいかから、ヨムマップ編集部が整理しました。
| 順位 | タイトル | 文庫 | 受賞・特徴 | 入門度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 代償 | 角川文庫 | 第10回啓文堂大賞・本屋大賞42位 | ★★★ |
| 2 | 悪寒 | 集英社文庫 | 第13回啓文堂大賞 | ★★★ |
| 3 | いつか、虹の向こうへ | 角川文庫 | 第25回横溝正史ミステリ大賞 | ★★★ |
| 4 | 痣 | 徳間文庫 | 第20回大藪春彦賞候補 | ★★ |
| 5 | 不審者 | 集英社文庫 | 第41回吉川英治文学新人賞候補 | ★★ |
| 6 | 冷たい檻 | 中公文庫 | 第16回本屋大賞280位 | ★★ |
| 7 | 明日の雨は。 | — | 日本推理作家協会賞候補・本屋大賞103位 | ★★ |
| 8 | 瑠璃の雫 | — | 第9回本屋大賞247位 | ★★ |
| 9 | 仮面 | — | 第19回本屋大賞212位 | ★★ |
| 10 | 翳りゆく午後 | — | 第78回日本推理作家協会賞候補 | ★★ |
1位. 代償(角川文庫)
幼少期に家族を失った主人公と、彼につきまとい続ける同い年の男を描いた長編です。2016年に第10回啓文堂大賞(文庫大賞)を受賞し、2015年の第12回本屋大賞で42位と、伊岡作品では最上位にランクインしました。2014年には第5回山田風太郎賞の候補にもなっています。
伊岡瞬の代表作として最も多く名前が挙がる1冊です。後味は決してよくありませんが、読み出すと止まりません。
2位. 悪寒(集英社文庫)
妻が殺人容疑で逮捕されるところから始まる長編です。2019年に第13回啓文堂大賞(文庫大賞)を受賞しました。
『代償』と並ぶ代表作で、啓文堂の文庫大賞を2度受賞しているのは伊岡瞬の特徴です。
3位. いつか、虹の向こうへ(角川文庫)
2005年2月に第25回横溝正史ミステリ大賞(大賞・テレビ東京賞)を受賞したデビュー作です。元刑事の主人公と、彼の家に転がり込んだ同居人たちを描きます。
デビュー作らしく登場人物に温度があり、後の作品より読後感が穏やかです。「イヤミスが苦手だが伊岡瞬は読んでみたい」という人はここから入るとよいでしょう。
4位. 痣(徳間文庫)
2018年1月に第20回大藪春彦賞の候補になった長編です。
5位. 不審者(集英社文庫)
2020年3月に第41回吉川英治文学新人賞の候補になった長編で、同年の第17回本屋大賞にもランクインしました。
6位. 冷たい檻(中公文庫)
2019年の第16回本屋大賞で280位に入った長編です。
7〜10位|さらに読みたい作品
- 7位 明日の雨は。 … 2011年に第64回日本推理作家協会賞の候補となり、「このミステリーがすごい!」第23回で40位、第8回本屋大賞で103位に入りました。
- 8位 瑠璃の雫 … 2012年の第9回本屋大賞で247位。
- 9位 仮面 … 2022年の第19回本屋大賞で212位。
- 10位 翳りゆく午後 … 2025年5月に第78回日本推理作家協会賞の候補になった近年の作品。
※7〜10位は版が複数あるため、書影カードは掲載していません。購入時は最新の版をご確認ください。
文庫大賞を2度受賞している
伊岡瞬の受賞歴で目を引くのは、書店が選ぶ啓文堂大賞の文庫大賞を2度受賞していることです。
| 年 | 賞 | 作品 |
|---|---|---|
| 2005年2月 | 第25回横溝正史ミステリ大賞(大賞・テレビ東京賞) | いつか、虹の向こうへ |
| 2016年 | 第10回啓文堂大賞 文庫大賞 | 代償 |
| 2019年 | 第13回啓文堂大賞 文庫大賞 | 悪寒 |
大きな文学賞の受賞はまだありませんが、日本推理作家協会賞に3度、大藪春彦賞・山田風太郎賞・吉川英治文学新人賞にも候補として名前が挙がっており、本屋大賞には6回ランクインしています。
伊岡瞬のおすすめをタイプ別に
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| まず代表作から | 代償 |
| 後味の悪いミステリーが読みたい | 悪寒/痣 |
| デビュー作から読みたい | いつか、虹の向こうへ |
| イヤミスが苦手 | いつか、虹の向こうへ |
| 近年の作品を読みたい | 仮面/翳りゆく午後 |
よくある質問
Q. 伊岡瞬は何から読むのがおすすめ?
A. 『代償』(角川文庫)です。本屋大賞42位・啓文堂文庫大賞の受賞作で、伊岡瞬の代表作として最も多く名前が挙がります。
Q. デビュー作はどれですか?
A. 『いつか、虹の向こうへ』です。2005年2月に第25回横溝正史ミステリ大賞を受賞しました。
Q. 後味が悪いと聞きましたが本当ですか?
A. 作品によります。『代償』『悪寒』『痣』はいわゆる「イヤミス」寄りで後味は重めです。穏やかな読後感を求めるなら、デビュー作の『いつか、虹の向こうへ』から入ってください。
Q. 大きな文学賞は受賞していますか?
A. 2026年10月時点で、直木賞などの受賞はありません。ただし日本推理作家協会賞に3度、大藪春彦賞・山田風太郎賞・吉川英治文学新人賞にも候補として名前が挙がっています。
Q. シリーズものはありますか?
A. 多くは1冊で完結します。どの作品から読んでも問題ありません。
まとめ|まずは『代償』から
伊岡瞬は、大きな文学賞の受賞はまだないものの、書店の文庫大賞を2度受け、本屋大賞に6回ランクインしている作家です。入口に迷ったら『代償』。後味の重さが苦手なら、デビュー作の『いつか、虹の向こうへ』から入ってください。
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出典・参考情報
- KADOKAWA 公式製品情報『代償』『いつか、虹の向こうへ』/集英社 公式製品情報『悪寒』『不審者』/徳間書店 公式製品情報『痣』/中央公論新社 公式製品情報『冷たい檻』
- 「文学賞の世界」伊岡瞬の受賞・候補記録(横溝正史ミステリ大賞・啓文堂大賞文庫大賞・日本推理作家協会賞候補・大藪春彦賞候補・山田風太郎賞候補・吉川英治文学新人賞候補・本屋大賞ランクインほか)
- 国立国会図書館サーチおよびopenBD(書誌・ISBNの確認)









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