『足軽仁義』は、井原忠政の歴史時代小説シリーズ「三河雑兵心得」の第1巻です。双葉社公式の正式書名は『三河雑兵心得 1 足軽仁義』、双葉文庫から2020年2月12日に刊行されました。主人公は、喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した17歳の茂兵衛。立身出世を夢見て奉公に出たはずが、一向一揆の勃発によって謀反人になってしまうという出だしの巻です。この記事では、第1巻のあらすじ・読みどころ・書誌スペックと、2026年6月時点で第18巻まで刊行されているシリーズ既刊一覧を紹介します。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
- 「三河雑兵心得」シリーズの第1巻・ここから始まる
- 双葉文庫 292ページ/693円(本体630円)
- 文庫・電子書籍・オーディオブック(7時間41分)が選べる
足軽仁義とは|三河雑兵心得シリーズの第1巻
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 井原忠政 |
| 正式書名 | 三河雑兵心得 1 足軽仁義(双葉社公式の表記) |
| ジャンル | 歴史時代小説(双葉社の分類は 時代物/小説/歴史/戦争/中高年) |
| 主人公 | 茂兵衛(17歳・新米足軽) |
| レーベル | 双葉文庫(整理番号 い-56-01) |
| 刊行日 | 2020年2月12日 |
| ISBN | 978-4-575-66987-9 |
| ページ数 | 292ページ |
| 判型 | A6判 |
| 定価 | 693円(本体630円) |
| 電子版 | 2020年2月13日配信 |
| オーディオブック | 2022年3月18日配信・再生時間7時間41分 |
| シリーズ最新 | 第18巻『退き口仁義』2026年6月 |
| 受賞 | 版元公式に記載なし |
『足軽仁義』は、井原忠政の歴史時代小説シリーズ「三河雑兵心得」の第1巻です。
双葉社公式の商品名は「三河雑兵心得 1 足軽仁義」で、本記事では第1巻と表記します。
双葉文庫の本体は292ページとコンパクトで、2022年3月18日にはオーディオブック(再生時間7時間41分)も配信されています。
シリーズは2026年6月刊行の第18巻『退き口仁義』まで続いています。
双葉社公式に「完結」の記載は無いため、本記事では「2026年6月時点で第18巻まで刊行」という書き方に留めます。
足軽仁義のあらすじ|17歳の茂兵衛が謀反人になるまで

版元が公表している内容紹介の範囲で、第1巻の入り口を整理します。
喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔する
主人公は17歳の茂兵衛です。
双葉社の紹介によれば、喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔するところから物語が始まります。
いきなり故郷を失った状態からのスタートで、身分も後ろ盾も無い若者が主人公という設定です。
松平家康の家来・夏目次郎左衛門の屋敷に奉公する
村を出た茂兵衛が身を寄せるのは、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷です。
ここで奉公することになります。
主家に仕える足軽としての一歩を踏み出した——はずでした。
時悪しく一向一揆が勃発する
ところが時悪しく一向一揆が勃発します。
これが茂兵衛の立場を根底からひっくり返します。
熱心な一向宗門徒の主人が、主君に弓引くことを決意する
奉公先の夏目次郎左衛門は熱心な一向宗門徒でした。
双葉社の紹介では、次郎左衛門は主君に弓引くことを決意すると書かれています。
仕えたばかりの主人が、その主君に敵対する側に回る。
つまり茂兵衛は、自分の意思とは無関係に主君に刃を向ける側へ引きずり込まれることになります。
立身出世どころか謀反人になった新米足軽
双葉社は第1巻をこう締めくくっています。
「立身出世どころか謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに!?」
出世を目指して奉公に出た男が、最初の巻でいきなり謀反人になる。
この先がどうなるかは、ぜひ本編でお確かめください。
なお、一向一揆そのものの史実的な経緯については双葉社公式に記載が無いため、本記事では触れません。
足軽仁義の3つの読みどころ

1. 主人公が「殿様」でも「軍師」でもなく、雑兵であること
シリーズ名の「三河雑兵心得」が示すとおり、視点の主は新米足軽の茂兵衛です。
| よくある戦国小説の主人公 | 本作の主人公 |
|---|---|
| 大名・武将 | — |
| 軍師・参謀 | — |
| — | 新米足軽・茂兵衛(17歳) |
松平家康は登場しますが、あくまで「奉公先の主人の主君」という位置づけで紹介されています。
戦国の世を、最下層から見上げる視点が本作の枠組みです。
2. スタート地点が「殺人と出奔」であること
茂兵衛は、喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した状態で登場します。
立派な出自も後ろ盾も無く、失うものが無いところから始まるのが第1巻の設定です。
立身出世という言葉が版元の紹介文に出てくるのは、
茂兵衛が「這い上がるしかない側」の人間だからこそでしょう。
3. 第1巻でいきなり「主君に弓引く」側に回ること
奉公先の夏目次郎左衛門が熱心な一向宗門徒であったために、
一向一揆の勃発とともに主君に弓引くことを決意します。
茂兵衛にとっては、選んだわけでもない立場です。
双葉社の紹介文が「立身出世どころか謀反人になってしまった」と書くとおり、
個人の意思と、所属する組織の都合がずれるという構図が、第1巻の一番の緊張点になっています。
足軽仁義から始まる三河雑兵心得シリーズの既刊一覧

『足軽仁義』はシリーズの第1巻です。ここから読み始めれば大丈夫です。
シリーズは2026年6月時点で第18巻まで刊行されています。
双葉社公式に「完結」の記載は無いため、完結作品としては扱いません。
| 巻 | 書名 | 刊行 | ISBN | ページ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 足軽仁義 | 2020.2 | 978-4-575-66987-9 | 292p |
| 2 | 旗指足軽仁義 | 2020.4 | 978-4-575-66999-2 | 281p |
| 3 | 足軽小頭仁義 | 2020.6 | 978-4-575-67007-3 | 281p |
| 4 | 弓組寄騎仁義 | 2020.11 | 978-4-575-67029-5 | 284p |
| 5 | 砦番仁義 | 2021.2 | 978-4-575-67041-7 | 307p |
| 6 | 鉄砲大将仁義 | 2021.9 | 978-4-575-67069-1 | 277p |
| 7 | 伊賀越仁義 | 2021.10 | 978-4-575-67077-6 | 276p |
| 8 | 小牧長久手仁義 | 2022.2 | 978-4-575-67096-7 | 294p |
| 9 | 上田合戦仁義 | 2022.7 | 978-4-575-67118-6 | 268p |
| 10 | 馬廻役仁義 | 2022.11 | 978-4-575-67135-3 | 282p |
| 11 | 百人組頭仁義 | 2023.3 | 978-4-575-67149-0 | 273p |
| 12 | 小田原仁義 | 2023.9 | 978-4-575-67175-9 | 272p |
| 13 | 奥州仁義 | 2023.12 | 978-4-575-67183-4 | 276p |
| 14 | 豊臣仁義 | 2024.6 | 978-4-575-67204-6 | 269p |
| 15 | 関ケ原仁義 上 | 2024.12 | 978-4-575-67220-6 | 270p |
| 16 | 関ケ原仁義 中 | 2025.6 | 978-4-575-67249-7 | 268p |
| 17 | 関ケ原仁義 下 | 2025.12 | 978-4-575-67265-7 | 269p |
| 18 | 退き口仁義 | 2026.6 | 978-4-575-67285-5 | 274p |
各巻はおおむね270〜300ページ台で揃っており、刊行ペースは年2〜3冊です。
書名を並べると「足軽 → 旗指足軽 → 足軽小頭 → 弓組寄騎 → 砦番 → 鉄砲大将 → 馬廻役 → 百人組頭」と変化していきますが、
各巻の内容については双葉社公式の紹介文を確認していないため、本記事では書名の表記に留めます。
シリーズ全体の読む順番は三河雑兵心得シリーズを読む順番完全ガイドにまとめています。
井原忠政の他の作品もあわせて読みたい場合は、井原忠政のおすすめ小説をご覧ください。
足軽仁義の読了時間と難易度
- 読了時間目安: 約5〜6時間(双葉文庫 292ページ)。オーディオブック版の再生時間は7時間41分です
- 難易度: ★★☆☆☆(主人公が最下層の足軽なので、戦国史の予備知識が無くても入りやすい)
- おすすめタイプ: 長く付き合えるシリーズを探している人/歴史時代小説を初めて読む人/庶民の視点で戦国を読みたい人
292ページは文庫としては標準的な厚さで、シリーズものの入口として手を出しやすい分量です。
主人公が大名でも軍師でもなく17歳の新米足軽なので、
登場人物の官位や勢力図を先に覚えておく必要が無いのも読みやすさにつながります。
一方で、2026年6月時点で第18巻まで刊行されている長期シリーズなので、
気に入った場合はそれなりの巻数を追いかけることになる点は先に知っておくとよいでしょう。
足軽仁義に関するよくある質問
Q. 足軽仁義は三河雑兵心得の何巻目?
A. 第1巻です。双葉社公式の商品名は「三河雑兵心得 1 足軽仁義」で、
双葉文庫から2020年2月12日に刊行されました。シリーズはここから読み始められます。
Q. 足軽仁義の主人公は誰?
A. 茂兵衛です。17歳の新米足軽として登場します。
喧嘩のはずみで人を殺めて村を出奔し、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公するところから物語が始まります。
Q. 三河雑兵心得シリーズは完結している?
A. 双葉社公式に「完結」の記載はありません。
2026年6月時点で第18巻『退き口仁義』まで刊行されています。
シリーズ全体の読む順番は三河雑兵心得シリーズを読む順番完全ガイドにまとめています。
Q. 足軽仁義はオーディオブックで聴ける?
A. 聴けます。2022年3月18日に配信され、再生時間は7時間41分です。
電子版は2020年2月13日から配信されています。
まとめ|足軽仁義は最下層から始まる戦国シリーズの第1巻
『足軽仁義』は、井原忠政の歴史時代小説シリーズ「三河雑兵心得」の第1巻です。
双葉社公式の正式書名は『三河雑兵心得 1 足軽仁義』、双葉文庫から2020年2月12日に刊行されました。
喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した17歳の茂兵衛が、
松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公します。
しかし時悪しく一向一揆が勃発し、熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は主君に弓引くことを決意。
立身出世どころか謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに——というのが第1巻の内容です。
双葉文庫292ページ・693円(本体630円)で読め、
電子版は2020年2月13日、オーディオブックは2022年3月18日配信(7時間41分)です。
シリーズは2026年6月時点で第18巻『退き口仁義』まで刊行されています。
読む順番は第1巻の本作からで問題ありません。
- 17歳の新米足軽・茂兵衛が主人公の戦国シリーズ第1巻
- 双葉文庫 292ページ・2020年2月12日刊行
- 2026年6月時点で第18巻まで刊行の長期シリーズ
ヨムマップは小説情報を継続更新しています
長編や積んだままの本ほど、聴くと最後までたどり着けます。
- 30日間の無料体験。期間内に解約すれば料金はかかりません
- 数十万タイトルが聴き放題(無料体験後は月額1,500円)
- 通勤・家事・散歩の時間が、そのまま読書の時間になります
※対象タイトル・料金・キャンペーン内容は変更される場合があります。作品によっては対象外です。最新の条件は公式ページでご確認ください。
足軽仁義・関連作品の読書ガイド
出典・参考情報
- 双葉社 書誌ページ『三河雑兵心得 1 足軽仁義』(内容紹介・2020年2月12日刊行・ISBN 9784575669879・A6判・693円 本体630円・整理番号 い-56-01・電子版 2020年2月13日配信・オーディオブック 2022年3月18日配信 再生時間7時間41分・ジャンル分類)
- 双葉社 書誌ページ『三河雑兵心得 18 退き口仁義』(2026年6月刊行・ISBN 978-4-575-67285-5・274ページ)
- 国立国会図書館サーチ 書誌データ(『足軽仁義』292ページ/シリーズ全18巻の書名・刊行年月・ISBN・ページ数)
- openBD 書誌データ(ISBN 9784575669879・書名・著者・出版社・レーベル・刊行年月)
- 最終確認: 2026年8月26日




コメント