『メルヘン』は、朝倉かすみの長篇小説で、2026年12月7日に中央公論新社から出ます。四六判320ページ・2,200円(税込・本体2,000円)。
先に、検索して来た方がつまずきやすい点を3つ書きます。
ひとつ目。直木賞受賞後の最初の長篇です。 朝倉かすみは『けんぐゎい』で第175回直木賞を受けました。版元の紹介文も「『けんぐゎい』で第175回直木賞を受賞した朝倉かすみによる最新長篇小説」と、受賞から説明を始めています。
ふたつ目。受賞作とは版元が違います。 『けんぐゎい』は光文社、本作は中央公論新社です。「受賞第一作」という言い方で検索すると、版元をまたぐので情報が散らばります。
みっつ目。内容はまだほとんど公表されていません。 2026年10月14日時点で、版元の商品ページは公開されていません。 書誌データベースに載っている内容紹介も上記の1行だけです。あらすじ・登場人物・舞台は、まだ分かりません。
※本ページはアフィリエイトリンクを含みます。
※本記事は発売前に公表された情報にもとづいています。内容紹介が1行しか公表されていないため、本記事は書誌と周辺事実を中心にまとめています。
- 2026年12月7日・中央公論新社・四六判320ページ・2,200円(税込・本体2,000円)
- 『けんぐゎい』で第175回直木賞を受賞してから最初の長篇
- 版元の内容紹介はまだ1行。あらすじは未公表
メルヘンとは|中央公論新社から出る朝倉かすみの長篇小説

まず書誌です。これは書誌データベースに登録済みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 朝倉かすみ(著) |
| 版元 | 中央公論新社 |
| 発売予定日 | 2026年12月7日 |
| 発行年月日 | 2026年12月10日 |
| 判型 | 四六判 |
| ページ | 320ページ |
| 価格 | 2,200円(税込・本体2,000円) |
| ISBN | 978-4-12-006080-9 |
出典:Books 出版書誌データベース『メルヘン』/版元ドットコム(2026年10月14日時点)
発売日と発行年月日が3日ずれている
| 日付 | |
|---|---|
| 発売予定日 | 2026年12月7日 |
| 発行年月日 | 2026年12月10日 |
出典:Books 出版書誌データベース『メルヘン』(2026年10月14日時点)
→ 書店に並ぶ日と、奥付に入る発行日が3日ずれています。 検索で「12月10日発売」と出てきた場合は、この発行日を指していることがあります。
版元の内容紹介は1行しかない
『けんぐゎい』で第175回直木賞を受賞した朝倉かすみによる最新長篇小説。
出典:Books 出版書誌データベース『メルヘン』(2026年10月14日時点)
→ これが2026年10月14日時点で公表されている内容紹介の全文です。あらすじも登場人物も舞台も書かれていません。 分かるのは「長篇小説」であることと、直木賞受賞作家の新作であることだけです。
中央公論新社の商品ページはまだ公開されていない
中央公論新社のサイトでは、同書の商品ページが2026年10月14日時点で見つかりません。 同社は発売が近づいてから商品ページを立てる運用で、2026年10月の新刊は公開済みです。
| 情報源 | 2026年10月14日時点 |
|---|---|
| 中央公論新社(自社サイト) | 商品ページ未公開 |
| Books 出版書誌データベース(JPRO) | 書誌+1行の内容紹介 |
| 版元ドットコム | 書誌+1行の内容紹介 |
| openBD | 書誌のみ(発売日も空欄) |
出典:中央公論新社 新刊情報/Books 出版書誌データベース(2026年10月14日時点)
→ あらすじが出るのは11月以降と見られます。本記事も、内容が公表されたら追記します。
メルヘンは直木賞受賞後の最初の長篇|『けんぐゎい』からの流れ

ここが本作のいちばんの位置づけです。版元自身が、紹介文の1行目を直木賞から始めています。
第175回直木賞は2026年7月15日の選考会で決まった
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受賞作 | 『けんぐゎい』 |
| 賞 | 第175回直木賞(2026年上半期) |
| 決定 | 2026年7月15日の選考会 |
| 版元 | 光文社 |
| 発売日 | 2026年4月30日 |
| 初出 | 「小説宝石」2023年1・2月合併号〜2025年11月号 |
出典:朝倉かすみ『けんぐゎい』が第175回直木賞受賞(PR TIMES・光文社)(2026年10月14日時点)
→ 『けんぐゎい』は朝倉かすみにとって初の時代小説でした。本作『メルヘン』は、その受賞から約5か月後に出る長篇です。
受賞は3度目の候補でのことだった
| 回 | 作品 | 結果 |
|---|---|---|
| 第161回 | 『平場の月』 | 候補 |
| 第172回 | 『よむよむかたる』 | 候補 |
| 第175回 | 『けんぐゎい』 | 受賞 |
出典:朝倉かすみ『けんぐゎい』が第175回直木賞受賞(PR TIMES・光文社)(2026年10月14日時点)
→ 『平場の月』は第32回山本周五郎賞を受賞しています。候補2回を経て3度目で受賞という流れでした。
受賞作は光文社、本作は中央公論新社
| 版元 | |
|---|---|
| 『けんぐゎい』(受賞作) | 光文社 |
| 『メルヘン』(本作) | 中央公論新社 |
出典:PR TIMES(光文社)/Books 出版書誌データベース(2026年10月14日時点)
→ 版元が違うので、「受賞第一作」として一緒に宣伝される形にはなりません。 ただし中央公論新社の紹介文が受賞に触れているとおり、受賞を踏まえた売り方になっています。なお中央公論新社からは『にぎやかな落日』も出ています。
著者は1960年北海道小樽市生まれ
出典:朝倉かすみ『けんぐゎい』が第175回直木賞受賞(PR TIMES・光文社)(2026年10月14日時点)
→ 受賞時の公式リリースに「1960年、北海道小樽市生まれ」と記載があります。他の著書として『田村はまだか』『ぼくは朝日』『にぎやかな落日』『棺桶も花もいらない』『よむよむかたる』が挙げられています。
メルヘンと「婦人公論」の連載|同名に近い連載があるが版元の発表はない

ここは慎重に書きます。 中央公論新社の雑誌「婦人公論」に、「メルヘンを探せ!」という朝倉かすみの連載があります。
「メルヘンを探せ!」は複数号の目次で確認できる
| 号 | 目次の記載 |
|---|---|
| 婦人公論 2025年8月号 | 朝倉かすみ メルヘンを探せ! |
| 婦人公論 2025年12月号 | 朝倉かすみ メルヘンを探せ! |
| 婦人公論 2026年1月号 | 朝倉かすみ メルヘンを探せ! |
出典:各号の目次(dマガジン掲載の「婦人公論」目次/2026年10月14日時点)
→ 少なくとも2025年8月号から2026年1月号まで、連載が続いていることが確認できます。 「婦人公論」は中央公論新社の雑誌で、本作と版元が同じです。
ただし「連載をまとめた本」という発表はない
| 分かっていること | 分かっていないこと |
|---|---|
| 「婦人公論」に「メルヘンを探せ!」の連載がある | 本作がその連載の単行本化かどうか |
| 連載は少なくとも2025年8月号〜2026年1月号 | 連載の開始号・終了号 |
| 雑誌も本も中央公論新社 | 連載の形式(小説か随筆か) |
出典:Books 出版書誌データベース/各号の「婦人公論」目次(2026年10月14日時点)
→ 版元は本作を「最新長篇小説」としか書いておらず、初出の記載がありません。 題名が近いので関係がありそうに見えますが、版元が発表していないことを本記事では断定しません。 「婦人公論」の目次には随筆の連載も並んでいるため、連載の形式自体も目次からは判別できません。
書誌データベースの著者表記は「著」で揃っている
国立国会図書館の書誌には、著者を「朝倉かすみ 編」と記録したレコードがあります。 いっぽう出版社が登録するJPRO由来のデータ(Books 出版書誌データベース・版元ドットコム)は、いずれも「著」です。
| 情報源 | 著者の役割表記 |
|---|---|
| Books 出版書誌データベース(JPRO) | 著 |
| 版元ドットコム(JPRO) | 著 |
| 国立国会図書館サーチ(発売前レコード) | 編 |
出典:Books 出版書誌データベース/版元ドットコム/国立国会図書館サーチ(2026年10月14日時点)
→ 「編」だとアンソロジー(複数作家の作品集)に見えますが、版元側のデータは「著」で、内容紹介も「長篇小説」です。本作は朝倉かすみ1人が書いた長篇と見るのが妥当です。発売前の図書館レコードは、後から修正されることがあります。
メルヘンの3つの注目点

1. 直木賞受賞後にどう書くかが見える最初の1冊
『けんぐゎい』は初の時代小説でした。本作の内容は未公表ですが、版元の分類が「長篇小説」であることは分かっています。受賞作の路線を続けるのか、『平場の月』や『にぎやかな落日』のような現代の話に戻るのかが、この1冊で見えます。
2. 320ページ・2,200円は受賞作と近い体裁
| ページ・価格 | |
|---|---|
| 『けんぐゎい』(光文社) | 四六判・1,980円(税込) |
| 『メルヘン』(中央公論新社) | 四六判320ページ・2,200円(税込) |
出典:PR TIMES(光文社)/Books 出版書誌データベース(2026年10月14日時点)
→ どちらも四六判で2,000円前後です。受賞作と同じ規模の長篇として作られています。
3. 題名が「メルヘン」だけで中身が読めない
「メルヘン」は童話・おとぎ話を指す言葉です。朝倉かすみは『にぎやかな落日』で83歳の日常を書き、『けんぐゎい』では容姿や身分で枠の外に押しやられた人々を書きました。 その作家が「メルヘン」と題した長篇という点だけが、いま手がかりになっています。
- 2026年12月7日・中央公論新社・四六判320ページ・2,200円(税込)
- 第175回直木賞受賞後の最初の長篇小説
- 発行年月日は2026年12月10日(発売日と3日ずれ)
メルヘンに関するよくある質問
メルヘンはいつ発売ですか
2026年12月7日です。中央公論新社から四六判320ページ・2,200円(税込)で出ます。発行年月日は2026年12月10日です。
どんな話ですか
2026年10月14日時点では公表されていません。 版元の内容紹介は「『けんぐゎい』で第175回直木賞を受賞した朝倉かすみによる最新長篇小説。」の1行だけです。中央公論新社の商品ページもまだ公開されていません。
直木賞の受賞作ですか
いいえ。 受賞作は『けんぐゎい』(光文社・2026年4月30日発売)です。本作は受賞後に出る最新長篇です。
直木賞はいつ受賞しましたか
2026年7月15日の選考会で、第175回直木賞(2026年上半期)に決まりました。『平場の月』(第161回候補)、『よむよむかたる』(第172回候補)に続く3度目の候補での受賞です。
アンソロジーですか
いいえ。 版元側のデータ(Books 出版書誌データベース・版元ドットコム)は著者を「著」とし、内容紹介も「長篇小説」です。国立国会図書館の発売前レコードには「編」と記録されたものがありますが、版元のデータとは食い違っています。
「婦人公論」の連載「メルヘンを探せ!」が元になっていますか
版元は初出を公表していません。 確認できるのは、中央公論新社の雑誌「婦人公論」に朝倉かすみの「メルヘンを探せ!」という連載があり、少なくとも2025年8月号から2026年1月号まで続いているという事実だけです。本作がその連載の単行本化かどうかは、版元が発表していないため分かりません。
何ページですか
320ページです。四六判です。
朝倉かすみは初めてです。何から読めばいいですか
直木賞受賞作の『けんぐゎい』か、山本周五郎賞を受けた『平場の月』が入口です。当サイトでは『にぎやかな落日』も扱っています。全体像は朝倉かすみのおすすめ小説にまとめています。
文庫版はいつ出ますか
未発表です。2026年12月7日に出るのは四六判の単行本です。
シリーズものですか
版元は「最新長篇小説」としており、シリーズの案内はありません。
まとめ|直木賞受賞後の最初の長篇だが、中身はまだ1行しか出ていない
- 『メルヘン』は2026年12月7日・中央公論新社・四六判320ページ・2,200円(税込・本体2,000円)(ISBN 978-4-12-006080-9)
- ★第175回直木賞受賞後の最初の長篇=版元の紹介文が「『けんぐゎい』で第175回直木賞を受賞した朝倉かすみによる最新長篇小説。」から始まる
- ★その1行が、公表されている内容紹介の全文。あらすじ・登場人物・舞台はいずれも未公表で、中央公論新社の商品ページも2026年10月14日時点で未公開
- ★受賞作とは版元が違う=『けんぐゎい』は光文社(2026年4月30日・四六判・税込1,980円)、本作は中央公論新社
- ★直木賞は2026年7月15日の選考会で決定。『平場の月』(第161回候補)、『よむよむかたる』(第172回候補)に続く3度目の候補での受賞
- ★発売予定日(12月7日)と発行年月日(12月10日)が3日ずれている
- ★「婦人公論」に「メルヘンを探せ!」という連載があり、少なくとも2025年8月号〜2026年1月号で確認できる。雑誌も本も中央公論新社だが、版元は本作をその連載の単行本化とは発表していない
- ★国立国会図書館の発売前レコードは著者を「編」と記録しているが、版元側のJPROデータは「著」。アンソロジーではなく1人の長篇と見るのが妥当
- 著者は1960年、北海道小樽市生まれ(受賞時の公式リリース)
- 受賞作『けんぐゎい』は初の時代小説だったので、本作で路線が続くのかどうかが見える
いま確実に言えるのは、書誌と「直木賞受賞後の最初の長篇」という位置づけまでです。あらすじが出たら本記事に追記します。



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